キャプテン・ファルコン



"NOW YOU'LL LEARN HOW MEN DO BATTLE!"
(お前らに、男の走りってやつを教えてやろう!)

任天堂のレースゲーム、『F-ZERO』シリーズの登場人物。
シリーズを代表する主人公的キャラクターで、
ハヤブサをモチーフとしたバイザー付きヘルメットと真っ青なコスチュームが特徴
(『X』以降はバイザーに白い目が付いている)。
CAPCOMの方のキャプテンと同様、アメコミを意識したデザインである
(ていうか『F-ZERO』の世界観自体アメコミ風だし)。
『星のカービィ スーパーデラックス』の「洞窟大作戦」でも、
ヘルメットのみがお宝としてゲスト登場していたりする(名称は「ファルコンメット」)。
原作での声優は『GX』にてEric Kelso氏が担当している。

年齢は37歳(『GX』時点)。表では超一流のF-ZEROパイロットとして、
裏では凄腕の賞金稼ぎで有名だが、その素性はポートタウン出身ということしか判明していない。
『GX』での優勝者インタビューやストーリーモードでの言動を見る限りでは、
落ち着きがありつつも熱い心を秘めた熱血漢のようだ。
同業者のサムライ・ゴローからライバル視されたり、
宿敵ブラックシャドーの手によってファルコンのクローンが登場していたりする。

『X』ではマスタークラス優勝後にヘルメットを脱いで素顔を見せる*1と共に引退宣言したが、
『GX』ではまだ現役を続けることを明らかにしている
(引退宣言を撤回したか、あるいは宣言自体が無かったことになっている可能性もあるが)。
また、一人称は『X』では「私」(後述するアニメ版も同様)、『GX』では「オレ」になっている。

搭乗マシンはブルーファルコン(BLUE FALCON)。重量:1260kg(『ファルコン伝説』では1280kg)、性能評価はボディB/ブーストC/グリップB、車体No.7。
性能的には癖がなく扱いやすいが、その反面特徴が出にくく、ストレートにプレイヤーの技量が問われるマシンである。
ブルーファルコン以外にも、ファルコンフライヤーという宇宙船を所有しており、
これは初代の取扱説明書に載っている漫画や『大乱闘スマッシュブラザーズDX』以降の同シリーズ、アニメ版に登場している。

『F-ZERO』及びキャプテン・ファルコンの生みの親は『スターフォックス』シリーズも手掛けた今村孝矢氏。
その縁あって『F-ZERO X』以降はフォックスの父であるジェームズ・マクラウドが擬人化されてF-ZEROパイロットとして登場しており
(後述のアニメ版では擬人化されたペッピーやピグマも見ることができる)、
『スターフォックス コマンド』には逆にこちらからオクトマンがゲスト出演している。
元々キャプテン・ファルコンはスーパーファミコンのイメージキャラクターとしてデザインされていたが、
今村氏が『F-ZERO』のパッケージにファルコンを起用した所、NOA(米国任天堂)から好評を得た事から、
いつの間にか『F-ZERO』専属キャラになったという経緯がある。
また、「北米版のみの設定では、フルネームが『キャプテン・ダグラス・ジェイ・ファルコン』(Captain Douglas Jay Falcon)」
という情報が海外のWiki等でもまことしやかに記載されているが、明確なソースが無く、今村氏からも過去に公式の設定ではないと否定された事がある。

+キャプテン・ファルコン及び『F-ZERO』シリーズの元ネタ
生みの親である今村孝矢氏は洋画マニアにして『007』シリーズのファンでもあり、
『F-ZERO』シリーズにも氏の嗜好が反映されている。

まず、キャプテン・ファルコンのモデルは『007』シリーズの主人公、ジェームズ・ボンド
より正確に言うなら、四代目ボンドとして演じたティモシー・ダルトン氏である。
前述の『X』における素顔*1の他、
『GX』ストーリーモードの最終話でも後姿のみで顔こそ見せないもののその丸みを帯びた髪型はダルトンボンドのそれである。
後述のアニメ版『ファルコン伝説』でも、今村氏が監修に入っている事もあり、
ファルコンの正体「バート・レミング」の顔も同様…というよりは、
同じくダルトンボンドがモチーフの『銀河英雄伝説(OVA版)』のワルター・フォン・シェーンコップそのまんまである。
更に言えばダルトン時代の作品『消されたライセンス』のVHS版での日本語吹替を担当した田中秀幸氏はアニメ版のファルコンの中の人でもある
(ついでに言うとファルコンの宿敵ブラックシャドー役の若本規夫氏は『消されたライセンス』の敵役「サンチェス」の吹替を担当)。

