タケシ(ポケモン)

登録日:2010/09/25 Sat 17:53:24
更新日:2025/09/06 Sat 13:10:33
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おれはニビポケモンジムリーダーのタケシ!

おれのかたい意志はポケモンにもあらわれる!


紛らわしい?

この顔のどこが寝てるように見えるっていうんだ!




出典:ポケットモンスター サン&ムーン、43話『ジムバトル!Zワザ対メガシンカ!!』、
16年11月17日~19年11月3日まで放送。
OLM、テレビ東京、MEDIANET、ShoPro、
©Nintendo・Creatures・GAME FREAK・TV Tokyo・ShoPro・JR Kikaku ©Pokémon




◆概要


タケシとは、ポケットモンスターシリーズのジムリーダーの一人。
アニメにも登場する。

CV:うえだゆうじ(アニポケ)、杉田智和(THE ORIGIN)、鳥海浩輔(ポケマス)


名前の由来はおそらく竹、ケシ。
それぞれの花言葉は、竹が「節操のある、節度」、ケシが「恋の予感、眠り、忘却、いたわり、忍耐、休息」
タケシマラン(竹島蘭)という植物も存在し、そちらは「変わらぬ愛」

赤緑ではプレイヤーが初めて対戦することになるジムリーダーでいわポケモン使い。
ニビ市民からの信頼も厚く、お月見山で化石の発掘を手伝うこともある「強くて固い石(意思)の男」
彼に勝利するまでは3ばんどうろへの道に何度でもニビジムへ案内してくれるおせっかいが立っているのでその先へは進めない、はずなのだが、実は赤緑青ではすり抜けられるバグが存在していたり。*1
めったに笑わないが、一度笑い出すと止まらないらしい。
アニメとは違い硬派なタイプであるためアニメしか知らない人は違和感を感じるだろう。岩だけに。


HG・SS』では爽やかイケメンにリメイク。
初代上半身“裸”だった人とは思えない変貌っぷりである。
さらに電話番号登録後、ウソハチを渡すとタマゴわざ「かみなりのキバ」を覚えたサイホーン♀(つのこ)を交換してもらえる。タケシさんマジイケメン。


LP・LE』では追加イベントでタマムシシティに訪れており、ヤマブキシティに入るための「おちゃ」をくれる。
しかしタケシによると「親睦を深めようとタマムシジムに来たら追い返された」とのことであり、なんとなくアニメ版の彼を連想させるようなセリフとなっている。
ゲーム版タマムシジムも男人禁制なのでこちらのタケシもお姉さん好きという設定になったのかははっきりとしていないが。

ただ、クリア後の再戦イベントでは実はポケモンブリーダー志望であることを明かすなど更なるアニメ版の要素が見られるため、もしかしたら……。


ちなみに『FR・LG』での服装はアニメからの逆輸入だったりする。
まあ、初代は上半身真っ裸だったからな。『ピカチュウ』版では着てるけど。

『LP・LE』でも初代の特徴的なポーズはとってくれるもののさすがに裸ではなく『FR・LG』版とアニメAG編の中間のような服装になっている。


ちなみにいわポケモン使い故に、シリーズを通して化石ポケモンを多用することが多い。
ひょっとしたらダイゴさんやシンオウの穴掘り親子と仲良くなれるかもしれない。


使用ポケモン

【赤・緑・青】
  • イシツブテ Lv.12 たいあたり/まるくなる/-/-
  • イワーク  Lv.14 たいあたり/いやなおと/がまん/-

【ピカチュウ】
  • イシツブテ Lv.10 たいあたり/-/-/-
  • イワーク  Lv.12 たいあたり/いやなおと/しめつける/がまん

【ファイアレッド・リーフグリーン】
  • イシツブテ ♂ Lv.12 たいあたり/まるくなる/-/-
  • イワーク  ♂ Lv.14 がんせきふうじ/たいあたり/しめつける/-

【Let's Go! ピカチュウ・Let's Go! イーブイ】
  • イシツブテ ♂ Lv.11 たいあたり/-/-/-
  • イワーク  ♂ Lv.12 ずつき/いわおとし/しめつける/-

ヒトカゲを選んだ人はまずここで苦戦を強いられるんだ!

