アストラ




身長:50m
体重:4万9千t(旧設定では4万6千t)
年齢:1万歳(旧設定では2万歳)
飛行速度:マッハ10(旧設定ではマッハ20)
走行速度:時速900km(旧設定では700km)
水中速度:140ノット
ジャンプ力:400m
視力:海中でも10km先が見える
腕力:キングにもらったアームリングの力により、レオを上回る

+ 担当声優
丸山純二
『ウルトラマンレオ』
山口勝平
『超闘士激伝』
逢坂力
『ウルトラファイトビクトリー』
水島大宙
『ウルトラギャラクシーファイト 運命の衝突』


円谷プロによる1974年放送の特撮番組『ウルトラマンレオ』に登場したウルトラマン。
紛らわしいがアトラスではない。闇プロレス界の総帥でもないしバンプレストオリジナルメカとも関係ないし、後ろにスーパースターズもつかない。
主人公であるレオとは双子の兄弟であり、生き別れていた弟にあたる。
双子なのに容姿が大きく違うのは、後付けの公式設定によれば後述のケガを治す際に大手術を行ったためらしい。
……が、実は生き分かれる前の回想で既に現在の姿だったので、後付けで逆に矛盾が生まれてしまっている。「二卵性でした」じゃダメだったんだろうか

故郷が壊滅した際に死んだと思われていたが、瀕死の重傷を負い、マグマ星人に囚われ捕虜となっていたところで、
伝説の超人・ウルトラマンキングに救出され、自由の身になった経緯を持つ。
左足には捕らわれていた事を示す鎖「マグマチックチェーン」が付いている。
どうやらあまりにも強固でキングの力を以てしても外せなかったらしく、未だに残ったままである。
作品が進む度にキングの扱いが大きくなっているため、結果的にマグマ星人の株まで上がる事に
長らく資料で語られたのみの設定であったが、『運命の衝突』で映像作品で初めてアストラの口からこの時の出来事について触れられた他、
『ウルトラマンレグロス』においてD60星襲撃に失敗したマグマ侵略軍提督ヴォルカンに八つ当たり同然で拷問を受けるなど、
故郷滅亡後に捕虜として捕らわれて凄惨な扱いを受けていた事が明確に映像媒体で描写された。
ガロン&リットル戦以降も時々兄のピンチに助太刀に現れているのだが、
放浪癖があるのかレオとの再会後も地球には留まっておらず、人間の姿で活動している描写も無い。
普段どこで何をしているのかはレオさえも知らず、ナレーターでも「どこへ行くのか誰も知らない」と語られるなど徹底して伏せられている。

その事を利用されてババルウ星人に捕らえられ、成り済まされてしまった事も。
レオはたとえアストラが大罪を犯し地球とウルトラの星が危機に陥り、そのアストラは問い質しても何も答えず(まあ偽者だからなのだが)、
その上ウルトラ兄弟全員を敵に回すという絶望的な状態に陥っても、
それでもなお命に替えてもアストラを守るというほどに、このたった一人の弟を愛している。

上記のように地球に滞在しておらず、昭和作品のウルトラマンの中では珍しく人間態を見せた事が無い
真船一雄氏の漫画『ウルトラマンSTORY 0』ではオリジナルの人間態が登場しており、
凛々しいレオに対して大人しい優男風の青年として描写されている。
レオのファンである坂本浩一監督の意向により何度か平成の作品でも出番はあるが、
「アストラを出すシチュエーションはなかなか難しい」との事。

レオと協力し「ウルトラダブルフラッシャー」という強力な合体光線や、破壊された物を一瞬で直す「ウルトラダブルスパーク」が使える。
この他、アストラ単体の能力として縮小化して敵の体内に入り込み、内部から破壊する「ウルトラリダクション」なんていう鬼畜技も。
また、ゲーム作品ではアストラキックやハンドスライサーなどの格闘系必殺技も使用する。
基本的にサポート役の印象が強いが、負傷していたレオに代わって円盤生物ハングラーを倒した事もあり、
アストラ単体でもかなりの実力を持っている事が窺える。
アームリングの解説のように「キック技が得意なレオと比較して、アストラはパンチ技の方が得意」という設定もあるが、
ゲーム作品ではレオのコンパチの性能が多く、設定上きちんと存在しているとはいえ主に「アストラキック」などの蹴り技が使われ、
パンチ技がレオより優れているという描写や演出はあまり見られない。
しかし、『ウルトラビッグファイト』の紹介において、パンチ版レオキックに相当すると思われる必殺技「アストラアイアンパンチ」が記されるなど、
公式がこの設定を忘れているわけではないらしい。

