タイラント(ウルトラ怪獣)

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タイラント(ウルトラ怪獣) - (2020/11/15 (日) 23:15:53) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2010/05/18 Tue 00:46:52
更新日:2024/04/05 Fri 22:06:45
所要時間:約 4 分で読めます





名称:タイラント
分類:暴君怪獣
身長:62メートル
体重:5万7千トン

概要

ウルトラマンタロウ』第40話「ウルトラ兄弟を超えてゆけ!」に登場。

ウルトラ兄弟たちに倒された怪獣の怨念が海王星に集まって誕生した怪獣。
ズングリした体型に見合わず優れた飛翔能力を有し、土星から地球までわずか20分で移動する程速い。なんと光より2倍も速い。
ベムスターの腹部の吸引口から出す強力な冷気やバラバの両腕のハンマーと鎌、
キングクラブから受け継いだ口から吐く火炎「爆炎放射(デスファイヤー)」などの強力な武器を持つ。
設定では角からシーゴラスの能力である津波を起こせる…が現在まで披露されたことはない。
またウルトラ兄弟の必殺技をもってしてもダメージを受けないほどの防御力を誇る。

また腕から発射する光線で救援のウルトラサインを消してみせるなど、知的な面を持つ。

名前の「タイラント」とは英語で暴君の意味。

合体した怪獣・宇宙人は以下の通り。

津波怪獣 シーゴラス(頭を構成:『帰ってきたウルトラマン』に登場)
異次元宇宙人 イカルス星人(耳:『ウルトラセブン』に登場)
宇宙大怪獣 ベムスター(胴体:『帰ってきたウルトラマン』に登場)
液汁超獣 ハンザギラン(背中:『ウルトラマンA』に登場)
殺し屋超獣 バラバ(両腕:『ウルトラマンA』に登場)
どくろ怪獣 レッドキング(足:『ウルトラマン』に登場)
大蟹超獣 キングクラブ(尻尾:『ウルトラマンA』に登場)

なお、実はシーゴラスとハンサギランは倒されていない*1

合体怪獣でありながら一つの怪獣として違和感なく完成されたデザインから非常に人気が高い。
その後のシリーズでも何度も登場しており、ウルトラマンを扱ったゲームなどでもゼットンエレキングなどと同じく必ずと言っていいほど参戦する他、
新ウルトラマン列伝』では前後編に分けてタイラントと合体した怪獣の特集が組まれた。

デザイン画ではオリジナルとは異なるバラバの両腕やレッドキングの足も原点と同じ形である他、尻尾はハンザギランのものになっている。

当時の学年誌では角はブラックキングのものだと紹介された記事も存在しており、
これは『ウルトラマンギンガ 劇場スペシャル』のパンフレットでも紹介されている。

ちなみに角がブラックキングというのは台本段階ですでに決まっていた合体メンバーの怪獣だったとのことで、
台本には「角はブラックキング、頭は×××、手はバラバ、胴はべムスター、足は×××」としか書かれておらず、
他に決まっていたのはバラバとベムスターのみで、それ以外はデザイナーの鈴木儀雄氏自ら合体メンバーを考えなければならなかったとのこと。

また、一説には首の鰭はオイルドリンカー、腕の体表はベロクロンとも。
…おいオイルドリンカー、お前ウルトラ兄弟と戦ってすらいないのに怨念になるほどの恨みがあるんかい。


活躍

タロウ本編での活躍

海王星で偵察をしていたあのゾフィーを圧倒的な力でボコボコ。「無敵のゾフィーが敗れた(笑)」
その後天王星で休憩していた所を初代ウルトラマン、土星でウルトラセブン、木星でウルトラマンジャックを立て続けに破り、
ついに火星にてウルトラマンAまでも倒した。

そして遂に地球に飛来。ウルトラマンタロウ最大の敵になる……



はず……だった……



戦闘直後は優位に立つが、あっという間にタロウにボコボコにされるいつもの展開に。
最後はタロウにブルーレーザーで鎖を引き千切られ、その鎖を「ウルトラランス」に変えられ串刺しにされて大爆発。


あまりに呆気ない最期だった。


可能性として「タロウが成長してウルトラ兄弟を超えていた」と「連戦でタイラントが疲れ果てていた」という二つの理由がある。
「疲れ果てていた」ってお前はペース配分を知らない子供か……