スリップダメージ狙いでどくやけどにしても、タケシは『なんでもなおし』をポケモン1匹につき5回まで使用するためどく状態にするまで手間がかかる。
ちなみに先制で状態異常を掛けた場合、タケシは必ず後攻で『なんでもなおし』を使うため、5回使い切るまでは絶対にスリップダメージは入らない。*2
それどころかイシツブテやイワークが「まるくなる」や「かたくなる」を使うと、「どくばり」が全く当たらなくなる。*3
半減のたいあたりでじりじり倒そうとしても、「がまん」でダメージを打ち返されればあっさり落とされる。
このため最初のジムとはいえ、決して侮れない相手である。

…と思いきや、旧作でのイワークはノーマル技しか使わないのでほのおむしひこうでも弱点を突かれることはない。
歴代でもタイプ一致の技を全く使わない唯一のジムリーダーとなっている。
その為半減の「ひのこ」でもとくしゅの低さもあり意外と早く倒せる。
さらに「がまん」している時は隙だらけなので、我慢している間に変化技やアイテムを使って行くと良い。
変化技は「なきごえ」や「にらみつける」、「しっぽをふる」が無難。「すなかけ」の運ゲーもなくはないが「がまん」は必中である。
こちらが攻撃に転じようとしたターンに先手で「がまん」を使われると倒しきれなかったときの反撃が怖いので、必要に応じて「いとをはく」も使っておけばさらに万全。
攻め方を誤ると高難易度と化すが、対処法が分かれば極めて簡単に対処できる部類である。

ちなみにフシギダネがレベル7で「やどりぎのタネ」を覚えるとはいえ「つるのムチ」を覚えるのがLv.13と意外と遅いので「あわ」をLv.8で早期に習得できるゼニガメに比べてやや時間がかかる。


『ピカチュウ』版もタケシのポケモンとの相性が悪いのでヒトカゲ以上に辛い。
一応『赤・緑・青』と比べればわずかにレベルが下がっているが、アニメのご都合主義なんてないのでピカチュウの技はまず通らない。
ただし、ピカチュウを連れていると入口にいるアドバイザーのおっさんから、タケシの使うじめんタイプにはピカチュウのでんき技が通らないと言われるので、初見でもピカチュウで詰むリスクは低い。
代わりにマンキーが早期に出現するようになり、ニドランが「にどげり」を早期習得可能になる等の救済措置がある。
また、実は何気にピカチュウもレベル技に「しっぽをふる」が追加されているので、向こうの「かたくなる」「まるくなる」が重複しすぎなければ実はピカチュウで強引に「でんこうせっか」で突破しようと思えば出来たりもする。当然救済措置の上記よりは手間が掛かるが……
『赤・緑・青』にも可能な救済措置として、成長の早いキャタピーをバタフリーにして「ねんりき」という手もある。
余談だが、初代では彼を倒した後行けるようになるおつきみやまには「みずでっぽう」が記録されているわざマシン12が落ちている。ピッピ、プリンのほか、なんとコラッタも習得が可能。タケシ戦の前に入手できればこれ以上ない戦力になっていただろうに……。


しかし問題はリメイク版の『FR・RG』。
「がんせきふうじ」が追加され、いわ弱点は本格的に弱点を突かれるようになってしまった。
ヒトカゲには救済措置としてレベル技に「メタルクロー」が追加されたが、さすがに防御種族値160相手にはまともに通らない為、大人しく「ひのこ」を撃った方がやけどで攻撃力低下も狙えるので強い。
リメイク版では旧作にあった隙がなくなっており、救済どころか初代世代をガチで殺しにかかる罠である。
ただ、一応こちらでも救済措置はあり、マンキーがどのバージョンでも出現するようになっており、この世代から「けたぐり」が重さ依存になっているので防御160とはいえ大きいダメージを与えることが出来る。


二度目のカントーリメイクとなった『LP・LE』では過去に初心者がこれらの影響で苦労したことを考慮してか、
くさタイプみずタイプのポケモンを所持していないとそもそもニビジムに入れないようになっている。
今回は出現ポケモンに変更があったのでフシギダネナゾノクサマダツボミのどれかないし交換でみずタイプを持ってくればジムに挑める。


