サザビー

「サザビー」の編集履歴(バックアップ)一覧に戻る

サザビー - (2014/05/17 (土) 16:05:46) の編集履歴(バックアップ)


シャアさん、コレです。コレが赤という色です。

『 私、シャア・アズナブルが粛清しようと言うのだ、アムロ !!! 』

1988年の映画『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』に登場した、ネオ・ジオン軍のニュータイプ専用モビルスーツ。
ビームライフル等汎用性の高い基本武装に加えてファンネルも搭載した、基本性能もバランスよく高水準な機体。
(ファンネル=サイコミュで増幅された特殊な思念波により遠隔操作される小型砲台)
更にジェネレーターに直結されたメガ粒子砲を内蔵し、サーベルやライフルも大型であり、火力を追求した機体である。
これまでにジオンが生み出してきたMSの技術をふんだんに盛り込んでおり、このMSにジオンの全てが詰まっていると言ってもいい。
ただ、あれもこれもと機能を満載した結果、大型化が進み機体サイズが約25mもある。
一般の機体でも強力な武器搭載>ジェネレーター大型化>重くなる>ジェネレーターさらに大型化>……
と悪循環であり、この時代のMSは他の時代のMSと比較するとかなりデカい(ターンXでも20mくらいで、一般的なMSが17m前後)。
尤もサイコミュ搭載機に限ると昔はキュベレイを除き火力を追求したので40m程ある為、
新技術サイコフレームを採用したことで40mが25mに小型化できたというべきである。
30年後の時代には艦載機一機が母艦と同じ値段だわデカいMSに合わせてデカい母艦も必要だわで
逆に小型高機動化への道を進むことになる(詳細はガンダムF91を参照)。
この時代になると「ニュータイプなんて御伽話同然」と言われている為、サイコミュ搭載機は造られなくなっている。

劇中ではネオ・ジオン総帥シャア・アズナブル自らが搭乗した。というより、シャア専用MSとして開発された。
万が一の事があったら大変な総帥が何故MSに乗って自ら前線で戦うのか、と思わなくもないが、シャアだからしょうがない
そもそも、エゥーゴ指導者時代も百式に乗って出撃していたので今更と言えなくもない。
その時は出撃したらハマーンにフルボッコされて行方不明になったので全く懲りていないと言えなくもない
ただし流石に総帥専用機の為、一兵卒に過ぎないアムロ・レイの駆るνガンダムよりも豪華な造りである
(ファンネルの能力以外は全てにおいてνガンダムを上回る。豪華すぎて燃費で劣ると推測する雑誌記事もあるが)。
これはネオ・ジオンは数では連邦に劣るので、エースパイロットと高性能機で勝負するしかないという理由もある
(総帥自ら出撃が必要なほど兵士が少ないとも解釈できる)。
対照的にνガンダムは標準機にサイコミュを装備したもので、同じサイコミュ搭載機でもコンセプトが異なる。
シャアは地球に依存し地球を汚染する人類に絶望し、小惑星「アクシズ」に核兵器を搭載した上で地球に落下させて
核の冬を起こし人の住めない環境にして、否応なしに人類が宇宙に住まざるを得なくしようと企んだ(という名目で戦乱を起こした)が、
アムロのνガンダムやブライト・ノアの指揮する戦艦ラー・カイラムとの死闘の末に撃墜された。
特にアムロとの一騎討ちはまさに激戦で、互いの武装を全て使い果たした上にMS同士で直接殴り合いまでやってのけた。
その後、アムロがνガンダムに搭載されたサイコフレームの力を全開放し*1、命をかけてアクシズの軌道を変え地球を守りぬくが、
その余波に巻き込まれてシャアとアムロは行方不明(戦死)となる。
(公式年表によると地球連邦によるアムロの捜索は二年で打ち切り。
 原作者かつ監督の富野氏は「(死んだと)思って貰って構わない」と発言している)

上記の台詞以外にも
  • 「そして、私は父ジオンの元に召されるであろう!!!」
  • 「モニターが、死ぬ!? 何!?」
  • 「ララァ・スンは、私の母になってくれるかもしれなかった女性だ!」
など有名な台詞をいくつも残している。マザコンとかロリコンとか言ってはいけない。*2

機体は往年のシャアの乗機と同じく赤を基調としたカラーリングであり、
まさしくアムロやブライトを始めとする旧ホワイトベースの面々にとっては最大最強と言っても過言ではない敵であった。