また、ブルーファルコンの車体No.7も『007』オマージュであり、字体も元ネタのロゴに寄せられている
(特に『X』のパッケージに描かれているものは酷似している)。
その上、『X』の公式イラストや『ファルコン伝説(ゲーム)』用のファルコンのカード、
更に外部作品である『スマブラDX』のシンプルクリア時に貰えるフィギュアにも「007」と、
わざわざ「00」を付け足されており、オマージュ元を強調しているようにも見える。

+これ以外にも…
  • 『007 消されたライセンス』
    • ボンドの所持するホルスターの名前が「ファルコン」
    • サンチェスのモットー「lead or silver(鉛か銀か=銃弾かお金か)」は、
      『F-ZERO GX』におけるブラックシャドーの好きな言葉「服従か死か」の元ネタと思われる
    • 『ファルコン伝説』最終話のクライマックスは、
      終盤のカーチェイス及びサンチェスがボンドに火だるまにされ絶叫するシーンを髣髴とさせる
      (『スマブラ』のファルコンが炎使いなのはこのシーンが由来という噂がある)
    • 『F-ZERO GX』のピコEDのタイトル「Polishing Up the License to Kill」は、
      『消されたライセンス』の原題『License to Kill』と共通
    • 『スマブラSP』のファルコンは横スマッシュ攻撃として「オーバーヒートバックナックル」を使用するが、
      ボンドもタンクローリーを奪う際に敵に裏拳を当てている。
      この時は左手で裏拳を振るっていたが、ファルコンの方も左裏拳を殴りつける技となっている
  • その他
    • 「Show me your moves!」のアピールでお馴染みのハンドポーズは、
      『007 リビング・デイライツ』の未公開映像「魔法のじゅうたんに乗って」でボンドも同じようなジェスチャーをするシーンがある
    • 『ホークス』では、ダルトン氏演じる主役が青い鷹と一緒に写るカットがある
    • 『F-ZERO』のノベライズ『そしてスピードの神へ』におけるファルコンは
      「鼻の下にヒゲを生やし、日に焼けたアングロサクソンで鼻の尖った白人」と書かれているが、
      ダルトン氏も尖った様に鼻の高いイギリス人で、かつ日焼けして鼻の下にヒゲを生やしていた時期がある
    • 初代『F-ZERO』の攻略本では緑色の服を着て鼻の下にヒゲを生やしたファルコンが見られるが、
      これが『フラッシュゴードン』でダルトン氏が演じた同様の特徴の人物と似ている

一方で『ファルコン伝説』におけるキャラ造形に関しては、
『マッハGoGoGo』の「覆面レーサーX」や『新世紀GPXサイバーフォーミュラ』の「ナイト・シューマッハ」の流れを汲む、
敵の正体を知っている覆面の兄貴キャラと言えよう
(ただし前者は主人公の実兄、後者はヒロインの実兄なのに対し、ファルコンは主人公とは赤の他人)。

+ファルコン・ランチ
「ファルコン・ランチ」

2015年より突如出現したキャプテン・ファルコンを名乗るTwitterユーザー(@falcon_lunch)。
ここまでなら他の普通のなりきりアカウントと同じだが、大きく違う点が、
「毎日正午頃に「ファルコン・ランチ」の一言と共に昼飯の写真をアップロードするだけ」ということ
(たまに「ファルコン・断食」と言って何も食べなかったり「ファルコン・サーチ」でエゴサした結果をスクショして上げたりもしている)。
それ以外のツイートもなく、リプライもbotによる定型文の自動返信のみという、他のなりきり垢とは一線を画したシュールさから、
F-ZEROファンやスマブラファンを中心に次第に存在を知られるようになり、原作シリーズの継続が途絶えていることもあって、
今やファルコンと言えばF-ZEROレーサーのイメージよりもファルコン・ランチを連想する人も多い。
一Twitterユーザーながらネット上に幅広く影響を及ぼせる存在はそうそうないだろう。

ファルコン・ランチのヒットを受けて彼のスタイルを真似たなりきりも多数登場しているが、
その多くがリプライ等で普通に話していたりと素が出ているのに対し、本家本元たるファルコンは上記の通り。
中の人の自己主張や自己顕示が一切なく手動系botを徹底しているのも人気の一因と思われる
(同様の例として「黒塗りの高級車に追突してしまうbot」というのもある。運転手繋がりか)。