倒すとグレーバッジと共にわざマシン34を貰えるが、初代では中身が「がまん」なので本編でも対戦でもほぼ使い物にならず、VC環境でフリーザーラプラス対策に使うぐらい。

しかしリメイク版の『FR・RG』ではわざマシン39「がんせきふうじ」が貰え、ジム戦の苦労に見合う有用なものとなっている。第三世代の場合全体的にいわタイプの技が貧弱なのもあり、シナリオ中盤ぐらいまでなら打点目当てでも十分役立つ水準と言える。

『LP・LE』ではわざマシン01「ずつき」になっており、「しびれごな」や「でんじは」等と組み合わせれば序盤からまひるみ戦法で戦える。
しかもノーマルタイプのポケモンならば序盤ながら一致威力70なのでかなりのダメージとなり、その後しばらくの間攻略の支えとなってくれるはず。


+ ポケモンスタジアム 2
【ポケモンスタジアム 2(表)】
  • イワーク
  • ゴローン
  • カラカラ
  • ロコン
  • オムナイト
  • カブト

【ポケモンスタジアム 2(裏)】


  • ゴローン  ♂ Lv.41 いわなだれ/ころがる/じしん/まるくなる
  • サイホーン ♂ Lv.41 じしん/みだれづき/つのドリル/こわいかお
  • オムスター ♂ Lv.42 なみのり/とげキャノン/かみつく/まもる
  • カブトプス ♂ Lv.42 なみのり/きりさく/ギガドレイン/こらえる
  • イワーク  ♂ Lv.44 いわなだれ/しめつける/がまん/すなあらし

【ハートゴールド・ソウルシルバー】
  • ゴローン  ♂ Lv.51 いわなだれ/ころがる/じしん/まるくなる
  • サイホーン ♂ Lv.51 じしん/つのドリル/こわいかお/すなあらし
  • オムスター ♂ Lv.52 げんしのちから/しおみず/とげキャノン/まもる
  • カブトプス ♂ Lv.52 いわなだれ/アクアジェット/ギガドレイン/こらえる
  • イワーク  ♂ Lv.54 いわなだれ/アイアンテール/いやなおと/すなあらし
    (オボンのみ)

『金・銀・クリスタル』では手持ち数こそ多いが何故か最終進化していないポケモンが多く、全員がくさ4倍弱点かつ他の弱点も多いため、カントージムの中ではではレベルが低いアンズと並んで特に攻略しやすい。
ジョウト地方を制覇した手持ちであれば特に苦戦することはないであろう。


リメイク版の『HG・SS』では全員のレベルが10も上昇して技も当時と比べて変化したものの、所詮その程度であるため先手を取って「なみのり」や「くさむすび」等の弱点を突ける特殊技を使えば簡単に5タテできる。


勝利すると『金・銀・クリスタル』ではグレーバッジのみだが、『HG・SS』ではわざマシン80「いわなだれ」も貰える。こちらも有用。


+ ポケモンスタジアム 金銀
【ポケモンスタジアム 金銀(表)】
  • イワーク  ♂(せんせいのツメ
  • ゴローニャ ♂(ピントレンズ)
  • オムスター ♂(きせきのみ)
  • カイロス  ♂(きあいのハチマキ)
  • フォレトス ♀(はっかのみ)
  • カブトプス ♂(まひなおしのみ)

【ポケモンスタジアム 金銀(裏)】
  • ハガネール ♂(ピントレンズ)
  • ヘラクロス ♂(きあいのハチマキ)
  • サイドン  ♀(せんせいのツメ)
  • ヤドラン  ♀(ひかりのこな)
  • リングマ  ♂(はっかのみ)
  • ツボツボ  ♂(たべのこし)


【ハートゴールド・ソウルシルバー(強化後)】
  • ゴローニャ ♂ Lv.55 いわなだれ/じしん/ロックカット/すなあらし
  • ジーランス ♂ Lv.54 もろはのずつき/アクアテール/じしん/ねむる
    (ラムのみ)
  • オムスター ♂ Lv.56 げんしのちから/しおみず/すなあらし/まもる
  • カブトプス ♂ Lv.55 いわなだれ/アクアジェット/ギガドレイン/こらえる
  • ラムパルド ♂ Lv.57 ストーンエッジ/ゆきなだれ/じしん/ロックカット
  • イワーク  ♂ Lv.61 いわなだれ/ロックカット/ステルスロック/すなあらし
    (オボンのみ)

