登録日:2021/11/21 Sun 22:32:30
更新日:2025/04/20 Sun 11:42:51
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●目次
【概要】
フットボールフロンティア・インターナショナル(以下FFI)の主催団体・オリオン財団を裏で操る「魔女」イリーナ直属のチーム。
チーム名の由来はイリーナ=女王を守護する者たちから。
選手全員が財団所属のサッカープレイヤー「オリオンの使徒」かつイリーナに絶対の服従をもって守る者たちで編成されており、日本代表を徹底的に潰すために今までの試合データを分析し、研究し尽くしている。
他の海外チームと比べて、女子選手も多数在籍している。
ユニフォームのカラーは空色/白/金(FP)、紫/白/金 or 緑/黒/金(GK)が特徴。
筋力強化サポーター(仮称)
日本戦でオリオンから支給された黒のサポーター。メンバー全員の肘周りと膝周りに装着されている。
タブレット端末で出力を調整し、
いつものことながら原理は不明だがサポーターを通じて
身体能力を限界以上まで底上げし、
十傑集走りのごとく常に超高速で走ることができる。ただし一部の選手は馴染んでいないためか力をコントロール出来ずに動きに隙が出来たり、味方同士が接触し連係が崩れる問題点もある。
それでもその速さにイナズマジャパンは追いつけず、野坂悠馬と一星光の提案で
「サポーターの危険性を身をもって理解させるため、挑発させるプレーで選手同士の自滅を狙って動きを止める」という正道から外れた作戦を受け入れようとするほどであった。
実際は筋肉の力を強制的に増幅させているため想像以上の負荷がかかり、使い続けることで暴走状態となって激痛を引き起こし、最悪関節が内部で破壊されてしまう致命的な欠陥を持っている。それでいてキャプテンのペトロニオを除き、全員に知らせていない。
なぜなら試合開始時点で性能の限界を超えた最大出力に設定していたからである。
イリーナは「誰かが倒れれば新しい選手に入れ替えればいいだけ」と語り、例えイタリアが重症で全滅しても日本が敗退さえすればオリオン財団による「パーフェクトワールド」の計画がスムーズになるため、自身のチームは捨て駒同然で「日本を止めるための道具」としか考えていなかった。
趙金雲はこの狙いを「毒リンゴの方程式」と呼んだ。
(※毒リンゴで人を殺すためには、自分自身もひとかじりしなければならないという意味での例え。)
【作中(アニメ)における活躍】
初登場はアニメ44話。FFIの決勝トーナメント準決勝で日本代表イナズマジャパンと対戦。
途中ゲリラ豪雨で一時的な中断がありつつ前半の時点で3点をリードするが、サポーターからくる負荷により数名の選手が激痛で倒れる事態となり、その欠陥を察知した稲森明日人からサポーターを外すよう説得を受ける。
他のメンバーが明日人を訝しむ中、ペトロニオが「イリーナ様からの命令」と嘘を付くことでメンバーを納得させ、全員サポーターを外して正々堂々とした試合を行うようになった。
だがその行為に苛立ったイリーナがハーフタイム中に直接出向いてキンベン監督を制裁し解雇。後任としてオリオン財団のエージェント・ウラジミールに代わりサポーターの再装着を命令されたことで、再び危険な状況に追い込まれる。
イタリア代表が全滅する前に一気に試合を終わらせるべく、今まで卑怯な手を嫌ってきた明日人がやむを得ず、必殺タクティクス「
グリッドオメガ」の使用を提案。灰崎凌兵の真空波のサポートを使って気絶させ、上手く不戦敗にさせようと動く。
しかしその作戦もイタリア代表は見越しており、野坂が仕掛ける前に逆に完全コピーした「グリッドオメガ」を発動させ、日本代表の棄権を狙うも寸前の所で灰崎の真空波で作ったクッションで防がれ失敗。
