鬼太郎

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鬼太郎 - (2010/04/13 (火) 22:06:26) の編集履歴(バックアップ)



「自由を最も愛し、奴隷になることを最も卑しむのが妖怪なんだぞ」

水木しげるの漫画『ゲゲゲの鬼太郎』(旧題:『墓場の鬼太郎』)の主人公。「きたろう」。
妖怪と人間の共存できる世界を目指して戦う。父親は目玉おやじ
かつて地上を支配していた幽霊族の唯一の末裔であり、外見は少年。
アトラスのRPGの主人公ではない。

長髪で左目を隠し、古めかしい学童服と縞模様のちゃんちゃんこを着て下駄を履いている
学童服の素材は仙人の髭で、百年経っても破れない。下着には天女の羽衣でできているといわれるシャツ、
目玉親父が太郎からもらったといわれるのパンツを着用している。
なお左目が無くであり、理由については「元々潰れていた」「生まれた時に墓石に目をぶつけて目が潰れてしまった」
とアニメや漫画などで様々な描写があるのでよく分かってはいない。

性格は基本的に温和、困っている人や妖怪を放っておけないお人よしな所がある。
また美人の女性、特に年上の女性には弱く、それにより危険な目に合う事も少なくない。
両親は鬼太郎の生まれる前に死亡。だが親父は死んだ後に鬼太郎が心配になって、自らの遺体の眼球に魂を宿らせて生き返り、「目玉おやじ」となった。
なお、「鬼太郎の眼球に乗り移ったのが目玉の親父」と思われる事がしばしばあるが、これは誤り。あくまで彼自身の眼球である。

原作漫画を参照すると、幽霊族の最後の末裔である両親は、血液銀行に血液を販売することで生計を立てていた。
ところが、その血を輸血された人々が、死んでいるのに生きている状態になってしまい、調査員が送り込まれる。
彼は鬼太郎の両親と交流を重ね、その事実を隠匿することを決心するも……やがて病によって両親が死亡。
哀れに思って墓場に埋めてやったところ、なんと死んだ母親の胎から鬼太郎が生まれ、自力で土を掘って外に出てきたのだ。
驚いた調査員は、思わず彼を放り投げてしまい、その際に墓石にぶつかって片目が潰れてしまう。
そして鬼太郎の為にと蘇ってきた目玉の親父と共に、再び自分の前に現れた鬼太郎をみた調査員は、
可哀そうなことをしたと反省し、彼を引き取ることを決意した、のだが……。
その末路は下記の『墓場鬼太郎』を参照のこと。

作品毎に戦闘能力などは変化するものの、定番として上げられるのが、以下の三つ。
髪の毛を飛ばす「髪の毛針」、下駄を飛ばして攻撃する「リモコン下駄」、自由自在に飛ばして相手を包み込んだりする「ちゃんちゃんこ」である。

その他にも、特殊なオカリナから鞭を伸ばしたり、剣にしたり、体内で発電した電気を放出したりする事も可能で、
また指や歯を弾丸代わりに発射する「指ピストル」(アニメだと指から空気を打ち出している)や「歯バルカン」、凄まじい酸性で相手を融かす胃液等も武器にする
また髪の毛を地獄の火炎や地獄の鋼と化して攻撃する「地獄の鍵」というものもあるが、みだりに使うことは閻魔大王から禁じられている。
戦闘能力のみならず、虫や動物の言語が理解できる為にそこからの情報収集や、妖気に反応する頭頂部の髪の毛「妖怪アンテナ」による索敵能力もあるなど様々な面で隙が無い。
そうした多芸な能力に加え、実質的に不死とも言える生命力を誇り、液状に融かされてもちゃんとした施設で時間をかければ蘇生する事すら可能。
しかし最大の武器は、日本中の妖怪達との間に存在する、幅広い交流関係であろう。
まあ、基本的に妖怪はのんびりしてるし、戦闘能力ってものを持ってさえいない奴らが多いのだけど。
というか、鬼太郎自身も結構のんびりしており、かなり危機感が薄い。
上記の通り、チートの塊とも言える能力を持ちながら、敵妖怪にあっさり負けてしまう事もザラ。
その上、ねずみ男以外の相手の嘘を割とあっさり信じてしまい酷い目にあうことも多い。
ねずみ男の言うことに関しても疑いながらもホイホイ関わっていく辺り、相当なお人よしである。

何度もアニメ化されている人気作品であり、声優も1・2作目及び『墓場鬼太郎』では野沢雅子、3作目は戸田恵子
4作目は松岡洋子、5作目は高山みなみ、80周年記念作品であるテレビゲーム版では松本梨香と毎回変わっている。
実写ドラマ版では六浦誠、実写ビデオ映画では和田求由、実写映画ではウエンツ瑛士がそれぞれ演じている。

こうして妖怪退治をするヒーローとしての知名度が高いが、最初の『墓場鬼太郎』等では
むしろ世話になった人間を生きたまま地獄流しにする等の悪行を多く行っていた。
風刺作品としての性格が強い『その後のゲゲゲの鬼太郎』では成長したものの、
子泣き爺や砂かけ婆等が嘆くほどに堕落した生活を送っているなど、割とヒーローらしからぬ面も多くもっている
アニメではそういった面が薄まっていった辺り、日本一有名な幼稚園児怪盗と通じる部分がある。
ただし同じアニメでも深夜アニメ枠「ノイタミナ」で放送された『墓場鬼太郎』はこの原作のダークさを前面に押し出し、従来のアニメ版とは一線を画している。

「人間世界で生きていくのも、楽じゃねえな」

なお鬼太郎のルーツは戦前からある紙芝居『ハカバキタロー』で、当時は「奇」太郎だったらしい。


MUGENにおける鬼太郎

某スレにおいて射命丸文博麗霊夢のドットを改変した鬼太郎が339氏ら複数の製作者の手により作られている。
おそらくMUGEN動画で一番登場頻度の高い鬼太郎。
技は「ちゃんちゃんこ」や「リモコン下駄」など原作通りの技、さらに運送技?ジェノサイドカッターを使い、
ストライカーとして猫娘やぬりかべなどを呼ぶ。
またアニメ1~5作目+ゲーム版を合わせた6種のボイスが搭載されており、
1作目ボイスだとストライカーは一反木綿しか呼べない変わりに攻撃力と防御力が1.5倍など、ボイス毎に若干の差異がある。
そのために音声データだけでも容量が凄く重い

また、ろうそくのようなゲージがあり、このろうそくの火が全部消える即死技が使えるようになる。
ただしこの即死技、味方にも当たる。まあ、技名が「トラウマ行進曲」だし。
さらに、別バージョンとして、ヴァンパイア風の鬼太郎も存在する。
こちらは、ストライカーも一撃技も無い代わりに、ヴァンパイア特有のシステムが組み込まれている。
(前半がVP鬼太郎。ラストのタッグの片方が通常の鬼太郎)

他にも神凪いくみ氏が製作した鬼太郎もいる。これは教材用のカンフーマンの画像を入れ替えたキャラである。
同じようにねずみ男が作成されていたが、ヤフブリのサービス変更に伴い公開停止している。

他にもgoogoo64氏によって目玉おやじが製作されている。

出場大会