+ 小説版では
小説『ベルトーチカ・チルドレン』ではサザビーの代わりに「ナイチンゲール」というモビルスーツが登場している。
(なお、別のノベライズ作品『ハイ・ストリーマー』では映画同様サザビーに搭乗)
当時はいわば小説版サザビーという存在であったが、現在ではサザビーの強化発展型という扱いになっている。
ファンネルの搭載数を6機から10機に増やし、α・アジールが搭載していたものに変更。
サザビーが携行していたビームショットライフルはメガ・ビームライフルに変更されている。
フロントスカートには隠し腕及びビームサーベルを内蔵し、その巨躯に似合わず接近戦も得意。
出力も倍近くに増大し、追加された大量のプロペラントタンクにより稼働時間も延長。
スカートアーマーをはじめ全身にバーニアが配され、高い機動性・運動性を誇る。
シールドはサザビーと同型で、登場するゲームによってはサザビーと同じくシールド裏のミサイルが装備されている事も。
戦闘能力を追い求めた結果、そのフォルムは人体を大きく逸脱したものとなってしまった。AMBACはどうした?
ライバル機のHi-νガンダムとは対極的な進化を遂げた結果とも言える。

+ ゲーム作品での扱い
『SDガンダムGジェネレーション』シリーズや『スーパーロボット大戦』シリーズにはナイチンゲールと共に度々登場。
原作でのシャアはアクシズ落としの5年前にアムロやブライトと共闘していたこともあり、
敵として現れる作品と味方として現れる作品の双方が存在する。
味方として登場する場合、シナリオ再現はせずにモビルスーツだけ登場という形になることが多い。
変わったところでは、『GジェネレーションNEO』の最終MAPにてハマーン・カーンがサザビーに乗って登場した事も。
GジェネシリーズではIフィールドが一定ランク以下のビームを威力に関係無く完全無力化するという仕様である為、
νガンダムに対して防御性能にて劣っている。特に『F』では位置関係と敵思考の稚拙さから、
ビームライフルの距離にνガンダムを置いておくとビームライフルの撃ち合いで完封できてしまう。
ファンネルはIフィールドを無視できる(ビーム属性ではない為)ので
ファンネルの撃ち合いならば引けを取らないのだが……。大佐、なんでファンネルを使わないんです?
一応フォローを入れておくならば高威力のメガ粒子砲を装備しているので、
火力面ではνガンダムを上回っている。Iフィールドに半減されて相性悪いけど。

+ ガンダムvs.シリーズでは
カプコン製の対戦アクション『ガンダムvs.ガンダム』、及び続編『NEXT』『EXTREME VS.』』『EXTREME VS. FULL BOOST』にも登場。
しかし、初登場の『ガンダムvsガンダム』では、ライバル機のνガンダムが高コスト枠なのにも関わらずサザビーは中コスト。
サザビーより旧世代機であるはずの初代ガンダムΖガンダムΖΖガンダム等の機体と同じコストにされている。シャアが何をした。*3
機体性能は、ファンネルを搭載した射撃寄りの万能機といった感じにまとまっている。どこからともなく飛んできたロンド・ベルの核弾頭を迎撃するという、ファンの予想の斜め上を行くロマン技も搭載されているものの、堅実な射撃戦が基本の機体である。
特に溜め撃ちのビームショットライフルは、移動しながらでも撃てる上に硬直が少なく、射撃や格闘をキャンセルして出すことも出来るため極めて優秀で、世紀末ガンダムvs.を生き残るためのサザビーの生命線となっている。
ただし、原作より小さめなものの機体の横幅が大きく(通称メタボ)、機動性が低い。
ビームショットライフルキャンセルを駆使した変則的な動きである程度カバーできるが、裏を返せばそれをマスターしていないと厳しい、という事でもある。
他に強く使いやすい機体が多いこともあって、ダイヤでは下位に甘んじている。

