【ポケットモンスター オメガルビー・アルファサファイア】

ポケットモンスター オメガルビー・アルファサファイア とは、【ニンテンドー3DS】用のゲーム。

概要

ポケットモンスター オメガルビー・アルファサファイア



他言語

Pokémon Omega Ruby and Alpha Sapphire (英語)

ハード

【ニンテンドー3DS】

メディア

3DSカード

ジャンル

RPG

発売元

ポケモン

販売元

任天堂

開発元

ゲームフリーク

プロデューサー

増田順一
江上周作
宇都宮崇人
山上仁志

・エグゼクティブプロデューサー
田尻智
岩田聡
石原恒和

ディレクター

大森滋

プレイ人数

1~4人

発売日

2014/11/21 (一部地域を除く世界同時)

値段

単品:4,571円(税別)
ダブルパック:10,056円(税込)

レーティング

CERO:A

最新バージョン

Ver.1.4

対応機能

ローカルプレイ
インターネット
すれちがい通信
いつの間に通信

シリーズ

ポケットモンスターシリーズ

日本販売数

約331万本1378本(2バージョン合計)

世界販売数

約1,434万本

【ニンテンドー3DS】向けに発売した、【ポケットモンスター ルビー・サファイア】のリメイク作品。
原作から大掛かりな変更が施されたリメイク作品となり、各種メディアでは「ルビー・サファイアをベースとした最新作」として紹介された。
【ポケットモンスター X・Y】をベースに作り直されており、新たなポケモンの変化パターンとしてメガシンカと似た「ゲンシカイキ」が登場。
更に多くのポケモンが新たにメガシンカを行うようになり、同世代内で初めて新しいわざが追加される等、X・Yの世代における決定版の立ち位置も兼ねている。

ストーリーは基本的に原作準拠だが、新キャラクター・【ヒガナ】?の干渉によって若干流れが変わっており、原作以上の危機に立ち向かう事となる。
その他、キャラクターや世界観の根幹にかかわる部分に設定の追加や改変が行われた。

原作からブラッシュアップしたシステムとして「ひみつきち」が「スーパーひみつきち」にパワーアップしてQRコードによるやり取りに対応、「マボロシじま」がクローズアップされて「マボロシのばしょ」というランダム性のある島郡へと大幅拡張、『X・Y』に未登場だった過去世代の伝説のポケモンが全て出現する等、お楽しみ要素が大幅に増加。
追加ストーリーの「エピソードデルタ」では、幻のポケモンだった【デオキシス】まで出現し、入手も行える。

その一方、【ポケットモンスター エメラルド】の要素は存在を匂わせる程度で登場はせず、各所に散りばめられたブラック気味なネタ、一部原作キャラのイメージ変更、エピソードデルタの内容、ヒガナの説明不足すぎるキャラクター性等により難色を示すユーザーも見られており、発売時の評価はかなり割れていた。

