模型戦士ガンプラビルダーズビギニングG

登録日:2010/11/14 (日) 20:28:41
更新日:2020/05/25 Mon 20:27:07
所要時間:約 8 分で読めます





目指せガンプラマイスター!


ガンダムシリーズの1作。
今作はタイトルの通りガンプラを題材にしているのが特徴で、登場するMSはプラモデルである。
自分の作ったガンプラをハロ型のシミュレーター、Gポッドに入れて戦わせるという設定は、プラモ狂四郎などのガンプラブーム時の漫画の読者には懐かしさを感じさせるだろう。

なお、登場機体はしっかりガンプラ化されている。

…これなんてミニ四駆

実際のガンプラでは主役機のビギニングガンダム以外は既存のガンプラのリデコ、リカラーである。

パーツA・B・Cの3話構成で1話あたり15分、TV放送はBSのみ。
媒体はネット配信のほか、DVDとBDもリリースされた。

HJと電ホで外伝「J」「D」が連載され、両作品のキャラが共演するコラボも行われた。

主題歌はバンダイ傘下の声優音楽レーベル「Kiramune」*1所属の神谷浩史・入野自由によるユニット「KAmiYU」(由来はカミーユではなく「神谷」と「自由(みゆ)」から。念のため)の「my Proud, my Play!」*2

後に、同じくガンプラバトルをテーマとした『ガンダムビルドファイターズ』が制作されるが、
この作品とは世界観が繋がっておらず、むしろBF世界でこれが放送された扱いになっている。
ビギニングガンダムもキットとして登場する。


【ストーリー】
父に連れられお台場ガンダムを見にきたハルはそこで謎のガンプラ「ビギニングガンダム」と出会う。
友人に教えられそれを組んだ彼は友人に連れられて模型屋にいくと、そこには……。



【登場人物】
●イレイ・ハル
(CV.代永翼
主人公。
お台場の1/1ガンダムを見てガンダムにハマり、ガンプラに興味を持ちビギニングガンダムと出会う。
もちろんガンプラ初心者であり、パチ組み→部分塗装と次第に成長していく。
始りの名を冠したガンダムのパイロットになった縁か、あるいは事務所社長コマンドガンダムで同僚が紅の彗星役なせいか、後に中の人はファースト主人公を基にしたアムロさんになる。
ちなみに第1話では歴代ガンダムの区別がついていなかった。
名前の由来は「アムロ(安室)」と同じく沖縄系名字でかつ「レイ」が入る「伊礼」と、「サンライズ(日の出)」からの連想で「晴れ」から。


●サカザキ・ケンタ
(CV.岡本信彦
ハルの親友。
以前からガンプラを作っており、ハルに制作のアドバイスをしたり、ガンプラバトルできる模型店に連れていく等ガンプラ作りの先輩。顎がないデブ。
「シャアは好きだがはどうかと」と考えており、シャア専用機を白く塗装して並べている。
中の人は後にGダイバーになって、極限のガンダムに乗るらしい。後、最近では「あげゃげゃげゃげゃ!!」の人でもある。
なお、主役3人のプラモの中で、彼の白式、白サザビーだけ通販限定という扱い。BANDAIは彼に何か恨みでもあるんだろうか?


●ノヤマ・リナ
(CV.伊瀬茉莉也
ヒロイン。
ハルのガールフレンドで強気な性格。ハル達の影響でガンプラにハマりだす。
ガンダムについて全く知らないためとんでもないものを作り出す。
中の人は後にガンダムUCのロニやガンダムAGEのウェンディを演じるが、リナも含めて、3人ともMSに乗っている。(ウェンディは小説版のみだが)


●コウジ・マツモト
(CV.神谷浩史
1話の敵。
人気アイドルグループ「スゴック」のメンバーであり、無類のガンプラコレクターとして知られているイケメン。
ビギニングを「自分の知らないガンプラ」だとし、手に入れる為にガンプラバトルを挑む。
実はカラーリングこそ自分でやってるが自分でガンプラを作っているのではなく、ジャーマネに作らせている為に作りが甘い。
ガンダムマイスターではない。火星人でもない。
負けても僚機を務めてくれた取り巻きのファンたちに八つ当たりをしない、アイドルの鑑。
名前の由来は脚本家繋がりで『無限のリヴァイアス』の相葉昴治から。