『NEXT』にも中コスト枠で参戦したが、かつてのシャアの搭乗機である百式やジオング(こちらはPSP版のみ)と同コストという、前作よりさらに微妙な立場に置かれている。
ハマーンのキュベレイは最上位コスト機体だというのに、この仕打ち。
総帥、そしてサザビーは泣いていい。
強さ的な話をすれば、全キャラに搭載された動作キャンセル手段『ネクストダッシュ』のおかげで
足回りの問題が多少緩和され、ファンネルや溜め撃ちのショット・ライフルの優秀さから
強機体ともパイロットや相方次第で渡り合えるようになった。
ただし、NEXTになってからは「低火力」という問題を抱えており、爆発力の無さは大きな足枷となってしまっている。
具体的に言うと、同コスト帯の百式やガンダムなどの所謂『万能機』が
ND一回で230前後のダメージを叩き出せる格闘コンボを使えるのに対し、
サザビーの格闘コンボはNDを二回使ってやっと威力200を超えるという低火力・高燃費っぷり。
その上地上付近だとフィニッシュに使用するBRがダウン追撃になってダメージがガタ落ちし、
そもそもフィニッシュのBRもキャンセルタイミングが最速でないと相手に受身を取られてしまう。
だからシャアが何をした。原作じゃガルマを謀殺したりアクシズを地球に落とそうとしたりしたけど。
そんなわけで、最弱とまではいかないもののダイヤグラムでは相変わらずの下位機体である。
火力の低さと低下したコストから、原作のセリフをもじり「これはサザビーじゃなくて『パワーダウンしたサザビー』という機体」とまで言われたことも…。
余談だが、溜め撃ちショット・ライフル一発でダウンを奪える関係から、CPUの巨大MA戦はかなり戦いやすい。

『EXTREME VS.』ではこれまでの不遇から一転、『赤い彗星最後の愛機』の二つ名に恥じない高い性能を獲得。
そして、ようやくコスト面でハマーンのキュベレイと並んだ。長かった……。
武装も万能機らしいオーソドックスなものになり、特徴的であった溜め撃ちのショットライフルこそ削除されてしまったものの、
腹部メガ粒子砲照射、ギュネイとクェスのヤクト・ドーガ召喚、そして待望の格闘ダメージの増加など、全体的に嬉しい調整が施されている。
そして体系面でもスリムになり、運動性もコスト相応のものを獲得。初心者から上級者まで勧められる万能機の座を手に入れた。
しかし研究が進むにつれ、やっぱりEXVSになっても爆発力は低い部類だったことが判明。
また、接近を拒否したり近距離で強みを押しつけたりする武装がないため、前に出て戦うのは苦手な上に自衛力も低い。このため、2500という準高コスト機体ながら相方に依るところが大きい。
同コスト帯にはトールギスやΖという、サザビーと同じ距離でサザビー以上に仕事が出来て自衛も得意な機体が存在することもあって、ダイヤグラムは中堅下位で常に安定していた。
しかし、格闘性能はコスト相応で弱いわけではなく、アシストや単発射出可能なファンネルなど
この機体にしかない強みもあるため、決して産廃ではない。

『EXTREME VS. FULL BOOST』では4作目にしてついに最高コストであるコスト3000枠に。
コストが上昇した分前作より性能が上乗せされ、移動しながら撃てる拡散ショットライフルも復活。
相変わらず火力は低いものの、機動力や立ち回りで戦場を制圧していく機体になった。
本作から全機搭載となった覚醒技はアクシズ落とし。短いモーションが入り、数秒後にアクシズが落ちてきて大爆発を起こす。
発生が遅いためコンボに組み込んで当てられる技ではないが、起き攻めなどで置いておくようにすると相手の行動を制限できる。ロマン技のようで戦略上結構有力。
ちなみに、ある程度広がった拡散ショットライフルが同時ヒットすると300ダメージという補正何処いった、なネタが見つかったが狙ってやるのは難しい。

『EXTREME VS. マキシブースト』にも引き続きコスト3000で登場している。

+ THE DRAPED SHAPE

「このゴキゲンな曲が終わるまでに、あんたは"THE END"だ!!」

『ガンダム・ザ・バトルマスター』におけるパイロットは黒人の賞金稼ぎ、スミス・キングスレイ。
音楽を愛し、愛機のコクピット内にも常に曲を流している。金に対しては激しい執着を見せるが、
それは貧民街で生まれ育ったためであり、稼いだ賞金の多くは恩返しのため貧民街へ送金している。

『1』のエンディングでは賞金でビジネスを起こして成功をおさめる。
地球外惑星が舞台だが、アメリカンドリームを夢見る貧民街生まれの黒人といったところか。
一方で他のキャラとの接点は薄く、中ボスの中に一人だけ彼が生まれた貧民街の元領主と思しき人物がいるだけである。
しかも元領主との専用台詞も無く、彼が特別な台詞を言うのは対戦相手が女性の場合のみである。
要するにナンパであり、それはラスボスとて例外ではない。

