ポケモン とは、ポケットモンスターシリーズの種族。
ポケモン |
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他言語 |
Pokémon (英語) |
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正式名称 |
ポケットモンスター | |
初登場 |
【ポケットモンスター 赤・緑】 |
ポケットモンスターシリーズの世界に生息する不思議な生き物。
正式名称は「ポケットモンスター」だが、縮めて「ポケモン」と呼ぶのが一般的で、ポケモンを使う職業・施設・団体も「ポケモン○○○」等と呼ぶのが世界内では常識。
これを使う【人間】は【ポケモントレーナー】と呼ばれている。
種族全体の特徴として衰弱時に狭い所に入り込む習性を持つが、それ以外の特徴はまるで共通しておらず、どのような生き物を「ポケモン」として定義するのかは不明。
ポケモンに分類されない普通の動物や植物と共存している様子も確認されているが、普通の動物は年々減少傾向にある。
これに分類される生き物はデータ化してネットワーク上に整理できる技術が確立されており、誰でも利用できるものとなっている。
ほとんどのポケモンが「タマゴ」と呼ばれる球状の物体から誕生するため卵胎生の動物のように思えるが、ポケモン達が「タマゴを産む」という場面を作中の研究者達は一度も目撃した事が無いらしく、タマゴは「ポケモンが持ってきた」という表現が作中で一貫して使用されている。
一応タマゴの誕生を確認できる場面はあり、【ポケットモンスター ハートゴールド・ソウルシルバー】では、【アルセウス】がタマゴを創造し、【Pokémon GO】ではカウントダウンの後に煙からタマゴ突然現れる表現が取られている。どちらも「(一般の)ポケモンがタマゴを産む」という描写は取られていない。
中には【ユンゲラー】や【デスカーン】など、人間からポケモンに変化したと解説されているポケモンも存在する。
英語名は「Pokémon」が正式名称であり「Pocket Monster」とは呼ばれない。
新しく発見されたポケモンはゲーム本編で初登場するのが基本ではあるのだが、一部のポケモンはゲーム本編より先にアニメなどのメディアミックスで先行登場する場合もある。
例としては【トゲピー】や【マリル】などが挙げられる。
ポケモン達には18種類のタイプの内から最大2つのタイプが割り振られている。
当初は15種類だったが、【ポケットモンスター 金・銀】で「はがね」と「あく」、【ポケットモンスター X・Y】で「フェアリー」が追加された。
これらの追加時、【コイル】や【ピッピ】等の一部のポケモンはタイプが変わっていた。
『X・Y』の設定上では、少なくとも「フェアリー」はポケモン学者と呼ばれる研究者により発見・定義された事となっている。他の17タイプも同様なのかは不明。
ポケモンに設定されているタイプは、自分で同じタイプのわざを使うと威力が1.5倍になる、攻撃を受けたわざのタイプに応じて被ダメージに倍率がかかる効果がある。
ゲーム設計の都合もあるのか本編以外では考慮されない事もあり、例を上げると【ポケとる】では全てが単独タイプ、【ポケモンマスターズ】では全てのポケモンに弱点タイプが1つしか設定されていない、【Pokémon UNITE】ではそもそもタイプ相性が存在しないと言った具合に異なる。
タイプは以下のものが存在する。(50音順)
ポケモン達の中には既存のポケモンとは異なる分別をされているポケモンが数種類存在する。
様々な土地で伝説を残したポケモン。
基本的に数が限られており、1地方に1匹しか存在していないケースが多い。
神秘的な外見をしている事がほとんどで、3~4匹で1セットとして扱われたり、2匹で対となる存在となるのが基本。
公式の名称ではないが、ステータスがやや低い伝説のポケモンを「準伝説」、ゲームのパッケージになっている高ステータスの伝説のポケモンを「禁止級」「禁伝」「パケ伝」と呼ぶ事がある。
ゲーム内では下記の幻のポケモンと合わせ、パッケージ伝説は「特別なポケモン」と称している。