多分ゾフィーに本気をだしたのだろう。そう考えれば隊長がやられても仕方無い。
(実際ゾフィー戦後ウルトラマンに見つかるまで休憩していた)

また、兄弟に倒された怨念から生まれた怪獣であるため、
倒された相手ではないタロウ相手には怨念パワーが薄かったという可能性もある(一応改造ベムスターはタロウと戦っているがタロウに倒されていない)。
その場合、隊長は普通にやられたことになるが。

……まぁ、メタな理由として30分の放送時間でウルトラ兄弟と5連戦した上でタロウと戦う事になったので、苦戦させるほどの尺がないというのもあるが。
タイラントは前後編枠で出られなかった己の不幸を呪ってもいいんじゃないかな。


なお『ウルトラマン列伝』ではゼロによってタロウに自分の武器を使用されたから負けたという新たな見解がなされている。
……まぁ、マイク・タイソンだって自分のパンチにはやられるだろうけど……
『新列伝』のタイラント特集では、タロウが「エースがバラバを倒した発想を利用した」とヒカルに語っている。


内山まもるによる漫画版『ウルトラマンタロウ』では喋りまくる*2
いとも簡単に5兄弟を倒すと地球でタロウを倒そうとするが、タロウは東光太郎の時に右腕を怪我していた。
追い詰められたタロウは逃げるふりをしてタイラントを地球から引き離して太陽に向かう。
そして急激に方向転換し、タイラントはそのまま太陽の重力に引かれ、翼をもがれたイカロスのように堕ちて行った。
タロウからしてみればエネルギーの補給にもなるため一石二鳥の作戦である。タイラントがマヌケすぎるだけにも思えるが…。


『ウルトラ6兄弟VS怪獣軍団』での活躍

CV:ガニメ
現在は事実上封印作品となった、タイ公開の映画。
宇宙怪獣のくせにドロボン、アストロモンス、ダストパン同様に地中からゴモラに率いられて出現。
ハヌマーンやウルトラ兄弟と大乱戦を繰り広げるも、ジャックのシネラマショット(ただし腕の構えが逆)を受けて、自分等が起こした基地の爆発に巻き込まれて一瞬で退場した。
……後に仲間たちが受けた仕打ちを考えると、あっさり死亡できたタイラントはまだ幸運だったと言えなくもないだろう。


『大怪獣バトル』シリーズでの活躍

『ウルトラギャラクシー大怪獣バトル NEVER ENDING ODYSSEY』での活躍

キール星人のレイオニクス「グランデ」の怪獣として登場。
耳からのアロー光線や腹部による吸収を使い出したのはこの作品からである。

圧倒的なパワーと各パーツを生かした攻撃でレイゴモラをボコボコにし、
続いてエレキングをも倒し消滅させ、レイを臨死状態にまで追い詰めた。

しかしレイが復活し、新たな力「ネオバトルナイザー」により更にパワーアップしたゴモラとリトラと再戦。
一瞬のスキを付かれゴモラの零距離超振動波を喰らい遂に倒された。
「真のレイオニクスバトル」だったためグランデも共に死亡した……と思いきや、
既にタイラントに見切りを付けていたグランデは一方的にリンクを切ってタイラントを捨ててしまった(らしい)。


なお河本ひろしによる漫画版ではミクラスとの一騎打ちで敗北した。


大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE』での活躍

怪獣墓場ウルトラマンベリアルが蘇らせた怪獣の一体として登場。
倒されたのは100体の怪獣軍団の中でも一番最後であり、ウルトラマンゼロの斬撃を受けて瞬殺された。
その後はただでさえ合体怪獣にも関わらずベリュドラのパーツになる。(しかもレッドキング・イカルス星人・ベムスターは別で合体している)



改造タイラント/EXタイラント

PS2用ゲーム「ウルトラマンFighting Evolution Rebirth」とデータカードダス「大怪獣バトル ULTRAMONSTERS」に登場。
頭にジェロニモンの羽飾りとゴモラの下半身が追加され、ケンタウロスみたいな怪獣になった。
特出すべきはそのサイズ。
なんとウルトラマンの約二倍。そのためFighting Evolution Rebirthでは投げ技が効かない。
が、なぜか設定身長は69mと、7mしか大きくなっていない
必殺技も、「鎖で隕石を引っ張って敵に叩きつける」や「鎖で縛り上げて引きずり回す」などダイナミックな怪獣。

