ポケットモンスター エメラルド
とは、【ゲームボーイアドバンス】用のゲーム。
概要
|  | 
|  |  | Pokémon Emerald Version (英語) | 
|  | 【ゲームボーイアドバンス】 | 
|  | 128メガビットロムカセット | 
|  | RPG | 
|  | ポケモン | 
|  | 任天堂 | 
|  | ゲームフリーク | 
|  | 陣内弘之 山上仁志
 出石武宏
 のもと がくじ
 鶴宏明
 岩田聡(エグゼクティブプロデューサー)
 石原恒和(エグゼクティブプロデューサー)
 | 
|  | 増田順一 田尻智(エグゼクティブディレクター)
 | 
|  | 1~5人 | 
|  | 2004/09/16 (日本) | 
|  | 単品:3,619円(税別) ワイヤレスアダプタ同梱:4,571円(税別)
 | 
|  | CERO:全年齢対象 | 
|  | ワイヤレスアダプタ(同梱版のみ) | 
|  | ゲームボーイアドバンス専用通信ケーブル GBAケーブル
 【カードeリーダー+】
 ワイヤレスアダプタ
 | 
|  | ポケットモンスターシリーズ | 
|  | 約219万本 | 
|  | 約632万本 | 
 
【ゲームボーイアドバンス】向けに発売された、【ポケットモンスター ルビー・サファイア】のマイナーチェンジバージョン。カートリッジはクリアグリーンを採用。
パッケージにはルビー・サファイアに登場した【レックウザ】が描かれており、ストーリー中でも物語の鍵となる。
間に発売した【ポケットモンスター ファイアレッド・リーフグリーン】同様にワイヤレスアダプタにも対応し、まずは同梱版のみが発売され、ソフト単品版は後発となった。
レックウザを出す事に重点を置いたストーリーとなったため話の流れがやや変化しており、【マグマ団】と【アクア団】の双方が敵として登場し、【グラードン】と【カイオーガ】が実際に激突する場面が描かれる。
追加要素としてはバトルタワーを拡張した大規模施設「バトルフロンティア」の登場や、フィールド上での特性効果、育成関連の大幅な緩和が行われ、ルビー・サファイアの世代における集大成のような作品として仕上がった。
販売面では【ポケットモンスター クリスタルバージョン】を越えており、シリーズのブランド力が安定期へと向かっている事が分かる。
本作のリメイクは行われていないが、一部要素は【ポケットモンスター オメガルビー・アルファサファイア】へと引き継がれている。
※ストーリーやキャラクター、基本的なシステムは【ポケットモンスター ルビー・サファイア】を参照。
追加要素・変更点
- 
異なるストーリー
 レックウザを出すにあたってグラードン・カイオーガの2匹が登場するストーリーへと変更されており、ルビー・サファイアでは片方だけが敵対組織だったマグマ団・アクア団の両方を相手にしてストーリーが進行する。
 ルビー・サファイアの隠しダンジョンである「そらのはしら」もストーリー中に攻略する事になる。レックウザとの戦闘も殿堂入り前に行える。
- 
新たなジムリーダーとチャンピオン
 マイナーチェンジでは初の試みとしてルネシティのジムリーダーが新キャラの【アダン】へと変更され、【ミクリ】が新チャンピオンとなった。
 【ダイゴ】も別の形で登場する。
- 
エントリーコール
 ポケナビのトレーナーアイがこれに差し替えられ、通話が可能になった。
 また、ジムリーダーとの再戦も可能になっている。
- 
登場する野生ポケモンの変更
 毎度おなじみとなる登場ポケモンの分布の変更が行われた。
 グラードン・カイオーガは両方捕獲可能となり、ラティアス・ラティオスは殿堂入り後にテレビを見て選択する形が取られている。
- 
新しいダンジョンや施設
 トレーナーヒルなどの複数の施設やダンジョンが追加された。
 【メタモン】が出現する「さばくのちかどう」、【ドーブル】しか出現しない「アトリエのあな」など、便利なエリアも。
 『ファイアレッド・リーフグリーン』と同じく「へんげのどうくつ」も存在しているが、BGMや構造は全てそれと同じ内容のままで、何かしらの配信や商品展開による変化は特に行われなかった。
- 
バトルフロンティア
 バトルタワーの代わりに登場した施設。
 バトルタワーのルールをマイナーチェンジした7つの施設に挑戦できる。
- 
BP(バトルポイント)
 【ポケモンコロシアム】のポケクーポンを輸入したようなポイントで、バトルフロンティアの戦績に応じて手に入る。
 これを消費して様々な景品と交換できる。
 以降のシリーズにも続投し、今やおなじみの要素となった。
- 
わざおしえの変更
 ファイアレッド・リーフグリーンと同様に各地の住民が教えてくれる他、バトルフロンティアではBPを支払ってわざを教えてもらえる。
 BPを支払って覚える方は一度きりでなく、BPさえあれば何度でも利用できる。
 以降のシリーズではこれに近い仕様が定番化する。
- 
特性の追加効果
 一部の特性に新たな効果が追加。主にポケモンを先頭に置くとフィールドで効果を発揮するようになったものが多い。
 本作で追加されたこれらの特性の追加要素は以降のシリーズでも定番化した。
 例を上げると以下のようなものがある。これら以外にも複数の特性に追加効果がある。
- 
シンクロ
 先頭にすると同じ性格の野生ポケモンが出現しやすくなる。
- 
ふくがん
 先頭にすると野生のポケモンが道具を持っている確率が上がる。
- 
ほのおのからだ/マグマのよろい
 手持ちに入れるとタマゴの孵化速度が2倍になる。
 
