Another Century's Episode 3 THE FINAL

登録日:2010/03/07 Sun 19:54:40
更新日:2025/03/27 Thu 23:25:37
所要時間:約 5 分で読めます





フロムソフトウェア制作、バンプレスト発売のPlayStation2専用ロボットアクションゲーム。
A.C.E.シリーズ第3作にしてPS2では最終作。2007年9月6日発売。
キャッチコピーは「戦場に響く歌声が、エースの魂を揺さぶる」。
総勢百体を越える機体を操縦出来るのがウリ。
ARMORED COREシリーズで培ってきた同社の戦闘関連技術をふんだんに取り入れており、プレイヤーの技量次第では板野サーカスを再現することも可能なほど、しっかり動く。

また作品によっては主題歌やテーマソングがBGMで流れる。
テンション上がるぜひゃっほう!…だが大抵増援が登場すると終了してしまうのが難点。

コンビネーションアタックシステムはさらにパワーアップして引き継がれ、ドラグナーチームやダブルゲッターといった比較的オーソドックスなものから、イサムX&ウィングといった作品の垣根を超えたもの……

さらには後に「スパロボZ」の方でも共演するガロード&レントン&ゲイナーたちの少年恋愛団によるものや、
アムロ&ホランド&フォッカーによる隊長クラス攻撃、
クェス&アネモネ&シンシアの残虐少女コンビネーション、
サコミズ王と御大将による悪夢的攻撃まで、実に様々。ハッキリ言ってスパロボもビックリな合体攻撃の多さである。

それらを見るだけでも滅茶苦茶面白かったり。








少年バレルは、隕石が落下してきた後、街に突如現れた未確認生命体の襲撃を受け、戦闘に巻き込まれる形でフェイと共にイクスブラウに乗り込み戦う羽目になる。
謎の現象が「バルドナ・ドライブ」と呼ばれる施設の影響であると推測を立てたナデシコBは、施設の占拠に向かうも、謎の機体が現れ、施設の起動によってどこかへと飛ばされてしまう。そこは、「もう一つの地球」であった…


【参戦作品(★は新規参戦作品)】
※各自本作での扱いのネタバレをしているので注意。

●「こっちの地球」の世界の作品……前作「A.C.E.2」の後の世界から続く世界観の地球で前作から3年後にあたる。

劇場版 機動戦艦ナデシコ -The prince of darkness-…前作ではゲスト参戦扱いだったが、本作でストーリー展開が行われる。ブラックサレナ弱くなりすぎ(まあ前回が強すぎたということもあるが……)だが、ナデシコB,Cとルリルリはプレイヤー部隊の旗艦としてストーリーで大活躍し、火星の後継者たちは地球をかき乱すためネオジオンやギガノスの残党と組んだりする。
機甲戦記ドラグナー…原作終了後設定だが、まさかのオリジナル新型機ファルゲン・カスタムが登場し、マイヨがギガノス残党を率いているという展開に。一方のケーンたちは軍に残りアムロらと共に先輩パイロットとして振る舞うという本家のスパロボでは無かった展開もあり、アムロと共に「成り行きで乗り込んでしまう事になった」思い出をバレルに話したりする。
リーンの翼…ダンバインのストーリーが前作の方で片付いてしまったためか、まさかのこちらがメイン。ルートによってはサコミズ王が思わぬ活躍をする。
超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか…原作終了後設定で、マクロスプラスでのマクロスの危機にて、かつての母艦と対峙しなくてはならない事に嘆く場面も。シリーズ揃えるのが多少面倒だったり。
マクロスプラス…あの掛け合いは健在で、シャロン・アップル事件も火星の後継者とネオ・ジオンの手によって起こされるが、2人よりも「電子の妖精」ルリ艦長の活躍の方が目立つ結果に……。
機動戦士ガンダム 逆襲のシャア…こちらも前作ではゲスト参戦扱いだったが本作でストーリー再現がされる。やっぱりシャアは潰された。
新機動戦記ガンダムW Endless Waltzゼロカスのみの半ばゲスト参戦。

●「もう一つの地球」側の作品群……スカブコーラルという突然隆起する大地に覆われ、真ドラゴンがあちこちに出没しそれに惹かれたインベーダーが災害を起こし、挙句に地球の統治組織であり、塔州連合やシベリア鉄道を参加に置く新連邦は圧政を敷き、コロニーの宇宙革命軍と戦争状態という、退廃的な世界観に。