当初はただ存在するだけの役割だったが、『クリスタル』や『ルビー・サファイア』以降ではストーリーで絡むようになり、終盤に悪の組織に利用されたり、戦闘になるイベントも用意されている。
通常の方法では手に入らない特別なポケモン。
伝説のポケモンと関連性を持つ事があり、それに負けず劣らずの凄まじい能力を持つ。まったく関係ない事もある。
映画の題材にされるのが基本であり、シリーズ本編では懸賞や映画配布、イベントでの配信でしか手に入らない事がほとんど。
ただし作品によってはゲーム内で普通に手に入る場合もある。
ゲーム内ではパッケージ伝説と合わせて「特別なポケモン」と称している。
アローラ地方・ガラル地方で確認された異世界から飛来したポケモン。
世界の違いが原因で所構わず暴れ回るため危険な生物として扱われている。
遭遇前はコードネームで呼ばれており、本当の名前を知らない時は遭遇しても「?????」と表示される。正しい名前は捕獲時に初めて公開される。
コンセプトは外来種。従来のポケモンたちとは大きく異なる風貌が特徴的。
「ウルトラボール」と呼ばれる特別なボール以外ではとても捕まえ難い。
【コスモッグ】系統や【ネクロズマ】もウルトラビーストの分類に含まれそうだが、作中ではそのような扱いはされておらず伝説のポケモンとして分類されている。
パルデア地方で確認された超古代・超未来から時空を越えて現れたとされるポケモン。
既存のポケモンと似ている姿をしているが、とても凶暴で生態系を崩すとされている。
今までほぼ目撃情報が見られないためか、「スカーレットブック」・「バイオレットブック」という奇書と「月刊オーカルチャー」というオカルト雑誌ぐらいにしか詳しい情報が存在しない。
ポケモンによっては名前は同じでも別のすがたを持つ事がある。
すがたの分類はポケモンによって異なるが、以下のカテゴリが示されている。
普通のポケモンとは色が違うすがた。『金・銀』で初登場。
『金・銀』では特定の個体値のポケモンが、『ルビー・サファイア』以降はそれとはまったく別の独自の設定で低確率で出現する。
【ゲンガー】のように通常とほとんど色が変わらない場合もあるが、メガシンカ等を行うと大きく変化するケースもある。
アニメではゲームとは異なる色違いの個体が登場することもある。
特定の条件を満たすと別のフォルムへと変化する能力。以前の作品から何匹か存在していたが、【ポケットモンスター ダイヤモンド・パール】からは一般的な名称として定義付けられた。
【デオキシス】が代表例。
メガストーンを使って一時的に進化したすがた。特定のポケモンのみが行える。『X・Y』から登場。
基本的に体のパーツが大きく変化することが多いが、子供が成長するガルーラ、シェルダーに丸のみされたヤドン(メガヤドラン)といった変わり種も。
【リザードン】など、ごく一部のポケモンは2種類の変化先を持つ。
『オメガルビー・アルファサファイア』以降ではこれと似た「ゲンシカイキ」と言うものもある。
各地方に適応できるように変化したとされる、地方特有のすがた。【ポケットモンスター サン・ムーン】から登場。
アローラライチュウやガラルダルマッカなど環境に対応したものを始め、死んでしまった太古のサニーゴ(ガラルサニーゴ)といったものが存在する。
中にはガラルジグザグマのように、リージョンフォームの方が原種として使われている例もある。
従来のすがたとは装飾品や体色が異なり、タイプが別のものへと変わっている事もある。
基本的に「○○○のすがた」と呼称される。現時点ではアローラ、ガラル、ヒスイ、パルデアで確認されており、その地方名がすがたの名称となる。
シリーズ本編以外の作品では「アローラ○○○」という形で「(地方名)ポケモン名」名称で表記される場合も。
【ポケモンカードゲーム】?では地方特有の進化系だとしてもその名称ルールが使われている。(例:ガラルニャイキング等)
他の地方に連れて行くことができる場合もあるが、その場合は地方独自の進化は基本的に出来なくなる。
タマゴのポケモンに他の地方のリージョンフォームを引き継がせるには、「かわらずのいし」を持たせてタマゴを作る必要がある。
