「ドンキーみたいなゲームのヒーローになって世界中を飛び回りたいんだ。
そんなオイラの自慢は、速くてすばしこいことさ!」
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担当声優 |
- クリス・サザーランド
- 『スーパードンキーコング』シリーズ
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鈴木勝美
- 『マリオテニスGC』以降のゲーム作品
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林原めぐみ
- 1997年アニメ版(日本語吹替)
『スマブラ』シリーズではドンキー同様に SEが使用されている。
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任天堂のゲーム『
ドンキーコング』シリーズ及び『
スーパーマリオ』シリーズに登場するキャラクター。
赤い帽子とベストがトレードマークのチンパンジー。
本来チンパンジーには無いはずの尻尾があり、物にぶら下がるために引っ掛けたり、時には武器にもなる。
この様に長い尻尾を第三の腕のように使う現実の猿としてはクモザル科がおり、
ディディーも(恐らく)クモザルではないかとプレイヤー間では言われていた(ただし、現実のクモザルは手の親指が退化しており4本指)が、
現在は公式で「チンパンジー」と明言されている(ゲーム中では『ドンキーコング64』(1999年)で「チンパンジーのチャンプ」と言われたのが初)。
一人称は基本的に「オイラ」だが、シリーズ初期の一部作品では「ぼく」なこともあった。
性格描写はやや不明確だが、基本的には「ドジを晒す事が多いドンキーに比べると幾分しっかり者」とされる事が多く、
勘の良さを発揮したり、機転を効かせて事態を解決する事もある。
一方で、『SDK1』のボーナスゲームで失敗した際に帽子に八つ当たりするなど相応に子供っぽい部分も垣間見えたり、
『SDK2』のコースクリア時にはラジカセを担いでサングラスをかけ、ヒップホップ風の曲をノリノリで唄うなどの一面もある。
『スーパードンキーコング』で二代目ドンキーの弟分として初登場。
半ばドンキーに押し付けられるかたちでバナナ倉庫の見張りをしていた所をクレムリン軍に捕まり、樽に閉じ込められてしまう。
そのため、ゲームを新規で始めた場合ドンキー1人からのスタートとなり、
最初のステージが始まってすぐにあるDKバレルを壊してディディーを救出する…という風になっている。
ドンキーにパワーで劣るがそのぶん身のこなしが軽く、足の速さやジャンプ力で上回る。
タルを前に抱えるので正面への盾として使える点も心強い。
というか、ドンキーのパワーが活きる場面というのが然程無いため、総合的に見るとディディーの方が比較的楽に且つ素早くゲームを進められたりする。
続編『2』ではガールフレンドの
ディクシーコングと共にさらわれたドンキーを助けに向かった。
こちらでもディクシーに比べジャンプ力や足の速さといった身軽さで上回り、それがセールスポイント…のはずなのだが、
ディクシーは空中での「ポニーテールスピン」があまりにも便利すぎるうえラスボス戦でも難易度にかなりの差が出るため
今作ではディディーをあまり積極的に使わないプレイヤーも少なくない…という、奇しくも前作のドンキーのような立場になってしまっている。
加えてそのさらに続編である『3』ではドンキー共々捕らわれてしまい、エンディングまでまともな出番は無いという憂き目に遭ってしまった。
スピンオフのレースゲーム『ディディーコングレーシング』で初めてタイトルを飾る。
ただしタイトルに名を冠しているものの実際にはディディーはゲスト的な扱い。
ストーリー上の実質的な主役はディディーではなく、ディディーの親友として初登場した虎の男の子ティンバーが務めている。
このゲームには
バンジョーやコンカーなど、後のレア社製ゲームで主役を飾るキャラ達もデビューを果たしていた。
『ドンキーコング64』ではプレイヤーキャラとして返り咲き、新たな武器としてバレルジェットやピーナッツ・ポップガンなどを駆使するようになった。
これらは現在も『スマブラ』や『DKリターンズ』などでお馴染みだが、本作が初出である。
ただしゲーム開始時点ではクレムリン軍に捕らわれてしまっており、ドンキーで救出する必要がある。
檻の間隔が大きいためディディーなら自力で出られるんじゃないかとツッコまれるのは半ばお約束
その後レア社がマイクロソフトに吸収合併された際、
レア社発のキャラの版権は任天堂を離れ、
ディディーなどコングファミリーとキングクルールをはじめとしたクレムリン軍団、一部のアニマルフレンドのみが任天堂に残る形となった。
そしてディディーはこの頃からマリオファミリーとしても定着し始め、その後も『スマブラ』や『DKリターンズ』など、現在に至るまで活躍を続けている。
マリオファミリーになって以降は帽子に「nintendo」のロゴが加えられている。
過去にはスクウェアとの絶縁のせいで『マリオRPG』の
キャラクターが使えなくなったが、版権獲得はこの経験も影響しているのだろうか?