それでも海腹のりか、
アフロディ、
砂木沼治の3名はクッションに当たることが出来ず負傷退場、灰崎もタイミングがズレてダメージを負った。
終盤は交代出場した
小僧丸サスケのラストリゾートとペトロニオのラストリゾートDのシュート攻防の末、明日人、灰崎、野坂、一星が土壇場で編み出したラストリゾート
Σによってイタリア全員が吹き飛ばされダウンしたことで続行不能。
ウラジミールが棄権を宣言し不戦敗となった(試合得点は3-2でリードしていた方である)。
当然であるがイタリア代表全員が再起不能になる前に強引な形で倒してしまい、イナズマジャパンにとって不本意な試合かつ苦い勝利となってしまった……。
その後メンバーの制裁は無かったのか、決勝戦のイナズマジャパンとロシア代表
パーフェクトスパークの決勝戦はチーム全員で観戦していたが、試合中イリーナの介入により
シャドウ・オブ・オリオンが投入され、これに対抗するため趙金雲による世界選抜チーム「チョウキンウンズ」にペトロニオが選ばれた。
【メンバー】
「本当に愚かなのは、過ちから目を背けることだ。」
FW/背番号11
ガーディアンズオブクイーンキャプテン。現時点でプロフィールは不明。
長身体型で前が外ハネ、後ろが横に広がった紫色とライトシーグリーンのツートンヘアー、眉毛は紫の間に黒が入っている。瞳の形状も一言で表せないほど独特。
キーパーが止められなかったシュートをゴールポストに入る寸前で身体を張ってボールを弾き返すなど、判断力と行動力が素早い。
チームメイトを大事にしており、明日人の説得を受け入れ命令に背いてまで嘘を付いてメンバーを救ける、正々堂々とした試合を望んでいたりとどういった経緯でオリオンの使徒となってしまったのか分からないほど相当な人格者。
しかしハーフタイム中に監督交代によって嘘がばれチームメイトに独断であることを告白。サポーターを再装着した際、明日人の再説得に苦悶しつつもイリーナやウラジミールに逆らうことも出来ず割り切って敵対してしまう。
それでもチームメイトの被害をなんとか抑えようと、ガブリエラが必殺技でキャッチしようとした時には制止しようと叫び、ラケリトが倒れた時もすぐに駆け寄って応急処置を受けるよう指示した。
ラストリゾートDを使う際にサポーターが全て破れたことでラストリゾートΣを蹴り返せず、その勢いのままボールとともにゴールに叩き込まれた。
試合後は落ち込む明日人たちに自分たちを守ってくれたことに感謝し「君たちならオリオンを倒せるかもしれない。」と日本代表に激励を送っている。
チョウキンウンズの参加にはすかさず挙手し、メンバーに選ばれた際には後半から交代出場。一瞬であるがシャドウ・オブ・オリオンの選手をドリブルで突破するという活躍を見せた。
必殺技
シュート技。パートナーはピエトロ、ルカ、マッテオ。
パートナー3人が肩車でピサの斜塔を再現し、その上にペトロニオが駆け登ってオーバーヘッドシュートを決めると同時に斜塔が倒れる。
イナズマイレブンシリーズでは初となる4人での必殺技。
サポーターの効果もあってか前半で2点も獲得した。
シュート技。
豪炎寺が編み出したラストリゾートのコピー版。シュート時に黒紫の龍のオーラを発する以外は元のラストリゾートと共通。
小僧丸のラストリゾートに対しサポーターが破けるほどの力を使いカウンターシュートにして蹴り返した。
「うん、負けない!」
GK/背番号1
女子メンバー。作中では海腹のりかに続く2人目の女子キーパー。後ろの両サイドが外ハネ、サイドが丸くカールされたベージュ色のショートヘアーが特徴。どことなく顔つきが
ボーイッシュ寄り。
