登録日:2026/08/06 Thu 14:42:35
更新日:2026/08/07 Fri 11:56:18
所要時間:約 47 分で読めます
フロム・ソフトウェアの代表作ともいえるアクションRPG『DARK SOULS』。
重厚な世界観が広がる本作はNPCも多彩かつ魅力あるキャラクターばかり。
一般的なRPGほど登場人物は多くないがその分一人一人の個性は強烈。
キャラによってはプレイヤーの動向に応じてイベントが進行、分岐するなどの掘り下げも用意されている。
セリフを拾っていけば断片的ながら世界観の補強にもなり、フロム脳をより活性化させてくれることだろう。
NPCの名称には名前の前に出身地、役職、通称のいずれかが列記されることが多い。
アストラの上級騎士
「願いは、私の使命だ……それを、見ず知らずの君に、託したい…。」
プレイヤーが最初に出会うNPC。海外版では『アストラの騎士オスカル』と表示される。アストラは騎士の多い国。
オープニングで牢に囚われたプレイヤーへ鍵を投げ入れて脱出のチャンスをくれた救世主。
彼がいなければダークソウルの物語は始まっていなかった。
牢を脱出して不死院を進んでいくと鉄球がぶち開けた階段下の空間でぐったり座り込む彼と再会。
鍵をくれたすぐ後に力尽きてしまったらしく、プレイヤーに不死人の使命とエスト瓶を託して絶命してしまう。
彼の遺志を継いで使命を果たすのが本作の基本的な流れとなる。
その後再び不死院に戻ると階段下で亡者になった彼が襲い掛かってくる。
既に正気を失っており会話はできず、仕方なく倒すと『紋章の盾』をドロップ。希少な魔法カット率の高い中盾なので形見代わりに使わせてもらおう。
解析されたゲームデータの中に彼のボツセリフがいくつか入っており、その内容を見る限り相棒兼ライバルのようなポジションを検討されていたらしい。
互いに使命の旅を続けながら行く先々で出会い、最終的には袂を分かち戦うというシナリオだったようだ。
この設定は後のダークソウル3にてアストラのアンリのイベントで一部活かされることになる。
祭祀場に集まる人々
心折れた戦士
「ようあんた、よく来たな。新しい奴は久しぶりだ。」
火継ぎの祭祀場で篝火の近くに座っている戦士。
プレイヤーと同じ不死人で使命のために旅をしていたが、名前のとおり道半ばで心が折れてしまったらしい。
覇気がなく皮肉な面もあるもののなんだかんだいろいろ教えてくれる序盤のお助け役。
ゲーム前半の進行度に合わせてロードランにまつわる様々な話を聞かせてくれ、それが次に目指す場所などのヒントになっている場合が多い。
不死院への戻り方など彼の話をよく聞いていないとなかなか気付けないだろう。
ちなみにプレイヤーからの通称は
青ニート
。
この呼称はもともとデモンズソウルで彼同様心が折れてしまった戦士に付けられていたもの。
デモンズの心折れた戦士は青く光るソウル体で、旅に出ず拠点に引きこもる様子からこう呼ばれていた。
ほぼ同じ役回りであることからこちらもそのままの愛称で親しまれ、さらに後続の作品にも青ニートの系譜が続いていくこととなる。
彼の青要素は…チェイン防具の鈍い輝きが青みがかって見えなくもない、くらいだろうか。
2つの鐘を鳴らして祭祀場にフラムトが出現するとフラムトの口が臭すぎてたまらないので重い腰を上げてもう一度旅に出る決意をする。
だがその後は小ロンド遺跡手前で亡者になっており、正気を失い襲いかかってくることに。特別なドロップ品はなし。
フラムト出現後に彼に話しかけるのが亡者化のフラグなので話しかけずに篝火を見守っていてもらうのが一番かもしれない。
火防女アナスタシア
「…私は汚れ、声を出すべきではありません。」
火継ぎの祭祀場の篝火から階段を下りた先の牢に幽閉されている聖女。詳細は
火防女の項目へ。
ソルロンドのペトルス
「成果は、あなたの努力と、誠意次第ですよ。」
火継ぎの祭祀場に最初からいるデブ聖職者。金髪キノコヘアーが特徴。ちなみにソルロンドは信仰が盛んな国。
どうやら仲間の合流を待っているらしい。なんとなく態度が尊大だが、誓約『白教』が結べたり簡単な奇跡を売ってくれたりと序盤から役立つNPC。
その正体はソウルシリーズ恒例の生臭坊主。
やたらと誠意(=ソウル)を要求してくる時点で大抵のプレイヤーは察したことだろう。
ただこいつはソウルにがめついだけに留まらず、合流する仲間ともひと悶着やらかしたりする。下記のレアの項参照。
祭祀場に一人で逃げ帰ってきて最初のうちはレアを置いてきてしまったと狼狽している。
だが裏ではロートレクに情報を流しており、その事実を知ったうえで話しかけるとプレイヤーにも本性を露呈。
「あんな娘、生まれ以外役に立たない」と吐き捨てプレイヤーにもレアの殺害を唆してくる。
この会話の有無に関わらずレアを助けたあたりで発言が不穏になり始め、最終的には自らの手でレアを殺害してしまう。
これを阻止するにはマメにレアに話しかけ続けるか先にペトルスを始末するしかない。
最初のうちは彼と敵対するとレア一行とも敵対してしまうが、一人で祭祀場に戻ってきたあたりから敵対リンクはしなくなる。
実利の面でもレアを救出した時点でペトルスの価値はなくなるので躊躇なくやってしまおう。
彼のゲスっぷりは多くのプレイヤーのヘイトを買い、彼を始末することが
ペトる
という動詞と化すミームすら起きている。
ソルロンドの聖女レア
「お互い、己の使命を果たしましょう。」
ペトルスのもとに合流してくる聖女。お供にヴィンス、ニコという2人の護衛を連れている。この3人は腐れ縁らしい。
白教の使命を果たしにロードランにやってきたという。何度か話しかけても不死同士で馴れ合いは不要とあしらわれてしまう。
合流してしばらくするとペトルスを含めた4人で巨人墓地へ旅立っていく。
ちなみに護衛のヴィンスは聖職者の割に少々砕けた態度の人物。使命の旅を面倒とか言っちゃったりする。
もう一人のニコは戦闘中含めほぼ「むーん」しか言わない不思議系。
余談だが敵対時、彼女の攻撃方法はまさかの
拳
。聖女とは思えない綺麗なフォームで渾身のストレートをお見舞いしてくる。でも素手なので威力は低い。
下級の奇跡に攻撃手段がなく、イメージ的に武器を持たせるわけにもという事情があったのだろうが…護身用の短剣ぐらいは持っていてもよかったんじゃなかろうか。
