ヌーベルズ(遊戯王OCG)

登録日:2023/03/25 Sat 08:13:31
更新日:2023/04/22 Sat 17:27:29
所要時間:約 14 分で読めます







心奪われる上質で悪魔的な情熱のレシピ――



ヌーベルズとは、「遊戯王OCG」に登場するカテゴリである。


【概要】

デッキビルドパック「ワイルド・サバイバーズ」にて初登場したカード群。
属するモンスターは現時点で全て儀式モンスターで、闇属性・守備力1850で統一されている。
種族は戦士族と獣戦士族に分けられており、「レシピ」と名のつくカードで儀式召喚できる。

また、儀式モンスターは自身の効果で他のヌーベルズ儀式モンスターを特殊召喚でき、これで高レベルの儀式モンスターに繋げていく戦術が基本。


モチーフは料理で、レベルの低い方から高い方へ次々に儀式召喚していく様はコース料理を出すイメージだと思われる。
また、各モンスターの名前は料理と「ソロモン72柱の悪魔」を合わせたものとなっている。
モンスター達は料理の湯気から実体化するように出現しており、衣装には自分のレベルと同じ数の星型のワッペンが付けられている。

そして、料理繋がりが、散々ネタにされ続けてきたまさかの最初期の儀式モンスター「ハングリーバーガー」を名指しで指定するカードが含まれている


【一覧】

儀式モンスター

  • ブエリヤベース・ド・ヌーベルズ
儀式・効果モンスター
星1/闇属性/獣戦士族/攻 400/守1850
「レシピ」カードにより降臨。
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが特殊召喚に成功した場合に発動できる。
自分のデッキの上からカードを5枚めくる。
その中から「ヌーベルズ」カード1枚を選んで手札に加える事ができる。
残りはデッキに戻す。
(2):フィールドのこのカードが攻撃・効果の対象になった時に発動できる。
このカードと自分・相手フィールドの攻撃表示モンスター1体をリリースし、
手札・デッキからレベル2・3の「ヌーベルズ」儀式モンスター1体を特殊召喚する。

魚介類の入ったスープから呼び出されたモンスター。
「ヌーベルズ」の起点となるカードで、2種の効果で後続のカードを引っ張り出す。
(1)の疑似サーチ効果は運任せだが、5枚もめくれるため、運が悪くなければ引き当てられる。
(2)の効果は相手モンスターを巻き込んで後続を特殊召喚できるが相手が任せになるので自分の効果の対象にすることになるだろう。

このカード自体は他のヌーベルズの効果では特殊召喚できないので、レシピカードで正規の儀式召喚を狙うことになる。

名前の由来はフランスの煮込み料理「ブイヤベース」とソロモン72柱の悪魔「ブエル」。
ブエルは5本腕で表現される事が多く、このモンスターも5本腕となっている。5枚のデッキトップめくりもこの要素に因んだものだろうか。

  • コンフィラス・ド・ヌーベルズ
儀式・効果モンスター
星2/闇属性/戦士族/攻 800/守1850
「レシピ」カードにより降臨。
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが特殊召喚に成功した場合、フィールドの魔法・罠カード1枚を対象として発動できる。
そのカードを破壊する。
(2):フィールドのこのカードが攻撃・効果の対象になった時に発動できる。
このカードと自分・相手フィールドの攻撃表示モンスター1体をリリースし、
手札・デッキからレベル3・4の「ヌーベルズ」儀式モンスター1体を特殊召喚する。

骨付き肉から飛び出したモンスター。
特殊召喚成功時に魔法・罠カードを破壊する効果と、レベル3・4のヌーベルズ儀式モンスターを特殊召喚する効果を持つ。

(1)はあって困ることはないバック剥がし効果。
(2)は《ブエリヤベース・ド・ヌーベルズ》と同じトリガーで発動できる後続呼び出し効果となる。

名前の由来はフランス由来の保存料理「コンフィ」と72柱の1柱で倫理学に秀でる悪魔「フォラス」から。

  • ポワレティス・ド・ヌーベルズ
儀式・効果モンスター
星3/闇属性/獣戦士族/攻1200/守1850
「レシピ」カードにより降臨。
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが特殊召喚に成功した場合に発動できる。
自分はデッキから1枚ドローする。
(2):フィールドのモンスターが攻撃・効果の対象になった時に発動できる。
自分フィールドの「ヌーベルズ」モンスター1体と自分・相手フィールドの攻撃表示モンスター1体をリリースし、
手札・デッキからレベル4・5の「ヌーベルズ」儀式モンスター1体を特殊召喚する。

