【ヌケニン】

ヌケニン とは、ポケットモンスターシリーズのキャラクター。

プロフィール

ヌケニン

他言語

Shedinja(英語)

全国図鑑

292

ホウエン図鑑

044

分類

ぬけがらポケモン

高さ

0.8m

重さ

1.2kg

初登場

【ポケットモンスター ルビー・サファイア】

進化条件

【ツチニン】:Lv20
(手持ちが5匹以下でモンスターボールが1個ある状態で進化させる)

前のポケモン

【テッカニン】

次のポケモン

【ゴニョニョ】

まるで抜け殻の姿をしたポケモン。【ツチニン】が進化した時に勝手にモンスターボールに入ってくる。
殻の中身は空洞だが、背中の穴をのぞき込むと魂を吸い取られると言われている。

能力値

ステータス

タイプ

むし
ゴースト

タマゴ

こうぶつ

とくせい

ふしぎなまもり

隠れ特性

なし

HP

1

とくこう

30

こうげき

90

とくぼう

30

ぼうぎょ

45

すばやさ

40

HPは1で固定、特性の効果で基本的に効果抜群のわざでしかダメージを受けない。世代によって対処法が増える。
HPの基礎ポイントを増やす手段は一切利用できず、HPは常に1固定である。

作品別

ポケットモンスターシリーズ本編

【ポケットモンスター ルビー・サファイア】/【ポケットモンスター エメラルド】

初登場。ツチニンの進化系の一つとして登場。
この時は「モンスターボール」は必要なく、手持ちが5匹以下であれば入手できた。
またツチニンが入っていたボールをそのまま引き継ぐため、「モンスターボール」以外に入れることもできた。各種ステータスなどもツチニンのものを引き継ぐが全てではなく、リボンのように引き継がれないものもある。
わざはテッカニンに進化した直後のわざを引き継ぐ仕様なので進化レベルによっては「つるぎのまい」や「バトンタッチ」といったヌケニンが本来覚えないわざも覚える事が可能。
これらの仕様は第三世代共通であり、カントー地方が舞台となる『ファイアレッド・リーフグリーン』でも同様。

入手条件が特殊であり、シナリオ上のトレーナーが一切使わない事から存在が分かりづらいため、
バトルタワーで突如登場し「ふしぎなまもり」によって無効にされる攻撃に戸惑ったプレイヤーが多かったと思われる。
トレーナー戦においてはこちらが出すと、対応できる攻撃・変化わざを優先的に使うようになり、そのポケモンで対処できない場合は対処できるポケモンへ交換する思考となっている。

効果抜群のわざでしか基本的に倒せないので弱い相手にはとことん弱いが、一部の相手に対しては強く出る事が可能。
同じく第三世代が初登場で当時から猛威を振るっていた【カイオーガ】【ラティオス】【ラティアス】はテンプレ構成だとヌケニンに通用するわざをほぼ持たない事から、こいつらへの対策として起用するケースもあった。
ステータスの関係上、HP・防御・特防の基礎ポイントを入れる必要がないため、攻撃と素早さに入れるようにしよう。

【ポケットモンスター ダイヤモンド・パール】/【ポケットモンスター プラチナ】

本作以降は手持ちが5匹以下に加えて、設定に基づき「モンスターボール」が1つ必要になり、ツチニンが入ってたボールを引き継がなくなった。
ただし『ハートゴールド・ソウルシルバー』の虫取り大会産のツチニンを、本作で進化させると、内部的には「コンペボール」入りのヌケニンを入手できる。

「きあいのタスキ」の登場により、効果抜群のわざを食らっても1発は耐えられるようにはなった。
…が、いわタイプの設置わざ「ステルスロック」が追加され、敵の編成に関わらず出オチを食らいやすくなった点がキツい。
「すなあらし」や「あられ」を主軸とした天候パーティが多く見られるようになった事もヌケニンの立場を危うくさせている。
わざの分類変更によりメインウェポンが直接攻撃主体になったが、直接攻撃は「さめはだ」「どくのトゲ」「ほのおのからだ」などの触れる事で発動する特性を受けてしまうので、即死要因が増えるのはヌケニンにとっては好ましくない弱体化といえるだろう。

【ポケットモンスター ブラック・ホワイト】

本作以降、ツチニンがテッカニンに進化した時に覚えられるわざを引き継がなくなった。
なお、ヌケニンは第三世代当時から現行世代まで、おしえわざおよびわざマシンで「つるぎのまい」は習得できないままである。

特性を「がんじょう」にすることにより、普通の攻撃わざでは倒せない様にすることも可能。

【ポケットモンスター X・Y】

「ぼうじんゴーグル」の登場により、出した次のターンに倒れてしまうことが多い天候ダメージを無効にできるようになった。

【ポケットモンスター ソード・シールド】

マックスレイドバトルで出現する。これによりポケットモンスターシリーズ本編では始めて直捕獲が可能になり、「モンスターボール」以外のボールに入れることが容易になった。
なお、マックスレイドバトルで敵として出た場合に限り、例外処理によりHPが極僅かに増える。
「あつぞこブーツ」の登場により、設置わざのダメージを防げるようになったが、他の持ち物を犠牲にして採用するかは微妙なところである。

