ギャラクタス

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ギャラクタス - (2013/01/22 (火) 22:41:05) の編集履歴(バックアップ)



“Behold the...

Silver Surfer 

Herald to Galactus!”

マーベルコミックスにおけるギャラクタス

マーベルコミックファンタスティック・フォー』に登場する悪役(ヴィラン)。英語表記は“Galactus”.
マーベル史上最強の敵。ビッグバン以前の宇宙から生き残っている超生命体で、何百億年も宇宙を彷徨っている。
オンスロートなどと同じ、コズミックビーイングの一人。
(コズミックビーイング=直訳すると宇宙的存在という意味だが、マーベル社のコミックでは「宇宙を律する神に等しい存在」のことを指す)

その正体はビッグバン以前の宇宙で宇宙探検家をしていたター星人「ギャラン」。
とある理由から、ターを滅ぼした宇宙的災害の発生源、「コズミックエッグ」と融合してビッグバンを生き残り、ギャラクタスとなったのである。

超強大な生命体ゆえにその糧として必要なものも大きく、その捕食対象は天体である。
昨今、格ゲー業界にも地球意思だとかだとかそんなのが幾人かいるが、そういった面々をミキサーでジュースにして一気のみ
するところを想像して貰えば、彼がどんだけ凄いのか分かりやすいだろうか?
星一つをそこに住んでいる生命体ごとまるまる分解、膨大なエネルギー塊とし、それを喰らっているが、
いくら食べても飢えを満たすことが出来ず、常に空腹である。

ギャラクタスにとっては人間が他の動物を食べるのと同じ感覚であり、そこに善悪は存在しない。
彼が星を食らうことはもはや宇宙の秩序の一つとさえなっており、逆に彼を止めるほうが問題を生んでしまうことすらある。
尤も自分の星を食われる方にとっては堪ったものではない訳で、
通称「惑星を貪り食らうもの(コズミック・ディバウラー)」等と呼ばれ、全宇宙の生命体に恐れられている。
……まあ、そんな存在でも魂はあるのでゴーストライダーには弱かったりするのだが。
+ とは言え
ただしこれはあくまでアニメ版の描写だし、最近のストーリーでは
サノス「君のソウル・ジェム(魂を司るインフィニティ・ジェム)でギャラクタスを撃退できるかも知れんぞ?」
アダム・ウォーロック「あの船(ギャラクタスの船)の内部からは魂を探知できない。
 ギャラクタスに一番似ている存在はエターニティ(全能の宇宙意思。時間の化身)や
 インフィニティ(同じく全能の宇宙意思。空間の化身)のような精霊だぞ。ジェムの力を超えている」
と語られているため、正史では通用しない可能性もある。
え、前勝ったじゃん?って、いろいろあるんだよいろいろ

実際、宇宙の知的生命体の間での共通認識は単なる災害扱いであったりする。
なのでファンタスティック・フォーがギャラクタスの地球襲来を阻止し、他の星系へと向かわせた結果、
罪の無い星を災害によって滅ぼした罪で Mr.ファンタスティックが 訴えられ、銀河における裁判所へ出頭を命じられた事があったり。

ただし、星を生命体ごと食らうことに関して、実は彼なりに悩んでおり、そのせいか星以外の食料の模索を誓ったこともある。
また、とあるエピソードでMr.ファンタスティックとヒューマン・トーチの作戦で、
コズミックパワーを引きはがされてギャランに戻った際、再びギャラクタスになるのを嫌がって別次元に逃亡するなど、
ギャラクタスとしての自分自身に嫌気がさしていた節も見られた。
……結局コズミックパワーに捕まり、ギャラクタスに逆戻りしてしまったが。

強大なコズミックパワーを持っているので自分の力でも惑星を破壊することが出来るが、
専用の機械を使って崩壊させることを好む。
なお、高度に発達した文明を持つ生命が存在する惑星はエネルギーに満ち溢れて美味いらしい。

また、彼は「アルティメット・ヌリファー」という超兵器を所持しており、その威力は銀河系を一瞬で消滅させる
なんて言うとんでもないものであり(現行設定では多元宇宙を消滅させてリセットできる)、
さらにはマーベル世界において死を司る存在というか、むしろ「死」という世界の秩序そのものの存在である
「デス」すら殺すことができる
とかなんとか。更には全能のエターニティを殺す事さえできる…。
設定上は有無言わさず対象を完全消滅させる兵器だとされている。
ただしギャラクタスとエターニティは仲がいいのでお互い敬意を払った態度で会話している。
ちなみに普通の知的生命はせいぜい小動物ぐらいの認識しか持っていないらしい。
デスやエターニティとの因果関係は、親でもあり子でもあり夫婦でもあり兄弟でもあるという風に言い表わされている。
なお、ギャラクタスの血縁的な娘である「ギャラクタ(galacta)」というキャラもいる。
こちらは親と違って感覚が人間的でtwitterをするなどすっかり地球の暮らしに馴染んでいる。
そして腹ペコキャラかつ絶対領域(?)完備。
どんなだか気になる方は、「galacta」でググってみよう。

