一覧の前に……
あえてここまで説明しなかったが、実はこのゲーム、発見したことがない異変が必ず優先して出てくる親切設計になっている。そのため、全回収はそれほど難しくない。
よって、なるべく自力で根気よく探してほしいが、それでも答えを見たいという方、もしくは既に全て回収済みという方はこの先へどうぞ。
異変は全部で
31種類。心の虚を突くかの如く巧みに隠された異変などもある。
しかし幸いにも、どの異変も気づけばハッキリと変化しているのがわかるものである。
書かれた文字や情報が微妙に違うとか、測ってみると高さがわずかに違うとか、などという
言われても分からないレベルの困難な間違い探しはない。
マーク |
説明 |
【☆☆☆】 |
【見つけにくさ:0】通路に入った瞬間にあからさまに異変と分かる、または通りかかるだけでも十分気づけるレベル。 |
【★☆☆】 |
【見つけにくさ:1】ある程度、周囲に視線を配らせれば簡単に発見できる、またはぱっと見ではわからなくともゆっくり進んでいけば視界に入るレベル。 |
【★★☆】 |
【見つけにくさ:2】辺りをよく見渡さなければ見逃す可能性がある、軽く見たくらいでは異変なしと勘違いしてしまうレベル。 |
【★★★】 |
【見つけにくさ:3】通路全体を注意深く観察しないと見つけられない、一通り見渡すだけでは変化に気づかないことが多く、初見では素通りしてしまいがちなレベル。 |
【危険】 |
触れたり近寄ったりするとゲームオーバーになる異変。察知したら好奇心に負けずにすぐ引き返すべし。 |
ポスターの異変
上述の通り、ポスターに書かれた細かい情報が変化するような異変は発生しない。
メタ的なことをいうと、このゲームは英語圏のプレイヤーの挑戦も想定しているため、日本語の変化を入れることができないのだと思われる。また、プレイする画面解像度によっては文字などは潰れかねない。その他にも、不毛な間違い探しを仕掛けてプレイヤーに不必要なストレスを与えるのを避ける配慮というのも考えられるだろう。
そういった様々なプレイ環境への配慮も含めて、ポスターの文字などの細かく複雑な変化を起こす訳にはいかないのだと思われる。
小売業店のアルバイト・パート募集の広告ポスターに描かれているキャラクターの顔が変化している。
ホラー映画で子供が描いた絵としてよく出てくる、クレヨンで描かれた落書きのような画風。
ブラックバイトでやつれてしまったのだろうか、それとも店長の子供が頑張って描いた絵なのだろうか。どちらにしても気味が悪い。引き返すこと。
6枚あるポスターが全て写真展のポスターに差し変わっている。
よほど写真展に来てほしいらしいが、とりあえずこの場は引き返そう。
6枚のポスターがアハ体験のごとく徐々に大きくなっていく。最終的には元の1.5倍ほどの大きさになるが、拡大は途中で止まる。顕示欲に満ちているのはポスターとして有能だが、どう見ても異変なので引き返すこと。
ゆっくりと拡大するので、ぱっと見分かりにくいのが特にRTAのときに厄介。
ただし隣にある防犯カメラ作動中の張り紙や背景のタイルはサイズがそのままなので、見比べるとサイズがおかしくなっていることが分かる。
一番奥のポスターが
ゾンビの顔のような不気味な絵に差し変わる。遠目で見えるほどはっきりと違う。
そこに元あったのはミュージックフェスのポスターだったはずだが、
ヘビメタに転向したのだろうか。
張り紙の異変
シンプルな張り紙だが、割と派手に変化する。文言やサインアイコンの微妙な違いなどは発生しない。
よほどマナーの悪い喫煙者が多かったのだろう。前半の右壁にこれでもかと言わんばかりにポスターが乱張りされている。
駅員の怒りには同情できるが、これは流石に異様すぎて気味が悪すぎる。引き返すこと。
一見すると変わりないように見えるが、じっくり見てみると張り紙に描かれた目の黒目が左右に動いている。監視という任務についているくせに目が泳いでいるのでは仕様がない。引き返すこと。
たまにしか動かないため、ちらっと見ただけでは見逃してしまう可能性がある。
ただ動いていなくても目の縁取りが少し変なので、この異変の存在を知っているならぱっと見でも分かる。
一部からは長瀞さんと称されることも
防犯カメラ作動中のポスターが、
プレイヤーに並走するようにスライドしてくる。熱心な監視は見上げたものだが、張り紙としては出過ぎた行いのため引き返すこと。
派手に動くことに加え、ふと壁を見た時や曲がり角で曲がろうとしたときに位置がズレまくっているため気付きやすい。
しかし全く横を見ずに歩いている、もしくは律儀に左側通行を守りつつ右側をすれ違うおじさんに気を取られていると見逃しかねない絶妙な位置でもある。視野の広さが大事。
ドアの異変
