ゴースト骨塚

登録日:2020/05/24 Sun 06:17:20
更新日:2024/11/13 Wed 18:06:21
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あいつらどうだあ〜やっちまおうぜぇ〜


ゴースト骨塚(こつづか)とは、『遊戯王』に登場するキャラクターである。



【概要】


ゴーストデッキ使いのデュエリスト。
小柄で痩せ型の体型、顔つきに至っては骸骨のよう。暗い場所では幽霊と見間違えそうな風貌をしており、「〜だゾ」が口癖。
実はホラーはそんなに得意ではない模様。

後述のキースの子分という印象しかないが、モブから恐喝を行うなど元々評判のいいデュエリストではなかったようだ。
ただしDM8では主人公たちに協力したり、遊戯王デュエルリンクスに登場した時は女の子を助けていた等、根っからの悪党と言うわけではない。


【活躍】



王国編で初登場。
元全米チャンプのキース・ハワードの子分となり、他の取り巻き2人と共に彼の協力で勝ち進んでいた。

そして次のターゲットに城之内を選び、彼を拉致して墓場フィールドにてデュエルを始める。
キースのアドバイスと新カードにより終始優位だったものの、「右手に盾を左手に剣を」で逆転され敗北。
スターチップを全て失い失格になり、キースから半ば八つ当たり気味にボコボコにされ(一方的なリアルファイト)、捨てられた。
(キースは元々他の取り巻き2名も捨て駒にしてペガサス城へ単身乗り込むつもりではあったが)
ちなみに城之内に逆転の手を打たれる度に骨塚は何が起こったかわからず狼狽していたが、キースは把握していた。
この辺りがデュエリストレベルの違いと言えるだろう。

その後バトルシティにも参加。つまり、社長的には城之内より強い認識らしい。
まぁ城之内が勝った所を彼は見ていないのもあるだろうが、流石に準優勝したことは知っているはずなので、ただの嫌がらせなのだろう。
それにバトルシティ自体グールズをおびき出すための大会なので、細かい選出はしていなかったのかもしれない。
更に言えば決勝に残った8人の内が不正参加者だが、特に咎めもなく進行していたし。

まぁそれはともかく大会に参加していたが、闇バクラに描写なしで敗北した。
アニメではデュエルの詳細が描かれたが、敗北後取り巻きの2人と共に地獄に引きずり込まれた。
その後の消息は不明。
キースに関わろうが関わるまいが、彼の人生は真っ暗だったようである…
キースやペガサス等原作で死亡した人物がアニメで生存することが多い中、数少ないその逆の末路を辿ったキャラ。

…ちなみにアニメでの彼が所有するレアカードは「リビングデッドの呼び声」だったり。キースさんに貰った友情のカード、今も大事に持ってるんすね

GBA版のDM7ではストーリーがバトルシティ編準拠なので彼も登場しており、主人公にとっては最初のパズルカードを賭けたデュエルの相手。
最序盤の相手なので大して強くはないが、「ゾンビは死なない」という事でかパズルカード入手後でも好きなだけデュエル可能。
ストーリーに関わるのは最序盤だけではあるが、レアハンターやグールズの雑魚下っ端にちょくちょく墓場を追い出されていたりもする。
このゲームでは闇バクラに襲われて生死・消息不明になるようなイベントはないため最後まで生存しており、グールズ編終了後になると「優勝はお前だな、応援してるゾ!」と言ってくれる。

続編となるDM8ではイタリアのカタコンペにおり、そこで観光案内と占い師をやっていた。
(なお、占い師関連はサブイベント以外だとエピローグでちょこっと言及される程度)
劇中でキースと再会した時は驚いてはいたものの、この時は本人に対して直接文句を言う事はなかった。
ただ、ネオグールズ編で下っ端から勧誘された時はキースに裏切られた事を根に持っており、嫌悪感を抱きつつ勧誘をきっぱりと断るシーンが見られた。
その後は主人公に助けられ、童実野町に蔓延るネオグールズを追放するため、主人公達へ快く協力する事に。

遊戯王デュエルリンクスでも「正々堂々と勝負するならいつでも受けてやる」(意訳)と遊戯達からもライバルとして見られている。
臆病ゆえに狡い悪事に手を染めてしまったが、前述の通り人助けをしたり、オカルトやアンデットモンスターを愛している描写はある為に、本来なら善良な少年なのだろう。

【使用カード】


ゴースト、つまりアンデット族が中心のデッキを使用する。
だがキース曰く力不足だったようで、彼のカードを投入してそれなりの強さになった。

バトルシティにも参加できたあたり、素行はともかく実力は並以上あったようである。


  • メデューサの亡霊

骨塚の元々持っていたカード。
最初に出そうとしたがキースのアドバイスにより止められ、最後まで召喚されなかった。
彼のお気に入りらしく、アニメのバトルシティ編では実際に使用。
骨塚「攻撃力1500だゾ!」



キースから貰ったデッキのキーカードである永続魔法。
墓地のアンデット族以外のモンスターをアンデット族として全て蘇生させるチートカード。
更に戦闘破壊されてもダメージ計算もせずに蘇生させ、攻撃力を10%アップさせる。
一見無敵ともいえるカードだが、いくつか弱点がある。