剣を持った白い悪魔。
特殊召喚成功時にカードをドローする効果と、フィールドのモンスターが攻撃・効果の対象になった時にレベル4・5のヌーベルズ儀式モンスターを特殊召喚する効果を持つ。

(1)は普通に便利なドロー効果。
(2)は今までのヌーベルズとほぼ同じの後続特殊召喚効果だが、こちらはフィールドのどのモンスターが対象になっても発動できる。

名前の由来はフランス料理の手法の1つ「ポワレ」とソロモン72柱の1人「ボティス」から。
ボティスは角が生え剣を持つ姿で描かれる事が多く、このモンスターもそうなっている。

  • フォアグラシャ・ド・ヌーベルズ
儀式・効果モンスター
星4/闇属性/戦士族/攻1600/守1850
「レシピ」カードにより降臨。
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが特殊召喚に成功した場合、
自分・相手の墓地のカードを合計3枚まで対象として発動できる。
そのカードを持ち主のデッキに戻す。
(2):フィールドのモンスターが攻撃・効果の対象になった時に発動できる。
自分フィールドの「ヌーベルズ」モンスター1体と自分・相手フィールドの攻撃表示モンスター1体をリリースし、
手札・デッキからレベル5・6の「ヌーベルズ」儀式モンスター1体を特殊召喚する。

鳥の翼を持つ悪魔。
特殊召喚成功時に墓地のカードをデッキに戻す効果と、レベル5・6のヌーベルズ儀式モンスターを特殊召喚する効果を持つ。

(1)の効果は相手の墓地利用を阻害できるだけでなく、こちらの墓地のモンスターも再利用することもできる。
(2)の特殊召喚効果はポワレティスと同じ。

名前の由来は世界三大珍味の1つ「フォアグラ」とソロモン72柱の1つ「グラシャラボラス」から。魔鍵の融合モンスターであるアンシャラボラスとは元ネタを同じくする。
グリフォンのような翼を持つとされ、このモンスターも鳥の羽らしきものが生えている。

  • バラムニエル・ド・ヌーベルズ
儀式・効果モンスター
星5/闇属性/獣戦士族/攻2000/守1850
「レシピ」カードにより降臨。
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが特殊召喚に成功した場合に発動できる。
「ヌーベルズ」カードまたは「レシピ」カード1枚をデッキから手札に加える。
(2):相手フィールドの攻撃表示モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターをリリースし、手札・デッキからレベル6の「ヌーベルズ」儀式モンスター1体を特殊召喚する。
このカードが「ヌーベルズ」モンスターの効果で特殊召喚されている場合、この効果は相手ターンでも発動できる。

鳥と熊らしきモンスターを従えた悪魔。
特殊召喚成功時にヌーベルズかレシピカードをサーチする効果と、相手の攻撃表示モンスターをリリースしてレベル6のヌーベルズ儀式モンスターを特殊召喚する効果を持つ。

(1)のサーチ効果は言うまでもなく便利で、状況に合わせたカードを引っ張ってくることができ、現状唯一の(2)の召喚先である《バグリエル・ド・ヌーベルズ》を持ってこれる。
(2)の特殊召喚効果は現状呼べるのがバグリエルのみだが、相手モンスターを除去しつつ呼ぶことができ、更にあちらの効果で除去することができる。

名前の由来は魚の焼き料理「ムニエル」とソロモン72柱の1人「バラム」から。
バラムはこのカードのイラスト通りに鳥と熊を従えているとされている。

  • バグリエル・ド・ヌーベルズ
儀式・効果モンスター
星6/闇属性/戦士族/攻2400/守1850
「レシピ」カードにより降臨。
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが特殊召喚に成功した場合に発動できる。
相手フィールドの全ての表側表示のカードの効果をターン終了時まで無効にする。
「ヌーベルズ」モンスターの効果で特殊召喚した場合、さらに相手フィールドのモンスターを可能な限りリリースする。
(2):自分・相手ターンに、相手フィールドの攻撃表示モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターをリリースし、手札・デッキから「ハングリーバーガー」1体を特殊召喚する。

