オクタロック


ゼルダの伝説』シリーズに登場する敵キャラクター。
マリオ』シリーズのクリボーや『カービィ』シリーズのワドルディのように、
シリーズを象徴する雑魚敵ポジションとして知られている存在であり、
『トワイライトプリンセス』を除いた全作品に登場する、精勤賞のキャラである。

名前の由来は「オクトパスタコ)」+「ロック)」だとされており、
その名の通り、岩を吐き出す攻撃を行うタコのような見た目の魔物。
ただし、シリーズによってはイカみたいな見た目である場合がある。
タコではあるが、水中のみならず陸上で活動しているものも多い…というか、『神々のトライフォース』までは陸上にしか出現していなかった
(水中でも活動するようになったのは『時のオカリナ』から)。
また、足の数も作品によって4本だったり8本だったりと一定しない。
ドット絵の作品では主に赤と青の種が登場する他、『ふしぎの木の実』では金色の上位種が存在する。

この他、海中で登場するシーオクタ、羽が生えているパタオクタ等、「オクタ」が付く魔物が派生種として各シリーズで登場する。
上記の『トワイライトプリンセス』にも派生種のボス「オクタイール」が登場している。
中には「オクタちゃん」なる味方キャラ(NPC)が登場する作品もあったりする。
『ブレス・オブ・ザ・ワイルド』でもオクタ種は各地に生息しており、特に火山地帯に棲む岩オクタは、
攻撃の予備動作の吸い込み中に錆びた武器を呑み込ませると、対応した錆びてない武器をランダムで吐き出すという変わった特性があった。
直系の続編『ティアーズ・オブ・キングダム』では錆び落とし能力こそ無くなったが、代わりに吞み込ませた武器の耐久力を全快させた上、
ランダムにプラス効果が付く(英傑武器等一部例外除く)という、武器の損耗と調達に日夜頭を悩ますリンク達の救世主の如き能力を得たため、
赤い月でリスポンする度に岩オクタ達が愛用の武器の修繕や強化厳選に酷使される事になった。

他の任天堂作品にもセルフパロディ的なキャラクターが存在している場合がある。
例えば『スーパーマリオ』シリーズでは、タコのような見た目で口から弾を吐いてくるタコボーやオタロックなどがいるほか、
ポケットモンスター』には、同じく見た目がタコで口に当たる部位から水を吐き出すという設定のオクタンというポケモンがいる。
オクタンに至っては後年の作品では「ロックブラスト」という技を覚えるためますますオクタロックに近くなっている。

大乱闘スマッシュブラザーズ』では『DX』の「アドベンチャー」の迷宮ステージや、『3DS』のフィールドスマッシュで登場している。


MUGENにおけるオクタロック

+ ガンヴァ氏製作 手描きドット
  • ガンヴァ氏製作 手描きドット
手描きドットで製作されたもの。
キャラ及びフォルダ名は「Octorok」。

相手の体力に拘らず、攻撃を規定の回数(1~4回の間で変更可能)当てると倒せるという特殊なライフ制を採用しており、
体力ゲージは減らず、残り体力は独自のハートマークで表示される。
攻撃をガードすれば減らないが、特殊ガードの場合死ぬことは防げるがハートマークは減ってしまう。
タッグ戦の場合、どちらに当ててもゲージは減り、ハートが0になった際に攻撃を受けた側が先に倒れ、相方はもう一度当てた際に倒れる。
これらのルールは相手側のみで自分には適用されないため、相手からのダメージは普通のキャラと同じように受ける。

また、カラーによって強さが変わり、
1~3Pは岩を横に発射する「岩発射」しか攻撃手段がなく、特殊な耐性も存在しない。
4P以降は攻撃力2倍の爆弾を発射する「爆弾発射」が、7P以降は岩を3連射する「岩3連射」が使用可能になる。
10P以降は攻撃力が4倍となり、一発当てると相手は死ぬ。
12Pは常時アーマーかつ防御力5倍になる。

AIは簡易的なものがデフォルトで搭載されている。
性能の特殊さ故にランクで強さを測りづらく、キャラによって相性が変わる。
おおよその目安としては、1Pは凶クラスまで、12Pは狂クラスまでの相手に相性次第で勝てる可能性がある。

+ MW1008氏製作 GB版ドット
  • MW1008氏製作 GB版ドット
『夢をみる島』や『ふしぎの木の実』といったGBの作品で使用されたドット絵を用いたもの。
キャラ及びフォルダ名は「OctoRock」。

攻撃を規定の回数受けると倒れるという、ガンヴァ氏のものとは逆に自身が特殊なライフ制を持つ。
回数はカラーにより変わり、カラー数をnとして「n(n+1)/2」回受けられる。
1Pでは1回攻撃を受けると死ぬかみキャラだが、カラーが上がるほど目に見えて固くなり、
12Pになると半端な攻撃では死なない神クラスの耐性を持つようになる。

通常技ゲージ技共に岩を吐く砲台キャラ。
ダメージは一発につき10しか与えられないが、カラーが上がるほど連続で撃てる個数が増えていく。
さらにしゃがむとゲージを消費して無敵状態になり、ゲージのある限り無敵を維持できる。
デフォルトAIのレベル3は超反応で相手の攻撃を躱し、岩で体力をガリガリ削ってくるため侮れない。

倒されるとアイテムを落とし、タッグ戦ではアイテムを拾うと体力やゲージを回復できる。
ハートは体力を、ルピーはゲージを回復するが、青ハートは逆に体力が減るので取らないように。

設定でAIレベルの変更、本体への攻撃判定追加、高カラーで固くなるHardモードの設定が可能。
かみキャラから神キャラ向けの撃破挑戦まで幅広く強さを調整できる。

また、同製作者により複数の個体が出現する「オクタロックス」も公開されている。
倒しても次々と新しい個体が追加され、決められた数を倒さないと勝利できない。
総数と同時に出る個体数は設定で変更可能(デフォルトでは前者は45体、後者は5体)。
カラーにより個体の耐久力と岩の発射数が変わるが、耐久力は単体版と比べて柔らかめ。

出場大会



最終更新:2023年12月15日 17:40