所謂非公式ネタではあるものの、任天堂ゲーム情報誌「ニンテンドードリーム」の2018年8月発売号にて
UNDERTALE』の作者Toby Fox氏が企画「ケツイのQ&A」でさり気なくファルコン・ランチの一文を混ぜたり、
後述する『スマブラSP』でのDLCファイター参戦PVにてファルコン・ランチを髣髴とさせるシーンが挿入されたりと、
公式側もネット上のネタを意識していると思わせるような節があったりする(あくまでも「思わせる」以上の事は無いが)。

繰り返すが、ファルコン・ランチはあくまで一Twitterユーザーによる非公式のネタであり、
キャプテン・ファルコンは本来レースゲーム出身のキャラクターであって「ツイッターで毎日意味不明な飯の写真を上げてる人」ではない。

上述通り受け入れている原作ファンがいるものの、そうでないファンもいるため、他の二次ネタと同じく取り扱いには気を付けること。


大乱闘スマッシュブラザーズ』シリーズにおけるキャプテン・ファルコン

作品ごとのデザインの変遷
"Show me your moves!"
(お前の動きを見せてみな!)

スマブラシリーズでは全作品に出場。『初代』『X』『SP』では隠しキャラ
CVは『ドラゴンボール』のベジータ等で有名な 堀川りょう 氏。

レースゲーム出身者なのでどの技も新規に作られている
シリーズを通してパワーとスピード(走行が全キャラ中トップクラスの速さ*2)を兼ね揃えたキャラクターとして調整されており、
炎を纏った「ファルコンパンチ」や「ファルコンキック」に代表される肉弾戦のみで戦う。
腰の銃は何故か使用しないが、恐らくゲストキャラクターのスネークと同様の理由かもしれない。
レイガン?あれは実弾じゃなくてビームだし、外見も一目で冗談と分かるデザインだから大丈夫。
ちなみに上記の台詞はアピール(『X』以降は下アピール)の時に発するものであるが、
『初代』では「なんて言ってるの?」「醤油ムース!に聞こえる」というプレイヤーの声が続出した。

+各種必殺ワザ(以降「B」と表記)
各種必殺ワザ(以降「B」と表記)
  • ファルコンパンチ(NB)
「ファルコーン…」と力を込めた後で「パーンチ!」と叫びながらハヤブサの形状をした炎と共に右拳を繰り出すロマンワザ
エフェクトもさることながら見た目通りの威力を持っており、軽いキャラなら50%程度からでも十分バーストできる。
弱点はやはり隙が大きいこと。特に1対1のタイマンで当てるのは至難の業である。
ただし、『DX』までは状況次第でコンボの〆に当てることも可能であり、その見栄えのカッコよさから狙ってしまうファルコン使いは後を絶たない。
『X』以降は発動直後に背中側にスティックを押すと方向転換し、威力もわずかに増す「ふりむきファルコンパンチ」が実装された。
『for』以降はそれまで細かく分けられていた攻撃判定が統一され、どこに当てても威力が下がることがなくなった。
『for』のみ吹っ飛ばし力が大幅に下げられる弱体化が施されていたが、『SP』で改善された。

  • ファルコンダイブ(上B)
空中へ飛び上がり、上昇中に敵に触れると抱き付いて「イエース!」と爆発して吹き飛ばすワザ。
抱き付きが決まれば尻もち落下にはならず、再び行動できる。
『初代』では、吹っ飛ばし力自体は特筆して大きいわけではないのだが、疑似三段ジャンプとして高度を稼ぎながら一撃を加えられるため、
即死コンボのシメによく使われた。
ただし復帰の自由度が非常に低く、復帰力もかなり低めでファルコンの死にやすさを助長している。
更に、『初代』ではコンボやらメテオやらで死ぬので目立たなかったものの、
『DX』『X』では、システム上相手が先に崖を掴んでいるとこちらは掴めずあっさり落ちていく上に、
崖から手やら足やらがはみ出やすいのでそこを突かれて死ぬ
それでいて吹っ飛ばし力も低下と、どんどん地位が下がっていった。
『for』以降は相変わらずメテオの的なものの、ふっとばし力が強化されたためステージ端付近での撃墜の択として使えるようになっている。
だがそれ以上に、『DX』以降は吹っ飛ばし後の硬直が異常に大きいという欠陥があり、崖下で使おうものなら当てて反確(崖受け身後に反撃される)。
長年手つかずのバグなのかそれとも仕様なのかはともかく、『SP』Ver.10.1.0までずっとこのままだった…が、
Ver.11.0.0より当てた後の全体フレーム数が激減。攻撃を受ける前に先に行動ができるようになり、安定性が向上した。