聖女御一行が旅立った後に巨人墓地に向かい、パッチに蹴落とされると崖下でレアが座り込んでいる。
どうやらプレイヤー同様パッチに嵌められ護衛の2人が亡者になってしまったらしい。なおこの時ペトルスは3人を置いて真っ先に逃げ出し祭祀場に戻っている。
護衛2人の亡者の介錯を頼まれ、2人を倒すとレアは城下不死教区の寂れた教会に移動する。
この教会、敵がかなり近くにいるので会いに行く際は注意すること。最悪レアが巻き込まれる。
教会に移動してからは恩人ということもあり友好的。白教の誓約と奇跡の販売をしてくれる。
レアの奇跡のラインナップにはペトルスから買えるものもすべて含まれ、かつそれらはペトルスより安い。
ここでペトルスがぼったくっていたことがわかるという演出になっている。
彼女の販売する奇跡やアイテムをすべて購入すると教会から姿を消し、その後は公爵の書庫、書庫塔の牢屋にて亡者になってしまっている。
書庫の主である白竜シースは結晶の狂気に侵され、聖女を攫っては実験や改造を施している。彼女もその犠牲になってしまったのだろう。
女神の騎士ロートレク
「お互い不死の身だ。まあ、よろしく頼むぜ。クックックックッ…」
城下不死教区で牢に囚われている金ピカ鎧の騎士。
鍵を見つけて救出すると祭祀場の火防女近くに移動、お礼に太陽メダルをくれる。
助けなくても城下不死教区のボス撃破で同じように移動してくる。当然お礼はなし。どうやって脱出したのだろう…。
彼の装備している鎧は『抱かれ鎧』と呼ばれ、装備者を後ろから抱く女神の腕の意匠が施されている。
フィナという女神の寵愛を受けているらしい。別名『抱かれのロートレク』。
彼の落とす指輪が優秀なため、慣れたプレイヤーには早々に蹴り落とされるのが定番。
祭祀場で彼の座る位置が崖に近く、押し出しで落下させれば敵対すらしないため一切のリスクなく指輪が入手可能。
中盤の火防女殺害イベントの犯人。最初から雰囲気怪しいわそろそろ用済みとか呟くわでフラグはビンビンだった。事件発生と同時に祭祀場から姿を消す。
アノールロンドの大広間で黒い瞳のオーブを使用することで彼の世界に復讐に向かうことができるが、
槍使いと魔法使いを従えていて1対3になるうえ侵入の仕様でエスト瓶が使えないなど不利な戦いを強いられる。
この際の彼のセリフ「哀れだよ…炎に向かう蛾のようだ」は
ユルトのダーイスンスーンと並んで有名。575になっているのも芸術点高め。
そもそも怪しげな人物を救出したら拠点のNPCを殺害されたという流れ自体ユルトのオマージュだと思われる。武器も同じショーテルだし。
ビッグハット ローガン
「貴公は筋がいい。無駄死にするでないぞ。」
魔法国家ヴィンハイムで名を馳せた老魔術師。ビッグハットは彼が被るツバの大きな帽子のこと。そのまま彼自身を指す通り名にもなっている。
『ソウルの槍』をはじめとする多くの上級魔術を開発した偉人。それらの魔法はダークソウル3の時代に至るまで彼の名と共に語り継がれている。
ダークソウル3は神の名すら一部失われるほど長い年月が過ぎたとされる世界であり、そんな後世にも名を残す彼の偉大さがよくわかるというもの。
だが決して実力をひけらかさず、自身を只の老人と称してひたすら魔術の探究を続けている。
人嫌いとされているがプレイヤーには一貫して友好的。恩人かつ才ある弟子ともなれば当然かもしれないが。
最初はセンの古城の籠牢に囚われており、鍵を入手して救出すると祭祀場に移動。
プレイヤーに魔術の才能を見出す(理力15以上)と魔術を教えてくれるようになる。
彼の教えてくれる魔術は必要なソウルも理力も多いが強力なものばかり。魔術師プレイには必須の存在。
プレイヤーがアノールロンドを攻略するとその先にある公爵の書庫へ旅立つ。
書庫でまたも牢に囚われているが鍵を開けるかボスである白竜シースを倒すと書庫の篝火近く、たくさんの魔術書に囲まれた部屋に移動。
ここまで来るとシースの魔術から着想を得た最上級の結晶魔術を開発、プレイヤーにも教えてくれるように。
古竜の知識に触れて興奮している様子がみられ、知識と探求の素晴らしさを説くなど老いてなお貪欲に魔術の進化を求める姿勢が伝わってくる。
ここでも魔術をすべて教えてもらうと帽子以外の防具と愛用の杖を置いて姿を消してしまう。
その後シースとの強制負けイベントがあった結晶まみれの部屋に向かうと…
亡者と化し、
全裸に帽子だけ被った
ローガンとの戦闘になる。
イベント進行で装備をくれるNPCはよくいるが律儀にそれを反映して脱いでいるのは歴代でも彼だけでありインパクトは絶大。
倒すと『結晶の錫杖』、最後の魔術『白竜の息』、そして彼の象徴『ビッグハット』を落とす。
めちゃくちゃすごい人物のはずなのだが、やたら囚われてたり全裸だったりとネタに困らない愛されおじいちゃんである。
ヴィンハイムのグリッグス
「君、魔術を学ぶ気はないか?」
ローガンの弟子である魔術師。書置きを残して旅立ったローガンを探してロードランにやってきたらしい。
ことあるごとにローガンの素晴らしさを語り、彼が祭祀場に来てからは自分なんかより師の話を聞いた方がいいなんて発言まで飛び出す。相当な心酔ぶりである。
城下不死街下層の民家に囚われており救出すると祭祀場に移動。
理力が10あれば下級の魔術を教えてくれるので魔術師はローガンに会うまで彼の世話になるだろう。
ローガンが書庫に向かうと彼の販売する魔術が少し増え、追加分を含めたすべての販売品を購入することで師匠の後を追って旅立つ。
だがその後はセンの古城で亡者になってしまっており、倒すと指輪と魔術を落とす。どちらも
装備(使用)者の発する音を消す
もの。
彼の装備する防具『魔術師の黒』シリーズのテキストを読んでみると彼が暗殺を専門とする
裏
の魔術師であることがわかる。
終始師に憧れるいい人といった印象であまりそんな風には見えないのだが…単に見習いだったからか、本性を隠していたのかは不明。
ちなみにローガンからグリッグスへの言及は作中一切なかったりする。
大沼のラレンティウス
「呪術ってのは、つまり火の業だ。だから呪術師は自然であろうとする。」
大沼出身の呪術師。名前が覚えづらい。覚えラレンティウス
最下層で亡者コックに囚われており救出すると祭祀場に移動する。
話しかけると呪術を教えてくれるのだが問答が少々わかりにくい。
「呪術は気色悪いクチか?」と遠慮がちに聞いてくるので