機動新世紀ガンダムX…あまり原作再現…はされず、ルート選択次第でガンダムDXは無しのまま進む事になったりするが、強化されないエアマスターレオパルドは泣いていい。
真(チェンジ!!)ゲッターロボ 世界最後の日…シリーズ初のスーパーロボット枠。原作よりも大きくアレンジされており並行地球であちこちに出没してはインベーダーによる大災害を巻き起こす真ドラゴンを主人公達が追撃するだけという展開だが、まさかの「エウレカセブン」とのクロスオーバーもある。
交響詩篇エウレカセブン…おおむね原作どおり。ある理由で「こっち側の地球」でもLFOがトラパーの波に乗って飛べる。存在がV-MAX
OVERMANキングゲイナー…フリーズ+加速=一方的なイジメ。ストーリーではサラへの大告白イベントももちろんあり、ガロードもティファへの愛を叫ぶが、レントン君は残念ながら時間切れで告白出来ず。

●いるだけ参戦。

機動戦士ガンダム…逆シャアよりも古い時間軸の作品のため、ゲスト参戦に。戦艦の主砲並のビームライフル
機動武闘伝Gガンダム師匠も参戦するが残念ながら前作でストーリーが終わっているためいるだけに。
ブレンパワード…安定した強さを誇るものの、こっちも前作でストーリーが(以下略)
聖戦士ダンバイン…皆勤賞。ストーリーではルリ艦長が台詞で彼らの事を触れる程度。
∀ガンダム…新規参戦作品だが、黒歴史とかを落としこむのが難しかったためか、ゲスト参戦に。核投球、月光蝶は反則級。
機動戦士ガンダムSEED…こちらも新規参戦作品だが、コーディネーターなどの設定云々を落とし込むのが難しかったのか、ゲスト参戦に。ミーティア+フルバーストによる圧倒的火力。
★プラモ狂四郎…まさかのサプライズ枠。いい意味で皆の予想を裏切ってくれました。


バンプレストオリジナルの登場人物

バレル・オーランド
CV.浪川大輔
主人公。
普通の高校生だったが未確認生命体との戦いでフェイと出会いイクスブラウのパイロットとしてナデシコ隊に入隊。
以後、無理矢理ながら戦闘に参加させられる。

フェイ・ロシュナンテ
CV.園崎未恵
イクスブラウのサブパイロット。
バレルを探しており、未確認生命体との戦いで彼と出会う。

マリナ・カーソン
CV.進藤尚美
前作からの登場。
何故かガンアークに搭乗する。
タック…お前はどうなった?

ベルクト
CV.浪川大輔
バレルとナデシコ隊を執拗に追う。今回の黒幕。
乗機はブラッドアーク
愛機の武装を見てもらえればわかるが、酷い中二病を患っている。

アンジェ・レイヴァー
CV.?
ベルクト部隊の女性パイロット。
最終的には…………。

ジル・バルドナ
CV.無し
今回の事件の全ての発端と原因の「バルドナ粒子」と「バルドナ・ドライブ」の開発者。
名前のみ登場する。



オリジナルキャラクターデザインはペルソナシリーズでお馴染みの副島成記

オリジナル機体「イクスブラウ」のデザインは、『機動戦士ガンダム00』のガンダムキュリオスなどのメカニックデザインを担当した元フロムソフトウェア所属(所属当時はAC2や叢雲などのデザインを担当)の柳瀬敬之(最近「イクスブラウ」と同じような武装神姫をデザインした)がそれぞれ担当



OP:「深紅」
島谷ひとみ

やはりOPのCG映像のクオリティーはフロムソフトウェアだけあって“なんだ、ただの実写か。”と呼ばれるほど高く、見事に歌とマッチしている。
キングゲイナーのオーバースキル発動時の表情、YF-19のピンポイントバリアパンチの力場回転などの細かい場所にもこだわっており、一見の価値あり。

特にドートレスが全高55mの真ゲッターロボにトマホークで薙ぎ払われるシーンは圧巻である。

今ではネット上においてどこぞの首長で白くて謙虚なナイトの代名詞みたく扱われる深紅であるが、まずこのゲームの主題歌であることをしっかり認知しておくべきだと思う。



以下、ネタバレ





















ラスボスは、ベルクトが乗る真ゲッタードラゴン。
ベルクトの正体は並行世界のバレル・オーランドであり、バルドナ・ドライブにアクセスできる能力を持つ事から新連邦に命を狙われた為に世界の全てに絶望し、バレルという名前を捨てベルクトと名乗り、バルドナ・ドライブを使って二つの世界の時空をくっつけて滅ぼそうと画策する。



当初はこれが最終作の予定だったが、ファンの要望に応えPS3に新作『Another Century's Episode R』が発売。
その後PSPに『Another Century's Episode Portable』が発売されたが…


内容は………ご察し下さい………



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