通常のダイマックスとは異なるすがた。【ポケットモンスター ソード・シールド】から登場。
すがたが異なるだけで能力値は通常のダイマックスと変わらないが、専用の「キョダイマックスわざ」を使用できる。
ヨロイ島で飲める「ダイスープ」を使う事で自由に通常ダイマックス/キョダイマックスのすがたを変える事も可能。
151匹のポケモンが登場。
ゲーム内のグラフィックが後の公式イラストとかけ離れているものが多い。
まだ設定がいい加減だったのかポケモン以外の動物の存在が示唆されており、【サント・アンヌ号】?の【シェフ】が動物由来の料理を作っていたり、ポケモン図鑑の説明でインドゾウがいじめられたりしていた。
本作の時点では通常の番号順の図鑑しか存在せず、名称もない。後の作品と合わせて「カントー図鑑」と呼ばれることがある。
100匹追加され、総数は251匹になった。
ポケモン図鑑では、ある程度混ぜて並べられた「しんがたずかん モード」が登場。
後に発売された『ハートゴールド・ソウルシルバー』では「ジョウト図鑑」とされており、現在はこう呼ばれる。
135匹追加され、総数は386匹になった。ただし本作の時点では180匹以上のポケモンは入手できず、後に発売したシリーズと通信する必要がある。
ポケモン図鑑では、その地方しか出てこないポケモンだけを集めた地方図鑑が初登場し、今作では「ホウエン図鑑」が登場。
『金・銀』までにあった「ふるいずかん モード」は「全国図鑑」としてまとめられるようなった。ただし今作では隠し要素となっている。
ポケモンについては特に変更はないものの、今作において、
「わざマシンをポケモンの頭につけることで、わざマシンのわざを覚える事ができる」
「新しい技を覚えるために、他のわざを忘れる描写」
の二つの描写がゲーム中で初めて判明された。
107匹追加され、総数は493匹になった。
地方図鑑は「シンオウ図鑑」。『プラチナ』では複数のポケモンが追加された。
156匹追加され、総数は649匹になった。
クリアするまでは新ポケモンしか登場しないという新しい試みが行われた。
地方図鑑は「イッシュ図鑑」。全て新ポケモンでまとめられており、イレギュラーなナンバー000も存在する。
『ブラック2・ホワイト2』では複数のポケモンが追加された。
72匹追加され、総数は721匹になった。
地方図鑑は「カロス図鑑」だが、エリア毎に「セントラルカロス図鑑」「コーストカロス図鑑」「マウンテンカロス図鑑」と分類が分けられている。
81匹追加され、総数は802匹になった。リージョンフォームや異世界のポケモン・ウルトラビーストが登場。
図鑑においては新たに、色違いと一部のフォルムチェンジ以外の別のすがたも図鑑説明文が載るようになった。
しかし、本作以降で新規に作られた図鑑説明文では「ポケモン同士の捕食」「メガシンカなど別の姿による狂暴化やポケモンへの負担」について解説されていることが多く、やや不定的な意見も見られていた。
この点は続編で新たに作られた図鑑説明文では軟化されていった。
地方図鑑は「アローラ図鑑」だが、エリア毎に「メレメレ図鑑」「アーカラ図鑑」「ウラウラ図鑑」「ポニ図鑑」と分類が分けられている。
その一方で全国図鑑が本作を含む、以後の本編で廃止された。
マイナーチェンジでポケモンを追加するという初の試みが行われ、5匹追加されて総数は807匹になった。
81匹追加された後にDLCで追加する形が取られ、それも合わせて8匹追加されて総数は898匹になった。
ヒスイのすがたや既存のポケモンからの追加進化と【ラブトロス】が追加された影響により、7匹追加されて総数は905匹になった。
103匹追加され、ポケモンの数は遂に1000種類を越え、合計1008匹となった。
今回もアップデートやDLCで追加される形が取られており、それも合わせて17匹追加され、総数は1025匹まで増大した。
シリーズ本編外のゲーム作品で突然新ポケモンを出すというオンラインゲームらしい試みが行われ、【メルタン】と【メルメタル】は本作が初登場。
なお、一切告知せずに行ったため最初はバグと勘違いされた。