NO
と答える必要がある。
呪術というものはなにかと敬遠されやすいようで、否定すると喜んで教えてくれる。
間違えてもまた話しかければ今度は教えてほしいかを聞いてくれるのでそこでYESと答えれば問題ない。
プレイヤーに分け与えてくれる触媒『呪術の火』は術者の体の一部に等しいという。
それを気前よく渡すあたり呪術師仲間が増えるのが本当に嬉しいのだろう。
クラーナ由来の呪術を入手した後で話しかけるとその呪術について教えてほしいと頼まれる。
ここでYESを選ぶとクラーナの話を聞き、彼も教えを請いに旅立っていく。
だがその後は病み村で亡者化して襲い掛かってくることに。残念ながらクラーナに会うことは叶わなかったようだ。
鉄板のパッチ
「とりあえず覗いてみろよ、すげえお宝だぜ。へへへへッ…」
地下墓地方面で会う、ハゲスキンヘッドのいかにも胡散臭い男。
その胡散臭さのとおり行く先々でプレイヤーを唆して罠にかけてくる。
ただし見え見えなので回避が簡単だったり、嵌まっても余裕で生還できたりと実害はそれほどない。
生還して再度話しかけると白々しく謝罪や言い訳をしてくる典型的な小物。
ただその手のひら返しの速さやユーモアがどこか憎めないと評判。シリーズ屈指の人気キャラでもある。
聖職者とは因縁があるらしく重度の聖職者嫌い。
このパッチの名前とキャラクターはフロムゲーの恒例となっており、
ソウルシリーズのデモンズソウルやダークソウル3に留まらず世界観の違うブラボ、エルデンにまで登場している。
大元はACfAの
パッチ、ザ・グッドラック。
最初は地下墓地の回転橋を動かすスイッチ付近に立っており、話しかけると聖職者かどうか尋ねられる。YESだと後々敵対するので注意。
パッチがいる状態で橋を渡ると回転させて落とそうとしてくる。急いで戻るか横の足場に跳べば回避可能。
その後話しかけると「うっかり間違えた。迷惑かけたか?」と白々しく聞いてくるのでYESと答えればお詫びに人間性をくれる。
地下墓地でのイベントの有無に関わらず、プレイヤーまたはレア一行が巨人墓地に行くとパッチも巨人墓地の篝火近くに移動。
崖下に宝があるから覗いてみろと言われて素直に崖に近づくとムービーが入って蹴落とされる。
ところが元々レア救出のために崖下には降りる必要があり、このイベントなら落下ダメージも受けないのでむしろ大助かり。
生還して話すと許しを請われるが、NOと答えるとお詫びにまた人間性がもらえる。敵対したりフラグが折れたりもしないので許さない方がお得。
ニトを撃破すると祭祀場のフラムトの奥に移動。馴れ馴れしくプレイヤーを兄弟またはハニーと呼び、
追い剥ぎで得た品などを販売するようになる。自称”信頼のパッチ商店”。品揃えはやはり聖職者由来のものが多め。
ほかのNPCに関する話を聞けるなど情報通な面も。ロートレクやペトルスの本性にも言及あり。
珍品売りのドーナル
「お互い、いい取引をしよう。」
最下層で出会う奇妙な兜を被った商人。名前をドナールと間違われがち。
怪しい見た目の商人ということでまた胡散臭いやつか…と思いきやかなりさっぱりした人柄。
何も買わずに会話を終えると悪態をつく商人が多いなか「今回は縁がなかったね」で済ませるあたりがわかりやすい。
貴重な『黄金松脂』のほか、珍しい結晶武器なんかを販売している。
2つの鐘を鳴らすことで祭祀場のはずれ、不死街方面の橋の下に店を構えるように。
行き帰りに崖を越えるジャンプが必須なため落下するプレイヤーが後を絶たない。場所柄ロストはほぼないのが救いか。
以降は一部のボスを倒すとそのボスが着ていた装備がラインナップに追加されていく。一体どうやって手に入れているのだろう…。
王の探索者フラムト
「おぬしに不死の試練を与えたい。よいかな?」
2つの鐘を鳴らすと祭祀場の水場から、読んで字のごとく
顔を出して
くる巨大な蛇。とんでもなく口が臭いらしい。
鐘を鳴らす試練を乗り越えたプレイヤーにアノールロンドで王の器を手に入れるという新たな試練を課す。
王の器を持ってくるとプレイヤーを不死の勇者と認め、臭い口で咥えて大王グウィンのいる『最初の火の炉』の前へと運んでくれる。
そこに王の器を捧げて四王の封印を解き、彼らのソウルを集めて最初の火の炉の扉を開くというのがゲーム後半の流れ。
その後もずっと祭祀場に顔を出しており、いらないアイテムを食べてソウルに、楔石系のアイテムは砕いて下位の素材に変換してくれる。
ちなみに糞団子が好物らしく、他のアイテムに比べて変換レートがちょっと高い。口臭の原因は間違いなくこれだろう。
彼は『世界の蛇』と呼ばれる存在。最初の火の炉を守り、火の時代が終わらぬよう火継ぎを行う役目を負っている。
グウィンの火が消えかけているため、次の薪の王たり得る不死の勇者を求めてプレイヤーに試練を与えていた。
フラムト経由で王の器を捧げ、四王のソウルを集めて最初の火の炉を開くと満足そうにプレイヤーを見送ってくれる。
…その後火を継がずに去る闇の王エンドを選ぶとうやうやしく新たな王に従う口上を述べるが、その心中はいかほどだろうか。
癒し手イングウァード
「ほう、こんなところに訪問者とは。幽霊以外は久しぶりじゃ。」
小ロンド遺跡中盤の建物屋上にいる、ローブと仮面を纏った魔術師。イング
ヴァ
ードと間違えられがち。濁らないのが正しい。
小ロンド遺跡の終盤エリアは水没しており、彼はその封印を守る封印者。
奥地にいる四王の一角『四人の公王』が深淵に堕ちたために遺跡丸ごと水没という形で封印せざるを得なかったのだが、
王の器を持った不死の勇者たるプレイヤーが現れたことでその使命のために封印を解く鍵をくれる。
もっとも封印=水没なのでこの鍵も単なる水門の鍵にすぎない。
ファンタジーで封印と聞くと大仰な魔法陣なんかを想像してしまうのでちょっと拍子抜けである。
公王討伐後は役目を終えたとのことで祭祀場に移動する。
癒し手として解呪などをしてくれるが、以降呪われる機会も少ないので彼とも話すことはあまりないだろう。
居場所も目立たないため影は薄いものの最後まで祭祀場から消えることのない数少ないNPCの一人でもある。
小ロンドでの彼は見晴らしのいい屋上の端に立っており、下から姿が見えるので遠距離武器で狙撃できてしまう。
彼の落とす封印の鍵は進行上必須のアイテムなため遠距離で倒しても自動入手できること、
屋上へ行くための建物内部が面倒なエリアであること、
