登録日:2011/12/09 (金) 21:11:00
更新日:2025/04/07 Mon 23:54:07
所要時間:約 13 分で読めます
世界中のポケモンを
悪巧みに使いまくって
金儲けするロケット団!
私がそのリーダー サカキだ!
◆概要
登場作品は初代。金銀では名前のみ登場。
三度にわたって戦う事になる。
メインのタイプは
じめんタイプ。
手持ちは赤、緑、青では
ピカチュウバージョンではアニメに合わせてガルーラが
ペルシアンに変わっている。
この時はメインのじめん技は全く使わず、サイホーンの技が「つのでつく」のみである辺りからも手加減が見て取れる。
勝つとシルフスコープを残して退散。
実は初代では裏技によって
ポケモンタワーはシルフスコープが無くても『ピッピにんぎょう』で済ませられるので、タイムアタックだと
スルーされる。
二度目はシルフビルの社長室にて。
またもやじめん技は全く無いが、手持ちが
- ニドリーノ Lv.37
- ガルーラ Lv.35
- サイホーン Lv.37
- ニドクイン Lv.41
と大幅にLvが上がっている。
勿論ピカチュウバージョンではガルーラはペルシアンに置き換わっている。
勝てば彼はシルフビルから退却し、
ヤマブキシティからロケット団の姿は消える。
三度目は
トキワシティジムでの
ジムリーダー戦。
なんと、
ロケット団のボスであると同時にトキワジムのジムリーダーでもあったのだ。
本人によると、トキワジムは彼の隠れ家で、ロケット団復活まで体制を立て直すとのこと。
最初はジムを空けているが、主人公が他の7つのジム全てで勝利した頃に戻ってきて、グリーンバッジをかけて最後のジム戦を行う。
しかし……君に見つかってしまってはしょうがない!
今度は手加減なしだ!
では…… 今いちど!
最強のトレーナー サカキの腕前を見よ!
手持ちは赤、緑、青では
- サイホーン Lv.45
- ダグトリオ Lv.42
- ニドクイン Lv.44
- ニドキング Lv.45
- サイドン Lv.50
ピカチュウバージョンでは
- ダグトリオ Lv.50
- ペルシアン Lv.53
- ニドクイン Lv.53
- ニドキング Lv.55
- サイドン Lv.55
初代である赤、緑、青ではストーリー攻略上は最弱のジムリーダーとして知られている。
何故なら彼のポケモンは
石進化の2体が居る事もあり、技は「ひっかく」「どくばり」「しっぽをふる」「みだれづき」などの最低レベルの技が大半を占めているためである。
唯一まともな地面技を有するダグトリオも、その地面技は強力ではあるが攻撃に2ターン要する「あなをほる」なので対策が容易。
更に切り札のサイドンの「じわれ」は仕様上ろくに当たらない。
また、このジムに来る頃には強力な
みずタイプを手に入れている事が多く、
ひでんマシン「
なみのり」の存在もあって、攻略は極めて容易であった。
ジムトレーナーは全員じめんタイプ使いかと思いきや、ワンリキー系統しか出さないからておうや手持ちが
アーボックと
ケンタロスの2匹というとあるもうじゅうつかいなど、じめん使いの集うジムとはなんなのか?と思わせるものも。
だが、ピカチュウバージョンでは他のバージョンより大幅にレベルが上がっている上、他のバージョンでは使わない「
じしん」をペルシアン以外が習得。
さらに、ニドキングとニドクインはみずタイプ対策の「かみなり」を覚えており、前評判通り最強クラスのジムリーダーとなった。
リメイク版のFRLGでは赤、緑、青の手持ちとほぼ変わらないが、なぜか最後のサイドンがサイホーンになっている。
恐らくミスだろうが結果的に弱体化している。
戦闘に勝利すると
グリーンバッジに加えて初代はわざマシン27(じわれ)、リメイクのFRLGとピカブイではわざマシン26(じしん)が貰える。
彼が普通のジムリーダーだった頃に作った物らしい。
その後は、
このような負け方をしては部下達にしめしがつかない!