グリーンに勝利後、毎日12~15時までの間にディグダのあなで電話番号を登録可能。
再戦の申し込みは土曜日の夜に可能。

強化版ではジーランスとラムパルドが加わる。
ジーランスの『いしあたま』+「もろはのずつき」や攻撃種族値驚異の165であるラムパルドの一致「ストーンエッジ」は非常に強力なので、できれば先手必勝で仕留めたい。
ラムパルド以外はくさ技で4倍弱点を突けるし、全員かくとうタイプに弱い。全員特防は低いので「くさむすび」や「ギガドレイン」等の特殊くさ技を用意したいところ。プテラがいれば十分対策になっていたのに…



ブラック2・ホワイト2』のポケモンワールドトーナメントにも自慢の守りを活かして参戦。

+ ポケモンワールドトーナメント
【PWT(カントーリーダーズ)】
  • イワーク  Lv.50(カムラのみ)
  • ゴローニャ Lv.50(あくのジュエル)
  • オムスター Lv.50(リンドのみ)
  • カブトプス Lv.50(チイラのみ)
  • プテラ   Lv.50(ヨロギのみ)
  • ジーランス Lv.50(いわのジュエル)

【PWT(ワールドリーダーズ・タイプエキスパート)】

エース兼先鋒のイワークはそれなりに優秀な素早さを活かし、『カムラのみ』を持たせた上で「ステルスロック」やら「すなあらし」を撒いてくる。
アタッカーに向かないイワークの能力を最大限に活かした戦い方と言える。
一方、ワールドリーダーズのイワークは『しんかのきせき』を持たせたアタッカー型。
見かけ倒しのステータスと言えど、一致「じしん」の攻撃力は弱点になるポケモンは警戒しておきたい。

またワールドリーダーズでは、『あくのジュエル』持ちゴローニャやくさやかくとう対策になる『こだわりスカーフ』持ちプテラ、600族のバンギラスなど、油断ならないポケモンが多い。
最後まで油断せずに気を引き締めて臨むべし。



【Let's Go! ピカチュウ・Let's Go! イーブイ(強化後)】
  • イワーク  ♂ Lv.56 いわなだれ/じしん/アイアンテール/ステルスロック
  • カブトプス ♀ Lv.56 いわなだれ/かわらわり/シザークロス/アクアジェット
  • オムスター ♂ Lv.56 ハイドロポンプ/ふぶき/ちきゅうなげ/リフレクター
  • プテラ   ♂ Lv.56 いわなだれ/じしん/かみくだく/アイアンテール
  • ゴローニャ ♂ Lv.57 いわなだれ/じしん/ほのおのパンチ/かみなりパンチ

『LP・LE』の強化時では化石ポケ3匹が加わる他、イワークは先発となりエースはゴローニャとなっている。


◆アニメ版


サトシ「タケシ!こうそくいどうだ!」
タケシ「おう!」

原作同様最初のジムリーダーとしてサトシの前に立ちはだかる永遠の15歳、英語名はBrock。
ジムリーダーということでバトルの腕も相当なものであり、彼のポケモンもよく育て上げられている。
ニビシティの実家にはたくさんの兄弟(ジロー・サブロー・ヨモコ・ゴロー・ムツコ・ナナコ・ヤオキ・クロウ・トウコ)と、奔放な両親(ムノー、ミズホ)が健在。

項目冒頭のセリフは彼のセリフ。
これは金銀編80話で、熱で倒れてしまった際に布団で休んでいるタケシを見てサトシが「よく寝てる」といったのだが、
実は起きており、それを知ったカスミが「紛らわしい顔しないでよ」といったことに対する返答である。

一度はイワークによってサトシを完封するが、二度目は戦闘の余波でスプリンクラーの放水というアクシデントが発生し何ともな負け方をする。
とどめを刺される直前にイワークを庇う兄弟達を見てサトシは棄権したが、それでもタケシは負けを認め後からグレーバッジを渡した。