生かしておいても大した恩恵がないこと…諸々の条件が重なり、周回を重ねたプレイヤーにはさっくり暗殺されるのが恒例となってしまっている。
その他各地で出会う人々
城下不死街の商人(男)
「ソウルと交換だ、いいものを揃えてるぜ。イヒヒヒヒヒッ」
城下不死街の篝火手前、横道にそれて木箱に隠れた階段を下りた先にいる商人。
見た目は完全に亡者だがまだ正気を失ってはいないらしく、盗品を売りさばいている。
グリッグス救出などに使う『民家の鍵』、装備条件が緩く強力な武器『強化クラブ』など品揃えは良好。
ユリアという痩せた犬を傍らの桶に入れて飼っており、常に撫でてかわいがっている。どう見ても桶は空だがこれはグラフィックの都合…というわけではない。
公式設定でユリアは常人には見えないとされており、ようは正気を失いかけた彼が見る幻覚なのだろう。最初からいないのか、過去に本当に飼っていたのかは不明。
ちなみに彼を倒すと軽くてリーチもある優秀な技量武器『打刀』を落とす。
しかも販売品には打刀がない、同時に民家の鍵を落とす、以後彼にお世話になることはほぼない…と殺害のメリットが大きくデメリットが少ない。
そのため多くのプレイヤーに倒される運命にあるが、最期には「ユリアよぅ…」と悲しげに呟くので罪悪感が半端ない。
太陽の騎士ソラール
「大王グウィンの生まれたこの地に俺自身の太陽を探しに来た!」
城下不死街、牛頭のデーモンを倒した先にいるみんな大好き太陽バケツ。詳細は
個別項目へ。
アストラの鍛冶屋アンドレイ
「見てのとおり、鍛冶話なら力になれると思うぜ。」
城下不死教区の篝火の下、上裸で黙々と金槌を振るっているムキムキのおっちゃん。
パッと見コワモテだが話してみると非常に気さくな人物。別れ際に言ってくれるセリフにも人柄がにじみ出ている。
鍛冶屋としてプレイヤーの武具の強化・進化などをしてくれる。進化は普通の楔石を使う通常・粗製と白楔石を使う神聖・邪教を担当。
特に掘り下げイベントはないが、話すと武器進化に必要な種火の場所のヒントをくれるほかシフのもとへ行く正規ルートに必要な『アルトリウスの紋章』を販売している。
ちなみに敵対するとドロップキックなどの彼専用の格闘モーションで攻撃してくる。おかげでパリィが取りづらく、筋肉の鎧でなかなか怯まないので高周回だとけっこう強敵。
倒した時に落とす『鍛冶屋の金槌』は他に入手方法がない貴重品。特段強くはないけど
余談だがこのアンドレイさん、なんとダークソウル3にも登場する。しかも本作と完全な同一人物であることを匂わせるセリフもあり、
ロードランの痕跡が風化するほど遠い時代になぜ生きているのかとフロム脳を刺激された者たちの考察のネタになっている。
カリムのオズワルド
「すべからく、罪は私の領分だよ。」
城下不死教区でガーゴイルを倒して鐘を鳴らした帰り道に突然現れている教戒師。梯子を降りたらいきなりいるので初見はビビる。ちなみにカリムは罪の女神を信仰する国。
芝居がかった口調と両手を広げたポーズが特徴。す し ざ ん ま い
ソウルを払って他NPCとの敵対を解除する『免罪』などをしてくれる。また彼からしか買えない奇跡や指輪も。
ちなみに彼から買えて彼自身も使う『ベルカのタリスマン』、奇跡の触媒なのだがなんと罪の女神の御髪でできているという。髪フェチ大歓喜
城下不死街の商人(女)
「あんたのソウルが欲しいんだよ。フヒヒッ」
祭祀場と不死街下層を繋ぐショートカットの水路の奥、鉄格子の向こうにいる商人。
名称こそ共通だが不死街の商人(男)と特に繋がりはない。こちらも見た目は亡者だが正気を保っているようだ。
各種苔玉や誘い頭蓋、帰還の骨片などよく使う消費アイテムを取り揃えている。苔に言及するセリフが多いのでプレイヤーからの通称は専ら
苔BBA
。
ver.1.03以降、最下層のバジリスクによる詰み防止として解呪石を無限販売するようになった。おかげでイングウァードの影がさらに薄くなった。
ちなみに彼女を攻撃して敵対すると、鉄格子越しなため反撃してこない代わりにやたら豊富な語彙で
罵倒
してくる。
声優さんの演技にも味があり必聴もの。ぜひ一度は敵対してみてほしい。その後は免罪を忘れずに。
混沌の娘
「・・・・・。」
病み村最深部でクラーグ討伐後、鐘を鳴らした先の隠し扉の向こうにいる真っ白な女性。
また目の前の篝火を守る火防女でもある。詳細は
個別項目へ。
卵背負いのエンジ―
「…ふん、卵も背負わぬ半端ものがな。」
混沌の娘に仕える卵背負い。会話ができて敵対もしていないが、見た目がエネミーと変わらないので初見で攻撃してしまった人もいるのではなかろうか。
混沌の娘のもとへ行く道を塞いでおり、忠誠を誓うことで通してはくれるがその後も厳しい姿勢を崩さない。
なら卵を背負ってやろうとたまご頭状態になってから話しかけることでプレイヤーを同胞と認め、態度を改めて販売品も増える。
この際「さすがに頭はきつかろう…」とドン引き同情してたまご頭の解除アイテム『たまごくだし』をくれる。
混沌の娘に絶対の忠誠を誓う忠臣。仲良くなってからは彼女がああなった経緯なども教えてくれる。
また大沼出身の呪術師でもあり条件を満たすと呪術の火がもらえる。独特な毒の呪術を用い、異端として大沼を追われたらしい。
イザリスのクラーナ
「馬鹿弟子が、亡者になんてなるんじゃないぞ。」
呪術の火を+10以上に強化することで病み村の最下部に出現する、ローブを被った謎の女性。詳細は
個別項目にて。
ヴィンハイムのリッケルト
「昔は一端の職人だったが…今はこの有様さ。」
小ロンド遺跡手前、崖際の階段にある牢に囚われた魔法鍛冶職人。
不死になって囚われてしまったらしく退屈しのぎと称して武器を鍛えてくれる。
舐めて聞こえるかもしれないが、狭い牢の中で孤独かつ何もやることがない状況が続けば人は簡単に狂ってしまう。
不死が正気を失えば亡者になってしまうため、退屈しのぎはマジメに死活問題なのだ。
魔法鍛冶というだけあって青楔石を使う魔法・魔力派生の進化を担当。
場所も立ち位置も微妙で空気気味なNPCだが、種火を渡した際のセリフが妙にかっこいい。
カタリナのジークマイヤー
「ううむ、困ったなぁ…。」
丸々とした全身鎧に玉ねぎのような兜という特徴的な装備を纏う戦士。
この装備はカタリナの伝統的なものらしく、見た目に反して非常に優秀なのだとか。実際プレイヤーの装備としても軽くて硬いと評判。