Fighting Evolution Rebirthではバルタン星人によって改造されたという設定。
この頃は「改造タイラント」と呼ばれており、大怪獣バトル参戦時に「EXタイラント」に改名された*3
ウルトラモードでは第8話「進化の果てに」で小惑星でタロウと戦い、第11話「コスモス絶体絶命!」では異次元空間でコスモスを襲撃した。

『大怪獣バトル ULTRA MONSTARS EX』のストーリーモード第10話および、コミカライズの『大怪獣バトル ウルトラアドベンチャー』にも登場。
ナックル星人とヤプールの共同技術により強化改造されたという設定で、ペダン星での戦争で最終手段として送り込まれた。
こいつの隕石落としが、ペダン星に壊滅的被害を与える決定打となった。
主人公イオの操るゴモラを苦しめるも、超震動波で地盤を破壊され、マグマに落ちて倒されたが…。


改造タイラントII/EXタイラント(デスボーン)

改造タイラントが骨だけになった姿。
体型は改造前のタイラントである。

Fighting Evolution Rebirthでは改造タイラントが暴走し、更に怪獣の魂を取り込んだものとされており、
骨だけの状態で体力も低いが周りの怪獣の魂を喰らうことで復活する不死身の怪獣。
倒されるごとに怨念を吸収し復活するが、三種の必殺技全てで攻撃したあとに太陽が出現。
すると戦闘力が著しく下がり、回復能力が消えるため、そこで撃破することではじめて勝利できる。
解説では「怨念を吸い過ぎた結果、幽霊のような存在になってしまったため」とのこと。

大怪獣バトルではマグマに沈んだEXタイラントが蘇ったものとされている。
漫画『大怪獣バトル ウルトラアドベンチャー』にも登場。
ペダン星から脱出しようとするイオを襲撃するも、キングジョースカーレットのペダニウムランサーを頭部に受けて倒された。


ウルトラマンサーガ』での活……躍……

着ぐるみに若干の改造を加え、バット星人率いる怪獣兵器の1体として登場することが判明。
相手がウルトラマンレオという意外な対戦カードのため、期待が高まっていた。

……が

尺の都合(もっといえば物語のテーマの都合上)で『サーガ』でのウルトラ兄弟VS怪獣兵器戦がカットされることが判明。
よくよく尺の都合に振り回される怪獣である。
カット分は『ウルトラマン列伝』で放送された。

やはり意外な対戦カードなため、余った者同士で組んだように見える
他の皆(一応Aを除く)がかつては通用しなかった武器で勝利していく中、タイラントは順当にレオキックに敗れ去ったのであった。
まぁ、ベムスターの腹が意味をなさないレオ相手だと少々きついか。

当初はレオが戦ったシルバーブルーメブラックエンドの案もあった。


『ウルトラゼロファイト第2部 輝きのゼロ』での活躍

テンペラー星人極悪のヴィラニアスと「極暴タッグ」を組んでゼロと戦った。
今までの個体以上にベムスターの腹を効率よく使っており、ゼロの光線や光線兵器が主体のジャンナインの攻撃を全て吸収して手こずらせた。

ちなみにベムスターの腹を狙われなくても光線を曲げて吸収することができる。
また格闘能力も通常のゼロと互角に戦えている程に優秀(さすがにストロングコロナゼロには吹き飛ばされたが)。

ヴィラニアスが光線を撃たれればタイラントが即座にカバーに入って吸収し、
タイラントが押さえ付けている隙にヴィラニアスがウルトラ兄弟必殺光線を撃つという悪役ながら見事な連携を見せた。

ストロングコロナゼロによって反撃を受けてしまいヴィラニアスに役立たずと言われてしまったが、
その後再びヴィラニアスと共にジャンボットとジャンナインの「鋼鉄のジャン兄弟」と対決することになる。

その後はいろいろあって状況を不利と判断したスライの指示を受けダークネスファイブと共に撤退。
エピローグにて時間逆行によりかつての肉体を取り戻したベリアル陛下と再合流している。

ダークネスファイブと同列のように並ぶシーンが多く、誰もそれにツッコまないため、
視聴者どころか公式ブログでさえもダークネスファイブの一員のように扱っていた。
「役立たず」とか言ったヴィラニアスもなんだかんだで可愛がっているようで、
列伝でのダークネスファイブによる同族紹介回ではタイラントのことも嬉嬉と紹介している。

