このページでは【ニンテンドー3DS】用のゲーム、
ポケットモンスター X・Y
を解説する。
アニメ作品は【ポケットモンスター XY(アニメ)】?を参照。
概要
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Pokémon X and Y (英語)
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ぽけっともんすたー えっくす わい
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【ニンテンドー3DS】
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3DSカード
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RPG
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ポケモン
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任天堂
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ゲームフリーク クリーチャーズ
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山上仁志 えがみ しゅうさく 宇都宮崇人 増田順一
・エグゼクティブプロデューサー 田尻智 岩田聡 石原恒和
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増田順一
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1~4人
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2013/10/12 (世界同時)
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4,571円(税別)
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CERO:A
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Ver.1.5
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ローカルプレイ インターネット すれちがい通信 いつの間に通信
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ポケットモンスターシリーズ
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約448万本1023本(2バージョン合計)
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約1,649万本
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【ニンテンドー3DS】向けに発売した、ポケットモンスターシリーズ本編の6作目。
パッケージには【ゼルネアス】と【イベルタル】が描かれている。
フランスをモチーフにした「カロス地方」を舞台に、パッケージポケモンを巡る冒険を行う。
ゲームハードが3DSに移った事で基本的なグラフィックが3Dポリゴンで描かれるようになり、新機能「ポケパルレ」では3Dのポケモンとタッチスクリーンで触れ合える。
主人公の外見を自由にカスタマイズ可能、インターネットで簡単に他プレイヤーとやり取りができると言った具合にコミュニケーション要素も大幅に強化された。
バトル面では新たなタイプ「フェアリー」の追加、一部ポケモンの一時的な別形態「メガシンカ」の実装により、かつてとはまるで別物になったポケモンも複数存在する。
また、シリーズで初なるインターネットを介したアップデートも行われており、本作以降はゲーム発売後にバグの修正が入るようになった。
なお、本作以降、英語タイトルには「Version」が付かなくなっている。
ストーリー
『ポケットモンスター X・Y』の舞台は、美しい空と森の恵みにあふれた、「カロス地方」。星形のような不思議な形をした、この見知らぬ世界を舞台に、どんな冒険が待っているのだろうか!?
主人公が引っ越してきた街、アサメタウン。家の前にはサイホーンの姿が見え、隣の家には、セレナ(カルム)が住んでいる。街の中心にある大きなアーチをくぐって、冒険へと旅立とう!
ゲームシステム
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3Dポリゴンによるグラフィック
ほぼ全てのグラフィックが3Dポリゴンのものへと変更され、ドット絵だった過去シリーズよりも大幅にグラフィックが強化された。
ただし、一部を除いたトレーナーの立ち絵は一枚絵が採用されている。
また、ボックス等の従来のドット絵アイコンはそのまま使用されており、そちらには新ポケモンのドット絵もある。
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新しいポケモン・わざ・どうぐ
いつも通りに新ポケモンや新しいわざが複数追加された。
今作から、名前が6文字のポケモン、名称が8文字のわざが初登場した。
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新タイプ「フェアリー」登場
ポケモン学者によって新タイプ「フェアリー」が定義され、一部の既存ポケモンのタイプが変更された。
可愛らしいポケモン達が該当しており、かくとう・ドラゴン・あくに対して強く、はがね・どくに弱い。
メタ的な視点では前世代の対戦でかくとう・ドラゴンが終始大暴れしたためそれの抑止力で投入されたものと考えられている。
これに併せて「あまえる」「てんしのキッス」「つきのひかり」がフェアリータイプのわざへ変更された。
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相性変更
はがねタイプの耐性からあく・ゴーストの半減が消滅した。
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特殊わざの弱体化
威力95以上に特殊攻撃に該当するわざがほぼ一律で弱体化した。
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メガシンカ
「キーストーン」と呼ばれるものを加工した道具「メガリング」を入手し、各ポケモンに対応した「メガストーン」を持たせると、戦闘中に「メガシンカ」という特殊な強化を行える。
メガシンカしたポケモンは姿が変わって大幅に能力値が変化し、中にはタイプや特性が変わる場合もある。
1戦闘中に1回しか行えないという制限が付けられている。
本作の時点では片方のバージョンでしか手に入らないメガストーンが幾つか存在する。
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主人公のクリエイト
本作では性別の決定以外にも肌・目・髪の色を選ぶ事ができる。
更にゲームを進めると髪型や目を自由に変えられるようになり、ブティックで購入した服やアクセサリーで自由に着飾れる。
以降のシリーズでも定番の要素となり、本シリーズが着せ替えゲームとしても遊べるようになった。