ロケット団は……本日をもって解散する!
私はポケモンの修行を一からし直すつもりだ!
いつの日か……また会おう!
……さらばだ!
と言葉を残し、ロケット団解散を宣言してジムリーダーを辞任。行方をくらます。
前述のピッピにんぎょうでポケモンタワーを乗り越えていればタマムシで普通に会えたりするんですけどね。
また、リメイクではサカキがいた場所に立ってダウジングマシンを使うと『きょうせいギプス』が手に入る。
この後は本当に二度と会えず、せいぜいリメイクの
ナナシマにて残党が少し話す位。
ただ、ナナシマのイベント終了後、最後に倒した研究員から興味深い話が聞ける。
まさかお前…サカキとかいうやつの子供なんじゃないのか?
…いや、サカキの子供は髪の毛が赤いらしいから、お前とは違うか
サカキ様…ラジオ聞いてるかなぁ……
そして、そのリメイク版のHGSSでは本編では金銀と同じで本人は登場しないが、劇場版公開の際に配布された
セレビィを所持している場合に起こるイベントで隠しキャラとして登場した。
そこでは、3年前に初代の主人公に負けてカントーの22番道路から旅立つシーンが見られる。
そこで、ナナシマの研究員が言っていた赤い髪の子供が金銀の
ライバルである事が分かる。
その後、セレビィの力により主人公達はラジオ塔占拠事件の頃のトージョウの滝まで飛ばされる。
主人公が本来の時代で訪れる頃には壊れたラジオが転がっているだけだが、セレビィに飛ばされた先には部下のラジオを聞くサカキがいる。
そして部下の声に答えるべくラジオ塔に向かおうとするサカキだが、そこに居合わせた主人公を手始めに倒そうとする。
手持ちは
- ニドキング ♂ Lv.42
- ガルーラ ♀ Lv.40
- ドンカラス ♂ Lv.43
- ニドクイン ♀ Lv.46
……3年前と大して変わらないとかむしろ弱くなっているが、別個体を文字通り一から育てなおしたのだろう。
擁護すると、このレベルは
四天王の
シバとほぼ同等。ラジオ塔イベントでは
アポロの
ヘルガーの Lv.38が最高値なので、占拠事件時基準で見るならばむしろかなり高レベルである。また、イベントの都合上こちらの先発が毒弱点のセレビィ固定なのには注意。
そこで主人公に負けたサカキは、自らの力不足を感じ、再度行方をくらます事になる。
ポケモンワールドトーナメントに登場。
あれから心身ともに修行をし直し、元カントージムリーダーの一人として立ちはだかる。
一般には、彼がロケット団のボスであった事は知られていない。
カントーリーダーズの手持ちは
ワールドリーダーズの手持ちは
となっており、大幅にパワーアップしている。
更に強い想いに呼応して開いたウルトラホールから、
野望を達成した瞬間に呼び出された歴代ボスを配下に加える。
「配下」とは言っても実際のところは
上下関係のない同盟関係であり、サカキは代表に過ぎない。
それぞれの野望のためにエーテル財団の資料を利用することが目的で、ゲーチスに至ってはサカキを傀儡にしようとしていたのだが、利用できると敢えて泳がせている。
全ての世界を支配し
UB軍団を結成することが目的で、異世界の技術を持つエーテル財団を掌握するために、
UBを利用しルザミーネを洗脳しようとし、主人公と戦闘になる。
……子供に 詰めよられる
わたしにとって ありえない ことだが なぜだか 懐かしくも ある
主人公に敗北すると大人しく敗北を認め、強い想いが消えたことで作動した
アクロママシーンにより、屋敷が元に戻るのと同時に姿を消した。
しかし、解決を喜ぶ主人公達の様子を遠く離れた位置から見つめ、
フッ……なかなかの 逸材 だったな
さて…… 次は どの世界で わるだくみ しようか
空間を歪め、不敵な笑みを残して何処かに消えていった。