大出世である。地獄のジャタール?そんな人もいましたね。


ウルトラマンギンガ』での活躍

劇場スペシャル1にて登場。

異形の手のモノのエージェントであるイカルス星人が、
他の6体のスパークドールズと自分自身をダークダミースパークでダークライブすることで合体。
正式名称はタイラント(SDU)。

「並みじゃない怪獣には並みじゃない奴」と礼堂ヒカルがウルトライブしたウルトラマンティガと戦う。
最初は押されるものの、3分間の時間制限を指摘されて早く決着を付けようとするヒカルがゼペリオン光線を使ったことで、全て吸収して逆転。
しかし友也が駆るジャンナインが駆け付けたことで再び形勢逆転。
ジャンナインに撃った鞭をティガに切断され、蹴り返された鞭が突き刺さったところにジャンスターダストを受けて倒された。

ちなみに玩具のギンガスパークやダークスパークにも、素材7体を連続でスキャンした後トリガーを引くと、
「合体!タイラント!」という音声が鳴る隠しギミックがある。



プラズマルチタイラント

ゲーム版『大怪獣ラッシュ ウルトラフロンティア』に2弾から登場したプラズマ怪獣
火山の惑星、氷の惑星のボスであり、初めて確認された2種類のプラズマソウルを併せ持つ怪獣。
…なのだが、これ以降一般怪獣であっても2種類のプラズマソウルを併せ持つのがデフォになってたりする。
通常のタイラントと比べると各部のパーツが巨大化し、異様な姿となっている。
EXタイラントと似た技を使用する他、炎と冷気を組み合わせて放つ「マルチヘルサイクロン」が必殺技。
斬撃系の武器を弱点とする。



ブラックプラチナタイラント

期間限定で出現した、希少な黒と白金のプラズマソウルを取り込み、怨念によってさらに強化されたプラズマルチタイラント。
弱点属性を持たず、能力も非常に高くなっている。
ゲーム中の名前表記はプラズマルチタイラントと変わらず、討伐数も同じ怪獣としてカウントされるが、討伐成功者には特別な称号が付与される。



『ウルトラファイトオーブ 親子の力、おかりします!』での活躍

亡霊魔導士 レイバトスが自らの魔術とギガバトルナイザーの力によって復活させた。
尚、この時ギガバトルナイザーから7つの光が飛んでいきタイラントとなったため、
タイラント自体を復活させたのではなく素材の7体の怪獣を復活させた後合体させたと思われる。

レイバトスの暗黒の儀式を妨害しようとするゾフィーとジャックを足止めするために二人と戦い、圧倒的なパワーで追い詰める。
しかしレイバトスを倒す力を手に入れるための特訓を終え、新たな力を手に入れたオーブと特訓を施していたゼロとセブンが合流したことで形成が逆転。
ワイドショット、ワイドゼロショット、ワイドスラッガーショットの同時撃ちを受け、吸収もできずに倒された。




ウルトラマンジード』での活躍

第9話「誓いの剣」にて登場。
ゼロの新たな相棒である伊賀栗レイトの娘・マユが発症したリトルスターに反応するかのように、リクの秘密基地の所在地である天文台に出現。
マユをペガに預け、リクはウルトラマンジードプリミティブに変身しタイラントと交戦。
右腕の鎌と耳から放つ針状の光線(アロー光線)をかわすのがやっとだったが、レムから光瀬山麓にベリアル融合獣スカルゴモラが出現した情報を受けたジードは、参戦したゼロと共にダブルブレーンバスターを炸裂させて山麓へと向かった。
そしてタイラントと対峙したゼロは、ニュージェネレーションカプセルα・βを使いウルトラマンゼロ ビヨンドにネオフュージョンライズ。
タイラントの左腕から伸びた鎖鎌を飛行しながら蹴り返し、火炎攻撃をクワトロスラッガーで打ち消しビヨンドツインエッジに合体させる。
そして高速飛行ですれ違いざまに斬撃を繰り出し、その勢いを保ったままタイラントを滅多切りにし、ワイドビヨンドショットを炸裂させた!

俺の娘に手を出そうなんざ……二万年早いぜ!