眼が4つある巨大な悪魔。
特殊召喚成功時に相手のカードを無効にする効果と、ヌーベルズモンスターの効果で特殊召喚された時に相手のモンスターをリリースする効果、相手モンスターをリリースしてハングリーバーガーを特殊召喚する効果を持つ。

(1)は表側表示であれば全てのカードを無効化でき、妨害としては十分。
更にヌーベルズモンスターから特殊召喚されていれば相手モンスターを耐性関係なく全体除去できる。
どちらの効果も相手を瓦解させる事に秀でる為、《バラムニエル・ド・ヌーベルズ》経由で相手ターンにフリチェ妨害の様に撃つ事も可能。

(2)の効果はハングリーバーガーさえ手札かデッキにいれば自分・相手ターン問わずモンスターを除去できるという強力な効果。

名前の由来は網焼きを意味する「グリル」とソロモン72柱の1人「バアル」から。王冠を被った王の姿をしているとされ、このモンスターの頭のコック帽にも王冠のような意匠が見られる。
バアルはソロモン72柱において序列が最も上の悪魔かつ、ウガリット神話の最高神を由来とする。
また、バアルは歴史の流れで悪魔に貶められた結果、蝿の魔王ベルゼバブになった為、悪魔としても神としても位の高い存在とされている。


レシピカード

  • Recettede Poisson(ルセット・ド・ポワゾン)~魚料理のレシピ~
儀式魔法
「ヌーベルズ」儀式モンスターの降臨に必要。
(1):レベルの合計が儀式召喚するモンスターのレベル以上になるように、自分の手札・フィールドのモンスターをリリースし、
手札から「ヌーベルズ」儀式モンスター1体を儀式召喚する。
この効果で「ブエリヤベース・ド・ヌーベルズ」を儀式召喚した場合、さらに以下の効果を適用できる。
●自分のデッキ・墓地から「Recette de Poisson~魚料理のレシピ~」以外の「レシピ」儀式魔法カード1枚を手札に加える。

腰から悪魔の羽が生えた金髪のシェフが料理を作っている所。「Poisson」はフランス語で「魚料理」を意味する。
《ブエリヤベース・ド・ヌーベルズ》を儀式召喚した時に自身以外のレシピカードをサーチ・サルベージする効果を持つ。

同名以外の「レシピ」をサーチ出来る特性上、ヌーベルズの初動として用いられることの多い重要な一枚。
このカードから《ブエリヤベース・ド・ヌーベルズ》を立てて如何に展開していくかが鍵となる。

  • Recette de Viande(ルセット・ド・ヴィアンド)~肉料理のレシピ~
儀式魔法
「ヌーベルズ」儀式モンスターの降臨に必要。
(1):レベルの合計が儀式召喚するモンスターのレベル以上になるように、自分の手札・フィールドのモンスターをリリースし、
手札から「ヌーベルズ」儀式モンスター1体を儀式召喚する。
この効果で「コンフィラス・ド・ヌーベルズ」を儀式召喚した場合、さらに以下の効果を適用できる。
●相手フィールドの守備表示モンスターを全て表側攻撃表示にする。

肩から悪魔の羽が生えた赤髪のシェフが料理を作っている所。「Viande」はフランス語で「肉」、そこから転じて「肉料理」を意味する。
《コンフィラス・ド・ヌーベルズ》を儀式召喚した時に相手の守備表示モンスターを表側攻撃表示にする効果を持つ。

ヌーベルズモンスターは相手の攻撃表示モンスターを参照する効果が多いため、その補助になる。

  • Recette de Personnel(ルセット・ド・ペルソネル)~賄いのレシピ~
永続罠
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分フィールドの儀式モンスター1体を対象として発動できる。
自分フィールドに「ヌーベルズトークン」(悪魔族・闇・星1・攻/守50)1体を特殊召喚する。
このトークンのレベルは、対象のモンスターと同じになる。
(2):魔法&罠ゾーンの表側表示のこのカードを墓地へ送って発動できる。
レベルの合計が儀式召喚するモンスターと同じになるように、自分の手札・フィールドのモンスターをリリースし、
手札から「ヌーベルズ」儀式モンスター1体を儀式召喚する。