  • ファルコンキック(下B)
「ファルコンキーック!」と、炎を纏った蹴りで突進するワザ。発生が早めなので不意打ちに使える。
地上では真横に進み、空中では斜め下に急降下する。壁や床にぶつかると隙を晒してしまうので注意。
『for』からはふっとばし力が強化され、発生直後はバーストにも使えるほどの高火力に。
ただし突進と共に威力が減少していくので間合いをよく見て使うこと。

  • ファルコンナックル(横B)
『DX』から追加されたワザ。
一旦身を構えた後、真横に突進し、攻撃できるものに触れれば炎を纏った左拳で殴りつけるワザ。
地上では上方向にかち上げ、空中では下方向へメテオを決めて自分は若干飛び上がる。
空振ると地上では転び、空中では尻もち落下状態に移行する。
『X』までは地上での発動中に床が続いていないと落ちて尻もち状態になってしまうが、『for』では落ちないようになった。
空中版ではメテオになるといえど決死の一点読みをしても微妙に発生が遅いのでスカったり別のワザで充分だったり、と割と不遇。
だが、その性質上ダウンした相手の起き攻めの択や、回避狩りの選択肢としての使い道がある。
特に『DX』ではワザが出てしまいすらすれば後隙の関係上反撃がされにくいこと、一部キャラにはコンボの繋ぎや始動になることから、
いぶし銀のような役割を果たせていたりする。
『for』では一応バーストに使えるほどの高火力になったのだが、外したりガードされたりするとリスキー。
『SP』では発生が早くなる、硬直減少により『DX』以来のコンボが可能、アッパー時にアーマーが付与、
空中版もヒットすれば再度動ける…といった具合に大幅強化を受けた。
ただしその代わりにバースト力は大きく下がったので、『for』と同じ感覚で使用して痛い目を見ないように注意しよう。
Ver.8.0.0からは空中版のメテオ判定の優先度を上げられたため、メテオを狙いやすくなっている。

『X』で追加された最後の切りふだ。
「カモン!女の子ブルーファルコン!」とブルーファルコンを呼び出し、
相手に当てて強制的にF-ZEROコースに引き込みブルーファルコンに乗って体当たりするという大技。
唯一の「ビジュアル攻撃」である。
この時のボイスは『初代』の開発時点で収録された「バンク音声」からの流用である。
『for』ではSFC版『F-ZERO』の効果音が追加され、
『SP』ではエンジンから翼状の炎も噴き出すようになった一方、
同作参戦のダックハントとシュルク(『ゼノブレイド』シリーズ)やゲストのロックマン
以後の一部DLCキャラや『SP』で変更された一部キャラの最後の切りふだもビジュアル攻撃なので、
残念ながら唯一ではなくなった。

+『初代』におけるキャプテン・ファルコン
『初代』ではコンボゲーとされる本作の中でも異様にコンボがしやすく、非常に火力が高い。
全キャラ中1位の走行速度からの掴みや、発生4Fで上半身部分が無敵の上スマッシュから浮かせてからの空中上攻撃コンボが強力。
「浮かせる→空中上攻撃連打→ファルコンダイブで〆」という王道コンボは、通称ファルコンボとも呼ばれている。
ファルコンに浮かされたら死が待っている、というレベルでどんどんダメージが溜められる。
その他にも、全体的に攻撃判定が強いため当たり負けしにくく、吹っ飛ばしにも優れた技が多い。
弱点としては復帰性能がかなり低めなことと、飛び道具を持っていないこと、そして自身のコンボ耐性の低さ。
つまり攻めてる時は強いが一旦攻められるとあっさり死ぬ
だが、長所が突出しているため、これらの弱点はあまり気にならないほど。
タイマンキャラランクではピカチュウカービィと並んで3強と呼ばれ、最上位クラスに位置している。

ちなみにコンパチではないが、『初代』ではサムスの骨格を流用しており
(…と言うよりは、後述の事から「サムスにファルコンの骨格が流用されている」が正確か)、
上強攻撃、ダッシュ攻撃、下スマッシュ攻撃が共通している。