のりかも彼女のことを意識しており、サポーターを外した後は彼女から手を差し伸べられ、互いに手を取り合い正々堂々としたサッカーを分かち合った。
試合後半ではサポーターを再装着。明日人の新シュート技サンライズブリッツに対し、必殺技でキャッチしたことにより筋肉が暴走。
全身に激痛が走る中なんとかボールを止めてみせたが、その反動でユニフォームの腕部分が破けるほど両腕・両足に大ダメージを受けて立ったまま気絶、担架に運ばれ退場した。
あまりの理不尽な状況に明日人も「なんなんだよ これはっ!」と憤った・・・が正直相手を傷付けたくないと言ってきた明日人のやらかした感が否めず、視聴者からの非難が飛び掛かった。
その後は決勝戦を観戦していたことから後遺症は無く、無事だった模様。
必殺技
キャッチ技。
スタジアム外から特大サイズの真実の口を呼び出し、口でボールを噛んでキャッチする。
イナズマジャパンの連携シュート技には劣るとしか言いようがなく、強化サポーター使用時でも
風丸、水神矢、灰崎の
皇帝ペンギン2号feat.シャークに破られており、サポーター無しだと明日人、のりか、アフロディの北極グマ2号に破られた。
名前通りの大口なものだったのかもしれない
DF/背番号2
女子メンバー。サイドはそのまま、オールバックで後ろまで纏めて伸ばした青色の髪、長身かつ
アスリート体型、顔も凛々しい。
必殺シュートを決めるも突然しゃがみ込んだマッテオに
「ったく、ひ弱な男だねぇ。」と厳しめの言葉を呟いた。
DF/背番号3
女子メンバー。右前髪を伸ばし、後ろをまとめたサーモンピンクの髪が特徴の美少女。
試合中一喜一憂したりと、裏表の無い女の子といったところ。
試合前半は高速走りで灰崎から瞬時にボールを奪うもサポーターに馴染んでいないのかドリブル中に動きが止まり、風丸のスピニングフェンスでボールを奪われた。
チョウキンウンズの参加にはすかさず挙手した。
DF/背番号4
女子メンバー。ツリ目で前髪を分けた薄茶色のロングヘアーが特徴の美人。
試合前半はエルマ、ピエトロと共に風丸からボールを奪おうとするも、サポーターに馴染んでいないのかつまずき、連携が崩れてしまった。
イリーナの命令に忠実的で、ニコロが倒れ動揺するメンバーを一喝。命令通り試合の勝利を「当然」と支持し、明日人の説得にも「男のおせっかいは嫌われるわよ?」と受け入れようともしなかったが、ペトロニオが説得を受け入れた時は「他の男とは違うわね。」と少なからず明日人のことを認めた。
MF/背番号5
スタメンの中では2番目に小柄な体型、前髪にピンクのメッシュが入った灰色の天然パーマ、紫のアイガードが特徴。
終始掛け声のみ。
MF/背番号6
寝癖の様な暗い緑色の刈り上げヘアー、ジト目が特徴。
試合前半でサポーターの限界を迎え倒れた最初の犠牲者で、医務室に運び込まれた後もベッドの上で痛みに苦しんでいた。
決勝戦の観戦シーンでは映っていなかった(もしくは見切れていた?)が、おそらくガブリエラ同様無事だったと思われる。
MF/背番号7
スタメンの中では1番小柄な体型、褐色肌で黄緑色のスパイキーヘアー、
八重歯が特徴。
マッテオにパスを求めるもスルーされ必殺シュートを決めたことでちょっかいを出しており、性格はノリが軽いやんちゃ坊主といったところか。
チョウキンウンズの参加にはすかさず挙手した。
MF/背番号8
長身体型、褐色肌でマルーン色のウェーブヘアーが特徴。
ニコロが突然倒れたときは動揺するも、明日人の説得に「人のことを心配している場合か?」と突っぱねようとしていた。ペトロニオのサポーターを外してもいいという命令を嘘だと見抜き「愚かな行為だ」と忠告したが、自身もサポーターを外した辺り本当は正々堂々としたサッカーを望んでいたと思われる。