外伝

【ポケモンコロシアム】

本作ではヌケニンを使うトレーナーが何人かおり、シナリオモードや対戦モードでは「つるぎのまい」を覚えたヌケニンを使用するトレーナーが存在する。
テッカニンに進化した直後のわざを引き継ぐという仕様を理解した上でのわざ構成だろう。
しかし、本作でツチニンをテッカニンに進化させてヌケニンを作っても、テッカニンに進化した直後に習得したわざが引き継がれず、ツチニンのわざのままになってしまうという微妙な仕様ミスがある。これが誤って伝わったのかネット上では「ヌケニンのわざが不正扱いされる」と伝達されていた事があった。
捕まえられるポケモンの数が限られている本作では、ヌケニンの作成がポケモンの数を無尽蔵に増やす唯一の方法となる。特に意味はないがボックスを満タンにしたい人はGBAからツチニンを送り続けよう。

シナリオモードのトレーナーではバトル山のブース99の先生や、ボトムキングのゾルダンが使用。
倒せる手段がないと詰みになりかねないのでヌケニンの弱点を突くか、状態異常にするわざは必ず持っておこう。

【ポケモンXD 闇の旋風ダーク・ルギア】

シャドーの秘密工場で戦う事になる【シャドー戦闘員】のワグチが、ヌケニンと【ソーナンス】を同時に繰り出してくる。
ソーナンスの特性「かげふみ」で交代を防ぎ、ヌケニンに有効打のない相手をじわじわ追い詰めるというコンセプトだろうか。
先発にヌケニンを倒す手段がないポケモンを置くのはやめておきたい。

バトルディスク11では、ヌケニン6匹を全てを1ターンで倒すお題が登場する。

【ポケモン不思議のダンジョン 青の救助隊・赤の救助隊】

最大HPが1ではなくなった。敵として出た際のHPは、たったの5だが特性の効果で通常攻撃は1ダメージに抑えられてしまう。
効果抜群のわざ以外では、「ゴローンのいし」や「きのえだ」等の投擲アイテムや、「すいへいぎり」などのタイプが無いわざでも倒せる。

仲間にする場合、ツチニンが進化する際にともだちエリア(しのびのもり)に空きがあると、何時の間にか仲間に入っている。
ステータスはツチニンが進化した時のものがそのまま反映されるが、レベルアップでは能力が殆ど上がらない。
それに加えて初期ステータスも低く、当然のようにHPも低いため天候ダメージや毒状態に弱く、レベルリセットダンジョンではやや使いづらい。
なお、本家と進化のシステムが異なるからかテッカニンでしか覚えないわざはヌケニンに引き継ぐことができない。

入手条件が特殊の為、ニックネームを後からつけることが可能である。

【ポケモン不思議のダンジョン 時の探検隊・闇の探検隊】/【ポケモン不思議のダンジョン 空の探検隊】

本作でも最大HPが1ではない。出現するダンジョンによってレベルが変わるが、現れた際は「いしのつぶて」でも投げておけば大抵は出オチしてくれる。
タマゴわざが導入された本作では「ぎんいろのかぜ」を覚えたツチニンから育てる事で、全体攻撃可能なヌケニンを作る事が可能。
しかしツチニンの成長率は前作より輪をかけて酷くなっており、ヌケニンもやはりというべきか成長率が極めて悪い。レベル100でもHPは僅か21しかないので主力にしたい場合はドーピングが必須。

【ポケモン超不思議のダンジョン】?

ツチニンやテッカニンを倒すと出現。他の敵ポケモンに乗り移ってレベルを上げてしまう。
「特定の敵を倒すと出現し、他の敵に乗り移って強化する」という性質は、『不思議のダンジョン2 風来のシレン』の鬼面武者と亡霊武者そのまんまである。

【ポケモン不思議のダンジョン 救助隊DX】?

他の敵ポケモンからも狙われる仕様になっており、倒した敵ポケモンは覚醒してしまう。メガシンカ可能な場合はメガシンカしてしまうため危険。
「他の敵に倒されて強化する」という性質は、【不思議のダンジョン 風来のシレン2 鬼襲来!シレン城!】のタベラレルーそのまんまである。

【みんなのポケモンスクランブル】

ふしぎなまもりが再現されているが、HPは1のまま。
タフネスの称号を持っている場合はその分HPが増えるが、倍になっているだけなので全然増えていない。
ポケモンがやられた後のコンティニューにポケダイヤを使わせる今作では、かなり使いづらい。

【Pokémon GO】

2018/11/02から実装。本作ではツチニンを進化させても入手できず、フィールドリサーチ大発見やスペシャルリサーチ等の報酬で出現する野生のヌケニンを直接捕獲する事で入手できる。
進化系扱いではないが、強化には「ツチニンのアメ」を使用する。
本作は特性が無く、更に代替手段となるダメージ軽減要素も実装されていない上、最大HPが常に10に固定化されるという特殊な仕様となっているため、どんな攻撃を受けてもほぼワンパンで即気絶してしまう。紛れもなく本作最弱のポケモン。
更にそれだけでなく、トレーナーバトルでは全てのルールで使用禁止の措置を受けている。
どうしようもないので、コレクション用と割り切るのが良いだろう。

メディアミックス

【ポケットモンスター アドバンスジェネレーション】

【ハンゾウ】?の手持ちとして登場。
もちろん「ふしぎなまもり」の再現はされており、殆どの攻撃を受け付けなかった。

ポケットモンスターシリーズ以外

【大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL】

スピリットとして登場。
スピリッツバトルはルイージマンションで【Mr.ゲーム&ウォッチ】が相手。
HPは1しかないが、一定時間無敵になって攻撃をよけてしまう。無敵時間が切れた時を狙って攻撃して倒そう。
スピリッツボードや名鑑では「相手お花状態」の持ち込みアイテムを使えば、即撃破が可能。

元ネタ推測

  • 抜け殻+抜け忍(忍者を脱退した者の意味)

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最終更新:2024年02月16日 19:56