  • 元々アンデット族のモンスターには効果を及ぼさないこと
  • この効果を受けたモンスターは守備力が0になってしまうこと
  • 攻撃力0で戦闘破壊されたモンスターには効果が適用されないこと
  • アンデット化したモンスターは本能のままに攻撃を行う為、守備表示に出来ない事

城之内は「右手に盾を左手に剣を」という魔法カードを使い、これを突破した。
ちなみに「時の魔術師」も通じる模様。

OCGでは永続罠。
万能蘇生カードとして「死者蘇生」の兄弟分として活躍している。
一時期は禁止カードだった。
強力なカードには変わりないのだが、今は環境の高速化や魔法罠ゾーンに干渉する効果の増加もあり
「罠なので伏せたターンで蘇生できない」「破壊されると蘇生モンスターも破壊」という部分から無制限カード。


  • 地を這うドラゴン/ドラゴン・ゾンビ

キースが用意したドラゴン族モンスター。
上述のリビングデッドの呼び声で「ドラゴン・ゾンビ」になった。
攻撃力が1番高かったこともあり、最も活躍していた。
攻撃名は「朽ち果ての吐息(ゾンビ・デットリー・ブレス)
OCGでは地を這うドラゴンは我らがモリンフェン様同様弱い上級モンスターだが、
ドラゴン・ゾンビはレベル3としては高い攻撃力を持っており、おもちゃ箱やカメンレオンに対応しているというちょっとした利点がある。

地を這うドラゴンは既に年老いて自らの力で飛ぶことができないという死亡フラグバリバリのフレーバーテキストを持っている。


  • 鎧武者斬鬼/鎧武者ゾンビ

キースが用意した戦士族モンスター。
ゾンビ化後は一度も攻撃せず、フィールドに立っていただけの不遇のモンスター。

鎧武者斬鬼は「正義感故一騎打ちを好む」「敵を斬ることを生きがいとして放浪」と言う二面性の設定を持っている。
どちらにせよ良い末路は待っていなかったようだ。
ちなみに彼のみゾンビの方が先にカード化している。


  • マーダーサーカス/マーダーサーカス・ゾンビ

キースが用意した悪魔族モンスター。
攻撃名は「地獄送りの曲芸」だがガルーザスに攻撃された際の反撃として使っただけで、以降は鎧武者ゾンビと同じく立っていただけである。
OCGではマーダーサーカスは効果モンスターであり、守備表示から攻撃表示になった時相手のモンスターをバウンスする効果を持つ。
マーダーサーカス・ゾンビは通常モンスターで、ゲームDM4では最強の下級モンスターの1体であった。

マーダーサーカスはゲーム版のテキストにおいてはその踊りを見ると力が抜けると書かれている。
ゾンビになると踊りはを誘うとなっており明確にパワーアップしている。


  • ゴースト王-パンプキング-

ゴーストたちの王であるかぼちゃの化け物。
アンデット族の攻撃力を毎ターン10%ずつアップさせる効果を持つ。
OCGでは何故か関係のない「闇晦ましの城」と連動する効果を持たされた。
後年お姫様のパンプリンセスが登場した。


  • 守備封じ

相手モンスターの守備を禁止するカード。
王国編では貴重なダメージ源を作れるカードで引いた直後に嬉々としてセットしたが、返しのターンで城之内が逆転勝利したため、発動できなかった。


  • 死霊の誘い

アニメのバトルシティ編で使用したカード。
カードが墓地に送られる度に300ダメージを持ち主に与えるカード。
当時のライフ4000環境ではそこそこ痛いカードなので、中々いいチョイスかもしれない。


  • 悪夢の鉄檻

相手ターンで数えて2ターンの間、攻撃を封じる。
強化された死霊伯爵により魔象を破壊された為、態勢を立て直す為に発動したものの、直後にエクトプラズマーでトドメを刺されたので役に立たず終いに。


  • 金色の魔象

ドラゴン・ゾンビとメデューサの亡霊を融合して召喚する切り札。
一応、打点が2200と当時のアンデット族モンスターとしては攻撃力は高い。
骨塚は「冥界最強のモンスター」と宣っていたが…?
冥界の魔王ハ・デス「………」


【墓場フィールド】

骨塚が得意とするフィールド。アンデット族のみ攻撃力を30%アップさせる。
王国編の舞台となる島は元々米軍が占拠した島で、戦争時に埋葬された遺体が地下に眠っている。
そこでペガサスが隠しステージとして設置した模様。
ぶっちゃけ誰も来なさそうな所に何故設置したのかは不明。
入り口はキースたちの知る1つだけかと思いきや、奥の方に迷宮兄弟が守るもう1つの出口がある。
アニメではデュエルスペースまでに行く道に多数の罠(コケおどし的な罠も含む)が仕掛けられていた。


【余談】

中の人は次回作の『遊戯王GX』にて丸藤翔役で出演している。更にモブ役ではあるが同作の異次元編でメデューサの亡霊も担当していたりする。


ゲームボーイで発売された『遊戯王デュエルモンスターズ』では彼が使用したカードも登場するものの、彼に相当するデュエリストが何故かキースになっている。
その影響なのか、DM2以降の携帯機作品では王国編やバトルシティ編で遊戯一行と戦った決闘者の多くが続々と参戦する中で、何故か彼だけは常にハブられていたのだが、GBADM7でようやく携帯機シリーズに参戦した経緯がある。


お、オレは…兄貴の言うとおりに追記、修正しただけだ…

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最終更新:2024年11月13日 18:06