エネルギーや物質だけでなくあらゆる分野に彼の力は及び、
死者を復活させたり、戦うだけで銀河が何個も破壊されるなど、かなりぶっ飛んだ存在。

普段はページ上部の画像にある巨人のような姿をしているが、その実体は純粋なエネルギー体であるためどんな姿になることも出来る
映画『ファンタスティック・フォー 銀河の危機』においては雲の固まりのような姿で登場した。
大きさもかなり自由になるようだが、星を食うだけあって惑星サイズが普段の大きさ。
ンスフォーマー』のユニクロンや『帰ってきたウルトラマン』のバキューモン等といい勝負である。

かつての従者(ヘラルド)にシルバーサーファーがおり、彼に食料となる星を探させていた。
シルバーサーファーは膨大な時間を生きてきたギャラクタスが初めて得た従者だったらしいが、
この「従者に食料を探させ自分はのんびり待つ」という生活スタイルがけっこう気に入ったのか、
シルバーサーファーの背信にあった後も新しい従者を作っては同じ仕事を与えている。
…尤も、後付け設定でフォールン・ワンが最初のヘラルドということになってしまったが。

とまあ、上記のように地球人やスクラル人など宇宙のありとあらゆる知的生命体にとっての脅威ではあるが
宇宙(マーベルユニバース)全体が危機に陥るような事態が発生すると、ヒーロー達の戦列に加わることもある。
例えばカプコンの『マーヴル・スーパー・ヒーローズ』の原作にあたるコミック
『インフィニティ・ガントレット』ではさほどの連携は見せなかったが、一応はヒーロー達と共にサノスに対抗する側に身をおいていた。*1

マーベルヒーローが人喰いの化け物となって宇宙を滅ぼすパラレルワールドを描いた怪作『マーベルゾンビーズ』にも登場。
シルバーサーファーを食ってコズミックパワーを手に入れたゾンビ軍団ハルクスパイダーマンを始めとするほぼ全ヒーロー)を
一蹴する圧倒的な力を見せつけたが、最期はIFの話であるためかコズミックパワーを増幅させる超兵器によって
正史では考えられないほどにあっさり倒され、その挙句生きたままゾンビたちに貪り食われた。
そしてギャラクタスのコズミックパワーを得たゾンビたちによって僅か40年で宇宙中の物を食べ尽くされた、と続編で語られている。
……果たしてギャラクタスが生きていたとしても、ここまで早く宇宙が滅亡するのだろうか……

ちなみに、嘗て放映されていたテレビアニメ『宇宙忍者ゴームズ』(ファンタスティック・フォーの当時の邦題)では
テッカーメンと呼ばれていた。由来はお察し。
最初は威厳たっぷりに地球の滅亡を宣言し、反逆したシルバーサーフィン(シルバーサーファー)と
このアニメにしては迫力あるバトルを繰り広げていたが、
ゴームズに脅迫されると途端に喋り方が普通のおっさんっぽくなるというカリスマブレイクを見せた。
その態度の変わりっぷりは必見である。マジで。
16:10~


MARVEL vs. CAPCOMシリーズにおけるギャラクタス


"Why do you laugh in

the face of your own destruction?"

(破滅を前になぜそうも笑う?)

MARVEL VS. CAPCOM』のサントラCD内にあるファイルから行けるシークレットサイトによると、
実はMVCの開発当初ではギャラクタスがラスボスとして考えられていたらしい。
しかしながら、マーベル側にこの旨を伝えた所「神であるギャラクタスを殴り合いで倒すのは許可できない」と拒否されてしまった。
(上述の通りギャラクタスとて敗北したことくらいはあるのだが、それはあくまでジェムや超兵器の力に負けたのであり
 普通のスーパーヒーローや一介の格闘家程度の相手に純粋に戦闘で敗れるというのはやはり有り得ないわけである)。
そこで、丁度当時に日本語翻訳本が出ていたオンスロートを次の候補として打診し、マーベル側もそれを了承した。

ところが『MARVEL VS. CAPCOM3』にてラスボスとして参戦。
敵役のDr.ドゥームスーパースクラルだけではなく、この方までに出し抜かれるファンタスティック・フォーの皆様は泣いてもいい。
シルバーサーファーはシルバーサーファーでのEDに出ているし。