台詞から察するに、もしかすると彼は『金銀(HGSS)~BW2までの改心したサカキ』とは別人の、『レッド/リーフと出会う事なく改心しなかった平行世界のサカキ』であるのかも知れない。
少なくとも、本質的には高潔な彼が公の場で皆を騙していた…と言う事はまず有り得ないだろう。
(だが自分が敗北したらそれを認め、奪ったものはきっちり返していることから根底での高潔さはUSUMのサカキも同じではある。上記のこともアクロママシーンが作動したというよりも自分から身を引いただけの可能性もあるし、興味深い逸材を見納めたかっただけかもしれない)
そして手持ちもそれを裏付けるかのようなラインナップになっている。
- ダグトリオ ♂ Lv.68
- ニドクイン ♀ Lv.68
- ニドキング ♂ Lv.68
- ドサイドン ♂ Lv.68
- ミュウツー Lv.70
ミュウツーはUSだとメガミュウツーX、UMだとメガミュウツーYに
メガシンカする。震えを隠せないかもだが心して挑もう。
戦闘曲はロケット団のテーマ(初代や金銀でロケット団のしたっぱに見つかった時に流れるアレ)に、ロケット団との戦闘テーマとロケット団アジトのフレーズをミックスさせたメドレーアレンジ。
悪の組織ではサカキのみ専用
BGMが無かったが、今回初めて実装された形となった。
初代やFRLGと戦うタイミングは全く同じ。
手持ちはピカチュウ版を基にしていると思われるが、レベルや手持ちの数、当たり前だが技構成は異なる。
ロケット団アジト
- ペルシアン ♂ Lv.35
- サイホーン ♂ Lv.35
実は初のちゃんとタイプ一致の技を2種類とも覚えたサイホーン。
ガルーラではなくペルシアンなのは前述の通り。
しれっとイワークがクビになったが、その分レベルが大幅に引き上げられている。
シルフカンパニー
- ペルシアン ♂ Lv.39
- サイホーン ♂ Lv.39
- ニドクイン ♀ Lv.39
ペルシアンが
かくとうタイプ対策の「じゃれつく」、ニドクインが
エスパータイプ対策の「かみくだく」を覚えているので、すばやさが足りないと有利になり切れない。
トキワジム
- ダグトリオ ♂ Lv.49
- ニドクイン ♀ Lv.49
- ニドキング ♂ Lv.49
- サイドン ♂ Lv.50
手持ち数は減り、レベルも流石に暴力的以外の何者でもないピカチュウ版ほど高くないが、ジム戦では全戦力が「じしん」を覚えている。
傍らにペルシアンがいるが、あくまでじめんタイプのジムリーダーとして主人公と交戦するが故か、出してこない。
◆人物像
マフィアのボスらしく尊大でカリスマ性に優れ、自らを「最強のトレーナー」と自負する人物。
目的のための悪事を一切躊躇わず、初代におけるロケット団の悪辣さからもそれがよく分かる(団員たち及びシルフカンパニーの社員の台詞や、
シオンタウンでの証言)。
だがそれでいてポケモン勝負自体には真摯であり、その引き際の潔さも相まって、本質的には高潔な武人肌の持ち主でもある事が理解できる。
ジムリーダーの仕事にも彼なりに愛着があった様子。
そしてポケモンに対しては命を奪ったり苛烈なことをしていたが、同時に自らの力として高めることは忘れていなかった。
そうでなければわざマシンを自作したりなどしないであろう。
主人公に対しては自分に挑んでくるなら子供と侮ることなく一人の敵として認め、それでいながら子供には理解が難しい大人の世界を語る余裕も崩さない。
シルフカンパニーではまるで親戚のおっちゃんみたいなフランクな態度で接してくる。『おお レッドか? また あったな!』
他のジムリーダー仲間たちと交流があったのかは不明だが、最後にジムリーダーを辞任したのは、