記事冒頭の言葉はハーフタイム中に発したセリフであるが、「守護者」じゃなく「騎士」って言っているのはツッコまないでくれ。
FW/背番号9
長身体型、側面を刈り上げ、右前髪を長く伸ばし、逆立てた金髪が特徴。
終始掛け声のみであったが、試合後はペトロニオに肩を貸し日本代表の選手たちの元に連れて行った。
「ボーッとしてんじゃねえぞ 日本!」
FW/背番号10
チームのストライカー的存在。赤のツーブロックで縦に逆立てた黒髪というツートンヘアーが特徴。
試合前半から超高速で走り回り日本代表を翻弄、連係のみならず単独のシュート技も決めて見せる。サポーターから来る激痛でしゃがみ込み応急処置を受けるが、全員がサポーターを外した後は異常が見られなかったこともあり直ぐに復帰した。
必殺技
シュート技。フィールドからチャリオットのオーラを召喚、チャリオットに乗って相手選手を突き放し弾丸シュートを決める。
サポーターの効果もあってかのりかのマジン・ザ・ウェイブを破ってみせたが、試合後半は
円堂のダイヤモンドパンチに弾かれた。
- ラケリト・スプト CV:れいみ(アニメ45話)→渡辺優里奈(46話)
GK/背番号12
控え選手。名前や見た目から分かる通り
トリケラトプスをモチーフとしており、フリルと角の形状を模したブロンドヘアー。眉毛と瞳孔が稲妻型、赤と緑のバンダナを巻いている。
イタリア要素が全く無い・・・というのも
『第2回「イナズマイレブン オリオンの刻印」キャラクターコンテスト』で最優秀賞に選ばれた公募キャラクターの1人だからである。
試合後半で負傷退場したガブリエラと交代。豪炎寺の
ファイアトルネードを
必殺技で止める際にサポーターからの負荷で一度はダウンしてしまうも、応急処置を受けて直ぐに復帰。
明日人、灰崎、野坂の不完全ラストリゾートは力をセーブして余裕でキャッチしたが、小僧丸のラストリゾートで完全に立ち上がれなくなったため、メンバーの中で唯一ラストリゾートΣに巻き込まれていない。
必殺技
キャッチ技。両手から出た球状のエネルギーを地面に突き刺し、よつん這いとなってトリケラトプスのオーラを召喚、頭でボールを止める。
ラケリトの作者の原案イラストに必殺技の説明書きがあったため、それを元にしたと思われる。
豪炎寺のファイアトルネードを止めたが、小僧丸のラストリゾートには破れてしまった。
MF/背番号13
女子メンバーで控え選手。インナーカラーが薄紫色となっている水色のロングヘアー、鮮やかな紅い瞳で木造アーチ橋のデザインの
カチューシャをかけている美少女。
ラケリトと同じく
『第2回「イナズマイレブン オリオンの刻印」キャラクターコンテスト』で最優秀賞に選ばれた公募キャラクターの1人。応募時の名前は「
掛橋継」。
名前からして日本人(あるいは日系イタリア人?)と思われるが、詳細は不明。ただし名前表記の順序は姓・名の日本式のまま。
試合前半で負傷退場したニコロと交代。サポーターを外した後は生き生きとしたドリブルを見せるも、後半は一星のブルー・スターダストに突破されるわ、終盤はラストリゾート、ラストリゾートΣに吹っ飛ばされたりと正直良いところがない……。
中の人は神門杏奈、坂野上昇と兼役であるのだが、尺の都合かセリフらしいセリフも全く無い始末である。
DF/背番号14
控え選手。小柄な体型でマッシュルームカットの茶髪、小動物の様な顔つきが特徴。
ジャスティノによってサポーターの出力が最大だと知らされ、チームメイトの危機に慌てふためいた。
ポジションは
アニメイト福岡天神ビブレで開催された「イナズマイレブン アニメイトオンリーショップ」でのポスター、背番号はBOX4巻のリーフレットより判明。
MF/背番号15