そんな感じのナイスガイであり、決して色物ではないのだが……。
それでもやはりシャアとのギャップが激しすぎる為か、彼の存在を受け入れられない人も多いようだ。
νガンダムよりは遥かにマシだと思うのだが

+ ガンダムトライエイジでは
トレーディングカードアーケードゲーム『ガンダムトライエイジ』では5弾「脅威!水中突破戦」で隠しボスとして初登場。
専用アビリティは「連射」。画面外からビーム・ショット・ライフルを連射し射線上にいた機体にダメージを与える。
それ以外の性能はと言うと、ただでさえスピードが桁違いに高いのにスピードバースト持ちで平気で一万越すわ、
ラウンド2から更にスピードが底上げされるわ、先制時にディフェンスバーストを封印するわ、
おまけにお供のザクIIも相当強いわ、と嫌がらせとしか思えない強さを発揮していた。
そうした苦難を乗り越えて撃破することができれば強化パーツ「シャア専用マスク」が入手できる。
効果はシャアが乗った機体使用時に限り必殺、スピードを+300するというもの。

6弾「運命が紡ぐ未来」から参戦。ライバルであるνガンダムと同時参殿。
パーフェクトレアとキャンペーン枠を同時に持っていったのも同じ。
νガンダム同様、新登場アビリティ「ファンネル」所持。
通常攻撃時かつ単機ロックオン時という制限はあるが、発動さえすれば必ず先手となり、追加入力に成功すれば防御・回避不可の攻撃を行う。
ガンナーが多い νガンダムに対し、サザビーはアタッカーでアタックの高いカードが多い。
アタックが高ければファンネルの威力も上がるので、サザビーのファンネルは強力な場合が多い。
必殺技は「オーバー・ザ・メビウス」。
ファンネルによるオールレンジ攻撃のあと、ビーム・サーベルの二刀流で敵を十字に切り裂く。
技名はνガンダムの必殺技「ビヨンド・ザ・タイム」と合わせると劇場版主題歌の「BEYOND THE TIME ~メビウスの宇宙(そら)を越えて~」になる芸の細かい仕様になっている。

「ジオンの興亡 1弾」では特殊レアカード「赤い彗星セレクション」の一枚として登場。
特定機体と出撃させると強力な効果が発動するアビリティ「小隊」を所持している。
サザビーの場合はヤクト・ドーガ(クェス専用機)、ヤクト・ドーガ(ギュネイ専用機)と共に出撃させるとラウンド2突入時味方全員のアタックが+1000される「新生ネオ・ジオン軍」。
それ以外の能力もバランスが取れていて使いやすいため、新生ネオ・ジオン軍を再現するときにはぜひ入れておきたい。

「ジオンの興亡 3弾」では特殊レアカード「ザ・ライバルセレクション」の一枚として登場。
アビリティは「ファンネル」でスピードが高めのバランス型になっている。
必殺技はコスト9、威力5600とコスト消費も火力も大きい。何気にサザビーの中では最大威力の一枚だったり。

「ビルドMS 2弾」では久しぶりに高レア化(マスターレア)。
アタック特化ステータスと連続攻撃し二発目はクリティカルが確定するアビリティ「双撃」の組み合わせは威力が高い。

「ビルドMS 4弾」ではレアどまりだったが、新アビリティ「逆襲」を所持したカードが排出された。
効果はHPが減らされているほど相手へのダメージアップが狙えるというもの。
やはり逆襲といえばこの機体を外すわけにはいかなかったのだろう。

「ビルドMS 5弾」は逆襲のシャアがメインとなっており、この機体もマスターレア1枚にキャンペーンカード2枚と高レアカードが3枚登場。
Mレア版はアビリティ「武闘」(発動すると相手の攻撃を完全防御、さらに格闘で防御効果無視の反撃をする効果)を持ち、B1弾のνガンダムに続き殴りあい宇宙再現となった。
例によって完全新規モーションが作られており、サザビーの場合はグーパンチからのハイキック。
CP版は「双撃」と「ファンネル」。なお、キャンペーンカードのトップとラストはどちらもサザビーのカードである。

何気に初登場の6弾からB5弾まで10弾連続登場しているため、入手自体は容易。
残念ながらB6弾で皆勤は途切れてしまった(代わりというわけではないだろうが、同弾で後述の「ミスサザビー」が登場)。

