フォックス・マクラウド

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フォックス・マクラウド - (2019/08/17 (土) 22:03:56) の編集履歴(バックアップ)



「全機報告せよ!」

任天堂のSFシューティングゲーム『スターフォックス』シリーズの主人公。
その名の通りの獣人の姿をしたパイロット。狐になった理由は、
「通信でキャラクターウィンドウが表示されたときに、どのキャラクターからの通信なのかを分かりやすくするため動物にしよう」という宮本茂氏の提案と、
「任天堂本社から近い場所に位置する伏見稲荷大社にちなんで」という2つの理由がある。

CVは、原作シリーズの『64』とスマブラシリーズの初代と『DX』では里内信夫氏、
「アサルト」およびスマブラ『X』と『for 3DS/Wii U』では野島健児氏。
64のリメイクとなる3DS版の『64 3D』では音声も改めて収録し、大原崇氏が演じた。のちに『零』でも続投している。
ちなみに氏は同じ任天堂作品の『ゼルダの伝説 スカイウォードソード』のリンクも演じており、
他社では『サムライスピリッツ零SP』の天草役で格ゲーにも出演している。
本作ではファルコなど他のキャストも一新されているが、リメイク作として違和感を感じさせないよう『64』の再現にはかなりこだわったようである。
なお、『スマブラfor』ではボイスが新録されたため、当初は643Dの大原氏に変わったのではないかと噂されていたが、実際には変更が無い。
そのため、スタッフロールには大原氏の名前は無く野島氏の名前がある。
のちの『スマブラSP』では大原氏に変更、ボイスが一新されている。

+ 設定や経歴など

スターフォックス

辺境の惑星パペトゥーンを拠点に、アンドルフ軍の船だけを襲撃する宇宙義賊として活動していた。
しかし、戦果こそ挙がっていたものの金品にはめぐまれてはいなかった。
そんな折、かつてブラックホールに消えたコーネリア防衛軍のパイロットであった、
フォックス・シニア軍曹の息子であることがペパー将軍に着目されていたため、
彼によってスカウトされ、コーネリア防衛軍が所有する最新鋭戦闘機「アーウィン」を託される。

仲間であるペッピー・ヘア(ウサギ)、スリッピー・トード(カエル)、ファルコ・ランバルディ(トリ)と共にアーウィンを駆り、
父の消失の原因を作ったアンドルフを倒すためにベノムへ向けて出撃。
優れた操縦テクニックと仲間達とのチームワークでライラット系中のアンドルフ軍の兵器を次々と駆逐。
そして最後にはベノムにあるメインコントロールブレインを破壊し、アンドルフ軍を殲滅した。

なお上記は初代のみの設定であり、スターフォックス64以降は設定がリセットされている。

スターフォックス64

やとわれ遊撃隊「スターフォックス」チームのリーダー。
故郷の惑星パペトゥーンの宇宙アカデミーでコーネリア防衛軍の士官候補生として勉学に励んでいた。
しかしやとわれ遊撃隊「スターフォックス」のリーダーである、父親のジェームズ・マクラウドが惑星ベノムで消息を絶つ。
そのため士官への道を断念して父の志を継ぐこととなり、ベノムから生還した初代メンバーのペッピー・ヘア、
アカデミー在学時代からの親友であるスリッピー・トード、宇宙暴走族「FREE AS A BIRD」の元族長ファルコ・ランバルディと共に、
新生スターフォックスを結成し、ペパー将軍からの依頼を受けて出撃する。

正義感が強く非常に真面目で、仲間思いであり曲がった事が大嫌いという王道を貫く主人公タイプ。
一方で「やとわれ遊撃隊」の一員であるだけにあまり馴れ合おうとはせず、
ペパー将軍に軍に招かれても取り合わずにしっかり請求書を突き付けるやや冷たい一面も持つ。
戦闘機のアーウィン、戦車のランドマスター、潜水艦のブルーマリンなどさまざまなマシンを乗りこなしてライラット系の惑星を攻略していく。
対戦モードでは機体から降りて自らバズーカ砲を持ち戦うこともできる。
ちなみに64のエンディングに登場するペパー将軍宛の請求書を見ると字が汚い。

弱冠18歳でリーダーに着任したばかりのため、ファルコなどからはリーダーとして認められない発言をされることもあったが、
アンドルフ軍やスターウルフとの戦闘を通して自身の成長とメンバーの信頼を勝ち取ってゆく。
最後には単身でアンドルフを倒し、ライラット系を救った。