右手側にある3つのドアに発生する異常。ドアの表記に異変は発生しない。
一番手前の分電盤室の扉が消えている。
ただ無くなっているだけなので、ぱっと見だと明らかにおかしいという部分はない。正しい状態を覚えておかなければ突破できない異変。
ドッキリ異変その1。一番手前の分電盤室の扉の前に来ると、誰かが向こう側から扉を叩いてくる。
よほど乱暴に叩いているのか、大きな音と共に勢いよく扉が揺れている。ちょっとビビるが分かりやすい上、危険はない。
中央、従業員専用の扉が僅かに開き、中から誰かが覗いている。
従業員専用の扉ということは従業員だろうか? じっくり見たり近寄ったりしてもゲームオーバーにはならないし、相手がそこから出てきたり引きずり込まれたりするようなことはない。
よく見ると中にいるのは普通の女性のように見えるが、右半身はどこに……?
一番奥、清掃員詰所のドアノブの位置がドアの真ん中になっている欠陥仕様に。
左利きの人に対応した結果なのかもしれないが、
結局どっち利きの人にとっても利用しづらくなっているので引き返すこと。
一番奥、清掃員詰所の扉が開く。扉の向こうには漆黒の闇が広がっており、踏み入ってしまうとゲームオーバー。
関係者以外立ち入り禁止の場所に入ってはいけない。
扉が開く時の音でちょっとビビるかもしれないが、反面その音のおかげで異変と分かりやすいのは分電盤室の扉叩きと同様。
天井付近の異変
天井やその近くに配置されたオブジェクト、または天井そのものに異変が発生していることもある。
蛍光灯の配置が近代美術館みたいにバラバラになっており、なんだか不気味なような、デザインチックなような、とにかくおかしな並びになっている。
余談だが、東京都江東区にある地下鉄の清澄白河駅にはこのように蛍光灯が不規則に配置されている通路が実在する。
パブリックアートの一環として実施されている施策だが、このゲームのリリース以降「リアル8番出口」などと呼ばれるようになった。ある意味風評被害
通路の途中あたりで、天井の蛍光灯のいくつかが点滅しはじめる。駅員の怠慢なのか、蛍光灯を替えていないらしい。
初見はちょっとドキっとするかもしれないが、まず見逃すことはない簡単な異変。
通路の真ん中あたり、天井に大きな顔のような形のシミが出来ている。
オブジェクトそのものに起きる変化ではない上、探索上の死角となる場所で、おまけに目立ちにくい。そのため、初見では見逃しやすい最難関の異変。
必死に何かを訴えようとしているようにも見えるが、見逃されがちなのを嘆いているのだろうか。ちゃんと見つけてあげよう。
最高画質ならはっきりとしたシミなのでわかりやすいが、画質を落としていると分かりにくかったり下手をすれば全く見えない事もある。
ゲーム実況動画や配信などでもやはり見えにくく、そういう意味でも困りものである。
手前側の通気口から墨汁かインクのような謎の真っ黒い液体が滴り落ちてくる。
中でナワバリバトルでもしているのだろうか。触っても大丈夫だが、汚い。
通気口の少し前にさしかかった辺りで急に流れ出てくるため、通路に入場した直後に見た時にはおかしい箇所がない。
大きな変化ではあるが、ポスターに気を取られて通気口のほうを向くのを忘れると見逃してしまうので油断しないように。
防犯カメラ作動中の張り紙の真上にある防犯カメラが、
ターミネーターの目みたいに
赤く光っている。
防犯カメラは世代やメーカーによって「作動中に赤いランプがつく」「故障・電池切れで赤いランプがつく」「そもそもつかないなど」仕様が様々。
一般的には赤いランプがついていないもののほうが新しい世代のものである。
そこだけ古い防犯カメラを使っていたのかもしれない。どちらにしても引き返そう。
頭上の案内板の↑8 出口の表記が上下反転している。8の字は逆さにするとやっぱり8であるが、上下対称でないフォントを使っているので微妙に上が大きいし、なにより矢印や出口の文字まで全部が逆さなので、さすがにすぐに分かるだろう。
この異変の場合、裏面の地下広場のほうも同時に逆さまになっている。
頭上の案内板の裏側(白い面)には地下広場への誘導が書かれているが、これが引き返せ引き返せ引き返せという文字になっている。そんなに言われたら引き返すしかあるまい。
見つけさえすれば分かりやすいが、通路の半分まで進んでから振り返らないと分からないので初見ではなかなか厄介な異変。(なおかつ、RTA泣かせ)
床の異変
天井や壁ばかり眺めていると見逃しやすい、床に発生する異変。
通路途中に点字ブロックが増え、警告点字ブロックが模様(よく見ると8の字になっている)のように配置されている。
視覚障害者を誘導するための点字ブロックで遊んではいけません。引き返すこと。
だから点字ブロックで遊ぶなって言ってるだろ!
