登録日:2024/10/01 Tue 13:23:52
更新日:2025/01/15 Wed 19:09:29
所要時間:約 10 分で読めます
演:工藤美桜(6話〜11話にかけては妹眼魂として)/堰沢結衣(幼少期)
概要
天空寺タケル・月村アカリとは幼馴染でかつ、福嶋フミことフミ婆も幼少期から彼女(及びマコト)のことを知っていた。
物語が始まる10年前に仙人
(イーディス)・天空寺龍・当時はゴーストハンターだった西園寺
主税・物理学の権威と言われていた五十嵐健次郎博士(演:モロ師岡)がモノリスを開いてガンマイザーを倒す計画を立てていた際に西園寺が裏切ったことでマコトと共に眼魔世界に飛ばされ、その後は経緯は不明ながら眼魂(妹眼魂とOPでは記載)に魂を封じ込められており、これがマコトを眼魂集めのためには手段を選ばない冷酷な性格へと変え、眼魂となっている彼女を復活させるのがマコトの目的であり、このことについて触れてきた西園寺に対しては
「貴様…今度妹のことを口にしたら…この世から消す…!」と怒りを露わにするほど。
また、
アランやアリアは眼魔世界にいた頃から知っており、マコトやタケルとアランが対立することを良しとしていなかった。
復活を果たしてからはマコトと共々大天空寺に居候していてタケルに協力するようになったほか、画材眼魔ことキュビちゃんがスランプに陥っていた音符眼魔と意気投合して諸国を旅することになるまでは共に行動することも多く見られた。
劇中での活躍
妹眼魂としては6話から登場。
アイコンを奪うために戦いを望まないタケルを度々襲うなど冷酷な性格となったマコトのことを気にかけており、9話でタケルやアカリにその存在を認知される。
一緒に眼魂を集めてカノンを復活させようと提案するタケルの言葉にも耳を貸すことはなくあろうことか変身を解除した生身のタケル(アカリが庇おうとした)にもオメガドライブを放とうとした際にはマコトを止めさせようとしてかつ、自分のことはいい、と言っていた。
青龍刀眼魔に妹眼魔を奪われた際にマコトは所有していた眼魂と引き換えでなんとか取り返すことに成功、紆余曲折の末に15個の眼魂は西園寺の手に揃うも西園寺はベルトを所持していなかったため消滅し、願いを叶える権利はタケルに移り、タケルは自身の蘇生ではなくカノンの復活を願ったことにより復活を果たす。
また、願いを叶えられなかったことにマコトは絶望していたが、カノンの復活にマコトは涙しており、(劇中において)初めて笑顔を見せている。
マコトがネクロムスペクターへと強制的に変身させられてアランの傀儡となった際はタケル・ツタンカーメン・ノブナガ・フーディニゴーストと協力してマコトを正気に戻させることにも成功し、眼魔ウルティマの攻撃からネクロムを庇いマコトが消滅した際は深く悲しむ様子を見せ、眼魔世界への行き方を知っていたアランを味方に引き込む、フミ婆が亡くなったことに心を痛めていたアランを気遣う、タケルがガンマイザー・ファイヤーの攻撃でオレゴースト眼魂を破壊されて消滅した際にはコブラケータイを使役してガンマイザー・ファイヤーを撹乱させ、作戦自体は失敗に終わったが、仲間と共にタケルを呼びかけて
ムゲン魂として復活させる、といった活躍を見せている。
39話では妻の墓参りの際に喧嘩をしていた親子である警部の夏目真一郎と娘の
夏目リン夏目真由の魂が合体ガンマイザーの仕業で入れ替わった(と思われていたが実際は真一郎の魂が合体ガンマイザーと、合体ガンマイザーの魂が真由と入れ替わっていた)時はビリー・ザ・キッドゴーストに憑依され、その際は彼由来のテンガロンハットとジャケットを着用していてかつ、二丁の水鉄砲を所持していた。
お前のパパ、ビリー様は気に入ったぞ!
全てを犠牲にしても自分を貫き通す勇気、俺はそういう勇気を持った奴を尊敬するぜ!
でも、全てを犠牲にしちゃダメじゃないかな?
お前も自分を犠牲にしてこの子を助けたじゃねぇか。男の中の男!大したもんだぜ!