余談になるが、実は『初代』のプロトタイプである『竜王』の頃には既に現在のファルコンの基となるキャラクターが存在していた
(デザインは『ストEX』のサイクロイドのような簡素な人型のモデルで、開発スタッフの間では「ペプシマン」と呼ばれていた。
 現在のファルコンと同様に素手で戦うキャラだった)。
これを考慮すると、ファルコンはある意味『スマブラ』最古のキャラと言える。
もうひとつ余談として、ディレクターの桜井政博氏は「いちばん男らしいから(笑)」という理由でファルコンを愛用していた。

+『DX』におけるキャプテン・ファルコン
『DX』発売当初、本作においてのファルコンは評価は実は低かった。
理由は他の多くのキャラが前作に比べて軒並みアッパー調整された中で、ファルコンは投げ間合いが極端に短くなり、
ファルコンパンチを始めとした様々なワザの発生が軒並み鈍化。更に猛威を振るった上スマはワザそのものが差し換えになり実質削除
そんなこともあってか露骨な弱体化がなされて弱キャラに成り下がった…かに思われていた。が、彼の場合は強化点もまた凄まじかった。

一つは機動力の大幅な上昇、そしてもう一つは空中前攻撃「ストライキングニー」ことの登場である。
『初代』でも早かったダッシュはDXになってより速度が上昇、更にダッシュの慣性をつけたままジャンプできるようになったため、
『DX』のゲームスピードと合わせ、キャラ自体が弾丸のように突っ込んでいくことが出来ることが可能になる。
そして、は発生そのものはやや遅めだが、出始めを当てると電撃を与えながら真横に吹っ飛ぶというものであるが、
前述した機動力と電撃属性によるヒットストップ増加、更に技の性能が見事に噛み合った結果、
ヒットすればカス当たりでもクリーンヒットでも大ダメージコンボ、あわよくばそのまま即バースト、ガードされても硬直差で反撃されず
というトンデモ性能と化しており、現行作品でのロマンワザとしての立ち位置からは想像できないような無法なワザとして名を馳せた。
その影響たるや、ファルコンパンチを差し置いてファルコンの代名詞になるほど。
また、地上技は弱体化した一方で空中技に関してはほぼ据え置きだったため、ダッシュジャンプの存在から実質強化されたと言ってよく、
コンボも『初代』とは形を変えて開発される。
結果、ひたすらダッシュと小ジャンプ空中技(と掴み)で立ち回りの主導権を握り、
一度ダウンを取ったら凄まじい機動力を活かしてそのまま起き攻めやコンボで死ぬまで攻撃し続けるバッタキャラ
へと変貌した。KOFかな?
長い手足は当然の如く判定が強く、速度を生かした下投げからの膝、膝、そして膝、あと空Nによる判定の壁や使いやすい空下メテオ等々、
攻めに関して抜群の性能を誇るため、タイマンでのダイヤグラムでは相変わらず上位の一角を担っている。

弱点は低めの復帰力と体重の関係でコンボを非常に食らいやすい点、下方向に落下する速度が非常に速いことや切り返し能力に乏しいことが挙げられる。
総じて守りに入ると弱い点は『初代』と同じ。
また、このゲームの上位キャラの大半と同じく操作が非常に難しいことも欠点。
ファルコンの場合コンボにしても立ち回りにしても復帰にしても繊細な操作が求められるが、
いかんせんキャラの強みである「速さ」こそが操作を困難にしている。
上述の膝もとりあえず撃てば良いわけでは無く、当て方はもとよりきっちり着キャン、急降下を織り交ぜて打たないと隙を晒し、
ファルコンの落下速度やそれを実戦で行うことを考えると、膝コンは並大抵の操作では到達出来ない。
テクニックも特殊なボタン入力で弱の派生を3段で止める「マッハパンチキャンセル(海外名:Gentleman)」や、
ダッシュ状態のまま後ろ向きに走る「ムーンウォーク」など、身に着けるまでには一筋縄でいかないものが多い。
しかし、その速さとファルコンの魅力(主にネタ的な意味で)により、メインに据えてやり込む人は多い。
寄せ集め

また、『DX』ではファルコンのコンパチとして『ゼルダの伝説』シリーズのガノンドロフが参戦。
『X』以降も動作こそ似通っているものの独自のモーションプログラムの使用による脱コンパチを経て登場し続けている。