パイロットのシャア・アズナブル(CCAバージョン)も6弾から登場。
パーフェクトレアだったCCAアムロと違い、こちらはマスターレア止まり。
ビルドMS弾まではパイロットのパーフェクトレアは一枚しかなかったので、マスターレアになれただけでも御の字と言うべきか。
当然のごとくHPがある程度減らされると能力アップができる「覚醒(ニュータイプ)」持ちなので劣勢からの逆転も得意。
6弾Mレアはアタックとスピード上昇値が高く、高レベルスピードバースト持ちの速攻向きのパイロット。
赤いMSに搭乗するとアタック、必殺技を+500するスキルを持ち、シャア専用機以外にも赤いMSに乗せれば活躍が見込める。
その割には、ガンキャノン真武者頑駄無は赤いMSの対象外だったりするのだが…
「ビルドMS 5弾」で再びマスターレアとして登場。CCAアムロとのダブルパーフェクトレアになれなかったのはちょっと残念。
アタック上昇値が極めて高く、高レベルアタックバースト持ちのパワーファイター。
ラウンド1突入時にGパワー+2、アタック+500とパイロットスキルも攻撃的。
その他、ファーストのシャアやプロモで出たキャスバルも専用機補正の対象となっている。ただしクワトロは専用機補正が付かないので注意。

+ その他SDガンダムシリーズでのサザビー
  • SDガンダム外伝
    • ジークジオン編ではサタンガンダムの側近、騎士サザビーが登場し騎士ガンダム(アニメではガンキャノン)と戦った。
    • ジークジオン編最終章のプロローグ漫画でファントムサザビー(モチーフはナイチンゲール)として復活、騎士ガンダムの三種の神器を壊すも倒される。
    • 円卓の騎士では怪力の持ち主恐闘士サザビー、黄金神話では兵士サザビーズ、カードダス打ち切りとなってしまった聖伝ではサザビードラゴンとして登場。
    • 出るたびにポジションが下がってる様な気もする。
  • SD戦国伝
    • 堂我(ドーガ)一族の頭領、漣飛威として登場。
    • 正々堂々を好む武人の鑑と言ったキャラで天下統一編の主人公、荒烈駆主(アレックス)の剣の師匠も務めた。
    • 『SD武者ガンダム風雲録』ではバケモノと化した闇将軍に恐れをなして離反しようとするが、察知し待ち伏せていた璽悪に抹殺される。
    • 刀が長すぎて自分で抜けないと言う致命的な弱点が存在するがファンネルに取って貰うので何も問題はない。
    • この弱点はリメイク版の「剣豪武将 漣飛威」にも受け継がれ、レジンキットが出た際も再現された。
    • その他14代目漣飛威、闇斬火射(ヤミサザビー)、怒嵐漣飛威(ドランサザビー)が居るが、堂我一族と関係あるのは14代目のみ。
  • SDコマンド戦記
    • コマンド戦記3作目のSUPER G-ARMSにギガコマンダー・フレイムサザビーとして登場。
    • 赤の部隊隊長でその名の通り炎を操る実力者。その腹部から放たれるフレアは一億度を越えるという。
    • コマンド戦記の設定が一部受け継がれたSDガンダムフォースでもコマンダーサザビーが2クール目のボスを務めた。
    • 炎を操る設定は無くなったが、池田秀一氏の熱演やキャプテンガンダムとの死闘もあり正にボス然としたキャラ。
  • BB戦士三国伝
    • 機駕(三国志における魏)に所属する軍師、司馬懿サザビーとして登場。
    • 語尾に「である」が付くギャグっぽいキャラかと思ったら腹は物凄く黒い。天下取りどころか国を焦土にしようとしたぐらい。
    • 更に公式サイトでは郭嘉にファイル共有ソフトの危険性を説き(ついでにパソコンを両断した)、曹丕に「女心を知る勉強」と称しシスプリを与えたりとその計略は底知れない。