コピーマコトが登場してからは困惑し、やがてコピーがカノンを庇うようにまでなったが、最終的にコピーは致命傷を負った本物に自分を吸収させる形で騒動は終結。
戦いが終わった後はマコト・アランと共に眼魔世界を再興させるため、眼魔世界へと向かった。
その後の作品では
『ゴースト RE:BIRTH 仮面ライダースペクター』
実は2人とも眼魔世界が抱える環境汚染に順応することを目的として創造された人工生命体で、マコトは「リヨン」、カノンは「ミオン」という名前だった。
過去にアドニス・イーディスと対立し、最終的には眼魔世界を追放された男・ダントン(演:ジェームス小野田)の研究室にはマコト・カノンと同じ顔でありながら腕や足が欠損しているものが大量に確認されていた(最終的には全ての個体がマコトの手で葬られる)。
真実を知り、苦悩するマコトの前に駆けつけた際は落石に巻き込まれるも、ダントンが庇ったことにより事なきを得る(ただしダントンは
左手を失っている)。
ダントンの研究室に連れ込まれた際には汚染の所為で眼魂となるも復活したことを話すと「失敗作」と呼ばれ、殺害されかけるも西園寺が庇い命を落としてしまう。
ダントンはシンスペクターに引導を渡され、マコトと再会した後は出生の秘密を知りながらも人間として生きていく道を選び、エピローグではアリアと共に眼魔世界の長官となったアランの演説を聞いていた。
『仮面ライダーセイバー×ゴースト』
冒頭ではダントン派の残党(ロベス、マラー、カミーユ)に捕らえられ、ダントンが歌っていた
“いとしいたまご”を聴かせられており、程なくして行動を開始。
「お兄ちゃん…」と呟いていた中で
デザストに発見され、駆けつけた
神山飛羽真と須藤芽依がデザストと対峙。
飛羽真は
セイバーに変身してカノンを守ろうとするも変身解除に追い込まれた一方、デザストもカノンに近づくがあしらわれる。
その後、ジャベルと出会った飛羽真・芽依と再び遭遇、デザストも乱入するが生身でも圧倒する力を披露、飛羽真はセイバーに変身してカノンを再び守ろうとするがカノンはどこかへ去ってしまう。
カノンを巡るセイバーとデザストの戦いは依然続いていた中で自ら変身を解いた飛羽真にも容赦なく襲いかかるが、お兄ちゃんを探そう、という提案で攻撃の手を止める。
セイバーとゴーストの活躍によりロベスが変身した眼魔スペリオルを撃破してデザストは撤退。
エピローグではジャベルと行動を共にするも、マラーとカミーユに連れ去られてしまう。
『仮面ライダースペクター×ブレイズ』
俺と契約してくれと迫ってきた男を掌底で吹き飛ばしていたところを
新堂倫太郎と芽依に目撃され、接近してきた倫太郎も吹き飛ばしてしまう。
倫太郎と芽依はまたもやカノンと出会った…と思いきや、このカノンは本物で、2人が会ったのは自分の姉妹だと説明。
本物は倫太郎と芽依と行動を共にするようになり、またもやコピーに接近していたデザストと対峙。
倫太郎はブレイズに変身してデザストと激突、その最中にマラーとカミーユ、そしてコピーのカノン3人が出現。
本物はゴーストドライバーを取り出し仮面ライダーカノンスペクターへと変身し眼魔ウルティマ・エボニー、眼魔スペリオル・パーフェクトと対決。
ブレイズとの共同戦線で2VS2の戦いとなるがエボニーは3体のコピーを、パーフェクトは残ったコピーを吸収することでパワーアップ。
パーフェクトの攻撃で変身解除に追い込まるも、マコトが登場。
コピーを救えなかったことを嘆くが、マコトは
派手な格好の不思議な人から預かったという
スペクター激昂戦記ライドブックをブレイズに渡した上で再び変身。
兄妹の連携でパーフェクトを圧倒、更にスペクターはシンスペクターに変身しグラトニーバイトでパーフェクトとコピーカノンを分離させ、最後はラストバレットで怯ませた上でオメガドライブとデッドリーオメガドライブを同時に放ち、撃破に成功する。
事件解決後には救われたコピーもマコトに接近し、マコトは相変わらず「カノンがいっぱいだ〜!」と言っていた。
第2話から登場。
眼魔世界でも起きた電波の乱れをキャッチして眼魔世界から駆けつけ、滝川紗羽と共にブラックサタンのアジトに潜入していた中で
照井(旧姓:鳴海)亜樹子と出会い、彼女とも行動を共にすることになった。
夏木花の姉を自称する夏木ユリ子…本名黒井ユリ子が変身した電波人間ブラックタックル及びミスタイタンと対峙した際にはカノンスペクターに変身せず、亜樹子からも疑問を持たれていたが、これには
「危ないからってお兄ちゃんに眼魂隠されちゃって…」と説明している(メタ的には余談の項目参照)。
とはいえ、変身せずともブラックサタン戦闘員を圧倒する戦闘力を見せたほか、戦闘の最中には紗羽と共に現れた
ツチノコラブコフと戯れる。
仮面ライダーカノンスペクター
私がそんなことはさせない…!
アーイ! バッチリミナー! バッチリミナー!
変身!
カイガン! スペシャル!
行こう! サイコー! スペシャルなゴースト!
GO!GO!GO!GO!GO!