※ストーリーやキャラクターの基本部分は【ポケットモンスター ルビー・サファイア】を参照。

追加要素・変更点

  • ゲンシカイキ
    【グラードン】【カイオーガ】の専用能力。
    グラードンに「べにいろのたま」、カイオーガに「あいいろのたま」を持たせると、そのポケモンを出した瞬間に自動的にこれを行い、新たな姿である「ゲンシグラードン」「ゲンシカイオーガ」へと変わる。
    特性やステータスが大幅に強化され、従来以上の凄まじい力を発揮する。
    ストーリー中でもこの姿の目覚めは重要な意味を持ち、原作以上に強い天候変化に襲われるだけでなく、ホウエン地方の生態系に変化が生じて従来は生息していないポケモン達も出現するようになる。
  • 新たなメガシンカ
    ルビー・サファイアのポケモンを中心に、数多くのポケモン達に新しいメガシンカが追加された。
  • 新しい天候
    新たにゲンシグラードンの「おわりのだいち」で発生する「おおひでり」、同じくゲンシカイオーガの「はじまりのうみ」で発生する「おおあめ」が追加された(当初は名称不明で『サン・ムーン』以降で名称が判明した)。
    これらは元の「ひざしがつよい」と「あめ」とは異なり、対となるタイプのわざが無効になり、場に出ている間は永続で天候が続くようになる。
    他にも、メガレックウザの「デルタストリーム」で発生する「らんきりゅう」という天候が追加された。
    こちらも場に出ている間は永続で、ひこうタイプの弱点を打ち消してくれる(軽減時は乱気流がダメージを弱めたという表記はあるが、効果抜群のメッセージは変更されない)。
  • 新たな登場人物とストーリー
    新キャラクター・ヒガナが登場し、ストーリーへと間接的に関わってくる。
    クリア後にはメガシンカを題材にした「エピソードデルタ」が始まり、各所で盗難を起こすヒガナを追う短編ストーリーが展開される。
    それ以外にも各施設に追加キャラクターが登場したり、悪の組織メンバー達が大幅にイメージチェンジされている。
  • おおぞらをとぶ/マボロシのばしょ
    ストーリー終盤で手に入る「むげんのふえ」を使うと、【ラティアス】/【ラティオス】に乗ってホウエン地方の大空へと飛べる。
    大空では野生のポケモンと遭遇する他、各所にある「マボロシのばしょ」で珍しいポケモン達と出会える。
    更にこのエリアでは条件を満たすと伝説のポケモン達が出現する場合がある。
  • スーパーひみつきち
    原作のひみつきちをパワーアップさせた要素。
    模様替えグッズは回転が行えるようになり、他のプレイヤーを「ひみつのなかま」として基地に配置できるようになった。
    「ひみつのなかま」とは1日1回対戦したり、得意技でサポートして貰う事もできる。
    更にQRコード出力・取り込みにも対応し、インターネットで離れた場所のプレイヤーのひみつきちを自分のデータに送る事もできる。
    【ポケットモンスター ダイヤモンド・パール】と同じように、他のプレイヤーのフラッグを集める要素も追加された。
    原作から下方修正された点では相手のポケモンのレベルが50までに制限され、手持ちが3匹までになっているが、「レベルブレイカー」というグッズでレベルは100まで開放可能、「がくしゅうそうち」の強化と「しあわせタマゴ」の入手難易度低下でレベル上げ効率は良くなっているため、大した問題ではない。
  • ポケモンコンテストライブ!
    原作のポケモンコンテストの演出を大幅に強化したもの。
    主人公がアイドル衣装へと着替えてポケモンと共に出場、メガシンカを行える、一部のコンボが変更、クリア後にファンから良いアイテムが貰えると言った具合に原作との差異がある。
    また、新キャラクターの一人である【ルチア】もここで登場する。
  • ポケモンマルチナビ
    本作の下画面要素。複数のナビを切り替えて使用する。
    • ずかんナビ
      101番道路で【ハルカ】(【ユウキ】)から貰えるナビ。
      今いる場所に生息しているポケモン達が表示される。既に捕まえているのであれば「サーチ機能」でそのポケモンがいる草むらを揺らす事ができる。
      何度も同じポケモンに対して使うとサーチレベルが上がり、高い個体値や隠れ特性、タマゴわざを持ったポケモンが登場する特権がある。
      また、生態系変化後に出現するポケモンと出会うには揺れた草むらを探す必要がある。
    • マップナビ
      最初から付いている機能。タウンマップである。
      木の実やひみつきちの情報が掲載されていたり、直接タッチする事で「そらをとぶ」が使用できる等、従来まタウンマップとは比較にならないほど利便化されている。
    • テレビナビ
      カナシダトンネルでのイベント後、【ツワブキ・ムクゲ】?に貰えるナビ。『X・Y』におけるホロキャスターのような機能で、ホウエン地方のニュースやすれちがい通信をしたプレイヤーの状況などが表示される。
    • プレイナビ
      トウカシティで【ミツル】?から貰えるナビ。
      『X・Y』のPSS・スパトレ・ポケパルレを全て収録したもの。
  • おきがえピカチュウ
    【ピカチュウ】が色んな姿に着替えたもの。着替えた服によって別のわざを覚える。
    1体しか手に入らないが、何回でも着替える事はできる。
    なお、他のカートリッジに移す事はできない。
  • 原作からの変更点
    多いのでまとめて記載。
    • 基本的な要素はX・Y準拠。
    • 新しいトレーナーが複数追加。
    • ホウエン図鑑に【エルレイド】【リーシャン】等、『ダイヤモンド・パール』で追加された進化前後のポケモンも掲載される。
    • 女性の【トライアスリート】【サイキッカー】がいなくなっている。
    • 【エリートトレーナー】が水上でも現れる。
    • キンセツシティのゲームコーナーが廃止。
    • サファリゾーンは閉園しており、普通のダンジョンに変更。登場ポケモンは同じ。
    • すてられぶねがシーキンセツへと変更。イベントが大きく異なり、現実の軍艦島をモチーフにしたブラックなネタが多い。
    • ストーリー中にラティアス/ラティオスが手に入る。
    • ホエルコ・カイオーガ・サメハダーでなみのりをすると、それぞれのポケモンに乗れる。カイオーガの場合は狭い場所を通れない。サメハダーだと高速で移動できる代わりに釣りが行えない。
    • バトルタワーはX・Yのバトルハウスの流用へと変更。バトルフロンティアではない。
  • X・Yからの変更点
    • わざおしえが追加。
    • バトルシャトレーヌの戦闘BGMがフロンティアブレーン戦のアレンジに変更。
    • 一部ポケモンの所有アイテムが異なる。【ペリッパー】が「しあわせタマゴ」を持っている点が特に大きい。
    • メガストーンは1本のバージョンで全て手に入るようになった。
    • トレーナーとの群れバトルが追加。
    • 着替えは無い。