スターフォックス64後

時系列ではスターフォックス64とそれ以後に発売された作品は繋がっていることになっている。
64の8年後を描いた『ダイナソープラネット』ではペパー将軍から惑星調査の依頼を受け、
恐竜達が棲む惑星「ダイナソープラネット」(のちの惑星サウリア)に降り立つ。
降り立った先に刺さっていた魔法の棒「クリスタルスタッフ」を手に取り、
シャープクロウ族に囚われていたアソーカ族の王子、トリッキーと共に惑星中を冒険し、
シャープクロウ族のボス・スケール将軍によってバラバラになってしまった惑星を元に戻すために戦った。
このとき、スタッフの本来の持ち主である少女・クリスタルに出会い一目惚れする。

1年後の『スターフォックス アサルト』ではクリスタルをチームに加え、
スターウルフを追われたアンドリュー・オイッコニーが率いる反乱軍を一掃するために反乱軍の基地を攻撃。
オイッコニーを追い詰めたが、その直後にあらゆるものを侵食する謎の生命体「アパロイド」と遭遇。
そのアパロイドからライラット系を守るために戦った。
クリスタルとは最初こそ友達以上恋人未満、といったところだったが互いに助け合ううちに恋愛感情を高めていく。
アサルトではアーウィンやランドマスターに乗るよりも白兵戦の方が多く、様々な銃器を用いて戦闘を行う。
64の頃よりも性格が丸くなっており、ペパー将軍は仕事のお得意様になっている。

しかし『スターフォックス コマンド』では融通がきかない性格が災いし、クリスタルとは離れ離れになってしまっている。
更に他のメンバーもチームを離れていった(ペッピーは引退、スリッピーは恋人との生活を優先、ファルコは暴走族時代の仲間と共に行動中)ため、
フォックス以外はオペレーターロボのナウスしか残っていない状態で、ベノムから飛来したアングラー軍を相手に孤軍奮闘する。
なお、クリスタルとはストーリー分岐によっては復縁し、子供を授かる。
コマンドはストーリーの分岐など物語に力を入れているが、以前の作品と若干キャラの性格や口調が異なっている面も目立っている。


大乱闘スマッシュブラザーズ』シリーズにおけるフォックス

作品ごとのデザインの変遷
初代からスターフォックス枠の代表として登場。シリーズを通して、高い機動力を活かした戦法を得意とするキャラ。
初代が出た時点(NINTENDO64の頃)ではフォックス自身が戦闘を行うシーンは原作にほとんどなかった為、
攻撃モーションや必殺ワザはほとんどスマブラのオリジナルとなっている
ちなみにデザインと声優は初代、『DX』では「64」、『X』『for』は「コマンド」、『SP』は「ゼロ」に基づいている。
同枠では他にファルコ(『DX』以降)やウルフ(『X』と『SP』)も参戦している
(ファルコは『DX』ではフォックスのコンパチだったが次作で差別化、ウルフはモーションが全く異なる)。
+ 各種必殺ワザ(以降「B」と表記)
各種必殺ワザ(以降「B」と表記)
  • ブラスター(NB)
光線銃を取り出し、ビームを発射する。射程距離が非常に長い。
初代のみ「連射性が低く、相手が怯む」タイプだった。
『DX』以降は当てても怯まなくなったがあらゆる飛び道具の中で弾速と連射力が最速になったため、隙あらば相手にダメージを溜められる。
ただし『X』からは銃をしまうモーションが長くなったため後隙が増えた。
ビームの色は赤色(初代のみショッキングピンク色)。

  • ファイアフォックス(上B)
体に炎をまとわせて力を溜めた後、スティックを入力した方向へ突進する。WEBブラウザとは関係ない
スティックを入力しなかった場合は真上へ飛んでいく。地形にぶつかるとはね返る。
初代は発生が遅く、ふっ飛ばし力も低く、飛距離も短め、復帰阻止もされやすいと復帰ワザの中でも低い性能だったが、
『DX』から溜めモーション中にも攻撃力がつきふっとばし力も一応上昇、飛距離も倍ほどに伸びた。
しかし一直線にしか帰れない都合上、やはり復帰阻止されやすいため 「一度場外に出たら死亡」 の可能性が常に付き纏う。

