ソドム

「ソドム」の編集履歴(バックアップ)一覧に戻る

ソドム - (2011/01/23 (日) 13:32:42) の編集履歴(バックアップ)







「MESSY. FULL ON NAIL!」
(訳:多くは語らねぇ!)

 初出作品: ファイナルファイト
 出身地: アメリカ
 身長: 208cm
 体重: 108kg
 スリーサイズ: B148 W98 H103
 血液型: A型
 好きなもの: スシ、ゲイシャ、ジャパニズム追求、ジャパニーズアイテム収集
 嫌いなもの: ガイ
 特技: 水芸

ファイナルファイト』および『ストリートファイターZERO』シリーズに登場するキャラクター。
犯罪組織マッドギアの幹部であり、相当な日本好きである(が、勘違いも多い)。
『ファイナルファイト』ではステージ2のボスとして登場し、非常に数多くのプレイヤーを苦しめ、ファンの間で「初心者殺し」の異名で呼ばれた。ちなみにこの時の武器は刀である。
(彼に限らず2面のボスが強いのはカプコンのお約束である)
『ファイナルファイト』では大抵ボスはお付きのザコと同時に出現するが、こいつとはタイマンで戦う。
これは彼の「ブシドー・スピリッツ」に則っているためらしい。

やられボイスが何故か彼専用のものが使用されており、(ボスも含めて他の敵キャラで専用なのは女キャラとラスボスだけ)
SFC版では容量の都合か汎用のやられボイスが彼のやられボイスに置き換えられた。(逆ではない
『ストリートファイターZERO』では禅寺で修行を積んで(もっとも、住職には熱心さは買われても理解はされなかったようだが……)によって「サトリ」を習得し、
「ワビサビ・マインド」の重要さを知る。そして、武器を古物商で購入した権力の象徴である十手に持ち替えている。
ちなみに武装していない状態の戦闘力も相当なもの。と言うか「武装解除」するとサガットも凌ぐとか。
『ファイナルファイト』の説明書では「好きな食べ物:スシ・ゲイシャ」と書いてある。
もちろん人食い民族出身とかいうことはない。つまりそういう意味なのか、それとも意味を知らないだけか……。

『ファイナルファイト』の時点では普通に会話していたが(『マイティファイナルファイト』参照)、
『ストリートファイターZERO』になると上記のようなソドム語と称される妙な英語を話すようになってしまう。が、EDや乱入台詞では普通の英語を喋っている。
一応、翻訳も併記されているが、その殆どが一致しない*1
その一方で、崩壊したマッドギアを立て直すために尽力する面も見せた。
初代『ZERO』のEDでは昔の仲間とともに魔奴義亜(マッドギア)として再興することを誓い合い、
『ZERO2』のEDではエドモンド本田を仲間に加える為に兜を被ったまま土俵に乱入、
『ZERO3』に至ってはシャドルー基地を「イッセイチダイのBIGショーブ」とカミカゼアタック(トラックによる特攻)で破壊し、
後から来た春麗ナッシュに本物の“サムライ”と評されたりと、同作のダルシムED並にぶっ飛んでいる。
またロレントEDにおいて、ロレントがサイコドライブを使った洗脳・支配を否定したことに感銘を受け、彼の理想国家建設に協力を誓っている。
ガイを嫌っているが、マッドギアを壊滅させられたこととは関係なく、自分の間違った日本感を指摘された事が理由であるなど、
純粋な悪人とは言い難い描写をされている。それでもマッドギアにこだわるのは居心地がいいからだろうか。

