「真里亞はこんな悪いママでも、ママと一緒がいいって言ってくれる…?」
同人ゲーム『うみねこのなく頃に』の登場人物。名前の読みは「うしろみや ろーざ」
*1。
アニメやPS3版、『
黄金夢想曲』などでの声優は
小清水亜美
女史。
設定
うみねこの舞台となる六軒島に屋敷を持つ富豪、右代宮家の女性。
当主金蔵の第四子、親兄弟の中では末っ子に当たり、右代宮家における序列は第5位。
右代宮戦人にとっては親戚の叔母にあたる。
親兄弟の中では年齢がかなり離れており若く、限り無く一人っ子に近い環境で育ったらしい。
当然発言力はあまり高くなく、さらに兄姉達がいざこざを起こした際は直接被害を受けなくともどちらの側に付くか求められるなど、
親戚間ではかなり微妙な立場にいる。
そのため、親族会議においてはあまり主張する事無く、のらりくらりと立ち回っている。
かつて夫に莫大な借金だけを残して蒸発された過去を持ち、物語当時においても借金は未完済、夫も行方不明のまま。
右代宮家ではこうした彼女に纏わる話題に触れる事はタブー視されている。
今では娘の右代宮 真里亞(-まりあ)を女手一つで育てている。
なお名字が「右代宮」姓のままなのは、まだ籍を入れていなかったからの模様。
普段は服飾デザイン会社「アンチローザ」
*2を経営している。
ただし売れ行きや評判は決して芳しくない様子で、作中人物には「道楽」などと切り捨てられている。
性格は、作中の人物達に言わせれば「癒し系常識人」「素直」「お人好し」。
……ただしこれは普段のかなりセーブした状態のようで、切迫した状況になると一転して非常に勝気で口調も荒くなる。
また、年齢の割に言動が怪しい真里亞に対してはかなり厳しい態度を取り、
時には他人の見ている前にも関わらず虐待スレスレ(時にはそのまんま)な躾を行う事もある。
*3
総じて、普段と緊急時で大きなギャップがある性格をしていると言える。
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楼座無双 |
彼女についての話題で外せないものが 「楼座無双」である。
初出は原作EP2終盤において、 10kgはある純金のインゴットと娘を抱えて疾走、万年筆で目を抉るという地味に生々しい攻撃手段を使いながら、
魔女の手下である無数の山羊達を相手にライフル銃で大立ち回りというバトルシーン。
それまで多少性格がアレとはいえ大人しい女性という印象だった楼座のイメージを大きく覆し、
以降ファンの間での楼座の扱いを 無双する人に変えてしまった罪深いワンシーンである。
『うみねこ』が格ゲー化した際にもまず「楼座無双まだ?」と、
ニンゲンサイドの人物にも拘らずあまりに違和感無く格闘ゲーム化を求められていた辺りもお察し、と言った所である。
楼座無双(アニメ版)
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前作同様公式が病気なWeb予告
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「うおおおおおお来いよォオオオオ!!
真里亞が込めてくれた銃弾を食らいたいヤツから前へ出ろよォオオオオ、
うをおおおおおおおおおオオオオオオオオッ!」
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『黄金夢想曲』における性能
PC版が家庭用に移植される際に追加された
待望のキャラクターの一人。
ちなみに本作の楼座さんは無双シーン前後がイメージなためかデフォで口が悪く、
「オラァ!」とか叫びつつ頭突きをかましたりする。
性能は、
ゲージを使わない
必殺技が
飛び道具「ソードオフライフル」と移動技しかなく、その飛び道具にも
リロードが必要という、
漢らしい…もとい癖のあるキャラクター。
体力は1400×ゲージ本数と中の下。
肝心のライフル自体はかなり性能が良く、中距離における抑制力が高い。
しかしそれを生かすためにはまずリロードを行う必要があるので、後退しか出来ないもののそれでも頼らざるを得ない移動技、
空中技で
キャンセル可能なダウン技の3C、そしてゲージの使い方などが肝となってくるキャラクターである。
アビリティは「デタッチメント(タッチゲージ破壊)」。相手に攻撃をヒットさせると一定時間交代行動を封じる効果。
このゲームは所謂
ガーキャン、喰らい逃げなどのシステムを交代で行う仕様なため、事実上「地上ヒットさせれば喰らい逃げ出来ない」と言っているのに等しい。
また効果時間も結構長めで、
立ち回りでヒットさせれば行動妨害としても使える。その場合はヒットさせなければ効果が無い点がネックになるが。