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群れバトル
野生のポケモンが5匹で出現し、群れのポケモンとバトルになる場合がある。
野生ポケモンの中には野生ポケモン同士で敵対している場合もある。
捕まえる場合は残り1匹まで減らさなくてはいけない。
エンカウントはランダムだが、「あまいミツ」か「あまいかおり」を使うと確実に発生する。
普通に遊ぶ場合は弱いポケモンがたくさん出るだけの空気システムだが、やり込む上では恩恵が多く、このバトルで出現したポケモンには隠れ特性のものが混ざっている可能性がある他、努力値を一気に5匹分入手できるので育成にも有用。
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スカイバトル
一部のトレーナーとの戦闘は「スカイバトル」という特殊なバトルに変わる。
このバトルでは空を飛んでいるポケモンしか参加できない。
これが原因で一部のポケモンは滑空モーションになったと見られている。
選出ポケモンが限られるだけのバトルであり、本作のバトル施設でも取り入れられておらず、以降のシリーズでも再登場していない。
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がくしゅうそうちの仕様変更
本作からはたいせつなものへと変更され、オンにして起動する。
更に効果も変わり、戦っているポケモンの経験値から分散される事なく、獲得経験値の50%が控えのポケモン全てに入るようになった。
これにより1匹だけ使い続けても、手持ちのポケモンのレベルを満遍なく上げる事ができるようになった。
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フォトスポット
写真を撮影できるスポット。フォトスポットにある写真看板を調べると【カメラおやじ】?を呼び出す事ができ、写真を撮ってもらえる。
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プレイヤーサーチシステム(PSS)
今までの通信プレイ要素を全て一体化したシステム。
常に下画面に表示する事ができ、ローカル通信で近くにいるプレイヤー、インターネット通信で全国のプレイヤー達が次々と流れてくる。
他のプレイヤーとは様々な交流ができる。
また、今までのシリーズの通信要素も全てこの画面から行う。
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通信・交換
いつもと同じ。ニンテンドー3DSの赤外線通信でも行える。
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バトルスポット
オンライン機能。ランダムマッチ、インターネット大会を行える。
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ミラクル交換
オンライン機能。無差別に選ばれたプレイヤーと交換する。
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ハッピーサイン
メッセージを他プレイヤーに送る。
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ホロキャスター
いつの間に通信などで受け取ったニュースを見る事ができる。
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GTS
GTSを利用できる。
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ゲームシンク
ポケモングローバルリンクとゲーム状況を同期する。
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Oパワー
前作の出るパワーに該当する要素。Oパワーを自分や他のプレイヤーに使う事ができる。
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お気に入りリスト
他のプレイヤーをお気に入り登録し、いつでも閲覧できるようにする。
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MYプロフィール
自分のプロフィールを変えられる。
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PSS設定
PSSの設定を行う。
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スパトレ
【シトロン】が開発した育成用のシステム。
3種類のトレーニングを行い、主に基礎ポイント(努力値)を上げる事ができる。
また、ガンバロメーターと呼ばれる中央のグラフを見る事で努力値がどれだけ入ったかの確認も行える。
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ベーストレーニング
サンドバッグを叩き、努力値を上げるトレーニング。サンドバッグの種類によって上がる努力値が異なる。サンドバッグはスーパートレーニングで手に入る。
中にはスーパートレーニングを優位に進めたり、努力値を0にするサンドバッグも存在する。
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スーパートレーニング
タッチパネルとスライドパッドを使い、【バルーンロボ】?相手とシュート対決をするミニゲーム。
クリアすると対戦相手とレベルに応じた努力値が手に入る。
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裏トレーニング
努力値合計が510になったポケモンが挑戦できる特殊なトレーニング。
クリアすると様々道具が手に入る。
最後の「最終決定戦!」はバージョンによって内容が異なる。
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ポケパルレ
ポケモン達と触れ合う事ができる要素。各ポケモンの特定の箇所をなでると「なかよし」が上昇する。
「ポフレ」というお菓子を与えたり、一緒にミニゲームで遊ぶ事もできる。
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バトルシャトー
7番道路で遊べる施設。プレイヤーや他のトレーナー達はここでは様々な爵位が与えられ、戦闘を行うと爵位が上がる。
通常のバトルと同じ用にレベルやポケモンの制限はなく、自由な編成やバトルが可能。
基本的にここで戦えるトレーナーは所持金や経験値が多い傾向にあり、本作の稼ぎ施設となっている。
「案内状」を買う事で訪れるトレーナーの頻度を早くしたり、所持金を増やしたり、レベルの上げ下げも行える。
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きのみ畑
本作の木の実栽培は7番道路のきのみ畑で纏めて行う。隣り合った木の実の種類によっては突然変異が起きたり、いらない木の実をコンポスタに入れて肥やしを作ると言ったように栽培ゲームのような要素もある。
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フレンドサファリ
キナンシティにある本作のサファリゾーン。