各所で行き詰って眠りこけて悩んでいる姿を目にする。
話しかけると〇〇に困っていて進めない…と言われるのでプレイヤーが解決、感謝のアイテムをくれるというのがお決まりのパターン。
どこか愛嬌のある鎧とのんびりした話し方、実直な態度から貴重な癒し枠として人気のNPC。
一見ポンコツだが戦士としての実力は本物であり、イベント終盤の雄姿と男気は必見。
最初に会えるのは鐘を鳴らす前のセンの古城の門の前。開かない門の前でうんうん悩んでいる。(ここでの会話のみ必須ではない)
その後は古城序盤の鉄球ゾーン、アノールロンドの銀騎士3体部屋、祭祀場での会話を挟んで病み村の大樹のうつろ手前と各地で出会う。
ここまでイベントが進むと公爵の書庫の奥、結晶洞穴手前の広場に他とは体色の違う琥珀色のゴーレムが出現。
このゴーレムは自身の結晶の中に人を閉じ込めており、倒すと見慣れた玉ねぎ鎧が姿を現す。
だがその人物はなんと女性。話を聞くとジークマイヤーの娘、
ジークリンデ
だという。母の伝言を伝えるため父を探しに来たとのこと。
その後ジークリンデが祭祀場に現れまたすぐに旅立つ。
ここまで来ればいよいよ終盤。病み村方面の最深部である混沌の廃都イザリスでジークマイヤーに会える。
そこは強敵『イザリスの混沌』が大量にいるエリアであり、進むためにはそれらを突破するしかない局面。
ここでついに男気を見せ「自分が囮になるからその隙に逃げろ」と言い残すと雄叫びとともに突撃。
名乗りを上げて自身を鼓舞しながら特大剣を振り回し、化け物どもを相手に決死の戦いを挑む。
ここで逃げずに共闘、共に敵を殲滅することでイベントが進行する。ただ彼のHPが一定以下だと会話の後に力尽きてしまうので
万全を期すなら事前に遠距離武器で敵を減らしておこう。一人で全滅させてしまうとそれはそれでイベントが進まないため1体は残しておくこと。
イザリスでのイベントが成功すれば祭祀場に再びジークリンデが出現。父を見つけたこと、最後の探索に行くことを告げられる。
最後は大樹のうつろのさらに奥、灰の湖でついに親子が揃う。
…が、ジークマイヤーは倒れていてピクリとも動かない。リンデ曰く正気を失ってしまったので介錯したという。
なんとも物悲しい雰囲気の中、ジークリンデから一連のお礼に『楔石の原盤』を貰って長いジーク親子イベントは幕を閉じる。
心折れたバーニス騎士
「だが…したいんだろう?悪あがきを。」
センの古城終盤、崩れた通路をジャンプで飛び越えた先の塔にいる鎧を着込んだ男。
かつて最強と謳われたバーニス騎士団の生き残りだが、仲間がみんな亡者になり果て心が折れてしまったらしい。
卑屈になってしまっているものの、先へ進むプレイヤーに周辺からかき集めた装備やアイテムを販売してくれる。スタミナ回復を早める緑花草あたりが有用。
暗月の女騎士
「棄てられたアノール・ロンドへようこそ、不死の勇者よ。」
アノール・ロンドに到達してすぐの篝火を守っている、真鍮の鎧を纏った火防女。詳細は
火防女の項目へ。
巨人の鍛冶屋
「話す、苦手。鍛えるの、得意。いつでもばんぜん。」
アノール・ロンドの大広間の横、階段下にいる鍛冶屋の巨人。
その体躯に似つかわしくない小さめの金床を器用に使って鍛冶仕事をしている。
大きな体を丸めて作業するその姿と片言の拙い喋りが相まって癒しキャラとして人気。
鍛冶屋としては通常の楔石を用いた結晶・雷派生の進化とボスのソウルを用いた特殊な武器の作成を担当。
楔石や矢・ボルトなど有用な消耗品も色々販売しているので終盤までお世話になるだろう。
他の鍛冶屋同様掘り下げイベントは用意されていないがDLCで鷹の目ゴーが少しだけ彼に言及する。巨人同士親交があったようだ。
ダークソウル3で再登場したアノール・ロンドには彼の遺体があり、
その手にある『巨人の種火』をアンドレイに渡すと懐かしむ様子を見ることができる。1の頃から繫がりがあったのだろう。逆にあんたはなんで生きてるんだ本当に
太陽の王女グウィネヴィア、陰の太陽グウィンドリン
「よく参りました。試練をこえた、不死の英雄よ。」
「陰の太陽の信徒よ、よくぞここに至り、我の声を聞いた。」
アノール・ロンドにいる神々。それぞれ
個別項目を参照。
白猫アルヴィナ
「団は家族だ。裏切りは許されない、絶対にね。」
黒い森の庭の紋章で開く扉の先、中盤の建物にいる貫禄ある猫。
当然のように人語を解し、悠然とした女性のような声で話す。
話すと誓約『森の狩猟者』を結ぶことができる。断っても敵対はしないが邪険にされてしまう。
逆に誓約を交わした者は家族として扱われ、ここに来るまでに襲ってきた森の戦士たちが敵対しなくなるほか後述の2人が姿を現すようになる。
過去の世界であるDLCエリア『深淵の穴』では姿のみ登場。現れては消えてを繰り返す彼女の幻影を追いかけると人間性に襲われるシフのところにたどり着き、シフを救出できる。
シフおよびアルトリウスとは友人であり、現代で黒い森の庭にいるのもアルトリウスの墓を見守るためのようだ。
狩猟団長シバ
「まずは挨拶と…団のやり方を伝えておこう。」
甲冑のような鎧を着た男。『森の狩猟者』の契約中のみ現れる。
遠い東の生まれであることから東のシバとも呼ばれ、狩猟団において実戦部隊のリーダーを任されるほどの実力者。
黒い森の庭ではあいさつ程度の会話のみだが話しかけておくと病み村ボス前のリフトのあたりに出現。
武器コレクターとのことでプレイヤーに装備を販売してくれるようになる。
ラインナップには敵の低確率ドロップ品が多くなかなか有用。打刀の真っ当な入手手段はここ。
どうも経歴が一切不明らしく、アルヴィナから警戒されているほかパッチにもヤバいやつ扱いされている。
そんな意味深な設定の割になんのイベントもないシバだが、没データには彼に混沌の刃を盗まれるというイベントが存在している。
コレクターである彼は混沌の刃を探し求めており、見せたらそのまま奪われ、復讐霊として彼の世界に侵入して取り返す…という内容だったようだ。
和風な出で立ち、打刀や物干し竿といった刀の所持、不審な点がある武器コレクター…これらの設定はすべてこのイベントの伏線だったのだろう。
実装されている混沌の刃のテキストもいわゆる曰く付きの妖刀といった内容であり、いかにもコレクターが欲しがりそうな代物になっている。