●タツ・シマノ
(CV.入野自由
2話の敵。
かなりの工作技術を持っており、通称「たっつん」
普段は人畜無害そうな真面目な好青年だが、バトルの際には一変。
笑いながら圧倒的な力でねじ伏せるキチガイと化す。
また自らの機体にいちいち痛い設定をつけたりするいわゆる厨二病

初登場時に彼が手にしていたガンプラは中の人繋がりで、1/100オーライザー
名前の由来はシャウアーの部下2人共々脚本の黒田氏がアメリカのコンベンションに行った際通訳をしてくれた人々から。


ボリス・シャウアー
(CV.浪川大輔
謎のサングラスなおっさん。一応設定的にはドイツ人らしい。
自分を「ガンプラマイスター」と称し、配下のマイスターとしてケンプファー使いのダイアン・リー(CV:遠藤綾)とブルーディスティニー1号機使いのサム(CV:武虎)を従えている。
ハルのビギニングを

ただパーツを素組みしただけの機体、パーツのはめ込みやゲートカットも甘い!目のシールが歪んでいるっ!

と言い放ち、フルボッコにする。


どう見てもゲーセンの初心者狩りです。
本当にありry。


その後も、リナに大人げないと指摘されたり、白馬に乗って帰ったりととにかくネタまみれな人物。
またCOLLECTOR'S EDITION版付録のサウンドドラマでは部下達から「大佐」と呼ばれており、まるでカミーユ声の軍人の様にガンプラ愛を語っていた。

ちなみに彼が馬に乗る際仲間のマイスターズは男女関係なく自分の足で走ってついていかなくてはならない

成長したアルではない。DQN三兄妹の次男でもない。マーセナス家の御曹司の少尉殿でもない。そいでもって無職でもないしニートでもなく、きちんと会社社長をしている。

つまりは、職業ビルダーでもあり、その仕事に関しては誠実と言う点はネタではない。
BD特典のサウンドドラマでは、部下達のガンプラ製作費を稼ぐための涙ぐましい(?)努力が語られている。

余談だが元祖赤い彗星の中の人はリアルでの大先輩だったり。


●イレイ・ヒノデ
(CV.成田剣
ハルの父。
なにやらボリスと知り合いらしいが…。
職業は名前からお察し下さい。
コメンタリとライナーノーツによると、パーツCで膝にいた猫は、かつて00の後に挿入されていたバンダイCMに出ていた「ねこ部長」。
中の人は後の伝説の名艦長でもあるし、ビルドファイターズにゲスト参加した際は「軍団の魔術師」と名乗っていたりもした。


【登場機体】
ビギニングガンダム
お台場にあった謎のガンプラで、ボリス曰く「始まりの機体」。
かなり独特な姿を持ち、背中に6本・盾に3本と多数のビームサーベルを持つ。

スラスターの類が全くなく、全身の▼型のフィールド発生装置を利用して大気圏や宇宙を移動する。
V字アンテナはビームで構成してあり、バルカンとしても使用可能。

サーベル3本を1つの手に持つパリイな三刀流が特徴的 。

●ビギニング30ガンダム
バンダイホビーセンターからハルの元に贈られたCパーツで改造されたビギニングガンダムの強化形態。
「ifs(イフス)ユニット」により自在にIフィールドを操作し、ビームサーベルの刀身巨大化や脚部からのビームサーベルビット射出、Iフィールドバリアーなど凄まじい能力を持つ。

ネーミングはライバルであるフォーエバーと合わせて、「ガンプラ30周年の始まりとなり、そこから永遠に続く」という意味。

キットはビギニング、ビギニング30、公式外伝登場のビギニングD、ビギニングJがキット化されている。
ビギニングはビルドファイターズ出演の影響でベアッガイ共々再版されている可能性が高いのだが…。
ビギニング30に関してはなかなか入手困難である。

Hi-νガンダム(GPBカラー)
コウジの持つHGUCを白黒ツートンに塗装したキット。ちなみにリアルスケールHi-νの映像化は今回が初。
設定画は若干旧版に近付いている。ちなみにGPBはガンプラビルダーズの略。劇中では3個買いでフィンファンネルが全基分離できるように改造してある。
Aパートではジャーマネ製だがCパートでは本人が作ったらしい。しかし登場後すぐビギニングにやられてあっさり退場する。
ライバル機体であるくせにきちんと通常販売されていたりする。サカザキ・ケンタの白式と白サザビーは通販限定なのに。