序盤にポケモン達との接し方を教えたり、栄養価に気をつけたエサを与える、ヒトカゲを命がけで守ったりなど、トレーナーとして未熟だったサトシ・カスミの兄貴分。
非常に旅慣れており、バッグの中には野宿でも快適に過ごせるように、数々のキャンプセットが入っている。
料理の腕もなかなかのもので、ロケット団の三人が思わず涙を流すほどうまい。
コーヒーにもこだわりがあるが、「子供にコーヒーは良くないから」という理由で、サトシに供するのは番茶。(タケシも十代なのだが…。)
この他、カスミ・ヒカリの服やドレスを補修できる程度に裁縫もうまく、何気に絵心もある。マシン類を操縦することも時々ある。
また、ルージュラの好みにドストライクな男らしく、アニメでは何度も餌食に……。
ルージュラに迫られる→どどぴゅんこ! のパターンは最早お約束である。

実はバトルにはあまり興味がなく、ブリーダーになりたいという理由からサトシの旅に同行。一度だけコンテストへ出場し、しかも決勝まで行った。
ポケモンに対する愛情、ブリーダーに対する情熱は熱く、非常に高い行動力を発揮する。
サメハダーのエピソードでは一人毒に侵されていたサメハダーを励まし続け、夜明けまで海に浸かりながら看病をした。
敵意丸出しだったサメハダーさえ最後には心を開き、タケシを抱きしめすやすやと眠った。この涙腺崩壊のエピソードの他にも、危篤のベビーポケモン達のために考えを絞り出し、救ったこともある。
それを蔑ろにする者には義憤を燃やす事も。

「お前ら人間じゃねぇ!!」

実際、ヒトカゲはサトシ一行の中でも特にタケシが率先して救出しようしていたし、ヒコザルに対しても自らの手で治療しただけでなくシンジ「なぜそこまで厳しい特訓を課せるのか?」と問い詰めていた。
また、自分と同じように夢に対して真剣な人、ポケモンとの関係に悩んでいる人には全力で協力し、最後まで必ず面倒をみるため、非常に多くの人に信頼されている。
恋愛指南もする事があり、タケシ曰く

「男は当たって砕けろだ。しかも当たって砕けて、砕けて砕けて砕けて砕けて砕けて砕け散ってもなお!当たって砕けろだ!それが本当の恋と言うものなんだ!!
ふんッ(キメッ」

が極意らしい。

先々でアプローチした女性キャラクター達にも、実は戸惑われることはあっても嫌がられることは少ない(※チャリンコ暴走族のミサ等、例外はあるが)。嫌がっていた女性キャラクターからも最後には信頼されることがほとんどで、タケシが女性キャラクターに協力した回では明確に好意を寄せられることさえある。
ちなみに、多くの弟妹達の面倒を見てきた境遇から頼れる上に包容力のある兄貴として育った為、年下からの受けは大変良く、かなり好意をもたれることもあった(ミルタンク回とか)。
またシンジの兄であるレイジとは兄としてもブリーダーとしても境遇的な意味で馬が合い、よくシンジの事で相談したり、中には初めから師匠扱いされていたこともある。
しかし年下はあくまで守備範囲外。アザミライチなどいい感じになった相手もいるが、結局成就はしていない。


身体能力もサトシに負けず劣らずで走るトラックに二人揃って追いついた事もある。

その他にもいくら絆が深まっていたとはいえ、人間には聞くことができるはずのないゴルバットの超音波を聞けたり、120kg以上のフォレトスを軽々と片手で投げたり、もはやスーパーニビ人である。お前が人間じゃねぇ!