(◣ w ◢)
身長:196.2cm
体重:71.3kg
パンチ力:16.2t
キック力:19.1t
ジャンプ力:45.7m
走力:100mを3.8秒で走る
スーツアクター:宮澤雪
カノンがカノンスペクターゴースト眼魂をゴーストドライバーに装填して変身した姿。
「ウィスプホーン」は兄のスペクターと同様2本で、白とピンクを基調としたフォルムとムゲン魂やシンスペクターと同型のパーカーが特徴。
兄のスペクターと異なりガンガンハンドは使用せず、徒手空拳で戦う。
カノンは本編時点で眼魔コマンドとも戦えていたが、仮面ライダーに変身したことで眼魔ウルティマや眼魔スペリオルとも戦えるようになっており、スペクターとのコンビネーションで眼魔スペリオル・パーフェクトを圧倒した。
ダイカイガン!スペクター!オメガドライブ!
心の叫びを…聞け!
ドライバーのレバーを1回引いてから押し込むことで発動。
シンスペクターのデッドリーオメガドライブ同様、ジャンプした際に6枚の翼(こちらはピンク色)が展開され、劇中ではシンスペクターのデッドリーオメガドライブとの同時攻撃で眼魔スペリオル・パーフェクトを撃破する。
なお、玩具におけるDXゴーストドライバーにおけるカノンスペクターゴーストアイコンで変身した際は「ダイカイガン!スペシャル!オメガドライブ!」という音声が再生される。
余談
- 演者の工藤美桜氏は本作から5年後に放送された『魔進戦隊キラメイジャー』にてキラメイピンク/大治小夜役で再出演された。
『キラメイジャー』においてカノンを想起させる要素は一切ないのだが、事あるごとに「マコト兄ちゃん」とトレンド入りする事態が頻発した。- このほか、『キラメイジャー』放送終了後に制作された作品におけるカノンは小夜を彷彿とさせるポーズを取ることが多くなっており、『Vシネクスト 魔進戦隊キラメイジャーVSリュウソウジャー』ではカノンがナレーションを務めているものが、『セイバー×ゴースト』の予告には小夜がナレーションを務めているものが存在している。
- 妹眼魂は眼魔アイコン(深海カノン) の名義でDXゴーストドライバーと連動しないものがプレミアムバンダイ限定で2度発売されており、1度目は「眼魔アイコンセット」において眼魔アイコン、眼魔アイコン(ジャベル)と共に収録された。
2度目は「光る!喋る!」を大きく推した内容で商品化され、カノンの新規収録台詞が45種(台詞の内訳は眼魂が登場していた6〜11話のものが26種、オリジナル音声が19種)収録されており、オリジナル音声にはシークレット音声が8種も存在する、マコト兄ちゃんも歓喜したであろう気合の入った仕様となっている。
- カノンスペクターへの変身に使用するカノンスペクターゴーストアイコンは『ゴースト RE:BIRTH 仮面ライダースペクター』公開時には商品化されなかった友情バーストゴーストアイコン、スペクター激昂戦記ワンダーライドブックとの3点セットでこちらもプレミアムバンダイ限定で発売された。
なお、DXゴーストドライバーで装填した際に再生される音声(というより裏面のピン配列)は『ゴースト』の主題歌である氣志團の「我思う、故に我らあり」の数量限定盤に付属したスペシャルオレゴーストアイコンと同じ。
- カノンスペクターの着ぐるみはムゲン魂の改造であり、更に手足パーツが仮面ライダーアギレラに流用された。
オリキャスが登場したにもかかわらず『ガールズリミックス』で変身しなかったのはこれが原因
- 作成乙。タグに『アランの嫁』を追加してもいいんじゃないかなと個人的に思う。 -- 名無しさん (2024-10-01 14:13:54)
- ↑アドバイスありがとうございます。タグを追加させていただきました。 -- 名無しさん (2024-10-01 16:01:19)
- 眼魔コマンドを生身のパンチで仕留めてたけど、カノンが意外に強かったのか、単に眼魔コマンドがひ弱なだけなのか -- 名無しさん (2024-10-01 17:09:39)
- マコト兄ちゃんやアランと鍛えてたのかもしれない -- 名無しさん (2024-10-01 19:10:32)
- 良くも悪くも兄貴と違いあまり悩まないタイプ -- 名無しさん (2024-10-01 19:28:29)
- カノンがいっぱい=兄妹の出生とかやばい -- 名無しさん (2024-10-02 00:20:32)
- ちょこちょこ誤字ってない? -- 名無しさん (2024-10-02 12:00:05)
- アラン英雄伝のエピローグでアランを呼び捨てにするようになった成長したカノンが描かれたけど撮影時期的にまだ子供っぽかったな(セイバーのコラボでリアルに大人になったカノンと比較すると) -- 名無しさん (2024-10-07 20:18:58)
- ブレイズとのコラボの時、マコト兄ちゃんが当時と見た目あんま変わってなかったのにカノンちゃんが大人っぽくなってたから並んだ時不思議な感じだったな -- 名無しさん (2024-10-07 20:23:41)
最終更新:2025年01月15日 19:09