なお、2023年のアニメ映画版スーパーマリオを機としてドンキーのデザインが2025年4月頃に変更され話題となったが、
ディディーも同年5月頃に新たなデザインが起こされた。
本項目冒頭のアートワークがそれに該当し、目の間に隙間ができる、歯が描かれるようになるなどの変更がなされている。
2025年発売の『ドンキーコング バナンザ』でも出演しているが冒険には同行せず、
ランビレースの運営を行っている。
シリーズ3作目の『X』より参戦。
ちなみに2作目の『DX』ではフィギュアにすらなっていなかった
持ち前のスピードを活かしたり、相手を転ばせるバナナの皮やピーナッツ・ポップガン、バレルジェットなどといった多彩な技で戦う。
桜井政博氏によれば開発当初はディクシーとの
ペアで参戦し、タッチで入れ替わって戦うキャラ、という風になる予定だったらしい。
原作では擬人化色が強く、ドンキーの対になる小柄な少年といった印象が強かったが、
本シリーズでの彼はかなり「猿」として描かれており、キーキーとした
やかましい実に猿っぽい
ボイスが非常に耳に残る。
『X』のタイマンランクでは最上位クラスの
メタナイトや
アイスクライマーに次ぐ位置とされている。
同作では「バナナ連」という非常に凶悪なテクニックを持ち、即死にまで持ち込めた。
『for』では発売当初は
ゲッコウガと並ぶ2強であったが、一度目のバランス調整アップデートによりゲッコウガが大幅に弱体化されたのに対し、
ディディーはゲッコウガほど注目されていなかったためなのかそのままであり、事実上の一強に。
この時期に下投げ→上空中攻撃の
コンボが猛威を振るっていたのは有名な話。
後のバージョンアップでは弱体化が施されたり、
クラウドや
ベヨネッタの登場により相対的にはランクは落ちたものの、
強キャラの立ち位置が揺らぐ事はなかった。
特徴的な顔立ちから放たれる壊れ性能と甲高い鳴き声で対戦を荒らし回る様や大会使用率の高さからプレイヤーに与えたインパクトは深く、
誰が言ったか
「猿ブラやね…」という迷言も残っている。
『SP』では主にバースト面での弱体化が著しくなっているが、バナナを用いた
立ち回りの強さは健在。
アップデートで大幅に強化された事もあり、キャラランクでは最上位からは落ちたものの、依然として上位とする見解が多い。
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各種必殺ワザ(以降「B」と表記) |
銃を構えてピーナッツを発射。
ボタンを押し続けて溜める事ができ、溜めるほど軌道が水平に近くなり威力と速度も上がる。
溜めすぎると銃が爆発し、ピーナッツを撃てないだけでなく大きな隙を晒してしまう(自身にダメージは無い)。
またピーナッツは投擲アイテム扱いなのでキャッチされる危険も。溜め動作はシールドで キャンセルできる。
『for』からは暴発に強烈な攻撃力が加わったが、範囲が狭いので狙って当てるのは難しく、 ロマンの域を出ない。
ちなみにこのワザと後述の「最後の切りふだ」のピーナッツは、着弾するとランダムで中身が出て回復アイテムになるのも特徴。
バレルジェットを装備して飛び上がる。
ボタンを押し続けて溜める事で飛距離を伸ばせたり、スティックで移動方向を変えられる。
体当たりもできるが攻撃力は低く、専ら復帰用のワザ。
溜めている間も空中では落ちていくのでもたついているとバーストしてしまう。
また、飛んでいる最中に天井や壁にぶつかるとダメージを受け、バレルジェットのみが宙を舞う。
このバレルジェットは攻撃 判定が残っている上にスティック制御が効くので相手にぶつけてリベンジする事も可能。
どこからかバナナの皮を取り出し、後方に投げ捨てる。
バナナの皮は投擲アイテムとして使うことが出来、地上の他ファイターに投げつけると尻もちをついて一瞬行動不能になるので追い討ちを加えられる。
さらには地面に落ちたバナナの皮にも判定があり、踏んでしまった他ファイターはやはり尻もちをつく。
一方で、他のアイテム系必殺ワザと同様にやはり自分以外も拾えるため、逆に利用されてしまわないように。