(好意的に考えればだが)万が一過去の悪事が表沙汰になってしまった場合、他のジムリーダー達に非が及ばないようにするためでもあったのかもしれない…。
組織の長としても確かな持論があり、HGSSやポケマスでそれを示している。
同時に前者ではそれができなかったことを認め反省する度量もある。
…など、サカキとは全く対照的な悪人となっている。
むしろサカキの方が悪の組織のボスとしては人情味があり過ぎるのかもしれない。
◆アニメ版
初登場は無印15話と、わりと初期から登場。その頃は
イギリスのスパイ映画の悪の首領のように、顔は映さず上半身と愛猫ペルシアンのみが映っていた。
ムサコジや他のロケット団に
サントアンヌ号でのポケモン強奪を命令するが、失敗に終わる。
その後は
劇場版の完全版にてミュウツーを手中に収めるが、シゲルを倒した後に逃げられる。
この時
サトシもシゲルに少し遅れてトキワジムに来たのだが、サカキはシゲル戦直後に用事でムサコジにジムを任せて外出していた為、
サトシとサカキは特番「
ミュウツー!我ハココニ在リ」まで面識は無かった。
だがサカキはミュウツーに記憶を消されたため、本人達的に初対面はベストウイッシュシーズン2ということになる。
他にも主に地方が変わった時に登場するがムサコジが失敗続きの為、彼らに対する扱いが段々と酷くなり、
シンオウ地方の時にはムサコジの存在すら忘れていた。
また、毎回のようにロケット団の妄想でカオスな事をさせられていた。
だが、ムサコジがシンオウでの
ギンガ団壊滅をロケット団の手柄と報告した事により彼らを再評価、
イッシュ地方に彼らを連れていく事にした。
サカキが登場する話は震災の影響により頓挫。
この計画の際サトシとシリーズ初の
ポケモンバトルをしている。
ペルシアンで
ピカチュウ相手に善戦し、膝の上で昼寝してるだけのポケモンではないということを見せつけた。
なお、サカキの罠によりサトシとピカチュウは捕えられ、ポケモンバトルとしての結果は有耶無耶になっている。
ちなみにペルシアンの技構成は「シャドークロー」「
パワージェム」。サカキ様は横文字がお好きらしい。
ドラマCDには先代ボスである美人そうな母が登場。
子供の頃のサカキはドラ息子だったとか。
ロケット団首領・そしてトキワのジムリーダーの名に恥じない実力者であり、まさしく悪のカリスマ。
特に2章では
ラスボスの
ワタルをも一蹴。「最強のジムリーダー」と呼ばれるのも納得である。
スピアーに関しては俺の一番最初のポケモンだ、と語っており、トキワの森で捕まえたらしく、サカキもトキワが故郷。
イエロー達のような能力こそないようではあるが、己の故郷には誇りを持っているようだ。
ただし、結果としてロケット団の計画の最終地点にトキワを選んでいるのだが。
アカギとは真逆である。
5章以降は父親としての側面が描かれる。
各章での活躍
最初は
マチスと
キョウを倒した
レッドを探る目的で、正体を隠してレッドと共にディグダの穴を探検する。
この時はまだ対処の必要は無しとレッドを逃がすばかりか、秘密のコハクを授けた。
その後、シルフビル崩壊の際にチラッと姿を見せた後、トキワジムにて初めてロケット団のボスとして、そしてジムリーダーとして本格的にレッドと対面。
激闘の末、彼に敗れる。
手持ちは地面タイプの他に
パルシェンや、やたら強い
スピアーを所持。
スオウ島でのイエローとワタルの決戦に乱入、ピンチのイエローを救いワタルを追い詰めるが逆に利用されてしまう。
このときのスピアーの活躍はスピアー好きは必見。
その後は図鑑所有者達とワタルの戦いを見届け、マチスと
ナツメにロケット団の活動停止を宣言して姿をくらます。
また、氷漬けにされていたレッドを救出、クチバの進化の石を与えるなど裏で暗躍していた。
