キャプテンコールド

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キャプテンコールド - (2021/05/20 (木) 22:48:43) の編集履歴(バックアップ)



+ 日本語吹替声優
東地宏樹
『アローバース』
園部啓一
『バットマン:ブレイブ&ボールド』

アメリカのDCコミック『ザ・フラッシュ』に登場するヴィラン(悪役)。
フラッシュと戦う時だけ本気出すヴィランチームの「ローグス」のリーダー。
本名はレナード(レン)・スナート。冷凍銃を操る犯罪者である。

未発表の科学論文を盗み出し、それを元に新兵器を開発しようとした結果、冷凍銃を完成させた。
物体の熱エネルギーを奪い取ることで速度を遅くさせる、つまりフラッシュを止められる可能性があるため、
冷凍服を着こみ、フラッシュ相手に冷凍銃を用いて戦うヴィランとなる。

目的がフラッシュと戦うことなので、フラッシュが死亡した際にはヴィラン専門の賞金稼ぎへ転向。
その後に現れた三代目フラッシュを後継者と認め、フラッシュと戦うために復帰するなど、行動方針は一貫している。
なお「フラッシュの存在しない」世界ではヒーロー「シチズン・コールド」として活動しており、善性の人間ではあるようだ
(ただし若干精神が不安定な様子があり、宿敵がいないと張り合いがないらしい)。
ちなみに一番嫌いなことはフリーズ氏ミスター・フリーズと間違えられること。

2011年のリランチ「NEW52」によるこれまでのストーリーをリセットしてのリスタート後には、ページトップにあるおっさんから青年に変更された。
服装もノースリーブになったが、何よりの変更点はとある出来事から自身のDNAに冷凍銃の情報が混じったことで、
銃無しで手から冷気を放出できるようになったことである。
だが、2013年のイベント「フォーエバーイービル」で別次元からやってきた悪人版ジャスティスリーグであるクライムシンジケートとの戦いの際に、
デスストームによって冷凍銃のDNA情報を引き抜かれてしまい、常人に戻ってしまった。やっぱコンセプト的に能力者はアカンかったか
もっともコールドはあわてず騒がず再度冷凍銃を用意して戦いに参加していったが。
そしてフォーエバーイービル終盤では悪人版フラッシュであるジョニー・クイックと対決。
「俺とフラッシュの間には互いへのリスペクトがある、それがお前とフラッシュとの違いだ」とコールドを舐めてかかる相手の虚を突いて、
ジョニー・クイックの足を凍らせて蹴り砕き、対スピードスターの年季とフラッシュフリークぶりを見せ付けた。
なお、フォーエバーエビル後はこれらの功績もあって、なんとジャスティスリーグに参加することとなった。

21世紀のDC実写化シリーズ「アローバース」では当然というべきか2014年にスタートした『THE FLASH/フラッシュ』で初登場。役者はウェントワース・ミラー氏。
相方のミック(ヒートウェーブ)の役者がドミニク・パーセル(吹: 江川央生 )だったため、『プリズン・ブレイク』の兄弟復活と話題になった。
というかこれが縁で2017年に『プリズン・ブレイク』自体が復活した。
本作ではコールドガンの入手経緯が変わっており、
シスコ(フラッシュの仲間)がフラッシュと出会った当初、彼が悪人だった場合の抑止力としてこっそり作っていたものを盗んだ。
初登場回の決着(最後の方で光る掃除機突き付けてるのがシスコ)

その後元パートナーのミックを助け出したり、シスコを脅迫して妹用の武器を作らせたりしつつフラッシュと幾度も戦った後、
2016年放送の「レジェンド・オブ・トゥモロー」でミック共々主人公の一人となった。

+ ローグスについて
「ローグス」は非常に人間味が強いヴィランの集まりであり、
  1. 麻薬はご法度
  2. 女子供に手は出さない
  3. スピードスターは殺さない
という明確なルールを徹底している。
このルールに一つでも違反した場合、残りのメンバーによる制裁(キャプテンコールドが請け負うことが多い)が執行され、
最悪の場合はたとえ仲間であっても容赦なく粛清されてしまう
(念のために言っておくが、女子供でなければためらいなく殺すこともあるなど、彼らも危険なヴィランとしての一面を持っている)。
また、本気を出してるのに毎度毎度フラッシュに負けてるため弱そうな印象があるが、
それは毎度毎度勝っているフラッシュの方が凄すぎるだけであり、
本気を出さなくてもバットマンをあっと言う間に追い詰めるなど実際はトンデモなく強いチームである。

