長所:優しい
短所:気が多い
好き:山歩き
嫌い:自然破壊
「これが、自然のパワーたい!」
ロックマンシリーズ第2作目『ロックマン2 Dr.ワイリーの謎』に登場する8大ボスの1体であり、ワイリーのお気に入り。
天然の檜の中身をくり抜いて特殊コーティングしたボディを持ち、頭部には枝が残ったままになっている。
両手、両腕・腿部分以外は全て外見は木造で、更には内部メカまで檜で出来ている超自然派ロボット。
カラクリとは少し違うようである。
当然、火に弱く、しかも檜は「火の木」が語源と言う説もあるくらいで油が多くて燃えやすい。
特殊武器のリーフシールドは木の葉型のバリアを四枚展開させて、あらゆる攻撃を(
弱点武器のアトミックファイヤーすら)跳ね返す。しかし、超至近距離では無防備である。
セガサターン版『ロックマン8 メタルヒーローズ』にゲスト出演している。
その際は弱点武器でリーフシールドごと燃やして攻撃可能。
ロックマンが使う場合はシールドを纏った状態での移動は出来ず、十字キーを押した方向に発射されてしまう。
斜めには撃てず、敵弾も防げないうえにリーフシールドに弱い
エアーマン以外のボス戦ではまるで役に立たない。
更に、そのエアーマンも至近距離で撃たないと竜巻でリーフシールドを吹き飛ばしてしまう上に、
ロックバスターでも楽に倒せるような相手なので、攻撃より受身的な行為(リフト移動中の防壁など)に使う武器だろう。
最強の盾来た!これで勝つる!
発射さえしなければ(倒しきれない敵に当てるとシールドは消滅するものの)武器エネルギーを消費しないので、
ローコストな接近戦用武器としても使えることを頭の片隅にでも留めておくと良いだろう。
とはいえ、ウッドマン本人は8大ボスの中では特に厄介な相手。
攻撃力が高く、こちらがダメージを与えられるチャンスがほぼ一瞬なので、弱点武器やE缶が無いと苦戦する。
しかも『2』ではまだスライディングが出来ないため、ジャンプのスキマを潜ろうとすれば踏まれて大ダメージを受ける。
弱点武器の
アトミックファイヤーをフルチャージで二発当てるだけで倒せるのだが、上記のとおりリーフシールドの展開中はアトミックファイヤーすら跳ね返すので気をつけよう。
ただ、至近距離でエアーシューターを撃てばリーフシールドをすり抜けてダメージを与えることも可能なので、
いっそダメージ覚悟でゴリ押した方が手っ取り早いかもしれない。スピードクリア狙いではこちらの方法を使われることが多い。
他には
メタルブレードもそこそこ有効。おそらく森林伐採的な理由だろう。ダメージは2目盛りだが、それでもロックバスターの倍なのでかなりマシ。
ちなみに『ゲームセンターCX』でもこちらの方法で一発打開しており、むしろ道中の
犬型のロボット
フレンダーに苦戦していた。
『ロックマン3 Dr.ワイリーの最期!?』ではウッドマンそのものではないが、他の2ボス勢と同様に
そのデータを移植したドクロボットK-176というボスと戦うことになる。
こちらはリーフシールド展開中が完全無敵になり、その上ドクロボットのボディが元のウッドマンよりも大きいために
リーフシールドの範囲がやや大きくなり、ただでさえ避けにくい攻撃がさらに避けにくくなった。
攻撃力も非常に高く、8体のドクロボットの中でも
クイックマンと並び最強クラスと言われている。
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枯れ木マン |
ゲームボーイ版の『ロックマンワールド2』にも登場している……のだが、何故か
ものすごい勢いで弱体化
している。
まずリーフシールドは見た目通り葉っぱにしか判定が無いため、
ロックバスターが普通にすり抜ける
。
上から落ちてくる葉っぱはやたら速度が遅く、それが消えるまでリーフシールドを再展開しないため隙だらけ。
そして、体当たりを除けばどれも1ダメージしか受けないので、
そもそも避ける必要が無い
。
一応、体当たりだけはそこそこのダメージを受けるのだが、あまり突撃してくるタイプのボスでもないので、
自分から突っ込まない限りは気にする必要は無い。
そんなわけで、1ダメージで即死の オワタ式ルールならともかく、普通にプレイしているなら
突っ立って適当にバスターを連射するだけ
でいとも容易く倒すことが出来る、屈指の弱ボスに成り下がってしまった。
画面すら見なくていい、と言う点では トードマンすら下回るかもしれない。
ワイリー……材料費をケチったな?