毎回レオのピンチにタイミングよく駆け付けられるのは、レオ兄弟に限らずL77星人の双子は、
宇宙のどこにいても通じる念波でシンクロニシティする性質があり、互いに危機が迫ると感知できるためである。
ただし、ババルウ星人に氷漬けにされた時は感知が遅れたため、外的要因で幽閉されると通じなくなるらしい。
あまり書籍でも言及されない設定だが、後述の『運命の衝突』ではこの性質が誘拐されたユリアンの救出に大きく貢献した。

『ウルトラ銀河伝説』以降は兄と共にウルトラマンキングの側に控えている描写が多く、
キングのお気に入りであるレオ共々、キングの側近のような立場に就いたようである。
ウルトラファイトビクトリー』ではレオ、エースと共に準レギュラーとして活躍。声がレオ以上に低く勇ましい。
この作品ではそれまでゲームのみの技だったアストラキックが登場。レオキックとの同時攻撃(ゼロ曰くダブルレオキック)を披露した。

かくして一貫してサブキャラ扱いだったアストラだが、
『ウルトラギャラクシーファイト運命の衝突』にて思わぬ形で彼がフィーチャーされることになる。
光の国の乗っ取りを画策し先住人たるウルトラマン達を排除せんとするアブソリューティアンと宇宙警備隊の対立が深刻化する中、
拳法家としての技術と、前述した念波でアブソリューティアンの波動を追うという離れ業を見せ、
ザ・キングダムへの本拠地へのルートを見つけ出す。
その後はアストラも激化する戦いに身を投じる事になったのだが、
以前切磋琢磨した戦士から学んだらしい「コスモ幻獣拳」なる流派の技を会得している事が明かされたのである。
そして、アブソリューティアンの本拠地であるザ・キングダムへ突入する目途が立った後、
座標が不透明なザ・キングダムから前述した念波で帰路を確保できる唯一の存在としてユリアン救助隊に加わった。
超重要な役割なのに本人が志願するまで、メンバー候補にすら入ってなかったのは気にしてはいけない
到着先で他のメンバーが足止めに徹する中で単身別れて探索し、辛くもユリアンの監禁先を突き止めたアストラだったが、
そこで同じく幽閉されていた、かつてマグマ星人の侵攻で死別したと思っていた親友「ウルトラマンレグロス」とも予期せぬ再会を果たした。
なお、レグロスはアストラを見て「その姿は?」と困惑したように問おうとしていたが、
これが上記の整形設定を拾ったのか、久々の再会かつ過去から連れて来られたためウルトラ一族目線では加齢しているように見えたためかは不明。
なおアストラもレオ同様に宇宙拳法を極め、本能で戦う事が可能なため、タルタロスの見切り能力に対抗でき、
コスモス(レジェンド)やネクサス(ノア)のようなチートラマン関連以外では、レオ兄弟としてかなり露骨に警戒されていた。
また、単独でアブソリューティアンの雑兵相手に大立ち回りを繰り広げるなど見せ場があったり、
レオキックのように腕を発光させて放つパンチ技(アストラアイアンパンチ?)を披露する等、
一貫してサブポジションだったこれまでの扱いを覆すようなキーパーソンとして活躍した。

ちなみにアストラといえば台詞が「レオ兄さん!」ほぼ一辺倒なのも有名。
後年、エイプリルフールでもネタにされていた(ちなみにババルウ星人が成り済ました=アカウントを乗っ取ったニセアストラだったというオチ)。
大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE』でもほとんど喋らず
(この時期について、ゼロは『ウルトラマンゼット』のボイスドラマで「(レオとの修行中に)なんかアストラがずっと見てて気が散る」と言及している)、
後の『ウルトラファイトビクトリー』以降からようやくそれなりに喋るようになった。


MUGENにおけるアストラ

+ Aska氏製作
  • Aska氏製作
bilibili動画で活動している氏の製作したアストラ。現在はBlackcat氏のMediaFireで代理公開中。
スピリッツシステムが実装されている他、飛び道具の「シューティングビーム」などレオと同じ攻撃技を使用可能。
超必殺技には「ウルトラダブルフラッシャー」やレオと同時にキックを仕掛ける技も存在。
ウルトラキーから光線を放つ必殺技も所持しており、非常に派手な演出となっているので必見。実は正体がババルウ星人なんじゃ…
AIはデフォルトで搭載済み。

+ Blackcat氏 & Woz氏製作
  • Blackcat氏 & Woz氏製作
MUGEN1.0以降専用。
Aska氏のアストラに比べ、ドット絵が全体的に暗くなっている他、イントロの映像が削除されている。
「シューティングビーム」はフルヒットで5割持っていく等、全体的に技の火力が高い。
強上位程度の強さを持つAIがデフォルトで搭載されている。
紹介動画(DLリンク有り)

出場大会

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最終更新:2024年08月27日 11:08