例えばあっさり賢者の石を完成させちゃった錬金術士ドクター・アルケミーを筆頭に、
ブーメランだけでフラッシュと互角に渡り合えてバットマンにも勝っちゃうキャプテンブーメランやら、
強力な炎系能力者とタイマンはって火炎放射器だけで消毒できるヒートウェーブやら、
高所恐怖症だったからってあっさりと空中を歩ける靴なんてものを作っちゃったその発想はおかしいトリックスターやら、
鏡があれば何でもできるミラーマスターやら……。
他にも回転を極めたザ・トップや笛の音でフラッシュも苦しめるパイドパイパーなど、いずれも劣らぬすごい奴らばかりである。
さらにはどこでも氷を作れるスケート靴の使い手ゴールデングライダーという女性メンバーもいるが、
誰あろうレンの妹リサ・スナートである(ちなみにザ・トップの彼女で、死んだ彼の仇討ちのためメンバー入りした)。

上記の「フォーエバーイービル」では、別次元からやってきたクライムシンジケートがジャスティスリーグを壊滅させ、
かつ本編世界のヴィランたちのほとんどをまとめ上げて暴虐の限りを尽くしているのに対して、
病院や学校までも襲うさまに「ローグスのルールに反する」と反旗を翻してクライムシンジケートとその配下のヴィランたちと交戦した。
ローグス本隊がフラッシュのホームタウンであるキーストンシティやゴッサムシティを転戦し、
ヒートウェーブの犠牲を払いながらも戦い抜いた(本イベントではヒーロー、ヴィランともに多数の死者が出た)ほか、
途中で分断されたキャプテンコールドはレックス・ルーサーらと合流してクライムシンジケートの本拠地を襲撃し、上記の活躍を見せている。

スピードフォース(フラッシュが利用する超高速移動エネルギー)の研究が進み、犯罪にも利用されるようになってしまった未来の世界では、
対スピードフォース犯罪チーム「レゲネイツ」の装備が、
かつて常人の身でありながらスピードフォースに立ち向かった伝説の男たち・ローグスを参考に作られているという……。
ちなみに彼ら、とある事情で過去の世界に来るやそのローグスとの直接対決に至っている。フラッシュそっちのけで

+ よく分かるツンデレっぷり(アニメ『バットマン:ブレイブ&ボールド(B&B)』第41話より)
──宿敵フラッシュがプロフェッサー・ズームとの戦いで消息を絶った。
フラッシュがいなくなった町を襲うローグスの前にバットマンが立ちはだかるが、
ローグスは「こんな相手じゃ、物足りないよ」「戦いの醍醐味が無い」とバットマンを簡単に捕らえてしまう。
そして……

※以下青字がコールド。赤字はヒートウェーブ、緑字はウェザーウィザード(気象現象を操るヴィラン……こいつもスゴイ)。

( ▼∀▼)「フラッシュはクリエイティブだった! 人の周りを旋回して酸素を奪ったりして」

(`・∀・)「フン。お前ときたら、殴る蹴るしか能が無いじゃないか!」

《 □Д□》「アイツなら分子を振動させて、こんな青銅の塊から飛び出している」

(*>∀<)「ニッコリ笑って人をバカにする態度ときたら、八つ裂きにしてやりたくなるんだよなぁ!」

「「「はぁー……」」」

( ▽д▽)「……好き、なのか?」

Σ《;□Д□》「はぁっ? 誰が!」

( ▼Д▼)「フラッシュのことを!?」

(`・∀・)「バカ言うな!」

なおフラッシュならだれでも良いのではなく、この後フラッシュが来て一瞬喜ぶも、
先代フラッシュのジェイや、三代目のキッドフラッシュだったため落胆している。
あくまでバリー(二代目)じゃないとダメらしい。

そして、実は生きていたフラッシュが帰還。


Σ(*▼∀▼)「もしや!」

《*□∀□》「戻ったのか!」

(`;∀⊂)「っ……。泣かないって決めてたのに……!」


この後まとめてボコボコにされた。
きっと嬉しすぎて抵抗できなかったのだろう。

何もこれは明るいノリの『B&B』に限った話ではなく、シリアスなコミックシリーズでも同様で……。

+ ようこそ、ローグスパーティへ!