- 
基礎ポイント(努力値)の低下
 ザロクのみ~マトマのみの6種類の木の実で基礎ポイント(努力値)を下げられるようになった。
 これにより育成に失敗してもやり直しが効くようになった。
 ただ、今作の時点ではレベル100のポケモンは基礎ポイントが栄養ドリンク以外では上げられないため、育て切ったポケモンの再育成が困難になっている。
 また、マトマのみの結実時間のテコ入れは入ってなく、他のきのみより遅く結実数が少ない(本作では24時間で2~4個、それ以外のきのみは12時間で2~6個)欠点もあった。
- 
性格遺伝
 育て屋さんに預けたポケモンに「かわらずのいし」を持たせていると、タマゴのポケモンが性格を引き継ぐ。
 ただし、本作の時点では♀かメタモンに持たせた場合限定で、継承率は50%止まりである。
- 
その他変更点
- 
主人公たちのバンダナが緑色に変更された。
- 
ポケモン登場時にアニメーションを行う。【ポケットモンスター クリスタルバージョン】と異なり、今作以降は味方もアクションを行う。
- 
一般トレーナーの数が増加。
- 
同時にトレーナー2人に目線がある場合があり、その場合は目線があったトレーナー2人を同時に相手するダブルバトルで戦闘が行われる。
- 
特性の「ものひろい」で拾ってくる道具がレベルごとに異なるようになった。
- 
大半のバグが修正。「きのみもんだい」も発生しない。
- 
殿堂入り後に徘徊するラティアス・ラティオスの個体値がランダムになった。(恐らく設定ミスだった)
- 
コンテスト会場はミナモシティ以外、全部バトルテントに変わった。
- 
レジ関連の謎解きがごく一部を除き、変更された。
- 
『ファイアレッド・リーフグリーン』で改善・追加されたインターフェイスの導入。ワイヤレスで遊べるミニゲームも収録。ただし道具・わざの説明、リュック(道具アイコンのあること以外)など一部のUIは『ルビー・サファイア』と同じ。
- 
「きのみもんだい しゅうりプログラム」も追加されている。
 
- 
捕まえた時のBGMが「進化おめでとう」から、『ファイアレッド・リーフグリーン』の「ファンファーレ ポケモンゲット」に変更されている(該当BGMは進化で聞ける)。
 
キャラクター
追加・変更キャラクター
- 
【アダン】
 ルネシティジムの新ジムリーダー。ミクリの師匠。
- 
【ミクリ】
 本作ではダイゴの代わりにチャンピオンに就任した。
- 
【ダイゴ】
 チャンピオンではなくなったが、ダブルバトルで共闘する場面がある。りゅうせいのたきで戦う事が可能。
- 
【エニシダ】?
 サングラスをかけた謎の怪しい男。強いトレーナーを探している。バトルフロンティアのオーナー。
- 
【ブレンドめいじん】?(めいじん)
 殿堂入り後、ミナモシティのコンテスト会場に登場することがある人物。
 必ず◎を入力する、きのみブレンダーの達人。
- 
【レックウザ】
 パッケージポケモン。今回はストーリー中に登場する。
- 
【グラードン】/【カイオーガ】
 ルビー・サファイアのパッケージポケモン。本作では2匹同時に復活して対峙する。
- 
【デオキシス】
 ファイアレッド・リーフグリーンで配布されたポケモン。本作では新たな姿「スピードフォルム」が登場。
他のポケモンは【ポケモン】/一覧1の0001~0386を参照。
BGM
殆どが『ルビー・サファイア』と同じなので追加曲のみ掲載。
追加曲の殆どは『ニンテンドーDS ポケモンブラック2・ホワイト2 スーパーミュージックコンプリート』に収録。
- 
戦闘!フロンティアブレーン (ホウエン)
 フロンティアブレーンとの戦闘BGM。
 後に『プラチナ』『ハートゴールド・ソウルシルバー』『オメガルビー・アルファサファイア』でもアレンジされている。
 
関連作品
リンク
コメント
全てのコメントを見る
最終更新:2025年09月15日 07:51