賄いと思われるグラタン。湯気の裏には《ブエリヤベース・ド・ヌーベルズ》のシルエットが。
自分の儀式モンスターと同レベルのトークンを生み出す効果と、墓地に送って儀式召喚する効果を持つ。

トークンは素材として使える他、自分のヌーベルズモンスターを対象にすることで特殊召喚効果を発動させることができる。
(2)の効果で儀式召喚することもできるが、レベルを合わせる必要があるのには注意。

賄い料理はその日の余った料理等で作ることが多いため、それをイメージした効果だと思われる。
グラタンはブイヤベース等のスープを利用して作る事がメインなので、《ブエリヤベース・ド・ヌーベルズ》の姿が見られるのはおそらくそこから。

  • Recette de Specialite(ルセット・ド・スペシャリテ)料理長(シェフ)自慢のレシピ~
カウンター罠
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分フィールドに「ヌーベルズ」儀式モンスターが存在し、モンスターの効果・魔法・罠カードが発動した時に発動できる。
その発動を無効にする。
「ヌーベルズ」モンスターの効果で特殊召喚されたモンスターが自分フィールドに存在する場合、さらにその無効にしたカードを破壊できる。
(2):自分が「ハングリーバーガー」の特殊召喚に成功した場合、墓地のこのカードを除外して発動できる。
相手フィールドのモンスターを可能な限りリリースする。

料理長自慢の一品であるハンバーガー。
ヌーベルズ儀式モンスターがいる場合に効果を無効・破壊し、ハングリーバーガーの特殊召喚に成功した時に墓地から除外することで相手モンスターをリリースする効果を持つカウンター罠。

無効範囲は広く、ヌーベルズモンスターを守れる。
更にハングリーバーガーを特殊召喚すれば全体除去を行うことができる。

何気にイラストのシェフのポーズがハングリーバーガーの専用儀式魔法《ハンバーガーのレシピ》と同じ。小指もしっかり立っている。
ヌーベルズの由来と思われる「ヌーベル・キュイジーヌ」は常識に囚われない形式のフルコースなので、ファストフードの代表格とも言えるハンバーガーをスペシャルメニューとして出すのも理解できる……かもしれない?


その他の魔法・罠カード

  • Nouvellez(ヌーベルズ)Auberge(オーベルジュ)A Table(ア・ターブル)
フィールド魔法
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1):このカードの発動時の効果処理として、
自分のデッキ・墓地から「レシピ」カード1枚を選んで手札に加える事ができる。
(2):1ターンに1度、手札から儀式モンスター1体をデッキの一番下に戻して発動できる。
自分はデッキから1枚ドローする。
(3):自分エンドフェイズに、「レシピ」カードを含む自分の墓地のカード2枚を対象として発動できる。
そのカードを好きな順番でデッキの下に戻す。
その後、自分はデッキから1枚ドローする。

ヌーベルズの経営するレストラン。
発動時にレシピカードをサーチ・サルベージする効果と、手札の儀式モンスターをデッキボトムの戻すことでドローできる効果、墓地のレシピを含むカードをデッキボトムに戻してドロー効果を持つ。

発動時のサーチ・サルベージ効果は言うまでもなく便利で、必要に応じてカードを手札に持ってこれる。
(2)のドロー効果はヌーベルズ儀式モンスターやハングリーバーガーはデッキから特殊召喚できるのでコストに無駄がない。
(3)もレシピカード等を回収しつつドローできる。

  • Voici la Carte(ボワシ・ラ・カルト)~メニューはこちら~
通常魔法
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1):デッキからカード名が異なる「ヌーベルズ」モンスター2体を相手に見せ、相手はその中から1体を選ぶ。
そのモンスター1体を自分の手札に加え、残りをデッキに戻す。
その後、この効果で手札に加えたモンスターの種族によって以下のカード1枚を自分のデッキ・墓地から選んで手札に加える事ができる。
●獣戦士族:「Recette de Poisson~魚料理のレシピ~」
●戦士族:「Recette de Viande~肉料理のレシピ~」

