黒十字軍(秘密戦隊ゴレンジャー)

登録日:2011/03/07(月) 11:18:43
更新日:2018/08/29 Wed 22:47:36
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黒十字軍とは東映が製作した特撮TV番組『秘密戦隊ゴレンジャー』に登場する悪の秘密組織である。
鉄十字ではない(首領は同じだが)。




黒十字総統が率いる、全人類を滅ぼして地球を我が物にしようと企む秘密結社。シンボルマークは目の付いた黒い十字架。
主に総統や将軍が発案した作戦を仮面怪人が陣頭指揮が執り、その元で戦闘員のゾルダーが働くというスタイルが多い。

また、組織内では総統の意志が絶対視される。その為に上司の仮面怪人の命令に従わないゾルダーも存在する。

「軍」を名乗るだけあって世界中に相当な人員と戦力を持っている。劇中でもどんどん戦力を増強していく。

基本的には冷酷で逆らう者には容赦がないが組織内部は意外とアットホームな雰囲気で纏っていて、部下を大事にする者も多く人員の士気も高い。その為か作戦に統率力が見られ、組織としての実力は非常に高い。
実際、国際秘密防衛機構“イーグル”は日本各地の支部をことごとく壊滅させられ、残ったメンバーによるゴレンジャー結成後も後手に回ることが多かった。


【組織の中心人物】

◇黒十字総統 (演:安藤三男→八名信夫)
黒十字軍の総統。カシオペア座方面からやって来た宇宙人であるとされる。
初期は白い頭巾で素顔を隠していたが、火の山仮面マグマン将軍の着任と同時に姿を現した。

原水爆をも受け付けない不死身の肉体に代表される戦闘能力の高さはもちろん、冷酷非情だが寛容な性格であり、見所のある部下には失敗を赦して汚名返上のチャンスを与えたり、
失敗が続いた責任を感じて部下に自らの処刑を命じた鉄人仮面テムジン将軍を諭したり、仲間の内で諍いが起こったら自ら仲裁役に回ったりと組織のトップとしての器は十分に備えている。

映画版の『爆弾ハリケーン』では女性に化けて自ら作戦を実行した。

その正体は機械に自らの頭脳を植え付けた機械生命体であり、彼自身が黒十字城そのものであった。
その不死身の肉体にもとある弱点が存在する。

中の人は「あ~不味い、もう一杯」でお馴染みのあの人。

黒十字軍の将軍達
黒十字軍の幹部達。詳しくは項目を参照。

◇日輪仮面
◇鉄人仮面テムジン将軍
◇火の山仮面マグマン将軍
◇ゴールデン仮面大将軍


◇仮面怪人
黒十字軍の作戦を行う怪人。具体的な種族は不明だが、少なくとも人間でないことは確か。
ユニークな姿や行動を取る者も多いが、基本的にやることは殺人や虐殺などえげつないことである。

…やっぱりそんなことなかったかも。機関車仮面とか野球仮面とか牛靴仮面とか……いやいやそんなことはない。この三名は全員ゴレンジャーハリケーンやゴレンジャーストームを一度は防いだ強者たちである。
作戦によっては複数の仮面怪人が投入される場合もあり、第1話では黄金仮面、武者仮面、青銅仮面、ヒスイ仮面、毒ガス仮面が同時に投入され、日本各地のイーグル支部を襲撃して壊滅させた。





◇ゾルダー
「ホイ!」という掛け声が特徴の黒十字軍の戦闘員。イーグルの隊員を軽々殺害したりと人間離れした能力を持つが改造人間かどうかは不明。
緑色の仮面ライダーとは関係ない。
爆弾を内蔵した人間爆弾や銃で武装したテムジン将軍の傍らにいる軍服のゾルダー、大斧と盾を持ったゴールデン仮面大将軍の近衛兵などバリエーションも豊富。
主な武器は小型の剣や短機関銃、バズーカなど。
直属の仮面怪人に合わせて特殊な技能を身に付けていたり服装が違うことも少なくない。非常に厚い忠誠心を持っていて、逃亡したり裏切ったり重要な機密を漏洩した者はほぼいなかった。
黒十字軍壊滅後も生き残った者は『ジャッカー電撃隊』に登場した「犯罪組織クライム」に参加していたらしく、『ジャッカー電撃隊VSゴレンジャー』に登場したクライム四天王のサハラ将軍の配下として活動していた。