+『X』におけるキャプテン・ファルコン
『X』ではパワーとスピードにメリハリを持たせる形で調整をされた…のだが、その結果弱化が目立つ。
走行はソニックに次いで速いがそれ以外が重い。
また、全般的に技後の隙が多くなり火力も弱体化、リーチは短くなり(脚が微妙に短くなっている)判定も弱くなるなど、
ダメージソースにもフィニッシュにも一苦労。パワーキャラと呼ぶには若干パワー不足な印象も否めない。
その上、立ち回りを支えていた『DX』までのシステムテクニックが消えてしまった為にコンボ性が低下するなど、『X』のゲームシステムに嫌われている。
体が重く落下速度が速いためコンボを貰いやすく、上述の性能からタイマン適性は低く、
国内でのタイマンキャラランクは(ふうせんポケモンよりはマシなレベルで)最下位クラス。
結果的に「あまり走り回れず火力も微妙」という基本コンセプトとは真逆な性能に仕上がってしまった。ノォーッ!
このキャラで戦果を挙げるには相応の修練を要するが、ダッシュの速さを活かしたラッシュは侮れない。

その一方、持ち前のキャッチーさを極限まで極めたCF乱闘(要は魅せプレイ)は、一部で大人気無いほど大人気。
CFの活躍をもっと見たい人は今すぐ『さすがCF』でタグ検索だ!
+亜空の使者での活躍
アドベンチャーモード『亜空の使者』では中盤に登場、ピクミンを率いるキャプテン・オリマーと行動を共にする。
しかし初登場の際、敵は倒したもののオリマーが引き連れていたピクミンをほぼ全滅させてしまった
また、この時や後半のピカチュウサムス、ロボットが居る部屋に乱入した時などに妙なポーズをよく取っている。
本作では、ファルコンフライヤーが亜空間爆弾工場から脱出する時や(この時、追跡してくるメタリドリーと機上で対決)、
亜空間に突入する時にも使用されるなど、これまでにない活躍を見せている。

また、同作におけるスネークの無線通信では、中の人繋がりでオタコンがノリノリのファルコンボイスを披露してくれる。

+『for』におけるキャプテン・ファルコン
『for』では『DX』以来の初期キャラとして登場。あなたのゲームはまだですか?
ファイアーエムブレム』からの新参戦キャラクター紹介PVで姿を見せた。
内容自体は『FE覚醒』のルキナとルフレの紹介だが、剣士のルキナ相手に素手で圧倒したり、
ルフレの魔法攻撃も華麗に避けたりと彼も結構目立っていた。
状況的にクロム(『FE覚醒』の主人公)をノックアウトしたのも彼なのだろう。
クロム「俺の出番は…ない…のか…」なくはないです

だがフィギュアではない本物のクロム親子(とフィオルン)は、ファルコンはおろかマリオリンクといった任天堂のスーパースターを差し置いて、
音速の壁はおろか世界の壁すら突破し、任天堂代表として様々な世界で闘っていたのであった

そして性能はというと、もはや虐めとしか言えなかった前作から、全体的に判定(脚も長くなり、リーチが伸びた)とふっとばし力が強化。
パワー&スピードキャラというコンセプトに恥じないパワーを取り戻し、タイマンのキャラランクでは上位クラスに返り咲いた。
今までイマイチ活路が見出せなかったファルコンナックルやファルコンキックがまともにバースト技として機能したり、
ダッシュ掴みが異様に滑るようになり、ファルコンの足の速さも相俟って非常に強力な技となった。
掴んだ後の投げのリターンも大きく、浮かせてからの空中上攻撃等でダメージが稼ぎやすいので、火力が高い。
撃墜にも先述のファルコンナックルやファルコンキックを始め、
空中上攻撃、空中後ろ攻撃、横スマッシュ、崖際の下強攻撃や弱攻撃すら撃墜にたり得る等決め手も豊富。
お馴染みの当て辛いが吹っ飛ばしが強烈な空中前攻撃の膝、メテオ技の中では高性能の部類に入る空中下攻撃等で早期撃墜も可能。
もはや前作の悲惨さは見事なまでに消滅している。
また、全体的に空中技の着地隙が増えた本作では足が速く、着地狩りしやすいファルコンにとってはこの辺も追い風。
ちなみに、ファルコン自身の空中技の着地隙は、空中前攻撃以外ほぼ据え置きである。