影の間者
「・・・。」
常にシバの隣に立っている半透明な忍者。半透明なのは装備している『霧の指輪』の効果である。
話しかけても言葉を発さないので名前から素性まで一切が不明。
ちなみに敵対すると刀のほかに炎を噴く呪術を用いる。忍者の火遁のイメージだろうか。
文字通り影の薄い間者だが、初期には彼からのドロップでのみ手に入る『暗い木目指輪』は需要が高く人気があった。
その効果は”ローリングのモーションが軽快なハンドスプリングに変化し性能が上がる”というもの。
現在は装備重量が最大値の1/4以下、十分ローリングの性能が高いいわゆる『軽ロリ』状態でのみ発動するため恩恵が薄いのだが
初期は1/4以上1/2以下、性能の悪い『中ロリ』状態でも発動して軽ロリ以上の性能に上がっていたので効果幅がかなり大きかった。
そのため対人において重めの装備で怯み耐性を確保し、攻撃を食らいながらでも強引に木目ローリングで背後に回ってバクスタ…というゴリ押し戦法が蔓延。
駆け引きも何もない劣悪なケツ堀り合戦対戦環境として批判を浴びたため下方修正が入り現在の性能に落ち着いている。
ウーラシールの宵闇
「貴方が、助けてくれたのですね。」
ドレスを着た高貴な佇まいの女性。狭間の森の湖の奥で琥珀色のゴーレムに囚われている。詳細は
個別項目へ。
鍛冶屋バモス
「さっさと出ていかんか…気が散るわい。」
地下墓地にいるガタイのいいスケルトンの鍛冶屋。顎にはヒゲ状の骨をたくわえている。
…ツッコミどころしかないが、実際そうとしか言いようのない姿なので仕方ない。
地下墓地が立体的で入り組んでいるうえに彼のいる場所は脇道なので存在に気付かないプレイヤーもちらほら。
登場時にはムービーが入り、暗闇からつるはしを持った彼がヌッと現れるため最初はボスと勘違いすることだろう。
壁に穴をあけてそこから出ていくよう促されるが話しかければちゃんと鍛冶仕事を請け負ってくれる。つまりツンデレ
武器進化の担当は赤楔石を使用する炎・混沌。
地下墓地方面は篝火が少なく会いに行くのが大変だったが、アップデートで目の前に転送で選べる篝火が追加されている。
倒した際のドロップ品に『王族の兜』が含まれているのでどこかの王族の人間だった可能性があるが詳細は不明。
闇撫でのカアス
「では、我は隠さず真実を話そう。」
フラムトと同じ世界の蛇。王の器を捧げる前に『四人の公王』を倒すと深淵に出現する。
グウィンの火を継がずに消してしまい、闇の時代が訪れることを望んでいる。
曰くそれこそが本来の理であり、グウィンは闇を恐れて火を継ぎ、人を縛っているのだという。
フラムトとは全く逆の主張でどちらが正しいのかはわかりようがない。結局すべてはプレイヤー次第。
フラムト同様カアス経由で王の器を捧げることができ、そうするとフラムトは姿を消してしまう。
その後は誓約『ダークレイス』を結ぶことができる。その名のとおり他プレイヤー世界への闇霊侵入に特化した誓約。
またダークソウル3にも少しだけ名前が出てくる。
深淵がウーラシールを蝕んでいるのは『深淵の主マヌス』の影響だが、そもそもマヌスを呼び起こしたのはウーラシール民。
そしてそれを唆したのは世界の蛇であることがチェスターおよびゴーのセリフで語られる。
闇の王エンドでわかるように世界の蛇はたくさんいるのでそれがカアスとは限らないが、現代でも深淵で姿を見せることから彼である可能性は高いだろう。
霊廟の守人エリザベス
「…あなた、宵闇様の救い人ね。」
DLCエリアの篝火『ウーラシールの霊廟』の近くに生えているデカいキノコ。…キノコである。ちゃんと木から生えてる。でも喋る。
プレイヤーが未来の人間であることを即座に見抜くなど底が知れない人物。曰く宵闇の乳母のような立場とのことで、宵闇の救出を頼まれる。
その後は修理の光粉などを売ってくれるほか、話すとウーラシールについていろいろ教えてくれる。
マヌスを討伐して宵闇を救出するとお礼に『エリザベスの秘薬』がもらえる。この秘薬、見た目はただのキノコだが効果は30秒の強リジェネとかなり強力。
ちなみにダークソウル2のエリザベスの秘薬のテキストには「古の聖女エリザベス~」という記載がある。このキノコさん聖女らしい。
ただ彼女の容姿は伝わっていないようで「貴い行いに相応しい美貌を備えていたと信じられている」と続く。…知らない方が幸せなこともあるよね。
素晴らしいチェスター
「お互い、助け合っていこうじゃあないか。」
アルトリウスのボス部屋手前でカッコよく腕を組んで壁にもたれている微笑み顔の仮面の男。
ロングコートやハットを身に着けた紳士的な出で立ちで、銃(クロスボウ)を扱うことと合わせてブラボ世界の住人とか言われがち。
プレイヤー同様未来から来たらしい。言動や雰囲気は少々怪しいが、似た境遇のよしみでアイテムを販売してくれる。ただどれもちょっと割高。
会話を終えた時のボイス"so long."(じゃあな)がなんとなく耳に残る。
アルトリウス討伐後、ウーラシール市街の途中で闇霊として侵入してくる。得物はあまりの産廃具合からワロスと揶揄されるスナイパークロス。
だがチェスターはバラ投げや足払いといった素晴らしい独自モーションと併用してくるので油断は禁物。盾を構えて隙を突く王道戦法が有効。
闇霊との勝敗に関わらず実体のチェスターは元の場所で平然としているがセリフに変化があり、負けてると煽ってくるし勝っていると露骨に拗ねる。
敵対時や倒れた時のセリフも全体的にクセがあり、厨二っぽいスタイルとそのネタ具合からそこそこ人気のNPC。
王の刃キアラン
「それは、ここで倒れた男の、魂ではないか?」
アルトリウス討伐後、ロードを挟むとボス部屋で祈っている白磁の仮面の女性。
グウィン王の四騎士の紅一点。DLC前から『スズメバチの指輪』の持ち主として名前は出ていた。
二つ名のとおり、王の敵をことごとく抹殺したとされる凄腕の暗殺者。
同じ四騎士だったアルトリウスを友として弔うためソウルを渡してくれないかと持ち掛けてくる。
渡すと彼女の武器である曲剣『黄金の残光』および短剣『暗銀の残滅』がお礼としてもらえる。
断っても大きなリアクションはなく、どちらにせよその後すぐに消えてしまうので背景はあまりわからないが
数少ない台詞の端々からアルトリウスに特別な感情を抱いているように見受けられる。
現代でも彼女の指輪が手に入るのはシフのボス部屋=アルトリウスの墓前だったり。