上記の家事スキルの高さなど非の打ちどころがないような人物……なのだが、最大の欠点として作中行く先々で女性にアプローチをする癖があり、ナンパを繰り返しては制止を掛けられ制裁を受ける。
制裁役は無印編ではカスミ、AG編ではカスミを真似する形でマサトが、どちらともタケシの耳や私服を引っ張る形で止めていた。グレッグルが相棒となって以降はどくづきを喰らわせ、倒れたタケシを引きずって退場させるのがお約束に。
アプローチした相手からカウンターされたり、グレッグル以外のポケモンから攻撃されたりした事もある。でもこりないめげない。

始めて女性にアプローチをかけたのは無印編10話。
この頃は緊張して赤面しつつ相手に尽くそうとする生真面目で誠実な態度だったが、ブリーダーのユキからロコンを預かった頃から徐々に崩壊。ロコンを愛するのと同じくらいユキへの思いを馳せては勝手にテンションを上げて暴走するようになった。
ここら辺から設定が固まっていき、他のお姉さんにも反応するようになっていく*4
なお、ハナダシティ美人3姉妹初登場回は単独行動だったので、カスミの姉達にメロメロになるのは61話(水中バレエ回)までお預けとなる。

ちなみに設定が固まっていなかった無印9話では、年下のセイヨに「8年後が楽しみ」と言いながら赤面でデレデレするという珍しいタケシが見れるが、女性であっても彼は年上で包容力のある美人のみストライクなので悪役や年下には反応しない
悪役がジョーイさん変装しても反応しない超高性能お姉さんレーダーを持っているため、タケシがお姉さんやジョーイさんに反応しない場合はなんらかのフラグがたつ。
ミュウツーの逆襲ではメイドの格好をしたジョーイさんの正体に感づいたりもしている。流石だ……。
(伝説の回にて)ヤマトが変装したそっくりのジョーイにも反応しなかったが、新無印編のロケット団ラジオ回ではなんとムサシが貫通した。ラジオゆえ声のみだったのが要因だが、10年以上も吹っ飛ばした仲の声は聞き分けられなかったようだ。あらま。

彼がここまで年上のお姉さんに惚れっぽいのは、良くも悪くも子供っぽい母親に苦労させられたことで包容力のあるタイプに弱くなったため。おかげで家事スキルは高くなったが。

タケシのパラダイスという伝説の持ち歌が存在する。詳細は項目参照。


小説版ではポケモン自体、方向性を探っていたころでシビアでダークな設定が多い。
ジムリーダーは4回連続で負けた時点でジムリーダーの資格を剥奪され、誰かにジムを譲るか閉鎖しなければいけないという決まりがあり、タケシの父親は4連続で負け、己を恥じて夜逃げしてしまう。
残された母親はタケシを育てつつ、ジムを復興するためジムリーダーの資格を持つ男性と再婚した。
しかし「再婚→子供が増える→子沢山が負担になって逃げられる→再婚」という悪循環に陥り、9度も再婚するはめに。
タケシの兄弟が多いのはこのためであり(小説版ではなんと双子を8組含んだ21人兄弟である)、
結局、タケシがジムリーダーの資格を取った直後に母親もタケシと子供達を見捨て夜逃げしてしまう。

残されたタケシは弟妹達を養うため、必死にポケモンバトルの腕を磨いた。
結果、ニビジムは存続が認められ、サトシを含めたマサラタウン出身の4人が来るまで、負け無しの実力を誇った。

彼が年上好きになったのは自分だけでなく、弟妹達をも愛してくれる包容力を持つ女性を求めてのことなのだった。
自分より、弟妹達を優先するその姿にはどこか悲しいものがある。
なお、(あくまでアニメの話であるが)当の弟妹達はDP特別編までナンパ癖の事は一切知らなかった


こうしたポケモン達に対する愛情とたまに見せる憎めないバカっぷりから根強い人気があり、タケシが降板した際はファンからの苦情が殺到。同時にアニメ視聴も止めてしまったファンもいた。
ちなみにオレンジ諸島編の降板は、タケシの細目アジア系の人間を視聴者に意識させると番組プロデューサーが考えたため。
実際は海外でもタケシは人気が高く、降板を残念がる声が多かったため、結果としてタケシの復帰が決まったという。
そう考えると、もしかしたらDPまでケンジがサトシと旅をしていた、なんて展開もあったのかもしれない。

最終的にはDP最終回一話前にポケモンドクターという新しい道を見つけてサトシと別れた。
後にポケモンドクターの学校の入試を受けており、無事養成学校に入学を果たしSM時点では研修生となっている。
「ポケモンドクター」はこの話で唐突に出てきたため次回作『BW』でデントアイリスを仲間にするために無理やり降板させられた感がある。