各プレイヤーがそれぞれ自分だけのサファリゾーンを持っており、互いにフレンドになる事でフレンドのサファリも利用できると言う、ソーシャルゲームに良くある相互フレンドに利点を出すシステム。
登録しただけでは2匹しか出てこない上に隠れ特性は未解禁だが、相手が殿堂入りして同時にオンラインになる事で3枠目と隠れ特性が解禁される。
なお、サファリゾーンではあるが、バトルは普段通りに行い、捕まえ方も普通の野生ポケモンと同じ。
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バトルハウス
本作のバトル施設。ルールは前作のバトルサブウェイとほぼ同じ。連勝を進めると【バトルシャトレーヌ】?と対戦ができる。
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あかいいと遺伝
本作では「あかいいと」を持たせたポケモンを育て屋に預けてタマゴを発見すると、個体値が必ず5つ遺伝するというシステムが採用。
これにより個体値の厳選難易度が大幅に低下した。
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過去のシリーズから拾われた独自システム
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ポケトレ
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木の実育成
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トリプルバトル
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ローテーションバトル
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細かい変更点や要素
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ゲーム開始時に言語選択を行うようになった。
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ニックネームやトレーナーの名前も日本語で6文字まで付けられる。
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スライドパッドでローラースケートの操作ができる。
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大半の場所でチップ(お金)を渡す選択肢が出てくる。
ポケモングローバルリンクがあった時点ではメダルの獲得に意味があったが、現在では特に意味はない。
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さかさバトルという相性が逆転するバトルがごく一部の施設で行える。
具体的には元の相性が「効果は バツグン」が「いまひとつ」に、「効果は いまひとつ」「効果が ない」が「バツグン」となる。
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育て屋に預けた♀のポケモンのモンスターボールが見つかったタマゴのポケモンに遺伝される。ただし、マスターボールとプレシャスボールは例外。
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隠れ特性が♂からも遺伝できるようになった。
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一つの努力値の最大値が252に変更。
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野生の「タマゴみはっけんゴループ」のポケモンの個体値が必ず3つ最大の状態になる。
キャラクター
メインキャラクター
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【カルム】
男主人公。女を選んだ場合はライバルの一人として登場し、その際は帽子を被らない。
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【セレナ】
女主人公。男を選んだ場合はカルムと同様の扱い。
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【プラターヌ博士】
今回の博士。普段の博士よりもダンディー。メガシンカの研究をしている。バトルも行える。
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【サナ】
アサメタウンのライバルたちの一人。思い出を作るために冒険に出かける。
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【ティエルノ】
アサメタウンのライバルたちの一人。いつも踊っている。
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【トロバ】
アサメタウンのライバルたちの一人。主人公とポケモン図鑑の数を競ってくる。
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最初に選ぶポケモン
本作のがくしゅうそうちの大幅強化で全体的に難易度が低く、途中でカントーの3匹から選んで手に入るため、どれも選んでも難易度はそこまで大差ない。
最終的には複合タイプでも3すくみが発生する。
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伝説のポケモン
恒例の地方独自の3匹セットポケモンが存在しない。
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【ゼルネアス】
Xのパッケージポケモン。永遠の命を与えると言われている。
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【イベルタル】
Yのパッケージポケモン。命を吸い取ると言われている。
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フリーザー/【サンダー】/【ファイヤー】
殿堂入り後に登場する。最初に選んだポケモンによって出るポケモンが異なり、ハリマロンでフリーザー、フォッコでサンダー、ケロマツでファイヤーが出現する。
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【ミュウツー】
殿堂入り後に名無しの洞窟に登場。本作ではメガシンカもできるようになった。
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その他
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AZの【フラエッテ】
3000年前にAZによって蘇生された、特別なフラエッテ。花が黒くなっている。
最終兵器を使ったAZを見限ってどこかへと消えてしまったという。
データ内ではえいえんのはなという名称が付けられているが、一度も配布されていない。
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最終更新:2024年05月20日 10:12