ロケット団残党が暗躍するが、サカキ本人は登場しない。
新たにトキワジムのジムリーダーとなった
グリーンがサカキの遺した秘伝書「大地の奥義」に基づいてサイドンを育てるようになる。
ラストのラストにひっそりと登場。第5章への布石を作る。
第4章で手に入れた宝石を使って手に入れた
デオキシスの力を使い、自らの息子の
シルバーの居場所を突き止める。
そしてその前にレッドと再び戦い、過去の負けを清算しようとする……が、またもや敗北。その上、身体を蝕んでいた病により倒れる。
その後、乗り込んできたシルバーと対面、飛行挺が炎上した際には身を呈してシルバーを守った。
ちなみにサカキはO型、シルバーはAB型という衝撃の事実が存在する。
とはいえこれはごく稀なケースではあるものの現実でも起こりうるため、血のつながりがない
というわけではない。
病魔に蝕まれた体を治すため、シルバーの
リングマと共にウバメの森にやってきたところ、偶然
ヤナギとワタルに出会い、共にシント遺跡へと向かった。
その後
アルセウスに創造された伝説3匹のうち、反物質世界の主である
ギラティナと戦う事になる。
セレビィの薬によって完全に治った後、
ロケット団解散を撤回。組織を再興するためアジトへと帰って行った。
その為、またいつか「ロケット団のサカキ」として立ちはだかる時が来るだろう。息子のために
ゲンシカイキした超古代ポケモンの攻撃に巻き込まれたレッドたちを、飛空挺で救出した。
サカキとしては「まだロケット団を終わらせるわけにはいかない」ため、いずれ支配する星の危機を回避すべく
ルビーたちに協力を申し出た。
実は今回の危機を招いた隕石は、サカキと深い関わりがあり…
なお、どういう経緯かは定かではないが
メガシンカを習得している。キーストーンは胸の「R」のマークに仕込んでおり、対象ポケモンはやっぱりスピアー。
◆ポケットモンスター THE ORIGIN
CVは
小山力也。
基本設定通り、ロケット団のボスとして登場。
ポケモンを「ビジネスの道具」と考えている。
レッドとはシルフカンパニー社長室で初対戦。それなりに修羅場を潜り抜けてきたレッドと
リザードンをニドクインで圧倒。
リザードンを十全に扱いきれてないレッドを侮蔑しその場を立ち去る。
その後、トキワジムにて再戦。
その前に
グリーンともジムで交戦し敗北しているが、その時はジムリーダー用のポケモンで対戦、
つまりは手加減していたものの「生意気だが素質はこれまで出会ってきたトレーナーの中では群を抜いている」と称賛している。
しかし散々ロケット団と敵対してきたレッドに対しては、厳選したつまりガチパの2匹であるサイホーンとサイドンを使用。
ちなみに手加減用の6匹は
モンスターボール、ガチパの2匹はハイパーボール入り。
サイホーンでレッドの
ウツボット、
カブトプス、
カビゴン、
サンダースを叩きのめし、
サワムラーでようやく相討ちという尋常でない力を見せつけ、最後の1匹であるサイドンもリザードンとの相性は抜群という状況で勝利を確信する。
しかし、そんな中でレッドの悪手に苛立ち、意外な手を見て戦意を掻き立てられるという奇妙だが懐かしい気持ちに戸惑う。
そしてリザードンとサイドンの死闘の中で、かつて自分にもレッドのように純粋にポケモンを愛し、共に上を目指していた純粋な時があった事を思い出す。
ちなみに幼年期に使っていたポケモンは奇しくもレッドと同じく
ヒトカゲ。
レッドとの戦いに敗れ、グリーンバッジを渡そうとするが、レッドは「ロケット団のボスからのバッジはいらない」と突っぱねる。
それを受け、各支部にロケット団解散の命を下し、「これでロケット団のボスではなくなった」と改めてレッドにグリーンバッジを手渡し、