見た感じでは、シリーズにこれまで登場したどのキャラよりもでかい。登場演出は勝利リザルト画面を粉々にぶっ壊して出てくるというもの。
またファイトコールに「SAVE THE EARTH!」が入る他、制限時間の表示は「EARTH LIMIT」に変化し、
ギャラクタスにKOされた際は「EARTH KO」と表示される。
つまりギャラクタスとの戦いは、地球の命運をかけた戦いという事なのだ。スケールがでかすぎる……
また動画を見る限り、シルバーサーファーの様な流体金属状の姿となったドーマムゥ、ウェスカー、Dr.ドゥーム豪鬼
ヘラルドとして従えているようである。
戦闘はまずギャラクタスが生み出したヘラルドを撃退する必要があり、さらに制限時間・体力消耗はそのままにギャラクタスとの連戦になる。
彼自身にも勝利演出は当然存在するが……内容はお察しの通りEARTH K.O.である。
ちなみに、EARTH K.O.でもコンテニューはできるが、それをしなければギャラクタスのエンディング(いわゆるバッドED)。

続編の『ULTIMATE MARVEL VS. CAPCOM 3』では条件を満たす事で、彼をプレイヤーとして操作できるモードがプレイ可能になる。
地球を攻撃するという立場上、こちらのファイトコールは「ATTACK THE EARTH!」となっている。
ヘラルド戦は行われないものの、全体の性能はラスボス版と全く変わっていない。


MUGENにおけるギャラクタス

Acey氏製作のものとExcursion氏製作のものが存在する。
どちらもアポカリプスオンスロートのような巨大キャラとして作られている。

Acey氏版

手から火柱や竜巻を放ったり、隕石や稲妻、地震などで攻撃する。
巨体にもかかわらずアーマーが一切ないため(しかし投げは無効。またガードはできる)、
各技の射程と出の速さでそれを補っている。
特に二つの技の性能が突出している。

  • Time Tunnel
対地設置型の拘束技。ノーダメージの代わりにヒット・ガード時共に拘束時間が長い。
持続時間・効果範囲もそれなりで、かつ下段判定のためAI戦ではかなり効果的。
設置中でも追加で発動可能なため、同技の連打でノーダメージではあるがお手軽ループができてしまう。
しかし効果音が長くうるさい。連打すると超リフレイン。

  • (名称不明)
Readmeのコマンドリストに載っていない技。
画面上方の広範囲を覆う電撃のようなエネルギー波。
飛び道具ばかりで基本的にコンボのできないギャラクタスだが、この技だけは他のどの技からもキャンセル可能で、
更にヒット時に相手のパワーゲージを削る効果を持つ。
威力は決して高くないが出が早く硬直も短いため脅威となる。

デフォルトAIは簡易だが、巨大キャラゆえの特殊な判定と投げ無効も相まって並のキャラ相手にはある程度勝てる。
また、うるちの人こと黒須氏によるAIパッチが公開されている。
デフォAIより積極的に攻め、「Time Tunnel」も有効に使ってくるためかなり強い……が、これでもかなり自重しているようだ。

Excursion氏版

こちらはN64Mario氏のアポカリプスの改変。
イントロでファンタスティック・フォーの面々とウォッチャーが現れ、何故かウォッチャーのみ背景として居残る。
また、ストライカーとしてシルバーサーファー、ノヴァ、テラックス・ザ・テイマーといったヘラルド(従者)達を呼べる。
(ただしサーファーとテラックスはセットで一つの技)
アポカリプス同様振り向けないのが欠点だが、ほとんどの攻撃時にまず後ろへ下がるので油断は禁物。
またボス想定のためか、LIFE4000,ATK200,DEF300がデフォルト数値となっている。


いずれもMUGENのキャラとしては大型の部類なのだが、原作の設定と比較すると むしろ「小さすぎる」 と言えるだろう。
まぁMUGENキャラにはサイズ的に同等あるいはそれ以上にアレなのとかもいるのでそんな気にすることでもないが。

出場大会

出演ストーリー

MUGEN街の夜雀亭(娘も登場。娘のみ未だ非戦闘)
大闘領 -Sengoku Legend of the Gainers-(無限戦記枠)
彼岸日和(娘も一緒。どちらも非戦闘)
無限戦記
飛竜の旅

"Much like the Fantastic Four, you are nothing to me!"


(ファンタスティック・フォーの奴ら同様、汝らも我が前には無に等しい!)

*1
全能の力を与えるインフィニティ・ジェムを六つ全て集めた力の前にさしもの武闘派ギャラクタスもあっさり敗北、封印された。
この時はほぼ全てのコズミック・ビーイングスが対サノスで団結・共闘したが、サノスは彼ら全員を相手に勝利している。
最後に宇宙そのものであるエターニティに挑み、これに勝利、宇宙を乗っ取ってしまう。
なお、戦線に加わらなかったうちの一人が事もあろうに最強のコズミック・ビーイングス、リビングトリビューナル。
こいつさえいればもうちょっとまともな戦いになっただろうに…。