キャラクター

追加・変更キャラクター

  • 【ミツル】?
    【ラルトス】が最終的に【エルレイド】へと進化。
    更にゲームクリア後にバトルハウスを攻略して行くと、プレイヤーに対抗すべくタマゴをひたすら孵化して強力なポケモンを集め、バトルハウスに挑戦を繰り返すというガチ勢へと進化(?)してしまう。
  • 【ヒガナ】?
    本作のストーリーの鍵を握る謎の女性。「流星の民」の末裔らしい。「シガナ」と呼ばれる謎の【ゴニョニョ】と共に行動し、ドラゴンタイプのポケモンを操る。
    ホウエン地方へと落下する隕石を破壊するためにレックウザをメガシンカさせるのが目的で、グラードン/カイオーガをゲンシカイキさせてレックウザの目覚めを狙う、それが失敗したら各地でキーストーンを集めてレックウザに出会おうと目論んでいた。
    「想像力が 足りないよ」が口癖。自らの事や行動原理は殆ど語らず、謎が多い。
  • 【ギリー】?
    カウボーイ風の服装の、アゴヒゲが生えた男性。スーパーひみつきちに詳しい。【フライゴン】を相棒としており、ガブリアスナイトでメガシンカできない事を悔やんでいる。

【ポケモン】

  • 伝説のポケモン
    • 【グラードン】/【カイオーガ】
      新たな姿として「ゲンシカイキ」が可能となった。ストーリーにも大きく関わる。
    • 【ラティアス】/【ラティオス】
      オメガルビーではラティオス、アルファサファイアではラティアスがストーリー中盤で自動的に加わる。
      シリアルコードやおすそわけで入手できる「むげんのチケット」があれば、イベント後に加わらなかった方と出会ってバトル・捕獲もできる。
      また、「むげんのふえ」を使うとどこからともなく飛来してメガシンカし、「おおぞらをとぶ」を使用できる。
      恐らく本作において最も出番が増えた伝説のポケモンである。
    • 【レックウザ】
      メガシンカができるようになり、ストーリーでも大活躍する。
    • 【デオキシス】
      元々幻のポケモンだったが、本作に限っては通常プレイで出現し、エピソードデルタのラストで宇宙空間でポケモンバトルを行う。
  • 幻のポケモン
    • 【フーパ】
      映画で配信された。X・Yでも受け取れる。本作のホウエン地方にあるリングはこのポケモンが原因と見られている。
    • 【ボルケニオン】
      映画で配信された。X・Yでも受け取れる。

【ポケモントレーナー】(追加)

ポケットモンスター オメガルビー・アルファサファイア 特別体験版

月刊コロコロコミック11月号などのダウンロード番号を入力する事でプレイができた体験版。特別のため起動回数制限がない。
また、2016/08/02~09/30にはシリアルコードなしで配信が行われていた。

トクサネシティをベースに【ダイゴ】と一緒に様々な場所を冒険したり、ホウエン地方のニュースを閲覧する事ができた。

メガハガネールはこれで初公開された。なお、日本国外版ではメガオニゴーリだった。

クリアするとポケモンリンクにより製品版に様々なアイテムや、ハガネール(オニゴーリ)を転送可能。
起動から15日経過すると様々な場所に変化が生じる小ネタもある。

関連作品

紹介動画

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最終更新:2024年05月06日 14:32