去りゆく彼の背中を見送りながら、自分も一からポケモンと共にやり直す事を決意する。
◆Pokémon Generations
日本語版CV:
大塚明夫
「Episode 2」ではラストシーンに登場。
「Episode 5」では
回想シーンで息子であるHGSSの
ライバルとのシーンが描かれた。
CVは石井康嗣。
2019年12月にイベント「暗躍する影」で初の期間限定イベント配布バディーズとして実装。
バディはミュウツーで、
伝説のポケモンを連れたバディーズとしても本作初登場。
また、初開催時の加入条件や専用アイテム入手が鬼畜だったことでも有名。
さらにのちに開催された悪の組織イベントで入手できる強化アイテムを集めるとメガミュウツーYへのメガシンカが可能となった。
時系列としてはレインボーロケット団からの参戦であり、表面上は主人公達のチームに加わって大人しくしているものの、他のイベントでは暗躍する様子をみせている。
一方でWPM自体はそれなりに楽しみにしていることや図らずもシルバーと対面した際はどこか嬉しそうだったりと食えない様子を見せている。
性能としては、メガシンカ後のステータスが特攻・素早さとそれぞれ全体の1位(メガシンカ前でも4位)、2位という配布ながらフェス限定バディーズに勝るとも劣らない最強クラスの特殊エスパーアタッカー。
弱点は耐久の低さと自前のバフの弱さで、サポートは必須。
それらをクリア出来ればサイコキネシスやサイコブレイク(メガシンカ前はねんりき)、シャドーボールといった高威力技で等倍ステージでも活躍できる。
余談だが今作でのメガシンカ持ちのポケモンはB技の威力がやや控えめに設定されているため、此方もメガシンカ実装にあたって下方修正されるのではないかとの声もあったが、据え置き威力のままとなった。
その後悪の組織イベントジョウト編にあわせフェス限定のマジコス衣装でも登場。
バディはニドキング。衣装はスーツにロングコート、ハット帽基調のサカキの従来のイメージを損なわないダンディーな装いにニドキングを意識したカラーリングや羽根飾り代わりの某夢の国風の飾り耳片耳等のアレンジが加えられている。
HGSSの隠しイベントを彷彿させる衣装だが、ネクタイを着用しているので別物だとわかる。ちなみに帽子について独特の美学を持っている。
こちらは「技のデパート」のあだ名に由来してか、パッシブスキル「サカキの手腕」で必中+地面技化した「メガトンキック」に「どくづき」、「アイアンテール」と多彩な技に加えなんと
ダイマックスまで駆使する物理アタッカー。
元々数が少ない地面や毒、フェス限に偏りがちな鋼バディーズの役割を一体で受け持てる。
バフも自己完結しており、高火力技を必中で叩き込めるだけでなく、3体引きに獲得できるボードスキル「急所時次回急所9」で攻撃を防がれたり急所無効化されない限り攻撃毎に確定急所技といういかれた性能をしている。
難点は燃費を代償に威力をあげていることも相まってゲージの重さとB技カウント減らしに不向きだということ。
ミュウツーとは対照的に薄い層を補い弱点を突くことに長けた性能といえる。
期間限定イベントで、アナザーコスのバディーズとしても登場。
アナザーコスはFRLGの衣装でバディはペルシアン。FRLGもLPLEも第一世代のリメイクとはいえFRLGの格好にLPLEで使うペルシアンとビミョーにズレた感もある。それ言ったらキリヤたちをいじめるときのシーンは違和感満載だが。
本人曰く「昔の服」とのこと。
性能はノーマルタイプ★4のサポート。悪の組織にしては珍しいサポートバディーズでありボスとしては2023年現在唯一。
時には部下を立てることができるあたり、ボスとしてよくできているといえる。