●スーパーカスタムザクF2000
タツがHGUCザクF2型をパテなどを使って改造したの機体。全身に火器満載し、大型の斧「デッドエンドG」を振り回す。
たっつんの俺設定がとにかく痛い(ちなみに設定はデザインの海老川氏が考えたらしい)。
機体のF2000とはザクF2型の1000倍強い(未測定)という意味で名付けられている。
「本機は世界のありとあらゆる武術・戦術・戦闘パターンがインプットされており、他のMSの追随を許さない強さを誇る」
「また、その悪魔的な風貌から機体の開発チームに魔術師や祈祷師まで参加しているという噂まである」
「本機は製造コストが高すぎたため、試作機が1機存在するのみで量産はされず、その試作機も余りに強すぎたため戦後はアクシズの最下層に封印されている

という設定である。

小中学生の『ぼくのかんがえたさいきょうのきたい(オラザク)』を設定まで生々しく再現したこの機体は、まさにバンダイが送り出したリアル黒歴史

ガンダムビルドファイターズにも世界大会の出場者の使用機体として色違いかつアンテナ付きのものが登場している。


●フォーエバーガンダム
ボリスの持つHGガンダムG30thを改造した機体。
全身に青い追加装甲を付けており、バックパックには「H」字状にフリーダムのバラエーナのような形状のビーム砲を4門備えている。ファンネルとして分離も可能。
コンセプトは「平成のフルアーマーガンダム」。まさかこの時は本当に平成版フルアーマーガンダムが登場するとは思わなかっただろう。
「ゲート処理」「完全塗装」「ウェザリング」などプラモ製作で出来うる限りの工程を行っているため、パラメータはほぼカンスト


●白式
ケンタの持つ白い百式。"びゃくしき"と読む。
エンブレムもちゃんと「白」になっている。
スーパーカスタムザクF2000戦でビギニングガンダムと共に戦った。
ちなみにベースはメガバズ持ちなのでメッキ剥がしたり面倒なことはしていない。キットにメガバズついてないけどな。
何気にベアッガイの箱にもビギニングガンダムと一緒に登場している。
この白式は通販限定販売。ついでにメガバズーカランチャー付いてない。BANDAIはケンタに何か恨みでもあるんだろうか?



●サザビー(GPBカラー)
ケンタの持つ白いサザビー
あの赤い機体を見事に隠蔽能力の低い白の塗料で塗装完了させている、ケンタの腕の高さを示すガンプラ。
バトル未経験者のリナのベアッガイをフォローしたり、ハルのビギニング30ガンダムをフォローしたりなど、まさに縁の下の力持ち。
あんまり活躍しなかった腹ペコ娘のサザビーとはえらい違いだと思われる。
なのにこのサザビーも通販限定販売。BANDAIはケンタに何か恨みでもあるんだろうか?


●ベアッガイ
リナがHGUCアッガイをケンタと、模型店『AXIS』の店長(CV:高橋広樹)を奴隷のごとくこき使ってガンプラバトル仕様に改造させた機体。
元々はアッガイに熊フードを着せ鮭を持たせただけという(手間自体は掛かっているだろうが)微妙な改造?だったが、モデラ―2人の力で立派な熊型MSへと生まれ変わった。
武器はビームリコーダーだが目が粒子砲とかランドセルからミサイルとか、見た目によらず重火力。
アッガイのリデコとしてキット化され、後継者の黄色いの共々人気なのか、模型店でも結構見る。下手すればビギニングガンダム以上に。



●その他にも
ザクスナイパー、バウ、ドム、アッシマー、ガンダム試作3号機ヅダに、ジオ、ザクがザクレロに入った「ザク・レロ」などといった病的なセンスな機体も参戦。

尚、漫画版では、モビルファイター用のFポッドも登場し、外伝作品でも使われたが、いずれも使用者は女性であり、セクシーなファイティングスーツ姿を披露している。




「楽しい……追記・修正は楽しいな、少年!」
「はい!編集は楽しいです。それに奥深い……、そしてなんと言ってもこんなにも面白い!」



この項目が面白かったなら……\ポチッと/