ちなみに倒すと上記の武器に加えて装備一式を落とし、当然アルトリウスのソウルも手元に残るので完全に倒した方が得。良心が問われる。
敵対時は左手の残光で舞うように攻めつつ隙を見て右手の残滅を刺すスタイリッシュな戦法を取る。体力もNPCトップクラスで四騎士の称号に違わぬ強敵。
鷹の目ゴー
「竜に挑むは、騎士の誉れよな…。」
アルトリウスのボス部屋の先にある塔に隠居している巨人の戦士。扉を開けるにはウーラシール市街後半に拾える『紋章の鍵』が必要。
グウィン王の四騎士の一人で弓の名手として知られ、DLC前から「鷹の指輪」の持ち主として名前だけ出ていた。
叙勲としてグウィンから賜った鎧を着ているが、兜の覗きが樹脂で覆われてしまっており目が見えていない。
どうも巨人は迫害されていたらしくこれも彼を疎んだ者の嫌がらせだったようだ。だがゴーは王に頂いたものだからとそのまま付け続けている。なんとも律儀な人である。
深淵に侵されたアルトリウスを解放したプレイヤーに礼を述べ、以降アイテムを販売してくれる。帰還の骨片の最安値はここ。
ちなみにDLCエリアに散見され自身も販売している木製の人面は彼の作。普段のモーションでもよく見るとゴリゴリ彫っている。
使用すると「ありがとう」「いいね」など種類に応じたやたら野太いボイスが流れるのでマルチでのコミュニケーションにどうぞ。
黒竜カラミットに空から焼き払われた後で話しかけると「黒い竜に難儀しているのではないか?」と問われる。
YESと答えると会話の後ムービーに突入。塔の中から身の丈ほどの剛弓を構え、遠くの空に舞うカラミットを一射で正確に撃ち抜いてしまう。
これで目は見えていないというのだからとんでもない腕前である。ちなみにNOを選んでしまったときは再度敗れてから話しかければOK。
このイベント後はカラミットが地面に降りてくるのでまともに戦えるようになる。それでも本作屈指の強敵なので心してかかろう。
討伐後に報告に行くことでムービーでも用いていた『ゴーの大弓』を譲り受けることができる。明らかに縮んでいるが気にしてはいけない
ちなみに敵対時、目が見えないので物音を立てなければこちらを見失う。そのため『音無し』や『静かに眠る竜印の指輪』が有効。
ただし攻撃すれば感知されるし、狭い塔の中で巨体を活かしたボディプレスなどの範囲攻撃をかましてくるので一筋縄ではいかない。倒すと防具一式を落とす。
深淵歩きアルトリウス
作中はボスとして相対するのみでNPCとして会うことはないが重要人物なので記載。
グウィン王の四騎士の一人で、二つ名のとおり深淵の魔物と契約することで深淵を歩くことができたとされる。プレイヤーが深淵を歩けるのも彼の契約の指輪のおかげ。
シフやアルヴィナをはじめ動物に好かれていた、キアランやゴーにも慕われていたなど四騎士の中でも特に高潔な人物として描写されている。
実力も高かったようで、彼を象徴する『狼の指輪』のフレーバーにて「強靭な意志で決して怯まず、大剣を振るえばまさに無双であった」と語られるほど。
ウーラシールが深淵に呑まれた際にも躊躇なく助けに向かったが、彼をも超える強大な深淵に敗れて正気を失いボスとしてプレイヤーに立ちはだかることに。
シフを護る結界のために大盾を使ったので盾を持っておらず、利き腕である左腕も深淵に侵され力なく垂れ下がっている。
そんな手負いの状態にも関わらずめちゃくちゃ強い。正気を失ってなお衰えない剣技で的確に追い詰めてくるため気を引き締めて戦おう。
アルトリウスの雄姿は彼の大剣とともに後世まで語り継がれており、ダークソウル2では代々左利きの剣士に伝わるとされる『栄華の大剣』として、
3では深淵を監視し封じるために戦い続ける『ファランの不死隊』およびその武器『ファランの大剣』として彼の影響をうかがい知ることができる。
なんと時空を超えて最新作
エルデンリング:ナイトレインにも登場。
どこか深淵にも似た「夜」の中で、夜渡り達と対峙する。
夜の王の直前に戦う通称前座ボスとしての登場だが、下手をしなくても夜の王より強い。
初代ダークソウルからの登板となるとさすがにゲームスピードの変化について行かれないだろうというのが大方の前評判だったが、高体力高攻撃力、新大技&専用デバフと盛り盛りの強化に加えて
一周回ってテンポの違う緩急が躱しづらいという超難敵となっている。
あと背面斬りは元から人間の反応速度ギリギリ
撃破すると他ボスとは違い霧散する事なく、呻きながら深淵へと呑まれ姿を消す。夜渡りと共に彼の戦いもまだ終わらないようだ。
白霊・闇霊・敵対NPC
装備やアイテムのフレーバーで多少の設定が語られるのみでセリフはなし。
特に敵対NPCについては名前表記すらないため、フレーバーにある本人なのかその装備を着ただけの別人なのかも定かではない。
ハベルの戦士
城下不死教区、牛頭のデーモンがいる見張り塔の下層に閉じ込められている敵対NPC。鎧で見えないが亡者である。
岩塊を削り出して作ったという装備を身に纏う重戦士。グウィン王の戦友であったといい、その見た目から「岩のような」ハベルとも称される。
見たまんま堅牢な物理耐性を誇るが、歴史上は魔法耐性も奇跡『大魔法防護』によってカバーしていたらしい。要は筋バサビルド。なおゲーム内では使用しない。
倒すと装備重量大幅アップの『ハベルの指輪』を落とす。他の装備一式はアノール・ロンドの隠し部屋で入手できる。
異端の魔女ビアトリス
黒い森の庭のボス『月光蝶』戦で召喚できる白霊。ここで召喚していると『四人の公王』戦前にもサインが現れる。
全身黒のローブにとんがり帽子といかにも魔女といった風貌の女性。深淵に挑んだ者の一人。
異端とされているのはヴィンハイムの竜の学院に所属しなかったから。でも使用する魔法はほかの魔術師と特に変わらない。
月光蝶戦は遠距離攻撃が有効だが序盤に挑むとその手段に乏しいため、彼女の魔法は非常にありがたい。逆に公王戦では力不足気味。
彼女を召喚するしないに関わらず、公王を倒すと飛龍の谷で装備一式が拾えるようになる。
トゲの騎士カーク
最下層、デーモン遺跡、イザリスと3回も侵入してくるしつこい闇霊。皆殺しのカークなんて物騒な通り名も。
その名のとおりトゲの付いた武具を装備しており、彼のローリングに接触するとダメージを受ける。
だがそのローリングが遅かったり、動きも単調だったりであまり苦戦はしないだろう。パリィの練習台にちょうどいい。