女子メンバーで控え選手。
褐色肌、前髪を左上に流し、後ろを三つ編みにしたマルーン色の髪、灰崎に似た三重丸の瞳が特徴。
終始セリフ無し。
名前とポジションは「イナズマイレブン アニメイトオンリーショップ」のポスター、背番号はBOX4巻のリーフレットより判明。
「サポーターを遠隔操作しているのか? ・・・出力最大だと!?」
DF/背番号16
控え選手。
いつものことだが中学生とは思えない大柄で逆三角形マッチョ、褐色肌で右に流した黒髪と先が折れ尖った長いもみあげが特徴。
ウホッ!と言わんばかりのいい男である。
卑怯な手段を用いてきたオリオンの使徒とは思えないほどの実直な人物で、ウラジミールからタブレットを奪いサポーターの出力が最大状態だったと知った際に義憤を感じ、何度も使用中止を訴えた。
ポジションは「イナズマイレブン アニメイトオンリーショップ」でのポスターより判明。
なぜかポスターやBOX4巻のリーフレットでは名前が「
シャスティノ」になっている。
監督
「失点は好ましいことではない。だがお前たちがこんなに熱意のこもったサッカーを見せてくれるとはな。」
ガーディアンズオブクイーン監督。頭頂部が禿げ、後ろが縮れたオリーブ色の髪と口髭が特徴の太ったオッサン。
前半中に選手全員がサポーターを外したことに唖然としていたが、咎めること無く選手たちが真っ当にサッカーと向き合う様子を讃えた。
だがイリーナが現れたときには恐怖で震え上がってしまい、強化サポーター付きの平手打ちで吹っ飛ばされ、懲戒解雇されてしまった。
「新たな指示を出す。もう勝手なマネは許さんぞ。」
懲戒解雇されたキンベンに変わってイリーナが用意した後任の監督。
オリオン財団のエージェントで、アメリカ戦前に明日人の父「稲森真人」と騙り、明日人と接触してオリオン財団に引き込もうとしていた。それでもオリオンのやり方を受け入れようとしない明日人にしびれを切らし、本性を現し明日人を拉致する。明日人との再会後は親子として接する必要も無くなったのか声をかけようとすらしなかった。
試合後半ではサポーターの件でジャスティノら控え選手から何度も糾弾されるが、「イリーナ様のために日本を徹底的に叩き潰すのが目的だ」と一蹴。選手のことなぞしらんと言ったばかりの非道ぶりを見せた。
終盤はラストリゾートΣで選手全員がダウンしたため、苦い顔をしつつ棄権を宣言した。
物語終盤ではシャドウ・オブ・オリオンのコーチに就任し、イリーナや選手を賛美していたが、監督の影山総帥の言葉は終始理解できていなかった。
他、名前不明のアシスタントコーチが一瞬登場していた。
関係者
ガーディアンズオブクイーンのオーナー。
オリオン財団の創設者ヴァレンティン・ギリカナンの元妻にしてベルナルド理事長とロシア代表キャプテン・フロイの母。
「オリオンの刻印」の一連の黒幕。
意識高い系…というか自分が気に入らないと思ったものは徹底的に排除するヒステリックな性格で、ベルナルドに対しても幼少から教育という名の
容赦ない虐待を行い束縛させた。フロイに関しては放任状態。
趙金雲は本編の10年前に彼女の悪事を暴こうとしたことで、逆に「サッカーに対する侮辱行為」と烙印を押され、サッカー界から追放されてしまった。
彼女もサポーターを一時的に利用しており、サポーターの使用中止を訴えた新条琢磨、両チームの正々堂々したプレーに魅入ったベルナルド、選手を咎めなかったキンベン監督を
蝶野ビンタの威力を倍にさせたような平手打ちで吹っ飛ばした。
最終的に棄権という形でイタリア代表は敗れてしまったが悔しがる素振りは見せず、むしろ日本代表を憐れみ、
「決勝戦で日本が勝利する事は決してないのだから…」と自信満々な様子で次なる秘策を講じていた…。
【余談】