ちなみに今作にはヒートマンが登場していないためメタルブレードが弱点となっており、たった4発で倒すことが出来る。
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なお、『ロックマン10』では、過去のシリーズに登場したボスロボットたちの能力をコピーしたボス「ウェポンアーカイブ」の『2』のボス代表として選ばれており、リーフシールドと4枚の木の葉を落として攻撃してくる。
マヴカプでは『ロックマン8』の「トルネードホールド」「ロックボール」と共に
エディが届けてくれる特殊武器のひとつになっている。
シールド展開中は相手の攻撃を1回だけ防ぎ、更に飛び道具として発射した際は敵弾を打ち消す効果付きの便利な逸品である。
欧米版アニメ『MEGAMAN』では2のボスの中でも特にハンサムに画かれており、
リーフシールドの代わりに広葉の形をした鉄製の団扇(斧?)を振り回して戦う。
有賀ヒトシ氏の漫画『ロックマンメガミックス』及び『ギガミックス』では、勿論2を再現した「R破壊指令」に登場している。
他のセカンドナンバーズとは別行動を取って部下のロボットと共にロボット廃棄工場を襲撃し、
かつて「ロックマン誕生」(1のエピソード)でロックマンに倒され封印されていた
ライトナンバーズを救出してワイリー軍の軍門に下るよう要求した。
原作の気は優しくて力持ちな性格ではなく、単純に凶悪な性格となっている。
が、
エレキマン達の真意を読み取れず、救出した途端に
カットマン達はロックマンの救出に向かってしまうという致命的なミスを犯す。
後にそのことに気づき、ワイリー基地の中で暴れまわるエレキマンを襲撃するも、タイマン勝負で返り討ちにされてしまった。
…確かにエレキマンはライトナンバーズの中では破格の強さなのだが、同じライトナンバーズ相手に無傷で戦い続けたメタルマンやエアーマン、
そして全登場人物の中でも屈指のチート性能を持つクイックマンなど、他のセカンドナンバーズと比べると正直あんまりな戦績であると言わざるを得ない。
ちなみにリメイク前の「破壊指令」では、メタルマンの号令でヘリから飛び降りている間に
ファイヤーマンとボンバーマンに倒されてしまうという出オチ同然の更にヒドイ扱いだった。
セリフも一切なかったので、むしろリメイク後の彼は健闘した方である。
後のシリーズでは
「6」を再現した「史上最強の敵」や「ギガミックス」にモブキャラとして登場している。
池原しげと氏が連載していた漫画ではウッドマンがジャンプしたところを狙って投げたまたさきメタルブレード(ロックマンが命名)を食らって昇天、やられる際に「ロックマンが真上に攻撃できるなんてきいていなかったぞ!!」とゲームの仕様に関するメタ発言をしていた(『ゲームセンターCX』でも上にバスターが撃てない事に対して四十肩呼ばわりされている)。
ちなみに、原作では同じ弱点のフラッシュマンに対してまたさきメタルブレードが可能。
『スーパーアドベンチャー』では
シャドーマンと親友だったらしいが、
同ゲームのプレイ動画では、「シャドーブレードの的だったのでは」「変わり身(身代わり)の術に使われたのでは?」などと酷い言われようである。
担当声優は菅原淳一。スネークマン、ジェミニマンとの三役兼任。
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エグゼシリーズのウッドマン |
エグゼシリーズには『1』『4 トーナメントブルームーン』『4.5』に登場する。
かなりの大柄のナビであり、無口だが自然を愛する優しい性格。オペレーターや自然を傷つけるものには容赦しない。
『1』ではストーリーにかかわらない一般人のナビ扱い。『4』では自然を愛する性格を逆手に取られ、過激派の口車に乗ってしまう。
ちなみに4のウッドマンシナリオではフリーズに直結するバグがあるためプレイする人は調べておいた方がいい。