点字ブロックの誘導ブロックが途中から潰され、デスマスク顔のような不気味な模様になっている。
見落としがちな足元とはいえ、かなり広い範囲に発生する異変なので、ふと下に目を向けるとすぐに分かる。
奥の壁の異変
通路の向かい側の壁の様子がおかしいことがある。わりと分かりやすいが、好奇心で近づいたり先に進んだりすると全部ゲームオーバーになるものなので要注意。
汚いなさすが忍者きたない
壁と同じタイル柄で奥の壁に溶け込んでいる何者かがいる。といっても、遠目からでも浮かび上がって見えるので分かりやすい。
なんなら通路に入った時点でも違和感に気付けるくらいだが、直後に向こうの曲がり角から現れるおじさんの死角に隠れてしまう。
おじさんを利用してだまし討ちを仕掛けようとするとはなんたる卑劣な異変。
こちらが近寄ると突然全力疾走で追いかけてきて、捕まると
恐ろしい演出と共にゲームオーバーになる。
暗転直前の演出のせいでキスをかまされてるように見えなくもない。
奥の壁に見つけ次第とっとと引き返せば良いし、もしこちらに向かってきたとしてもこちらも同時にすぐに走って引き返せば逃げ切れる。
とはいえ、一度動き出すとカウント掲示看板がある角のさらに少し先あたりまで深追いしてくるので、足音が消えるまで油断はしないように。
ちなみにこのゲームは前を向いたまま真後ろへダッシュができるので、追いかけてくる様子を眺めながら逃げることも可能。やたら綺麗なフォームでこちらに向かって走ってくるのが確認できる。
8番出口まで到達していないはずなのに、曲がり角の代わりに階段がある。
左にある案内板の標識が0番出口になっているのが罠の印。
このゲームの目的は8番出口から出ることなので、ここから地上に出てしまうとゲームオーバー。
ピッチがズレた歩行者信号のチャイム音等、出た先がこの世のものではないかのような奇妙な音と共に画面が暗転してスタート地点に戻される。
運悪くカウントが8になっているところで遭遇してしまうと勘違いしてゲームオーバーになるかも……。
おじさんの異変
ここまでオブジェクトや壁、天井、床について述べてきたが、前方から歩いてくるおじさんの様子がおかしいこともある。
目を離していたり気づかないまますれ違ってしまうと発見できなくなる異変のため、要注意。
普段のおじさんはこちらに目もくれずに前進し続けるが、すれ違いざまのおじさんがずっとこちらを向いている時がある。
おじさんにずっと見られるというのは日常でも珍しい異変であるため、速やかに引き返そう。その状態のおじさんを追い越すのはちょっと怖いけど……
なお
首を90°より超えて回すことはない。さすがにそれは気持ち悪すぎるもんね。
おじさんが2m超えの身長になって登場する。
地下ステージで
変なキノコでも
食べたのだろうか。どう見てもあきらかに大きいので、向かってきたところを見るだけで簡単に分かる。
触ってもゲームオーバーにはならない。
普段は真顔のおじさんがなぜか微笑んでいる。なにか良い事でもあったんだろうか。
「そんなのおじさんの勝手だろ!!」と言いたくなるところだが、一般的に中年男性が何もない通路で微笑んでいるのは異変なので引き返すこと。
おじさんの変化の中では近づかないと分からないタイプだが、触ってもゲームオーバーにはならないので落ち着いて観察しよう。あまり人の顔をじろじろ覗き込むのはよくないが、何分脱出がかかっている手前。
おじさんの顔のテクスチャがバグって頭どころか顔までハゲている。
仕事で大失敗して落ち込みすぎてこうなったのかどうなのかは知らないが、見るからに変なので引き返そう。ちなみにこの異変も触れても大丈夫。