+ ガンダムビルドファイターズでは
ガンプラで戦うアニメ『ガンダムビルドファイターズ』では、
ヒロインの一人アイラ・ユルキアイネンが制作したガンプラ『ミスサザビー』として23話に登場。
ミスの名の通り、メタボとまで揶揄された横に広い体型から一転して女性を思わせるスリムな体型へと改造されており、
カラーもアイラの服装と同じ藤色に変更され、つま先のビームサーベル発振器やビームガンなど武装も大幅な改造を施されている。
一方でファンネルコンテナはブースターに変更され、ファンネルはリアスカートアーマーのみと大幅に減少。
腹部メガ粒子砲もオミットされ、アイラが得意とする高機動白兵戦により特化したガンプラとなっている。
アニメの描写によるとガンダムキュリオスやインフィニットジャスティガンダムのパーツを流用している模様。
最終回では、大量に出現したガンプラモドキ「モック」を白兵戦にて多数撃破、
暴走した大型粒子結晶体を破壊すべく、レイジたちと共に実体化した宇宙要塞ア・バオア・クーに乗り込むものの、
突如として出現した大型粒子ビーム砲からレイジたちを庇って戦闘不能に。
出番は短かったが、モックは掠っただけで大破爆散する威力のビーム砲の直撃を受けても原型を留めている辺りは流石の作り込みというべきか。
因みに本編ではファンネルは使っていない模様。
尚、頭部のブレードアンテナの形状とモノアイからガンバスターに非常に似ており、
スタッフも意識しているのか、出撃時にガイナ立ちをしている。

因みに実際に販売されているガンプラは上半身がサザビーのものをそのまま流用しているために、
「これマジ? 上半身に比べて下半身貧弱過ぎるだろ」とネタにされることに。
キットそのものの出来は良好なので、自力でサイズ補正してみるとかなり見栄えが変わるだろう。

余談だが、「カンダムトライエイジ」での必殺技の演出が天の道を往き総てを司る男に似ている。


MUGENにおけるサザビー

+ パンプキン氏製作『sazabi』
  • パンプキン氏製作『sazabi』
PS用格闘ゲーム『ガンダム・ザ・バトルマスター』から移植のリアル頭身キャラ。最新版はver 0.9。
DosMUGEN時代のキャラなのでガード関連記述を少々変更することが望ましい。
元々ロボットゲーにしては非常にインファイトなゲームである『バトルマスター』からの移植ということもあり、
映画以上に格闘している。

通常技の発生はかなり遅いが判定が強く(特に強パンチ)、また目押しコンボが豊富で固めやすい。
ブーストの原型のような高速移動手段であるスラスターによるフットワークの良さや、
KOFの攻撃避けとほぼ同等の使い方ができるスウェーなど小技も意外に充実。
主武装のビームショットライフルはゲージ依存技で、弾速の遅いビーム弾を数発発射する。
弾には接触判定が無く、相手は飛び道具による相殺ができないため強力な弾幕技である。
原作仕様上ファンネルは通常必殺技扱いの設置技。
自機の周囲に待機させ、任意のタイミングで攻撃させることができるので疑似タンデムが可能。
こちらは使用に制限が無いので常に射出しておけばかなりのプレッシャーを相手に与えることができる。
ただしhyuga氏のνガンダム等と違い「踏み込みが足りん!」されるので注意すべし。
メガスペシャルアタック(超必殺技)のビームショットフラッシュは腹部メガ粒子砲を乱射する技。
通常のパワーゲージには依存せず独自の残弾ストックを消費する(開始時に3つあり、試合中に回復することはない)。

なお小ポートレイトでは凛々しい大佐のお姿を拝見することができるが、大ポートではネオ・ジオンの軍章になっており、
ボイスも原作ゲーム同様ナビゲーションアナウンスのみの収録であるため、
初めて本キャラを使用する諸兄は是非とも脳内で大佐の熱い台詞を再生していただきたい。

infoseekのサービス終了により、現在は新規ダウンロード不可。

+ KON氏製作『サザビー改』
  • KON氏製作『サザビー改』
先述のパンプキン氏のサザビーを改変したキャラで八意永琳森近霖之助の作者であるKON氏によるもの。
DOS版用からWin版用にコンバートされているだけでなく原作よりも一般的な格ゲーに近いアレンジとなっている。
+ 主な改変箇所(ブログより抜粋)
  • 3ゲージ→2ゲージに変更
  • ゲージ常時回復
  • イントロおよび勝利ポーズ、敗北ポーズの追加
  • モーションの変更および追加(起き上がりなど)
  • チェーンの追加(優先度:x < a < y < b 立→しゃがみ:◯ しゃがみ→立:×)
  • 発生を全体的に早く
  • 補正式の追加
  • ガード不能攻撃をガード可能に
  • 投げの追加
  • 新必殺技の追加
  • 赤い彗星が搭乗