4ではトーナメントで勝利するとロックマンと魂が共鳴し、ウッドソウルが使用可能になる。
ロックマンが木属性になり、チャージショットがコガラシに変化し、クサムラパネルの上では体力が回復していく。
また、マヒや混乱などといった状態異常をうけつけないステータスガードを持ち、どちらかというと防戦向けの変身である。
ちなみに、クサムラパネルに乗っている時の回復速度はなんと
1秒当たり30
。これは徐々に回復するタイプの速度では歴代最速。
「HPが2以上の時に致死量のダメージを受けるとHP1で踏みとどまる」アンダーシャツと組み合わせると、普通の攻撃では突破できなくなる。
ただし、クサムラパネルは炎属性の攻撃を受けると消滅する上、クサムラパネル上では炎属性の技のダメージが2倍になる。
ただでさえ炎属性が弱点のウッドソウルがクサムラパネルで炎を食らうと4倍のダメージになり、目も当てられない事態になるため注意。
エグゼ4ではカワリミ(罠を張り、攻撃を受けると自動で反撃)とイアイフォーム(Aボタンおしっぱで構え、敵が自エリアに侵入したら自動で切る)を
組み合わせたコンボがあり、これをすると
Aボタンを押すか敵が自エリアに侵入しない限り毒以外のダメージを受けない
防御になる。
ここに上述のウッドソウルとクサムラパネルとアンダーシャツを組み合わせると、突破方法がほぼ皆無になってしまう。
おまけにこの状態中ではターン制限があるソウルユニゾンが
解除されない
ため、待っているだけではどうしようもない。
そのため、公式大会では使用禁止になっている。
オペレーターはサロマ。自然を愛する優しい少女で、自然保護活動の一環として科学省の前で自然食を用いた弁当を販売している。
ビジュアルなどからコアな人気はあるが、登場回数が多いわけではないので影は薄くなりがち。
アニメでは出番が増えており、魚屋さんのマサや 骨董品屋の黒井みゆきとともに妙な変装を披露しながらも何度も熱斗たちのサポートをする。
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ニコニコ動画におけるウッドマン
主に、てつくずおきば作曲『エアーマンが倒せない』の二番の歌詞でお馴染み。
ヒートマンのステージがクリアできない→その為にはアイテム2号が必要→アイテム2号の取得条件はエアーマンの撃破
→でも
エアーマンが倒せない
→弱点武器のリーフシールドが欲しい→
でもウッドマンも倒せない
→弱点武器のアトミックファイアーが欲しい→だけどヒートマンステージがクリアできない→その為にはアイテム2号が……
無限ループって怖くね?
……と思っているのか?
実際は上記のとおり、
エアーマンはバスターで簡単に倒せる大人しめの方の8大ボス
なのであった。むしろ回避技術を要求されるウッドマンがガチ。
MUGENにおけるウッドマン
死門氏がアーケードゲーム『ロックマン2 ザ・パワーファイターズ』仕様のウッドマンを公開していた。
原作再現で歩行とガードは出来ずジャンプと転がり以外の移動手段がないが、特殊なステートを組んでいるらしく、一度ダメージを受けると
数フレーム(60フレーム=1秒)の間無敵になるため、
コンボゲームのキャラには厄介な相手となる。
投げ技も効かない。
また、このステートには不具合(バグ?)があり、例えば
Killer Whaleに食べられると吐き出されずに戦闘続行不可能になったり、
メトロイドの運送技を受けると画面外に消えて戦闘続行不可能になる等の問題もある。
投げ無効化のステートのため、強制的に投げ判定にされるとフリーズする。
逆に「
グラビティブレス(投げ技扱い?)といった特定の技が効かない。
この仕様は他のワイリーナンバーズも同じで、仕様という意味で相手を選ぶキャラである。
かの
マスクドデデデと同じステートと言えば、どれだけヤバイ実力を持つかは想像に難くないだろう。
他には海外製のコンプゲーム用に製作されたファミコン版のウッドマンが存在するが自分で操作することはできない。
出場大会