洒落で三代目フラッシュことウォリー・ウェストに招待状を送った所、
罠か何かかと警戒しつつ本当にフラッシュが来たのでそのままパーティになだれ込んだ。

実のところ当時は二代目フラッシュことバリーが戦死してしまい、キッドフラッシュが三代目を襲名したばかり。
ウォリーもローグスの面々も、哀しみが癒えていなかった時期なのである。
パートナーとして、好敵手として、今は亡き二代目フラッシュについての思いを共有できる貴重な機会であった。

ちなみにローグス古参メンバーにとってキッドフラッシュはその名の通り、小さい頃から良く知っている人物でもある。
彼らからしてみれば三代目フラッシュは「がんばろうとしているけれど、まだまだ子供」、暖かく見守るべき存在だったのだ。

他にもある黒幕によって四代目フラッシュ殺害の片棒を担がされたローグスは激怒してブチ切れ。
「フラッシュ倒したんですね!やったー!」と喜ぶ新米の少年ヴィラン、トリックスターに鉄拳教育した後、
黒幕の所へ乗り込んでフラッシュの仇を討つ、などということもやっている。

愛すべきヴィランチーム、それがローグスなのだ。


MUGENにおけるキャプテンコールド

2体ほど確認されている。

+ Gate & Magus氏製作
  • Gate & Magus氏製作
WinMugenで動作可能。

SDサイズのちびキャラで、フォルダ名は「Pocket Cold」になっているがポケットファイターよりもさらに小さい。
普通のキャラの膝ぐらいの高さまでしか無い。
ちびキャラ同士を戦わせるコンプゲー用に製作されたキャラで、現在はベータ版である。
弱パンチ・弱キック・強パンチ・強キックの4ボタン構成で、しゃがみ強パンチで浮かせてエリアルレイブも搭載している……が、
本人が小さすぎるのでパンチやキックの攻撃判定は(見た目通り)ロールちゃんよりも小さく、まともに当てるのは厳しい。
しかしミニサイズの本体から放たれる冷凍銃の判定はレーザーのように画面を横一線にカバーしてくれるし、
対空技は無いものの斜め上に冷凍銃を撃てる。
さらにローグスの面々をアシストに呼ぶことができ、
ランダムでキャプテンブーメラン、ウェザーウィザード、ヒートウェーブ、トリックスターが援護に駆けつける。
これが前に出てる奴が画面内に残ってても別の奴を連続して呼べるため、ボタン連打すると人間弾幕に。
キャプテンコールド自身の冷凍銃も組み合わせるとかなりの画面制圧力を持つ。
おまけにキャラが小さすぎるもんだから相手の抵抗も上手く機能せずに封殺することが可能。

また、足下に氷を貼る技や、氷の壁を作って相手に押し出す技など冷凍銃の使い方にもバリエーションがあり、
ミラーマスターの支援によるテレポートもある等、ちびキャラながら持ち技は多彩。
ゲージ技の火力もかなりのもので、
1ゲージの冷凍銃(前)→冷凍銃(斜め上)→上から氷片が大量に降ってくるという技が綺麗に全部当たると350ダメージ以上、
3ゲージのローグス全員で襲いかかる技はフルヒットすれば666ダメージを叩き出す。
これで頭身が他のアメコミキャラと同じだったら……と感じる出来映えである。
AIは搭載されていない。

+ skhsato123氏製作
  • skhsato123氏製作
WinMugenで動作可能。
一般的なキャラサイズで、スプライトはカプエスのベガを改造したものらしい。
カプコン式6ボタン操作だが、エリアルレイブ等は無く、マーヴル系のシステムは搭載されていない。
やはり冷凍銃を使った攻撃が多く、中にはアイスマンのアークティックアタックのような技も。
  1. 前ダッシュ時に体が透明になる演出があるが無敵時間は無い
  2. 通常投げの時に相手を放るタイミングがおかしいので完全に動きがずれてしまっている
  3. 基本技が同じ技でキャンセルできるので、ノックバックで離れるまで同じ技の連打が入り続けてしまう
  4. 相手の足下に氷を張って一定時間動けなくする必殺技を連発するだけで永久コンボになってしまう
  5. 勝利ポーズの尺が足りなくて台詞を言い終わる前に次のラウンドに移行してしまう(所謂「無限流こそ曖昧現象」、解決方法はこちら
などキャラの作り込みは正直良くない。
AIは搭載されているが、あまり洗練された動きはしてくれない。
スプライトは悪くないので今後の更新に期待したい。

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