3回撃破すると混沌の娘がいる場所の奥に装備一式が出現。
侵入される場所(すべて混沌の娘がいる病み村方面)と合わせて考えると彼は混沌の従者であり、娘に捧げる人間性を稼ぐために侵入を繰り返しているのだと思われる。
人食いミルドレット
病み村の底、クラーグ前の篝火付近で侵入してくる闇霊。ミルドレッ
ド
と間違えられやすい。濁らない。
最低限のぼろ布だけ纏い頭にはずた袋、得物として肉断ち包丁を装備する野蛮で物騒な女性。
そのあまりの風貌と人食いの通り名からイカれた狂人と思いきや、撃破後はクラーグ戦に白霊として召喚することも可能。ほぼ防具なしの割にそこそこ硬くて頼りになる。
弓の英雄ファリス
黒い森の庭、紋章で開ける扉の先のエリアで襲ってくる森の狩猟者たちの一人。
つばの長い帽子と黒い弓が特徴の軽装戦士。倒すとそれらの『ファリスの帽子』、『ファリスの黒弓』を落とす。
フレーバーテキスト曰く「鷹の目ゴーと並び称される」ほどの実力者…らしいのだが、敵対時は特に目立ったところもなくさっくり倒せてしまう。
ファリスの伝承が尾ひれの付いた眉唾物だったのか、このNPCがファリスに憧れただけの一般人だったのかは不明。
ただ彼女の落とす黒弓は技量をしっかり上げれば弓では最強の逸品。ひとまず武器は本物のようだ。
ちなみに狩猟者の中にはもう一人名有りのNPC『騎士アメリクス』という人物がいるが、そちらは固有の装備すらないファリス以上に空気な存在。
不死の王子リカール
センの古城のはずれの塔で待ち構えている敵対NPC。ハベル同様鎧で見えないが亡者。物語として語られるほど有名な貴族の王子であるらしい。
防具は汎用の上級騎士装備だが装飾の付いた固有のレイピアを扱う。一瞬の構えの後目にも止まらぬ連撃を繰り出す特殊モーションが印象的。
無防備に近づくとハチの巣にされるので刺剣が苦手とするガン盾で対応しよう。腕に自信があれば構えを見てから初撃をパリィするのも有効。
倒すと『リカールの刺剣』をドロップ。先述の連続突きもR2で使用可能。一連のモーションは途中キャンセルできないのでかなりリスキーだが
全ヒットした際の火力は目を見張るものがある。そのロマン火力とカッコよさからプレイヤーにも大人気。通称
リカールスペシャル
、略して
リカスぺ
。
その人気に応えるように後のダクソ2、3でも武器だけ続投している。
黒鉄のタルカス
センの古城ボス前はずれの小部屋にサインを置いている白霊。通り名どおりの黒い鎧、特大剣、大盾を装備するパワーファイター。
白霊の中でもやたらと強く初心者の強い味方になってくれる。ただアイアンゴーレムは落下狙いの方が楽なので慣れると不要になっていくだろう。
心折れた商人曰く伝説的な人物だそうだが、そんな彼でも古城の試練は越えられなかったらしい。装備一式はアノール・ロンドの絵画がある大広間に落ちている。
余談だが、古城の試練を越えられなかったはずなのに遺体がアノール・ロンドにあり、彼の遺体の真上の窓ガラスがちょうど割れていることから彼の最期について
”アイアンゴーレムに投げ飛ばされてアノール・ロンドまで吹っ飛び窓に突っ込んで絶命した”なんて珍説がたびたび語られたりしている。
黄の王ジェレマイア
エレーミアス絵画世界中盤で侵入してくる闇霊。黄色い布でできた装備とあまりにも巨大なターバンが特徴。
装備のフレーバーで”伝説の追放者”と言われている以外具体的なことは何もわからないが、
混沌の呪術をすべて使用してくることからかなりの実力者であることは間違いない。伝説と言われるだけのことはある。
倒すとプリシラの奥、絵画世界の出口近くで装備一式が拾えるようになる。
メタ的に言えば、少なくとも装備は前作デモンズソウルのボス『黄衣の翁』のオマージュだろう。
頭装備は散々う○こターバンと弄られたので形状を変えたのだろうが…その結果がこれである。結局ケツ絡みじゃねーか
聖騎士リロイ
地下墓地のボス手前で白霊として、その先の巨人墓地では終盤の崖に闇霊として出現するNPC。
白霊としては非常に強力。火力耐久とも申し分なく奇跡による自己回復まで備えていて隙がない。ボスの三人羽織がそこまで強くないのもあるが…
ただサインの場所がわかりにくいし行きづらい。ボス部屋のある一番下まで道なりに行かず、特定の位置で落下しないとたどり着けない高台にある。
闇霊としてもそこそこ強い。場所柄落下死の危険もあって動きづらいのが拍車をかける。ただモーションの遅い大槌を使うのでパリィが取りやすい。
倒すと神聖属性の大槌「グラント」、リジェネ付きの中盾「サンクトゥス」をドロップ。また倒していると巨人墓地の最奥、墓王ニトのボス部屋で装備一式を拾える。
テキストによれば白教最初の不死であり、白教の使命の発端となった人物。
先述のグラント、サンクトゥスはどちらも白教の宝具で、それらを携えて墓場に挑んだとのこと。
それ以上は語られないがニトの手前で侵入してくる(=行く手を阻んでくる)こと、ニトの近くに装備が落ちていることから墓王の眷属に堕ちてしまったとする考察も。
魔女の娘グラナ
混沌の廃都イザリスの奥地、ボスである混沌の苗床の霧の目の前で襲ってくる敵対NPC。
黒金糸装備を纏い混沌の呪術を使ってくる混沌の魔女…すなわちクラーナやクラーグの姉妹の一人。倒すと『イザリスの杖』を落とす。
ただ彼女の設定はまったくと言っていいほど語られず、エンジ―がちょろっと名前を出すだけ。プレイしたけど名前すら知らないという人も多いのではなかろうか。
- ”妙齢の女性”は若い女性という意味。 -- 名無しさん (2026-08-06 15:46:54)
- 「鍛冶をする王族とはいったい…」とはあるけど、大量の燃料と鉱石が必要な鍛冶師は必然的に、共同体の中枢的な身分だったはず。貴金属の精錬なんかも手掛ける鍛冶師は、それこそ王様が兼業しているってのもあったとか。だから王族の鍛冶師はまあ、おかしくはないと思う -- 名無しさん (2026-08-06 15:56:11)
- ルイ16世も特技は鍛冶と錠前作りだったからな -- 名無しさん (2026-08-06 19:49:12)
- 3で巨人の鍛冶屋の遺体をみたときは悲しくなったなぁ… -- 名無しさん (2026-08-07 01:53:51)
最終更新:2026年08月07日 11:56