無敵昇竜やファンネル一斉掃射といった必殺技の追加や発生の高速化、キャンセルルート追加により
立ち回りやコンボ能力が上がっているため、昨今の格ゲーキャラにも対抗できる性能となっている。
さらに試合中一回のみ・体力半分以下・ファンネル非展開中・ストック3つ消費という条件でのみ発動可能な
オリジナル超必殺技も追加されており、発動条件の厳しさに見合う高い威力と派手な演出を誇る。
この他、大ポトレの差し替えやボイスが追加がされており、ネオ・ジオン兵士の諸兄には堪らない仕様となっている。
MarkTwo氏によってAIパッチが作成されている。
現在は氏のSkyDriveにて公開中。

出場大会

出演ストーリー



「地球が保たん時が来ているのだ!」


*1
わざわざ指摘する必要のない人もいるかもしれないが、このサイコフレームはネオ・ジオンからアナハイム社に横流しされたもの。
ちなみにサイコフレームをわざわざ横流しした理由は劇中のシャア曰く「情けないMSと戦って、勝つ意味があるのか!?」
人類の革新を謳う男にしてはなんとも個人的な理由であり、当然アムロもこの理由には「馬鹿にして!」と突っ込んだ。
なんといっても、前段階でリ・ガズィに載るアムロ相手にファンネルを使わずに戦闘し、
部下から「何でファンネルを使わないんです」とつっこまれているぐらいである。
しかも真意の程は兎も角、最終決戦において劣勢になったシャアは
「私は世直しなど考えてはいない!」「貴様さえいなければ!」などと言い始める。
地球連邦だのコロニーだのは二の次で、一番大事な目的は単にアムロと気が済むまで戦うことだったのか。
(途中でアクシズの内部破壊を実行するブライトたちを妨害しようとしているので実際はアクシズを落とすことと、
 アムロと戦うことのみに興味があったと思われる。それ以外はどうでもいいともいえるが)
小説版『ハイ・ストリーマー』では上記のツッコミを入れたアムロに「自分でもそう思うよ!」と前置きしつつ、
さらに、「人類粛清という悪いことをしようとしている自分を止めて欲しかった」
至極まともで理解できる真意が隠されていた事が判明する。

ちなみに上述のアナハイムは「連邦の機体もジオンの機体もここで造っている」様な所謂死の商人であり、
産業という面では仕方ないのかもしれないが、間接的に戦争の混乱に関わっている。
時代が進むとMS開発で後れを取ったことを挽回するために技術盗用によって成り立った
「シルエットフォーミュラー計画」を発動させたりと、アナハイムが直接に動乱に関わってることも多い。
MS開発で後れを取った理由も、冒頭の「艦載機のくせに高すぎる」「母艦を新造しなきゃサイズが合わない」に対し、
「その方が儲かる」と小型化に積極的で無かった為である。

*2
しかし、当時のシャアは33歳でもしララァが生存していれば29歳である。
この程度の年齢差のカップルなど別に珍しくも無く、この年齢同士であればロリコンというほどではない。
(0079年当時では19歳と15歳で、いわば大学生が中学生に手を出したようなものだが)
また、シャアは幼い頃に母親をなくし、命を狙われていたので、愛情に飢えていたとも考えられる。
そもそも公式設定ではシャアはマザコンではあってもロリコンではない。
事実本作での恋人ナナイ・ミゲルはBBA大人の女性であるし、逆に懐いてきたDQN少女であるクエス・パラヤは唯の駒としか見ていない。

富野監督曰く「迷いを捨てたシャアはアムロすら凌駕する」との事である。
(アムロは所詮ただのパイロットだが、シャアは政治家としても活動できる為、直接手を下さずとも政治的にアムロを抹殺できる)
が、シャアが迷いを捨てきれる可能性に関してはファンの皆さんが一番ご存知と思われる。

ちなみに『スーパーロボット大戦D』でのシャアは、
  • 連邦と戦争する前にあらかじめアムロとブライトを捕らえてアクシズ落としの協力(結局断られたが)を要請。
  • 地球が消滅(後で元に戻るが)という前代未聞の事態に、OZやマクロス7船団やリガ・ミリティアなどと条約を結び問題解決に奔走する。
  • エキセドル副指令(ゼントラーディと称される巨人の種族)を始めて見たときアムロ、ブライト、ゼクスが驚きまくる中一人だけ余裕たっぷり。
  • 思想の違いからまず無理と分かっていてもザンスカール帝国やズール皇帝といった面々と交渉(その時立ち会ったネゴシエーターに罪は無い)。
  • アムロやカミーユといったシャアが裏切った人物達からの批判を厳粛に受け止め、その上で協力を要請。
  • アムロと決着を着けたい気持ちがある事を素直に認めながらも、その事に拘らず行動できている。
  • 地球が消滅した時の全人類の混乱振りから、アクシズ落としによる人類の意思革命の無謀さを理解し反省する。
  • 戦争後も地球上の人類を完全には信用できないとは言うものの、最終的に若い世代への希望を見出している。
以上の活躍ぶりから、スパロボDのシャアこそ真に迷いを捨てきった姿なんじゃないかと言われる事がある。