マジモンのバグと勘違いされまくったためか、Switch版には登場しない。
2.5倍速くらいのスピードで歩くおじさん。遅刻寸前なのか、
トイレでも探しているのか
、8番出口に挑戦中のRTA走者の生霊か何かなのかは分からない。
なんともシュールだが、面白がって見ていると
真っ直ぐこちらに向かって追尾してくる。ぶつかられるとゲームオーバーなので要注意。
たとえ横をくぐり抜けても
Uターンして迫ってくるなど、結構なホーミング性能を持つが、おじさんが普段立ち止まってスマホに目を通す地点までたどり着くと、やはり立ち止まりそれきり襲ってくることは無くなる。
あくまで歩くスピードが危険なだけでおじさん自身に害は無いということなのか、止まった後は触れても無害なおじさんと化す。
まぁとにかく気づいたら早めに引き返すこと。
なお通路と同化している存在と違い、ぶつかっても
障害物にぶつかったNPCのようにひたすら足踏みするだけで特に怖い演出は無い。
※ちなみにぶつかりおじさん行為は現実では
暴行罪となるので絶対に真似しないように。
顔面異変おじさんの代わりに登場する、Nintendo Switch版限定の異変。
おじさんがいつものサイズの約1/2となり登場する。
某
スーパーなゲームのミニおじさんよりは大きいがどう見ても明らかに小さいので
巨大おじさんより分かりやすいだろう。もちろん触れても大丈夫である。
通路全体の異変
通路全体が大きく変化する。
流石にこれだけ派手な変化は1種類(下のパロディ系を含めても3種類)しかない。
通路の真ん中を過ぎたあたりで、蛍光灯の電気が突然全て消えて真っ暗闇になる。 本当に一寸先も見えないほど真っ暗になるので、初見はビビること必至。ドッキリ異変その2。 暗くなるだけで何も起こらないので落ち着いて引き返そう。慌てて進行方向がわからなくなったりした場合でも、足元や壁など間近にあるものは見ることが出来る。 |
シャイニングな異変
映画『シャイニング』のパロディ?と思われる異変。2種類のどちらもゲームオーバーが発生するため要注意。
通路の中間を過ぎたあたりで水の轟音が聞こえ、前方から
赤い水が大量に流れてくる。巻き込まれると派手に転んで
ゲームオーバーとなるため、急いで引き返すこと。
ダッシュの存在を知らないと最速で引き返しても巻き込まれる。南無。
一方、
道中のおじさんも巻き込まれるのだが、おじさんのほうは平然としている
。アンタ何者なんだ……
水はおじさんが止まる地点の一歩先で止まって引いていくため、そこまで逃げれば一安心。
ただ、一度安全なところまで逃げ切った後で水がどうなったか見に戻ったりすると勝手に次の通路を「引き返した」判定されて失敗となることもある地味な害悪トラップ。(もし先に異変があった場合は、たまたま成功となってしまう。それはそれでもったいない……)
おじさんの代わりに通路の真ん中あたりに現れる、
スーツ姿の謎の二人組。佇まいがシャイニングの双子っぽい。
触っても問題ないが、ある程度近づくとこちらと目線が合い、その時点で引き返そうと振り返ると
後ろに立っており、ゲームオーバーとなる。
ドッキリ異変その3。
振り返らないように戻ろうとしても目の前にワープしてきてゲームオーバー。つまり近寄った時点でアウトのため、遠巻きに見つけたらすぐ引き返すこと。
なお、向こうがこちらを見てくる前にこちらが壁側に顔を寄せ、そのまま進めば向こうは目の前にワープできなくなり、ゲームオーバーにならず直線通路を通り抜けれるが、
結局(異変無視で)0番に戻されるので全く意味がない。
ちなみに、消火栓と点検口には異変が発生しない。