ヒヒダルマ

「ヒヒダルマ」の編集履歴(バックアップ)一覧に戻る

ヒヒダルマ - (2020/03/13 (金) 02:17:17) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2010/09/20(月) 19:21:28
更新日:2023/09/25 Mon 11:38:39
所要時間:約 7 分で読めます




体内で1400度の炎を燃やすことでダンプカーをパンチで破壊するほどのパワーを作る。

戦いで弱ると岩のように動かなくなる。心を研ぎ澄まし精神力で戦うのだ。


■データ


全国図鑑No.555
分類:えんじょうポケモン
英語名:Darmanitan
高さ:1.3m
重さ:92.9kg
タマゴグループ:陸上
性別比率:♂50♀50

タイプ:ほのお

特性:ちからずく(追加効果がある技の追加効果が発動しなくなる代わりにその技の威力が1.3倍。始めから追加効果の無い技には適用されない)※ダルマッカのとき「はりきり」(攻撃が1.5倍になるが、物理技の命中率が0.8倍になる)
隠れ特性:ダルマモード(HPが1/2以下になると、そのターン終了時にダルマモードへ変化する。回復してHPが1/2以上になると元に戻る)※ダルマッカのとき「せいしんりょく」(ひるまない)

HP:105
攻撃:140
防御:55
特攻:30
特防:55
素早さ:95
合計:480

努力値:攻撃+2

ダルマッカがレベル35で進化する。


■概要


赤い達磨のような身体に屈強な手足が生えたヒヒのような姿をしたポケモン。

凶暴そうな見た目だが戦いで弱ると石のように動かなくなり精神を集中させて戦う事も出来るらしい。

ちなみに進化前のダルマッカの糞はとても熱いので昔の人はそれを暖を取るのに利用していたようである。


よく勘違いされるが特性名は「ちからく」ではない。
どっちも日本語では正しいし発音も同じだけど、ゲームまたは公式では「ちからずく」である。


■対戦でのヒヒダルマ


140という圧倒的な攻撃種族値を持つが、一方で特攻はたったの30と一匹で炎物理No.1と炎特殊ワースト1を更新してしまったポケモン。
(厳密に言えば進化前であるダルマッカが特攻15で炎特殊ワースト1である)
炎=二刀流というイメージを根底から覆した異質の炎タイプである。


更に特性「ちからずく」もその攻撃力の高さを後押ししており、
技も「フレアドライブ」を筆頭に「じしん」「ばかぢから」「いわなだれ」「とんぼがえり」等優秀な威力を持つ物が目立つ。

特に「フレアドライブ」は地味に火傷10%という追加効果があり「ちからずく」の効果が適用されるため、その破壊力は異常の一言である。
並のポケモンならだいたい確一、半減されても二確圏内で落とす程。

地味に「アンコール」等の補助技も使う事が出来るがここまで火力に特化していると補助技を使うよりも普通に殴ったほうが強いだろう。

「とにかく物理でゴリ押しすればいい」というゲーフリからのメッセージがヒシヒシと伝わってくる。

全体的に尖ったステータスを持つポケモンが多い今作を象徴するようなモンスターである。

ただ耐久と素早さどちらも中途半端な値であるため何らかのテコ入れが欲しい。
その中途半端な素早さから持ち物は「こだわりスカーフ」が第一候補。
しかし、ちからずくが適用される技はいのちのたまがノーリスクになるということも利用してそちらをもたせてもロマンのある選択肢でおもしろい。
攻撃種族値換算で実に199相当になるのは魅力的だ。

またメジャーなドラゴンタイプ全般に有効打が少ないのも欠点。


ちなみにダルマモードという形態にフォルムチェンジも可能。

※ダルマモード詳細

タイプ:ほのお/エスパー
  • 種族値
HP:105
攻撃:30
防御:105
特攻:140
特防:105
素早さ:55
合計:540

通常のフォルムと違って攻撃と特攻の値が入れ替わり、素早さが下がって耐久力が大幅に上昇した重戦車型特殊アタッカー。
隠れ特性「ダルマモード」を所有している個体のみがなれるフォルムである。