  • リフレクター(下B)
飛び道具や投げられたアイテムを強化してはね返すバリアーを全身に張る。Bを押し続けることで持続が可能。通称リフ。
発動した瞬間にのみ全身に攻撃判定が発生する。また、空中で使用すると落下スピードが減る。
とだけ書くと一見普通のワザなのだが、 このワザに隠された仕様を理解すると実はとんでもないぶっ壊れワザであることが判明する
まず共通することが 発生が1F であると言う事、そして上述の通り発動した瞬間に全身を覆うように攻撃判定が発生する。
つまりゲーム中唯一と言っても過言ではない 全身判定の発生1Fの切り返しワザ と言う事である。
そして敵に攻撃としてヒットすると低威力で横方向に弾き飛ばす、その横方向と言うのがミソで、
キャラの落下速度などシステムの都合上 横ふっとばし=斜め下ふっとばし とほぼ同意義であり、
場外に落とせば勝ちのルール上恐ろしい威力を発揮する
更に『初代』、『DX』では 攻撃判定の発生と同時に無敵判定が発生 し、また ジャンプキャンセルが可能 とこれまた無法な性能を隠し持つ。
『初代』では復帰阻止や無敵切り返し程度の役割だったのが『DX』では「絶」というテクニックがあったもんだからさあ大変。
ジャンプキャンセルから直に地上移動に切り替えられ、またリフレクターに繋げてそのまま叩き落せる…
つまり理論上 発生1Fの無敵切り返しワザを一度でも食らったら死亡 が起こりえると言うことである。
もちろん、あくまで理論上でありTASレベルの動きをしないとまず不可能なのだが、
直に地上移動に切り替えれる時点で恐ろしいコンボパーツになるというのもまた事実。
流石に制作陣の目に止まったのか『X』からはジャンプキャンセルが不可能になり無敵時間も消失、
そして『for』では連射することすら取り上げられほぼただの反射ワザに落ち込み、ようやく普通のワザに落ち着いた。

  • フォックスイリュージョン(横B)
『DX』から追加されたワザ。
横方向へ幻影を残しながら高速移動し、すれ違った相手にダメージを与える。
ファルコビジョンと比べて移動距離は長いが、発生は遅め。
『for』では地上で使用すると距離に関係なく崖では必ず止まるようになり、空中で使用しても尻もち落下に移行しなくなった。
攻撃ワザとして不意討ちとして使えるが、フォックスの中では後隙が大きめであり自身のダッシュでかく乱した方が早いので主に復帰に使う。

一旦飛び上がって画面外へ消えた後、ランドマスターに乗り込んで現れる。
攻撃ボタンの主砲やスティック下入力のローリング、そして移動で相手を蹴散らせる。
ジャンプはホバリングになっており、相手が上に乗っている状態で上昇してバーストさせることが可能。
ぶっちゃけ主砲やひき逃げやらやるよりも上に乗っけてバーストさせる方が楽で早いので、主砲を撃つことはまず無い。

  • チームスターフォックス(『SP』での最後の切りふだ)
自分の正面に照準が出現し、アーウィンが突撃する。
突撃したアーウィンに相手が当たると4機のアーウィンがレーザーを撃ち込むビジュアル攻撃に遷移する。
ウルフにヒットさせるとセリフが変化する。

+ 初代におけるフォックス
初代では機動力が高い反面決定力に欠ける、いわゆる速くて安いタイプ。本作のみ重さがマリオルイージと同値で中量級。
相手の飛び道具と相殺しない上に空中で出すと連射も利く高性能な飛び道具であるブラスターを軸に、
素早い立ち回りで敵を翻弄し、手数の多いコンボで敵を圧倒できるその性能で、タイマン戦では中堅上層に位置している。
しかしその素早すぎる動きを制御するのが大変なのとコンボが非常に難しいこと、
コンボをもらいやすい為一度の操作ミスであっという間に逆転されることなど、非常にプレイヤーに強いる負担が大きい。
前者は他のキャラは一つのお手軽コンボでどの状況でも等しく通用するが、
フォックスの場合はいろんなコンボレシピをアドリブに応じて選ばなければならない上、精度の高い操作が求められ、
後者は全般的にヒット硬直が長いという仕様上、攻撃さえ当てればコンボをミスっても不利になることはそうそうないのだが、
フォックスだけは攻撃をしっかり当てても次の攻撃を即座に繋げなければ確反を喰らう。
そういった欠点が響いた結果ランクが落ち、3強の一角の座をカービィに譲ることになった。