SDガンダムのシャアは俗物ぶりが極めて強調された性格になっている。まぁギャグ漫画だし。
「私から格好を取ったら何が残る…?」

+ SDガンダム外伝のシャアはどうなのか
SDガンダム外伝』ではジークジオンの呪いによりネコ人間にされており、その醜い顔を隠すために仮面をつけている。
おそらく、フランス語の猫(シャ)、もしくはニャアとかけたシャレと思われる。
見ての通り猫耳だが、目つきが悪過ぎて全く萌えない。萌えても困るが。
ちなみに、セイラは呪いでスライムにされていた。
設定が全く違うとはいえララァに斬りかかるという原作では考えられない行動に出たり、
(ただし、別メディアではララァがシャアを慕い、彼を守って死亡した設定もあるようで、
 後のシャアの背後にはララァの亡霊がいる事があったりする)
騎士サザビーなどの原作で自分の愛機だったMSを次々と不意打ちで倒していくなどツッコミどころ満載である。
しかし原作と違い騎士アムロとの確執もなく、「どうやら私は思い違いをしていたようだ」などと遠回しながら
自分の非を素直に認めたり、ジークジオン打倒の為あえてジオン族の軍師に身をやつし、
ジークジオン復活後正体を明かしダバード王国に加勢するなど、原作と比べればだいぶまともな性格になっている。
……漫画版ではクワトロ時代に無茶苦茶外道なことやってるが、気にしてはいけない。
ちなみに最終的には逆シャア時代になったはずの髪型を元に戻している。
こっちのシャアにとっては「軍師クワトロ」こそが道化だったのかもしれない。
……なお、いつの間にかアムロのHPがシャアの約7倍になっていたが、アムロが異常なだけなので気にしない。
それにしたってHPが万を超えてる連中がひしめき合ってる中でHP700で参戦するシャアは無謀にも程があるような……

また、RPG『ナイトガンダム物語』では序盤で一時期町中で「妹を探している」と現れて、
(パーティーにセイラがいると、彼女が都合良くトイレに行く
その後、後半で森の中に進もうとしている騎士ガンダム達の前に黄金の騎士として登場、
(黄金の騎士は、負傷したシャアが騎士ガンダム達に加勢した際の姿)
騎士ガンダムの力を試すために戦う事に。ここで倒すと打倒巨人を託してその場を去る。以上、出番終了。
……スタッフも扱いに困ったのだろうが、いくらなんでも酷い扱いである。

……しかし、スタッフもさすがにあんまりだと思ったのか、続編の『ナイトガンダム物語2』の終盤にてムーア界へと続く光の道から弾き出されたアムロと妹セイラの前に現れアムロに打倒ジークジオンを託しセントーの街で療養することになり、ジークジオンが騎士ガンダムに討たれたことで無事回復しセイラと共に旅に出て行った。

ガンダム騎士団では闇の盟主シャアとしてエレナ・ルウムを侵略しているが、
スダ・ドアカワールドのシャアとは無関係の別人である。その正体は意外にも…

*3
ただし実際はコストバランスの関係上であると考えられる。
逆シャア枠ではサザビーとνガンダムしか登場しておらず、νが高コストなのでサザビーも高コストにすると非常に組みにくい。さらに、一作目には中コストのファンネル搭載機が他に存在しないという理由もある。それでも腑に落ちないが…
(低コストにはΖΖ枠からプルのキュベレイMk-IIが居る)
尚、サイズに関してはガチャポン戦記の系統である『ガシャポンウォーズ』でも
ジオングやジ・O、プロヴィテンスなど一部のMSが妙にでかい中、
設定上かなりでかいはずのサザビーは普通のサイズとなっている。
余談だがガチャポン戦記シリーズのサザビーは初代ガンダムでシャアが搭乗したジオングとコストがほぼ互角。
ジオンMSの最高峰として双璧をなしている。