地味にはじき入力に対応しており、その場合は若干高めに放り投げる。
『X』では同時に2つ出す事ができたが、『for』からは1つのみになった。
前方にジャンプし、ボタンを押すと飛び蹴り、そのままだとガード不能の組み付きを相手に見舞うワザ。
組み付いた後はボタンにより更に踏み付けジャンプとチョップに派生できる。
組みつきはバナナのかわと併用することで相手側に二択を迫ることが可能で、ディディーの大きな強みのひとつ。
『for』ではボタンを押さずとも1%のダメージを与える掴み攻撃をするようになった。
余談だが、組み付きの際にちょうど相手の胸元に飛び付く上に、掴まれた相手も物凄く嫌そうな顔をするという実に酷い絵面になるため、
女性キャラのアレなスクショ撮影の際によく使われてしまい、
そのせいでたまにセクハラ猿呼ばわりされるという中々に役得風評被害著しいワザである。
バレルジェットに加えてピーナッツ・ポップガンを二丁構えたフル装備状態となり、
一定時間自由に飛び回りながらピーナッツを連射する。
ピーナッツは進行方向とは逆に放たれるので慣れないと多少当てにくい。
時間切れと同時にバレルジェットが爆発するが、この爆発にも攻撃判定がある。
強化されたバレルジェットで画面中を縦横無尽に飛び回ったあと、それらの突進が一番多くヒットした相手1人にロックオンして突撃する。
バレルジェットパニックと違いピーナッツ・ポップガンを持っておらず、
変身系の切りふだが軒並み仕様変更を受けた事で、発動中の操作を受け付けないようになっている。
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亜空の使者での活躍 |
『X』の アドベンチャー「亜空の使者」ではドンキーと協力して クッパ軍団に盗られたバナナを取り返そうと追いかけてバナナを見付けるが、
クッパと対面、ドンキーはディディーを パンチで吹っ飛して庇いフィギュア化されてしまう。
吹っ飛ばされたディディーは道中で フォックス、 ファルコ、 二人のキャプテンと出会い、 前者2人は無理やりだが行動を共にする。
中盤でエインシャント島に向かう飛行船で連行されていたドンキーを救出し、紆余曲折を経て他のファイター達と合流した。
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MUGENにおけるディディーコング
海外製のものが2体確認されている。
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The Aboriginal One氏製作 |
超必殺技が無く、パンチと投げとローリングアタックのみというシンプルな技構成のディディー
(コマンドファイルの技名が文字化けしていて読めないが)。
手数こそ少ないが、ローリングアタックの距離が長い上に一発のダメージ量も多く、
ジャンプの落下にも 攻撃判定が付いている等、懐に潜り込めば逆転の可能性はある。
AIは未搭載だが、上記の性能もあって中々侮れない。
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Varia31氏製作 |
氏恒例の3Dモデルで製作されたディディー。現在の完成度はβ版。
WinMUGENでも一応使用可能だが、相手と密着して「→+Z」と入力するとエラー落ちするので実質 MUGEN1.0以降専用。
操作方法は4ボタン方式で、β版故か投げと超必殺技は未搭載。
必殺技には二丁のピーナッツポップガンを発砲する「Popguns」、 ストライカーとしてディクシーを呼ぶ「Dixie」、
タルを転がしてぶつける「Barrel」、オレンジ型の爆弾をぶつける「Grenade」を所持している。
ただしコマンド表の類が付属していないため、各自cmdファイルを開いて確認しておこう。
AIは搭載されていない。
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出場大会
非表示
最終更新:2025年09月12日 18:00