サポーターによるドーピングやグリッドオメガこそあれど、今までオリオンの使徒が行ってきた反則行為(鏡での目眩ましやナイフ攻撃、ワイヤーを使っての足止めなど)や相手に直接攻撃するラフプレーは一切行っていない。卑劣な手段に頼らずとも自分たちの実力に自信があったと思われる。
同じく全員がオリオンの使徒で編成されているネイビー・インベーダーやベルナルド直属のブラジル代表「
オーレ・デ・サンバ」は過去が掘り下げられているにも関わらず、
尺や終盤が打ち切り気味のムードであったのかイタリア代表の過去は一切描写されなかった。
オリオンの使徒自体、元々は恵まれない子供たちなので彼らもそれに該当すると思われる。
それでもペトロニオやジャスティノの様に良心があるメンバーもいるため、なぜ悪逆非道な行為を行うイリーナに、(自分たちの身がどうなろうと)無理をしてまで従っているのかが分からないという疑問が残った。
彼らも汚い大人たちに利用されていた点から、なんともやるせない気分を感じさせる。
もうひとつ不憫な点を挙げるなら、キャラクターコンテストで採用されたラケリトとカケハシであろう。
今までのシリーズの公募キャラクターの待遇と比較して言うなれば、
恩を仇で返す仕打ちに等しい。
採用から半年の間までいつアニメに登場するか明かされておらず、イタリア代表のメンバーとして登場すると明らかとなったのはTwitterの
日野晃博社長の
アニメ45話の宣伝ツイートのみで、放送ギリギリまで伏せられていた。
控え選手という立場とはいえ、アレスの天秤で採用された利根川東泉中の六豹条と狸ヶ原ぽん子と比べても明らかに活躍やセリフが少なく、未だ公式イラストの全身図公開やイレブンライセンスといった玩具・グッズ化もされていない。
また2020年1月に配信されたソーシャルアプリ「イナズマイレブンSD」も11月末の
サービス終了までに収録されることも無かった。
結果として、現在
ゲーム作品に登場していない応募キャラクターという不遇な扱いをされてしまっている。
某掲示板でもそのあんまりな扱いにキャラクター(と作者)に同情する書き込みも出ている。
作者2人はレベルファイブに抗議してもいいと思う。マジで
散々な扱いのイタリア代表であるが、それでもフランス代表よりはまだマシな方とも言える。
何しろイリーナの策略で日本代表との試合前に食中毒を起こされて入院し、病院で2人の選手が明日人たちと会話したぐらいで試合描写も無いまま出番を終えてしまったのだから。
ゲームでイタリア代表の設定や背景が掘り下げられることを期待されていたが、オリオンの刻印放送終了後に「イナズマイレブン 英雄たちのグレートロード(現・英雄たちのヴィクトリーロード)」としてストーリーそのものを完全オリジナルに変えることを発表。
(開発の進捗によるが)現状ゲームに出るかどうかも分からず、チームの全貌が明かされることがない状況だったが、
2023年9月の東京ゲームショウにてコラボキャラを除いて、今までのシリーズに登場したチームがほぼ全員登場するとの事でガーディアンズオブクイーンも登場が確定した。ただし公募キャラクターに対しては不明のまま。
「俺たちはエディターズオブアニヲタ。追記・修正して当然のことだ。」
- 日本国内の大会で数回使っただけで世界大会編では影も形も無かったグリッドオメガを完コピしてたのは無茶だろうと今でも思う そもそも使用を躊躇うくらい危険なタクティクスなのに日本代表が習得してたのもツッコミどころだけど -- 名無しさん (2021-11-21 22:51:13)
- ※2の毒リンゴのリンク元消えているのですが -- 名無しさん (2021-11-22 01:41:27)
最終更新:2025年04月20日 11:42