人気のほどを受けてか、BWでは放送終了後におけるデントの後日談を描いた番外編に登場。
サトシと別れたデントが偶然釣り上げたギャラドスにやられたヤナップポケモンセンターに連れていく途中で彼と出会う。
タケシとしては一人でギャラドスを食い止めたデントの姿がサトシに重なり、サトシやかつての旅の事を思い出したと言う。
そしてデントはナンパの件を「(グレッグルの制裁を見て)スパイスの効いたユニークなコンビ」「お姉さんソムリエ」と苦笑いを浮かべながら皮肉混じりに評していた。
なお、最後までお互い名前を聞く事は無かった。デント側は以前ヒカリからタケシの事を聞かされていたのだが……。
(タケシも何故かイッシュ地方の事を知っており、ヒカリ同様にサトシから聞かされた可能性がある)

その後のXY編にて、(ナンパの意味での)新たなるタケシポジションは新たな旅の仲間であるシトロンの妹ユリーカに受け継がれた。
頼りない兄のため、彼のお嫁さんに相応しい女性を見つける度にお兄ちゃんをシルブプレ! と勧誘する。
引きずる役は(本当の意味での)タケシポジであるシトロン本人。赤面から背中のエイパムアームというメカを使用し止める。
余談だが、「兄弟の為に良い嫁を探している」という動機は、前述の小説版の設定のオマージュと見る向きもあるかもしれない。
さらなる詳細はユリーカ本人の項目を参照。

XY編においては、本編及び後日談などにおける外伝作品(外伝の過去作キャラ出演枠は後任のデントが担当)に最後まで出演せずに終わる*5
回想シーンなどによる出演もなかったため、タケシのアニメシリーズ連続出演記録はここで途絶えた*6
XY編自体が以前のシリーズに比べて過去作キャラの再出演などの要素が少なかったため、仕方ないことではあるか。ちなみにサトシのフシギダネの連続出演記録も途絶えている。

SM編では42話及び43話においてカスミと共に4年ぶりのシリーズ出演。
デザインはSM編のサトシに合わせるかのような雰囲気に変化しているが、服装は無印基準の物だった(よく見ると細部のデザインが違う新規服装である)。
メガシンカを扱えるようになっており、ハガネールをメガハガネールにメガシンカさせている。
このとき上半身の服を脱ぎ捨て腕をクロスさせたあのポーズを取るという、ゲーム初代の再現が行われた。
SM編のレギュラーメンバーともオーキド研究所やバトルなどで交流を深め、サトシが再びアローラに戻る際にはレプリカのグレーバッジを彼らに渡し、アローラ地方での再会を約束する。
それから、102話、103話にて再びカスミと共に出演する。観光という形でアローラ地方へやってきた。またこの時にキュワワーをジョーイさんより授かり、DP以来久しぶりにウソッキーが登場した。島クイーンのライチとの絡みは必見。相当タイプなのか、飛行機に乗っている時からライチの写真を眺めたり、アーカラ島では必死にライチを探していた。しかも結婚というワードまで出し、ライチも否定せず赤面している。
そんなこんなでかなり良い所までいった。しかも『ワールズエンドフォーリンラブ』とかいうZ技まで生み出した。

新無印編においては『Amazon Prime Video』で独占配信された特別編『神とよばれしアルセウス』にて約3年振りに出演する。シンオウ地方のクロガネシティでサトシ、ヒカリと再会し、3人が揃うのはDP終了後初めてである。正式にポケモンドクターになったのか研修生なのかは不明。
手持ちのラッキーはハピナスに進化しており、グレッグル、ハガネールも手持ちとして登場する。グレッグルがいるということで、やっぱりナンパは阻止された。
本編106話でもロケット団のラジオのリスナーとして登場した他、132話で顔出し出演。デント・パンジー共々WCS決勝戦をどこかのポケモンセンターから観戦していた。