余談だが、『ロックマン6 史上最大の戦い!!』に登場する8大ボスのヤマトマンは、このソドムがデザインモチーフである。

『ZERO』においては十手による長いリーチと、投げ技が強力なパワータイプのキャラとして設定されている。
また、ジャンプの軌道が低いうえに滞空時間は短いため、対空で落とされにくいのもメリットだろう。
『ZERO2』では1/1024の確率でステージが変わったり(『ZERO2 ALPHA』ではそちらがデフォルトになった)、
『ZERO3』ではX-ISM限定で武器が刀に戻り、専用のBGMも用意された。
色んな意味でスタッフに愛されたキャラと言えるだろう。
……言えるのだが、何故か彼は毎回バグや胡散臭い挙動の持ち主
  • 『ZERO』では何故か終わり際ガード不能の立ち強キック(某攻略雑誌で魔法のキックと呼ばれていたとか)
  • 『ZERO2』ではオリコン中の相手に「シラハキャッチ」を決めると相手のオリコンが持続する、通称「無限オリコン」
  • 『ZERO3』では特定の状況で「テングウォーキング」を出すと打撃無敵になる、通称「無敵テング?
と「無限オリコン」以外はどれもソドムに有利なバグばかり。しかも「シラハキャッチ」は元々中段のみの当て身という微妙さのお蔭で誤爆以外にほとんど出番がない。
この中でも「無敵テング」は元々無敵技を持たないソドムの大きな強みであるが、投げられ判定は残っているので、
熟練のプレイヤー相手ではうかつに出すと逆に投げられてしまう。
バグではないが何故か彼は画面端でなければ起き攻めを回避できる「後転移動起き上がり」と呼ばれる特殊動作を持っており、
これもソドムの強みになっている(こっちは投げられ判定が消える)。

基本性能も上述の通り無敵技こそないものの、優秀かつ使い所がハッキリしており
  • 全体的に判定の強い通常技(特にスライディングするしゃがみ強キックが強く、中距離で当てるとガードされても有利。これだけで有利をつけられるキャラも)
  • 弱中強を使い分けることで間合い取り・対空・連続技に使える「ジゴクスクレイプ」
  • 隙こそ大きいものの、発生0F、空中判定も持ち、連続技に組み込み込める打撃投げ「ダイキョウバーニング」
  • 発生の速さこそダイキョウに劣るものの、攻撃を受けるとノーカウンターで吹き飛ぶ為無敵テングに繋げることができる「ブツメツバスター」
  • 弱ならガードさせて有利・対空可能なスパコン「メイドノミヤゲ」
と必殺技・スパコンも優秀。
ただし死に技も多く
  • 前述の中段当て身なのにジャンプ攻撃にほぼ無意味(上段は取れない)な「シラハキャッチ」
  • 下段すかし技だが範囲がやたら狭い「ヤグラリバース」
  • 二回転コマンドを要求するにも関わらず無敵ほぼ無し・暗転後ジャンプで回避可能な「テンチュウサツ」
と、死に技はとことん死んでいる。「テンチュウサツ」はともかく「シラハキャッチ」「ヤグラリバース」は割と化けやすいのもマイナス。
ちなみに技のネーミングに「冥土」「仏滅」と言う言葉が入っているのは、忌み言葉を含めることで精神的ダメージをアップさせる意味合いがあるらしい。何を学んできたんだ
ソドムを使う上でメインになるであろうV-ISMに搭載されているオリコンも強力で、永パも可能だが、オリコン難易度は高い。
下記の脆さと相まってワンミスでひっくり返されてしまうことも。
他に喰らい判定が大きい・無敵技がないので切り返しに乏しい(ゲージがないと「無敵テング」ぐらいしかやることがない)と言う弱点はあるものの、『ZERO3』では豪鬼ダルシムに次ぐ強キャラ。
キャラによる有利不利は少なく、上位2キャラに対してやや不利がつく程度か。
イロモノ個性的なキャラにもかかわらず、人気が無いのが尤も致命的な弱点だろうか。
過去のトラウマは拭えない……


MUGENでのソドム

MUGENでは、Splode氏制作の『ZERO3』性能のものとfido氏制作のもの、『GUILTY GEAR』風にアレンジされたもの、
MMR氏が制作されたX-ISMの刀を持ったものなどが存在する。いずれも強力なAIが無い為か出番が少ない。

出場大会


出演ストーリー



*1
実は日本語の韻がそのまま英単語化されているだけ。
例として挙げた「MESSY. FULL ON NAIL!」の場合は「飯、風呂寝る!」。
他にも「WHY LAW,SET EYE!(訳:モノによっちゃ許すがな!)」で「賄賂・接待」など枚挙に暇がない。
こうして見れば、実は意外と意味が通じるように出来ているのだ。それが相手に伝わるかどうかは別問題だが