ヌーベルズの店のメニュー。金髪のシェフがメニュー一覧を客に見せている。
デッキからヌーベルズモンスターを2種類見せて相手が選んだ方を手札に加え、加えた種族によってレシピカードをサーチ・サルベージする効果を持つ。

手札に加えるカードは相手が選ぶものの、種族が同じ2種類を選べばレシピカードは狙ったものが加えられる。

相手を客に見立てて選んだ料理を作るイメージだろうか。


関連カード

儀式モンスター
星6/闇属性/戦士族/攻2000/守1850
「ハンバーガーのレシピ」により降臨。

ご存知ハンバーガーな戦士族儀式モンスター。
《バグリエル・ド・ヌーベルズ》や《Recette de Specialite~料理長自慢のレシピ》にて名指しで指名されており、強力な除去効果が発動できる。レベル6の為、全ヌーベルズのリリース要員になれるのもポイント。
勿論同パックにて専用儀式魔法共々再録されている。
ヌーベルズが(獣)戦士族・闇属性・守備力1850で統一されているのはこのカードの存在からだろう。

  • ハンバーガーのレシピ
儀式魔法
「ハングリーバーガー」の降臨に必要。
(1):自分の手札・フィールドから、レベルの合計が6以上になるようにモンスターをリリースし、手札から「ハングリーバーガー」を儀式召喚する。

ご存知《ハングリーバーガー》を召喚するための儀式魔法。
「レシピ」カテゴリに属するため各種サポートを受けることが出来る。
とは言え、ハングリーバーガーは《バグリエル・ド・ヌーベルズ》で出せるので残念ながらヌーベルズでは利用価値が無い。
…と思いきや、後述の《儀式の下準備》で《ハングリーバーガー》をサーチしてヌーベルズのリリースに充てたり、《ハングリーバーガー》を直接儀式召喚する事で《バグリエル・ド・ヌーベルズ》の効果の穴を抜けて料理長自慢のレシピの全体除去を発動したりと意外な活躍ができる。


【相性のいいカード】

  • 儀式の下準備
儀式魔法とそこに記された儀式モンスターをサーチ・サルベージする魔法カード。
《Recette de Viande~肉料理のレシピ》&《コンフィラス・ド・ヌーベルズ》と《Recettede Poisson~魚料理のレシピ》&《ブエリヤベース・ド・ヌーベルズ》を持ってこれる。
《ハンバーガーのレシピ》を採用していれば《ハングリーバーガー》もサーチ可能。
「嬉々としてご飯をドカ食いする《儀式の供物》」というイラストもこのテーマに妙に合う。

  • 儀式の準備
儀式モンスターをサーチして儀式魔法をサルベージできる魔法カード。
こちらも安定して手札を揃えられる。

  • マンジュ・ゴッド
ご存知儀式サポートモンスター。
召喚権は基本余るので無理なく採用でき、リリース要員にもなる。

天使族サポート兼儀式サポートの二体。神巫でEXの虹光を落とす事により儀式モンスターか儀式魔法をサーチ可能。
マンジュと同じく余りがちな召喚権の使い道になる他、神巫+虹光のコンボ使用後は神巫はレベル6のチューナーとなるのがポイント。
ハンバーガー込みでレベルが1~6のヌーベルズを使い分ければ、セカンドプランとして様々なシンクロモンスターを立てる事が可能となる。
単にレベル6になるという点もヌーベルズやハンバーガーの儀式素材として優秀。

リリースされたら光属性・天使族をサーチする儀式モンスター。
レベル6なので儀式の準備に対応している上にヌーベルズとハンバーガーの儀式素材として適しており、サーチにターン1制限もなく同名サーチも可能なので安定してリリース元を供給出来る。
また、上記のマンジュ・ゴッドや宣告者の神巫もサーチに対応しているため状況に応じてサーチ先を使い分けられるのも魅力的。

煉獄の使者変身ヒロインと仲がいい我らが魔王様。ヌーベルズに堂々来店。
闇属性かつリリース効果を多用するヌーベルズはディアボロスの特殊召喚条件を満たしやすく、テーマ内の打点が低めなヌーベルズの戦闘面を補うモンスターとして最適。
対象+リリース耐性と闇属性リリースと引き換えに行えるハンデスも強力で、「リリース耐性」はヌーベルズ同士のミラーや壊獣にも強い。