ゲージ2技の「かみつく」と「きりさく」、クリティカットGと攻撃と特攻3段階上昇+回復付帯の「せんべつだ」からなる。
攻撃バフこそ一通り揃えているが、無料配布や★4ということもあり、性能は割りと控えめな部類。「せんべつだ」は原則1回しか使えず、かみつくも「妨害確率上昇」がないため、痒いところに手が届かない、と感じてしまう。
とはいえ仕事はきちんとこなせるため、攻撃バフを持たないバディーズや、残り二人が物理アタッカーと特殊アタッカーそれぞれ一組ずつといったバディーズなら悪くないバフ役といえる。
ちなみにムサコジと組ませてロケット団トリオにするのも悪くない。タンクはコジロウにさせてムサシをバフり、バフが終わればかみつくで妨害。ムサシも耐久低下を最小限にしつつ攻撃に専念できる、とまさしくチームプレーができるからだ。
2025年元旦にはマジコスアナザーとして登場。
見た目はグラサンにファーのある派手なコートと典型的な犯罪組織のボスであるグラサン似合ってない。
バディはアクジキング。マスターバディーズでロールはサポート。
悪の組織編ラストから地続きになっているのがわかり、UBをホイホイ呼べる厄介さを改めて強調させた。
サービス開始時からリリースされているトレーナーズ。
効果は、相手のバトルポケモンへのダメージを+10する。
10なんてショボいと甘く見ることなかれ。ポケポケは紙のカードゲームのようなインフレを起こしていないので、HP10単位の計算と駆け引きが当たり前のように発生するのである。
ダメージ計算をして「まだHPが10残るからいける」「ギリギリ勝った!」と油断してサカキを繰り出され膝をついた者たちは数知れず。妖怪1足りない殺しとして侮れない存在になっている。
◆余談
- 名前の由来はツバキ科サカキ属の常緑低木「榊(サカキ)」。
ほとんどの柔道や剣道の道場には神棚があるが、その神棚には必ずこの榊がお供えされることになっている。
榊の花言葉は「控え目な美点」「揺るがない」「神を尊ぶ」。
ロケット団のボスとして非道な事も沢山してきた彼だが、ポケモンへの愛情だけは揺るがなかった。
その点は控えめと言うよりも、崇高な「美点」であったと言える。
- 昔の雑誌におけるアニメコーナーでは7番目のカツラ共々シルエットになっていたのだが、8番目のサカキはなぜかピースサインというお茶目な一面を見せた。
- 長らく「自分でわざマシンを作り上げた(事が明らかになっている)人物の1人」であったが、2022年発売の『SV』で遂にプレイヤーもマシンを作ることが可能となった。
勿論「じしん」のわざマシンも作成可能。…であるが、その素材がディグダのつち、ゴマゾウのつち、ドジョッチのねんえきと、ディグダ以外はカントー地方に存在しないポケモンの落とし物が必要。
そもそもわざマシンを作るのにはわざマシンマシンの力も借りなければならない為、改めてサカキの技術力の異常さが顕となった。エメラルド以降わざマシン26は「ものひろい」できたけど、カントー地方以外ではその辺に落ちてるんじゃないかとか言わない
- 第一世代当時のポケモンカードゲーム(所謂旧裏)ではキョウと共にスターターセットではなくジム拡張第2弾『闇からの挑戦』に登場。
しかしニド夫婦がどくタイプ扱いだったため、じめんタイプ使いなのに草ポケモンメインになってしまっていた。たしかにくれるのはグリーンバッジだけどさ
加えて使用ポケモンの内ダグトリオとサイドンはタケシに、ガルーラ(とサイホーン)はカツラに取られていた。幸い(?)、《サカキのペルシアン》は収録されている。場に出すと《サカキ》本人を山札から手札へ呼んでくれる。
キミに いう ことは なにもない…!
わたしは これから ひとり みずからを ついき・しゅうせいすると しよう
最終更新:2025年04月07日 23:54