+ 『DX』におけるフォックス
次作の『DX』では、さらに機動力が強化された上に攻撃性能が上昇。
ブラスターの性能が変わったこと(上記の「各種必殺ワザ」を参照)、
上方向にふっ飛ばす技(ぶっちゃけサマーソルトキック)がパワーキャラ並の威力を持つのに発生が非常に早いこと、
上述のリフレクターで暴れコンボ切り返し他諸々の多くをカバーでき、リフレクターから 最悪即死にまで繋ぐ コンボ、通称「リフコン」のおかげで、
タイマンではモデル替えキャラのファルコと並んで最強との声が高く、
使用人口も飛び抜けて多い(さすがに『X』のメタナイト、『for』のディディーほどでは無いが)。
…が、 体重が物凄く軽くなった 。なにせ、『DX』の全キャラクター中の 下から5番目 カービィの一つ上である。
そしてリフコンは コントローラーはおろか己の手首をも壊しかねないほどの異常な操作難易度を誇り
また本人の速度が更に上昇したことから 使ってる本人が眼で追えなくなって来るという事態も起こってしまう
当然相手のぶっぱに当たってしまう事故や操作ミスも多発。ファルコよりはマシだがやはり彼もまた尋常じゃない練習が必要となる。

+ 『X』におけるフォックス
『X』ではリフコンが削除されたことからやや弱体化したが、前作までの特徴をそのまま引き継いだキャラとなっている。
『X』での彼の強い点は…
  1. 全体的に技の発生が早い上にコンボ性能が高め。ついでに火力・吹っ飛ばし能力が高い技が多い。
  2. 走行速度やジャンプ力が高く、運動能力や復帰能力に優れている。
  3. 驚異的な連射力を持つ飛び道具を持つだけでなく、リフレクターによる飛び道具反射など遠距離対策に優れる。
といった所。そのキャラクター速度に慣れれば、こちらの優位を保ったまま戦えるキャラである
(特にクッパドンキーコングデデデなんかの重量級キャラ相手にはかなり有利)。
だがブラスターは相手を怯ませず、それ以外のリーチも短めなので、インファイトをどうしても強いられるためダメージが蓄積しがち。

そして何よりも、吹っ飛ばされやすいのが最大の弱点。
『DX』よりはマシだがそれでも全キャラクター中の下から7番目、メタナイトピカチュウの一つ上である。
ついでに高いジャンプ力と裏腹に落下速度が早く、早く操作しないとステージに復帰することすらままならない。
このため操作ミスやアイテム、ステージの仕掛けや相手の大技を食らうなど、今までどおり事故死が怖い。
いわば長所と短所がはっきりしている尖った性能なので、その優れた基本性能を存分に活かせるよう立ち回るのが重要なキャラである。
キャラランクはやや上位に位置づけられている。全体的にかなり弱めに調整されている初代のキャラの中では上位の方。

+ 『for』におけるフォックス
前述の通りボイスが新録された。パッケージイラストからは消え去ったが
やはりというか性能も色々と調整され、攻撃力の低下や全体的な硬直の増加などの弱体化が目立つ。
特にこれまでコンボの起点として重宝した空中下Aがコンボに繋がらなくなったことが大きい。
火力が減って硬直も増えた上、フィニッシュまでに必要な蓄積ダメージが増えたため、
これまで以上に慎重なヒット&アウェイや細かなテクニックが必要となり『DX』程ではないが操作難易度が高い。
また、借金生活でロクなものを食べていないからか 体重がさらに微妙に軽くなり、今回も下から7番目 。ついでにメタナイトよりも軽くなった。
一方で、機動力や攻撃の発生の早さは据え置きであり、やや弱体化したとはいえ、
上スマッシュも後隙が増えたことを除けばまだまだ強力なフィニッシュムーブとして機能する。
現段階では概ね上位といった評価を受けている。

…と、ここまで読めばわかる通り、強さの浮き沈みが激しい初代からの参戦キャラの中でも、
ピカチュウと共に シリーズを通して一度も中堅以下のランクに落ちたことがない数少ないキャラである
このスマブラと言うゲームシステムに合致した理想的な性能だということがお分かり頂けただろうか。


「まだまだだな、ファルコ」


MUGENにおけるフォックス・マクラウド

MUGENでは2体のフォックスが確認されている。

+ GiganX3氏製作
  • GiganX3氏製作
「infinity mugen team」にて代理公開されている手描きドットのもの。
結構古くから存在しており、動画でも時折見かける。
カンフーマンを改変して作られているようである。
超必殺技のファイアフォックスは威力がかなり高い。
ほかに、ワンボタンで出せて移動距離は短いが回り込みなどに使える移動技もある。
五右衛門氏がAIパッチを製作・公開している。

+ 青ドラネコ氏製作
  • 青ドラネコ氏製作
こちらも手描きドット。現在お試し版が公開されている。
上記のフォックスと比べて頭身が高く、スラリとしている。
AIは搭載されていないが、2017年1月18日にカサイ氏による外部AIが公開された。



「作戦完了!」

出場大会

更新停止中

出演ストーリー