一方で、復帰力の無さとコンボ耐性が低いという弱点はそのまま残されているため、
相手のペースになるとコロッとやられてしまうことも……いかに自分の攻めを持続できるかが重要。
こちらのペースに持ち込めば、相手の懐に飛び込んでいく戦いができるのはまさしくである。さすがCF。
余談だが、代名詞であるファルコンパンチは大幅に吹っ飛ばし力が落ちるという弱体化を施されてしまったが、
前述の着地隙重視のシステム面との相性の良さと噛み合った結果逆に強化されたという、な、何を言っているのか(ryな状態になっている。
タイマンじゃどっちにしろ死に技だけどね

+『SP』におけるキャプテン・ファルコン
『SP』では前作と比べると横スマ(裏拳に変更)と上強(足を地面に着かせなくなった)のリーチの縮小、ダッシュ掴みの滑りの減少、
ステップの使い勝手の悪化(ステップ単体で見るとWii Fitトレーナーの方が速い)…等々、全体的に弱体化が目立つ。
その他細かな調整も積み重なり、ダメージソースにもフィニッシュにも苦労する、言わば「バ難(バースト難民)」問題を抱える微妙なキャラに。
といってもバーストに持っていくのが難しいだけでバースト力自体は強く、立ち回りやラッシュの強さは健在。
流れを掴めば追撃や読み合いを仕掛けて先手を取り続け、自分のターンを継続させていこう。
しかし元々の「攻めが強いが守りは弱い」コンセプトと前作からリターンの高さやお手軽さを取り上げたような性能もあって安定していくのは難しい。
「永遠の中堅」という称号がしっくりくる。

+ファルコン・ラーメン

DLC第6弾「ミェンミェン」参戦PVにて初っ端からラーメン屋で
ラーメンを勢いよく啜るファルコン(とその横でラーメンを器ごと吸い込むカービィ)が映し出され、視聴者の腹筋をかっさらう。
そしてオチでピッチピチのウェイター姿になり、ラーメンを食べるミェンミェンを見つめてまたも視聴者を破顔させるのだった。ファルコン・バイト
並み居るファイターの中からファルコンが抜擢されたことから前述のファルコン・ランチを想起する人も少なくなく、
ランチの人もPV公開の翌日にはしっかりと昼飯にラーメンを食べていた。
ちなみにこのPVにおけるファルコンの声は新録であり、
ラーメンを啜る音のためだけに『初代』以来20年振りに堀川氏を起用している。・・・・すごいゲームだ。

…シリーズ全体でみると『X』と『SP』を除けば上位クラスにおり、割と強さは安定しているキャラクターの一人と言える。

余談だが、スマブラシリーズにおけるファルコンのコスチュームは『初代』は紫色、『DX』以降は紺色がデフォルトカラーとなっており、
原作でのカラーリングと比べて落ち着いた色調になっている。
中には白いコスチュームにピンクのヘルメットという強烈なカラーもあり(通称「愛の戦士レインボーマン」)、シリーズ通して存在する。
そういえば某総帥も『ストⅡ'TURBO』で似たようなカラーがあったが…。
更に、『for』からは全身が金色のカラーも新たに用意されている。
なお、金色カラーは『SP』で後継者が現れた


アニメ版『ファルコン伝説』におけるキャプテン・ファルコン


アニメ版『ファルコン伝説』でも、ゲームと同じく謎多き一流のレーサーにして賞金稼ぎとして登場。
CVは『キン肉マン』のテリーマン等でお馴染みの 田中秀幸 氏。

寡黙であまり多くを語らないが、主人公のリュウスザクら高機動小隊を影から支援する頼もしい存在。
ブラックシャドーの野望を止めるため、ダークミリオンと激しい火花を散らしている。
その正体はリュウの行きつけのカフェテリア「ファルコンハウス」のマスター、バート・レミング。
本名はアンディ・サマーであり、高機動小隊隊長ジョディ・サマーの兄である。
好物は納豆(作中ではアレと表現)であり、カレーにかけてよく食べるようだ。
嫌いな食べ物はシイタケらしい(ブラックシャドーの要塞に形が似ているためと思われる)。
好みのタイプは黒髪の人なのだが、具体例に少年と大人の男性の二名を挙げている…アッー!