Vサインと共に、爆発四散するタイラント。
爆破を背にするゼロビヨンドに、レイトは「あのぉ~……マユは僕の娘です」とツッコむが、「……似たようなものだ」と言い返されるのだった。

因みに、召喚した描写はないが、超全集によれば、伏井出ケイが召喚したとの記述がある。
また、今回はベムスターの腹部を使った光線吸収は使わなかった。


その他の媒体における登場

  • 『ウルトラマン倶楽部 怪獣大決戦!』
謎の黒幕により蘇り、怨敵ウルトラマンタロウを第5ステージ「火炎の星」に連れ去った。
このステージの大ボスとして登場し、雑魚敵としてレッドキングやイカルス星人など自身のモデルとなった怪獣たちを嗾けてくる。

  • 『ウルトラ闘魂伝説』
猛烈に強いラスボスとして登場。

  • 『スーパーヒーロー作戦』
宇宙犯罪組織ETFに所属する、マグマ星人のペットとして登場。ひでぇ!

  • 『ウルトラマン Fighting Evolution 2』
使用キャラの1体としてシリーズ初参戦。
シナリオ「大地球侵略作戦」では、ヤプールの誘いにより結託した宇宙人連合により怪獣墓場の死体を合体させられて復活し、地球に襲来。
なんとかタロウが撃破したが、太陽光を得られない夜に強敵と戦ったためタロウは疲労困憊し、宇宙人連合に捕えられてしまうため、
負けたにしろチームに貢献したことにはなった。

使用キャラの一体として登場。
ウルトラモードに『ウルトラ兄弟を超えてゆけ!』の再現ステージがあり、原作通りタイラントにゾフィーから順にウルトラ兄弟で挑むことになるが、
当然というべきかタイラントは非常に強く設定されており、最初に戦うゾフィーで勝つのは至難の業である。
特にHARDモードでのクリアは熟練者でも完全に運が絡む(そもそもEASY以外が鬼門)。
なお、ゾフィーで倒さずともマンで倒してもクリアランクはSランク確定となり、それ以降は一段階ずつ確定評価が下がる。
そのため、セブン以降はぎりぎりで倒せそうなときはわざと負けて次に繋ぎ、HPと残り時間のクリアランク条件を満たすのがよい。

使用キャラの一体として登場し、先述の改造タイラント、改造タイラントⅡも登場。
ウルトラモードでは第5話「燃えろ!怪獣退治」で復活するが、EXレッドキングの前座。

  • 『グレイトバトル フルブラスト』
ヤプールに操られ、ボス敵の一体として登場。
ヒーロー達の倍以上の巨体となっている。

ショッカーにより、過去に登場した怪獣たちの死体をより集めて作り出される形で登場。
序盤から存在自体は示唆されるがなかなか登場せず、ショッカー・キューブ終盤で中ボスとしてヒーローたちの前に立ちふさがる。
なお、本作ではヒーロー達に倒されたシーゴラス夫妻は死亡しているのだが、シーゴラスでは無くシーモンスの頭部が切り取られているというミスがある。

闘士怪獣五獣士のゴモラが「怪獣帝王」を名乗っていた時代の不良グループの現ヘッド。
改心し正義の怪獣になったゴモラを「いい子ちゃんぶったザコ」呼ばわりし、アストロモンスやドロボン、ダストパンと共に宇宙を荒らし回っていた。
第3回銀河最強武闘会に出場し、予選のバトルロワイヤルでウルトラマンパワードを4体がかりで襲おうとするも逆に一蹴される。

  • 『ぱちんこウルトラマンタロウ』
TVとは異なり、地球に辿り着いたのは夕方になっている。
鎖鎌でタロウを苦しめたが加勢に現れた初代マン、セブンにより形勢は逆転。
最後は空中高く放り投げられ、スペシウム光線ワイドショットストリウム光線の同時攻撃を受け大爆発した。


余談

ちなみにタイラント登場回の『タロウ』OPには、「35大怪獣/宇宙人登場」と表記されており、
出演者スタッフクレジット表記の尺を詰めてまで怪獣紹介に割いていたいたが……
典型的なOP詐欺である。

映画『ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟』の続編として製作される予定だった、タロウを主役に据えた没作品には、タイラントの強化版のグランドタイラントが登場する予定だった。
こちらはEXタイラントと同じくケンタウロス風の姿をしており、新たにゴモラの角と尻尾、エレキングの角と尻尾、ツインテールの尻尾、バキシムの顔と尻尾、アストロモンスの鞭と鎌が追加されている。
映画『大決戦!超ウルトラ8兄弟』のDVDに設定画が収録されている。


追記・修正は、兄弟からのサインを見落とさないようにしてお願いします。


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