メタ必殺技は、娘の真里亞が銃弾を込めたライフルを手渡し2丁のライフルで連射攻撃する「真里亞の込めてくれた銃弾」。
原作再現がアツい技、なのだがそのせいで
発生が遅く
コンボにろくに組み込めない上に、
ぶっぱ技としても最後の一撃が連続ガードにならず、一部キャラには遠距離でも割り込まれる可能性があるなど、
残念ながら「劣化
バトラ砲」などと揶揄される
ロマン技。
ちなみに本作では巨大な黄金の
鉄の塊を持ってジャイアントスイングをし水平に投げ飛ばす「ゴールデンドリーム」というゲージ技があるのだが、
その重量は推定
300kg前後。
しかしそれでも大して違和感が無い辺りがこのキャラの怖い所である
「見せてやるよ、黄金の夢ってやつをよぉおおおおおおおお!」
MUGENにおける右代宮楼座
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barai氏製作 楼座&レミリア |
『黄金夢想曲』の ドットを用いたもの。
ファイル名は「Rosa_Ushiromiya」となっているが、正式名称は「楼座&レミリア」。 ディスプレイネームは「Rosa_obsn」。
氏曰く「 原作再現ではなく、ネタキャラ寄りなのでご注意下さい」との事。
なお、これからも修正や調整を継続していくようだ。
メタ世界の処理や、大まかなシステム面はゆ~とはる氏の 右代宮縁寿を参考に作られている。
原作にあるパートナー交代は、 ストライカー召喚という形で行われている(画面下にストライカーゲージがある)。
のだが、氏によればこのキャラは楼座…… 誰だお前達は!
右代宮 麗美理亞 (うしろみや れみりあ)
楼座の家に居候している自称"吸血鬼" 魔女とも友達らしい。
真理亞と仲良く接してくれるので、ありがたく思う反面、
がおーたべちゃうぞー うーうー 等の幼児言葉が目立つため、
真理亞に悪影響を及ぼすのではないかと、楼座は心配している。
ふとましい れみりあ
楼座が麗美理亞の誕生日に作ってあげたぬいぐるみ。
さくたろうを作るので精一杯だったため、ぜんぜん似ていないが、
独特の雰囲気が気に入られた。
なんだかよくわからない物が顕現しているため、動く。
やっぱり うーうー言う。
というか、それしか言わないので、機嫌が悪い楼座にサンドバック代わりにされたりする。
氏のりどみによると、どこかで見たような…いや真里亞の友人がストライカーとしてサポートしてくれる。
真里亞の口癖が「うーうー」なので、それ繋がりなのだろう。
勝利ポーズの時に楼座を慕って集まる彼女達がカワイイ。
また、特定の「 うーキャラ」専用の 特殊イントロが搭載されている。
AIは搭載されていない。
Silvan氏製作の AIパッチがJ・J氏のサイトで代理公開されていたが、ホームページ開設と共に公開停止。
現在はペパーミント氏によるAIパッチが公開されている。
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my100en氏製作 エヴァ・ベアトリーチェ&右代宮楼座 |
- my100en氏製作 エヴァ・ベアトリーチェ&右代宮楼座
MUGEN1.1専用。現在はゆーとはる氏のサイトにて代理公開されている。
特殊な仕様で二人が入れ替わりながら戦うスタイル。
普段は エヴァが先鋒となるが、STARTを押しながら選ぶと楼座から始まる。
AIはデフォルトで搭載されている。
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出場大会
出演ストーリー
プレイヤー操作
【楼座&レミリア】
【エヴァ・ベアトリーチェ&右代宮楼座】
*1
読みは「ろうざ」ではなく「ろーざ」。まぁ、取り敢えずちゃんと読める分だけ甥や姪よりマシである。
*2
キャッチコピーは「昨日までの自分が、許せない」。社名も相俟って色々と皮肉である。
*3
ただし基本的には生真面目で体面を気にするので、母親としてしっかりとした行動を取ろうとは思っており、また厳しく叱り過ぎた事を反省する場面もある。
しかし彼女には過度なストレスを生む環境とそれを言動として出してしまう悪癖があり、真里亞も真里亞で妙に意地っ張りな所があるため、
互いに悲しい悪循環に陥ってしまいがち。
またその事を自覚してもいるので、それが一層彼女を追い詰めて…という同情的な見方も出来る。
現実においても、真面目すぎる親が子育てが上手くいかない事を苦に自分や子供を追い詰めてしまうという事例があり、
やはりいくら無双するからといってもニンゲン側の人という事なのだろう。
ちなみにEP4において真里亞の日記に書かれている通りならば、物語以前から常習的な育児放棄(娘をほっぽって男遊び)も行っていた事が察せられる。
最終更新:2022年10月02日 19:28