実は、「キャプテン・ファルコン」とは単に彼が正体を隠す為の存在ではなく、
遥か昔から受け継がれてきた正義の味方」の名前であり、ブラック・シャドーと対をなす存在。
最低でも、第一回F-ZEROグランプリが開催された70年前には存在していた様子。
最終回では、ファルコンパンチ*3でブラックシャドーを道連れに消滅した
(ただ、同じく動力炉にいたゾーダが無事だったことが判明する為、厳密に言うと消息不明であると言える)。
アンディ・サマーが姿を消した後は、世界を救ったリュウが新たにキャプテン・ファルコンの名を襲名することになる。

+やあ、今日のF-ZERO ファルコン伝説は面白かったかな?
そして本作における彼を語る上で欠かせないのが、次回予告後のミニコーナー「バート先生のF-ZERO教室」。
名前の通りバートが先生役となって設定を解説するコーナー……ではあるのだが、その実態は本作屈指のカオス枠
「バート先生」が雑な作りの紙人形な上妙にカクカクくねくねと動き回るのもさることながら、
本編で正体がボカされているのをいいことにやたらファルコンを褒め称えたり、逆にブラックシャドーをこき下ろしたりとやりたい放題。
とはいえ解説の内容自体は基本的に真っ当であり、送られてきた質問に答えたり、非売品グッズをプレゼントしたりもしているため、
恐らくはバート先生の旺盛なサービス精神が溢れ出してしまっただけなのだろう。多分。
ちなみに上記した好物などの設定もこのコーナーが初出。


「はい皆さん、
 大きな声で『キャプテン・ファルコンありがとう!』と10回言いましょう!
 んふふー、それではごきげんよう♪」


MUGENにおけるキャプテン・ファルコン

MVCザンギエフや、真ベガの製作者であるKamekaze氏のものが2010年2月26日に公開された。
ドット絵SVCベガをベースにしていると思われる。
『ブレイブルー』と『ギルティギア』の要素を取り入れているらしい。
技の性能『スマブラ』の要素を取り入れ、「ファルコンキック」や「ファルコンダイブ」などの技の完成度が高い。
お馴染みの「ファルコンパンチ」もあり、隙が大きいがガード不能になっている。また、腰につけた銃で攻撃する技もある。
フィニッシュ技があり、条件が揃えば使える「ファルコン・オーバードライブ」が搭載されている。
以前は新MUGENでは「C_Falcon.def」、WinMUGENでは「C.Falcon W.def」と登録すれば両バージョンで使用できたが、現在は新MUGEN専用となっている。
あと彼女ボイスパッチにされている。後者は何故?と思うかもしれないが、おそらく「愛の戦士」繋がりだろう。
また首から下がムキムキな雪だるまレッド・ファルコン軍のボスにも一部彼のボイスが使用されている。

この他、ルーネス氏が『F-ZERO』シリーズのステージを製作・公開している。

出場大会



「私の時代は終りそうにないな。」


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+ファルコンの貴重な御尊顔

*1
あるファンサイトにおいて『DX』における全キャラクターの走行スピードが、
改造コード使用でホームランコンテストステージでの100m走で現実の時間で計測された所、
ファルコンは7.5秒という驚異の記録を叩き出している。時速換算すると48km/h、本気で走るの最高速に並ぶレベルである。
一方で現実の100m走世界記録は9秒台であり、ファルコンはそれを素通りしているのだ。
更に言うと陸上競技は全力で走って速さを競うもので、選手の記録はハードな練習に耐え、競技用のユニフォームや走行フォーム、
そして最高速を長く維持できるスタミナで限界を追い求めたものであって日常生活での速さではなく、
猫の最高速も瞬間的に達するだけで長くは続かないのに対し、
ファルコンのそれは乱闘で他の行動もしながらもそのスピードを出せる余裕が常にある事になる。人間をやめていると言わざるを得ない
ついでに全キャラの基本体として設計されているマリオは11.4秒(26歳前後の一般成人男性でも全力疾走で届くか届かないかの速さ)、
こどもリンクは10.8秒(小学生の100m走の平均は23~17秒辺り)、ピカチュウシーク・マルスは現実の世界記録並と、
『スマブラ』にスタミナのシステムが無い事もあり、速いキャラは概して現実の物理法則を超越している
(一部が競走に不向きの服装と走り方であるにも関わらず)。お前ら人間じゃねえ!
まあ世の中にはそれを超える4秒台でかつ戦闘の最中で走り回り続けられる人間もいるし、
それ以前にゲームだから仕方ない(『スマブラ』は現実とは異なるイメージ世界だから仕方ない)

ちなみにキャラクター全員の平均タイムは12秒前後と現実的な範囲に収まっており、キャラの速さとホムコンの目盛りがしっかり計算されている事が窺える。

*3
『大乱闘スマッシュブラザーズ』からの逆輸入だが、炎がなかったりとエフェクトが異なる。


最終更新:2021年10月20日 23:14