儀式サポートに特化したテーマ。属するほぼ全てのモンスターが儀式モンスターか儀式魔法のサーチ・サルベージと、召喚権を使わない展開を行える。
出張セットとしてもよく使われる《魔神儀-キャンドール》と《魔神儀-タリスマンドラ》が特に扱いやすく、この2枚が「ワイルド・サバイバーズ」でも再録されているのでコンマイも相性の良さを把握している模様。
制約として魔神儀モンスターが場にいる時はEXからの特殊召喚が封じられるが、ヌーベルズはあまりEXデッキの依存度が高くないのでデメリットとしては軽い方。

相手にステータスの高い大型を渡すというデメリットの代わりに、能動的に相手モンスターの除去が行える大型モンスター主体テーマ。
ヌーベルズは効果発動時の条件として「相手の場の攻撃表示のモンスター」を要求するものが多く、その対策として守備で展開してくる事も有り得る。
そこで相手の守備モンスターを壊獣で強制的に退場させ、相手の場に攻撃表示のモンスターを無理矢理作り出せば、対策をひっくり返して効果発動が可能という事である。

  • 強欲で金満な壺
EXデッキにあまり依存しないヌーベルズにとって、強欲で金満な壺は優秀なドローソースの一つ。
儀式テーマという意味でも手札はいくらあっても困らない。
ただし、神巫+虹光のコンボを使う場合は要注意。運が悪いと初手からEXの虹光が全て消し飛んでしまう。

  • 最終突撃命令/バトルマニア
相手モンスターを強制的に攻撃表示とする罠カード達。
ヌーベルズは相手に守備で出されるとリリースによる展開が出来なくなるので、こういったカードでひっくり返したい場面も必然的に多くなる。
最終突撃命令は永続なので一度撃てば無効化か除去されるまで相手は強制攻撃表示、バトルマニアの場合は1ターン限定だがこちらは攻撃まで強制させるので下級ヌーベルズの効果トリガーになる。

  • 大儺主水
儀式サポートのリンクモンスター。儀式モンスターを含むモンスター2体から出せる。
自身の特殊召喚時に墓地の儀式モンスターを手札に戻しつつ、場の任意のカードも持ち主の手札に戻せる。
ヌーベルズは効果の特性上儀式モンスターの蘇生条件を満たさない事が多く、故に墓地に貯まると塩漬けになりがち。
その為、こういった回収手段はあって困る物ではなく、敵の除去やカード効果再利用の為のセルフバウンスも可能。
バグリエルで出したハンバーガー等を素材にして出しつつ、《Nouvellez Auberge 『A Table』》でエンド時にデッキに戻してバグリエルの効果の残弾を増やす等、小気味よく使える一枚。
バウンス効果の発動には場と墓地に最低一枚ずつ(加えて墓地は儀式モンスター)カードが必要な点には注意。

  • 限定解除
ライフ1000と引き換えに儀式モンスターを1ターンだけ直接特殊召喚するカード。早い話が旧神の爺さん墓地肥やし人魚姫の大好物なカップ麺の儀式版。
例のカップ麺と違うのは「正規召喚してない扱いになる」という所で、墓地からの再利用が難しいというデメリットを抱えているが、ヌーベルズはそもそも限定解除と同じく効果で無理矢理特殊召喚してるので、そのデメリットは承知の上。
ヌーベルズは特殊召喚するだけで色々サーチできるバラムニエル、まとめて無効化できる+相手1体を素材にハンバーガーを作れるバグリエル、トップめくりのできるブエリヤベース等、出すだけで得をするカードも多いので、割り切って使う分にはほぼ困ることがない。
上級ヌーベルズはメインフェイズにリリース効果を使えるので、破壊される前にリリースして次のモンスターに繋げてしまおう。

【余談】

名前の由来は料理スタイルの一種「ヌーベルキュイジーヌ」から。
独創的な料理スタイルを意味しているフルコースの最後にハンバーガーは確かに独創的ではある



追記・修正はハンバーガーを食べてからお願いします。

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最終更新:2023年04月22日 17:27