◇黒十字忍団
64話から登場するゾルダーの精鋭部隊。
「宇宙忍団」という地球外組織の協力を得て結成された。
槍や剣を用いた肉弾戦を得意とし、壁抜けなど多くの特殊能力でゴレンジャーを苦戦させるが、素手での格闘はそんなに強くない様子。
ゾルダー同様、上司の仮面怪人に合わせた特殊能力を会得した者もいる。




【黒十字軍のメカニック】

◇コンドラー
38話でバリブルーンに対抗する為、黒十字総統がナスカ高原から呼び寄せ、テムジン将軍が航空部隊を結成させた黒十字軍の主力戦闘機。
武器はコンドラーミサイルと2基の爪状のアーム。
とても飛びそうにない超貧弱な見た目に反して性能は高く、集団での攻撃にはバリブルーンも手を焼いていた。
黒十字総統やテムジン将軍も搭乗したことがある。


◇黒十字装甲車
47話から登場する黒十字軍の地上戦力。直径200mm以上のキャノン砲を備え、バリドリーンへの対空兵器としても使用された。


◇移動要塞ナバローン
火の山仮面マグマン将軍が指揮する巨大な移動要塞。42話でマグマン将軍と共に日本にやって来た。
地中を自在に潜行する能力を持ち、非作戦時は岩山に偽装した上部を地上に出して待機している。
戦闘体制に入ると上部の岩山を展開して搭載したコンドラーや内蔵された多数のナバロン砲で攻撃する。その火力はバリドリーンでも迂濶に接近出来ない程。
不測の事態に備えて部屋を切り離せる構造になっていて、要塞への致命的なダメージを避けることが出来る。
地底から突然現れて攻撃を加えていく様はまさに無敵要塞。
しかし最終的にはその構造が仇となり、バリタンクが侵入してきた際に切り離した資料室から設計図を奪われてしまい、爆弾を満載したゴレンジャーマシーンの自爆攻撃で撃破されてしまった。


◇バットラー
64話から登場。黒十字城の完成と同時に投入された空中戦艦で戦艦とコウモリを合わせたようなデザインをしている。黒十字城に搭載されている。
多数のコンドラーを搭載している他、固定式の6連装砲や空中機雷を装備する。
初登場時はバリドリーンを不時着に追い込んだりと大暴れしたが、それ以降はバリドリーンのスペースウィングで撃墜されるやられ役と化した。


◇黒十字城
64話にて完成した黒十字軍の移動要塞にして後半の本拠地。
バリドリーンの数倍はある巨体にはバットラーやコンドラーなどの黒十字軍戦略航空部隊を搭載している以外にも反重力砲やウルトラ光線、あらゆる攻撃を防ぐバリアーを装備している。
万が一に備えてダミーが数機存在する。
その実態は自らの頭脳を機械に植え付けた黒十字総統自身であった。



【以下、ネタバレ注意】






ゴレンジャーとの激闘の末に黒十字総統と黒十字軍は遂に滅びた。
だが、地獄に堕ちた黒十字総統は自分と同じくスーパー戦隊に敗北した者達の怨念を吸収し、35年の月日をかけて『ゴーカイジャー ゴセイジャー スーパー戦隊199ヒーロー大決戦』にて黒十字王として復活を果たした。

地獄の底から甦った彼は、他の悪をも生き返らせ、ゴセイジャー、そしてゴーカイジャーを苦しめた。






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