が、そのフォルムチェンジ条件は「HPが半分以下となったターン終了時」と恐ろしく残念なもの。
HPが半分を超えると通常形態に戻る。
これはHPが半分を切っている状態で場に出た時も同じ。この状態で受け出しさせようものならもれなくお亡くなりになる。
で、実際使えるかと言えば一致技以外の特殊技が殆ど無いうえ特殊技でスペースを取る為HPが半分切るまで言葉通り置物と化す。通常時の特攻が低すぎる。
極端過ぎる能力の都合上、両刀は非現実的…。
威力の高い特殊技もそれなりに覚えるため火力自体は申し分なく、使い方次第では十分に力を発揮できるが、かなりの工夫が求められる。
死に特性とまでは言えないが、通常特性に比べると扱いづらいことこの上ない。早い話が上級者向け。
ネタポケマスターの中にはこの特性を使いこなして相手に一泡吹かせる猛者もいるという…

一応はらだいこ(体力を半分減らし攻撃力大上昇)を絡めた物理特殊の二刀流というロマンも無くはない。あくまでロマンであるが。

なお、フォルムチェンジ特性にもかかわらず第六世代までは特性の無効化や書き換えが有効であり、いえきでも浴びようものならダルマモードが解除されるようになっていた。
特殊アタッカー型だった場合、ダルマモードを強制解除されると間違いなく残念なことになる。
第七世代からは他のフォルムチェンジ特性と同様、無効化や書き換えが効かなくなった。

どうでもいいことだが英語版でのこの形態はZen Modeという表記である。
なんかカッコいいな、おい。


■ゲームでのヒヒダルマ


進化前のダルマッカはヒウンシティライモンシティをつなぐ4番道路等に野生で登場する。

ヒヒダルマ自体は古代の城入口の青っぽい石像に「いかりまんじゅう」を供えることで出現する。
いかりまんじゅうはアララギ博士から貰うほか、土曜日にロイヤルフィッシュ号でのバトルに勝ち抜くことでも貰える。
このヒヒダルマの特性は通常の個体と違い特性が夢特性の「ダルマモード」となっている。

BW2ではBWと思い出リンクすることでリゾートデザートで隠れ特性のダルマッカやヒヒダルマを捕獲できる。

第6世代ではORASのマボロシじまに出現。図鑑サーチで連鎖を粘れば高個体値もダルマモードの個体も手に入る。
と言ってもマボロシの場所自体がランダム出現なので、入手はかなりめんどくさい。

進化前から火力が高く、序盤から「ずつき」「ほのおのパンチ」「からげんき」など技も覚えるためストーリー攻略要員としてはかなり優秀。
特にヒウンシティジムリーダーアーティ戦でお世話になった人は多いだろう。
後半に覚える「あばれる」や「ばかぢから」も入れ替え戦で戦える本編では使いやすい。

ヒヒダルマに進化すれば攻撃種族値がさらに跳ね上がる上、素早さも高くなるため、より頼れる。
おかげで御三家をいらない子扱いするプレイヤーが続出した。

最大の欠点は進化前のダルマッカの特性が「はりきり」なため攻撃を外しやすく不安定で進化するまで我慢する必要があること。
しかし我慢するだけの価値は十分にあるだろう。
なお、リトルバトルではこの特性のおかげで「ヨガパワー」アサナンと並び「ふといホネ」持ちカラカラに次ぐ火力を発揮する。

剣盾ではリージョンフォームのダルマッカとヒヒダルマが登場した。
原種と正反対にあたるこおりタイプだが、原種と同じく炎タイプの技も使える上、隠れ特性もご丁寧にダルマモードとなっている。
詳細はこちら


●余談
とあるランダムマッチで、シングルのトリパでダルマモードヒヒダルマを試すという実況動画で、
ダルマモードが発動した後、交代して又出したら、ターン終了時にダルマモードが発動したのだが、
何故かこの時ちからずくが表示されてダルマモードが発動した。
恐らく単なるバグであろう。



ヒヒダルマ「おい、知ってるか?
      追加効果があると、時々すっごい能力下げて、時々すっごい状態異常にする…らしいぜ。
      俺には追加効果がない。でもな。物理ごり押しすることは出来る」


追記・修正お願いします。

この項目が面白かったなら……\ポチッと/