南部の
瀬戸内海沿岸部は、大きい産業都市を抱えて
阪神工業地帯や
播磨臨海工業地帯といった日本有数の
重化学工業の集積地となっており、近畿圏最多の工場立地数となっている。一方で、中部から北部にかけては
農林水産業が主な産業であり、
過疎地も抱える。これら過密と過疎を平均した県単位の産業活動指数は全国平均であることから、日本の縮図と言われることがある。また、南東部の阪神間は、
大阪都市圏のベッドタウンとしての性質があり、
神戸市(国内の大都市人口6位)と阪神地方で全人口の約6割を占める。なお、兵庫県の人口は国内7位であり、
兵庫県の人口密度は国内8位である。日本の標準時に当たる
明石市には
天文台があり、都会の付近ながらも海に近い。
五畿七道の区分においても、
畿内、
山陽道、
山陰道、
南海道の4つにまたがり、古来の行政区分を、ほとんど無視する形で成立している。
方言も地域によって多彩で、関西弁系列の大阪弁の流れを汲み、阪神地域で使われる
北摂弁(摂津弁)、神戸近辺を中心として使われる
神戸弁、播磨地域を中心として使われる
播州弁、
淡路島で使われる
淡路弁、同じ関西弁系列でも
京都弁(京言葉)の流れを汲む
丹波弁、中国方言の影響を受けた
但馬弁と分かれ、風俗・習慣の違いも見せる。この県内風土の多様性により兵庫県民としての連帯感はそれほど強くなく、
神戸市、
姫路市、
豊岡市、
阪神地域に隣接する
大阪市など、各エリアの中心となる都市圏に帰属意識を持つ。そのため、自らを「兵庫県民」と称することが少ない。県人会も各地方で別々となっている。
隣接都道府県
大阪府
京都府
岡山県
鳥取県
徳島県
最終更新:2010年08月17日 12:44