サトシの物語最終章『めざせポケモンマスター』にも登場。第3話ラストから、カスミ共々レギュラーとしてサトシの旅に同行する。
同話にゲスト登場したデントとは、上記のWCS決勝戦時点で互いに名前とサトシの旅仲間であることを知っていたことが語られた。ひょっとしたらカメラが回っていなかっただけで、決勝戦以前にも何度か会っていたのかもしれない。
お姉さん好きも健在で、先んじて合流していたサトシ・カスミと再会したのも、2人が立ち寄ったオープンカフェでオーナーに惚れて雇われマスターをしていたから。
……なおそのオーナーには婚約者がいたため見事玉砕、更にその失恋のショックをブリムオンに利用され大いに幻覚で弄ばれる。
本人もかなり堪えたようで、事態収束後は「心を鍛えるため」という理由で再びサトシ・カスミと旅を始めることにした。
でもEDは伝説のあの曲だった。その後もナンパ癖は相変わらずで、カスミ&グレッグルからの同時制裁(もとい夢の共演)を喰らっている。


ちなみに中の人のうえだゆうじ氏はタケシが離脱した後同時にソーナンスも離脱した事で一旦シリーズを離れていたが、BWシーズン2から復帰。以後は再びソーナンスは勿論モブ役や旅パポケモンといった役を演じている。


●アニメ版手持ち




◆ポケットモンスター THE ORIGIN


通称「真面目なタケシ」。CVの杉田智和が『銀魂』の主人公をやっていることもあるためタケシ銀さんとも。

レッドとグリーンのバトルを影から観戦しており、グリーンに圧倒されて意気消沈するレッドにトレーナーとしての心構えを教えた。
その後、ジムリーダーとしてレッドと対戦。あと一歩の所まで追い詰めるが、レッドの咄嗟の機転により逆転される。
なお、『THE ORIGIN』の舞台は初代の『赤・緑(及びFR・LG)』をモチーフにしているが、衣装は後述の『HG・SS』のものに近い。


ポケットモンスターSPECIAL


第1章で初登場。
やはり原作を反映して上半身“裸”だが、性格は至って真面目。カスミ・エリカと共にロケット団への対抗勢力「正義のジムリーダー」を結成している。
またニビ博物館の警備員も兼任している。その割になぜか野生のブーバーの襲撃で博物館が丸焼けになっているのはツッコミ禁止*7
第2章では流石に寒かったのか服を着て行方不明のレッド捜索に尽力。
第3章で行われたポケモンリーグエキシビションマッチでは、ミカンちゃんにイワークで挑むも進化系ハガネールに完敗する。
なお、エリカを「お嬢」と呼ぶようになった。
イエローのゴロすけはタケシから譲り受けたポケモンである。

イシツブテのツブイチ・ツブジ・ツブゾウ・ツブシ・ツブゴ・ツブロクのツブテ六兄弟が繰り出すマグニチュードは強力。



「おれのかたい意志は追記・修正にもあらわれる!」

「お姉さ~ん!追記・修正は不肖このタケシにおまかせを!」

\ドシャ/

「しびれびれ~……」

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最終更新:2025年09月06日 13:10
添付ファイル

*1 スタートボタンを連打しながらおせっかいの視界に入るとたまにメニュー表示を割り込ませることが可能で、レポートをかいてから一度電源を切って再起動するとその場で動かず案内イベントが終了してしまう。

*2 プログラムの処理ミス。ターンの始めではなく、手番が回ってきた時点で行動内容を決定できるようになっている。早い話が後出しジャンケン。

*3 ダメージ計算式の不備が原因。初代ではダメージ計算結果が四捨五入で0になる際、数値切り上げの処理が行われていない。このため与ダメ0という計算結果が発生する上、与ダメが0だった場合は外れたとみなされている。ちなみに外れた扱いなので、追加効果発生の判定もスキップされる。どくばりが低威力である上、タイプ相性で1/4になることから起こる問題。

*4 タケシ役のうえだゆうじによると、元々はこんな風なキャラではなかったがスタッフがとあるアニメを視察した際感銘を受け、だいぶその設定がタケシに盛り込まれることになってしまった、ということらしい

*5 過去映像だがXY&Z3話のミニコーナーでは登場している

*6 そのためXYメンバーはその後のシリーズでも誰一人彼と会うことがなかった

*7 この回について、シナリオ担当の日下先生は当初「正義のジムリーダーがロケット団への対策会議を行う」というシナリオを作り、全ボツの憂き目に遭っていることを後に明かしているため、作中時系列ではこの時タケシは不在だったのかもしれない