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キノコ

登録日:2026/08/21 Fri 13:55:11
更新日:2026/09/18 Fri 12:02:12NEW!
所要時間:約 12 分で読めます




触っちゃダメ!死にますよ!失礼、イケてるキノコでした♪

うわぁ!キ、キノコが喋った!

キノコとは、菌類の一種である。




【概要】

菌類といってもカビや酵母*1などがあるが、キノコはそれらと同じ存在である。
ただしそれぞれの活動から区別がされており、
●酵母:単細胞の状態で活動する
●カビ:菌が連なったコロニー、菌糸の状態で活動する
●キノコ:子孫を残す為に大型の複合構造で活動する
といった感じで区別されている。
キノコの仲間だって一生キノコなわけでも全身キノコなわけでもなく、生活の大半はカビや酵母として暮らしている。


キノコと言ってもたくさんあるが、その実態は傘と柄からなる「子実体」というもの。
植物で言えば根っこに該当する「ツボ」と呼ばれる箇所から成長し、胞子をばら撒いて子孫を残す為に活動している。つまり人間で言うキノコなのである。
もっともこれらはキノコの本体ではなく、その本来の姿は地面の下や枯れ木に広がる菌糸のネットワークそのもの。
北米産のナラタケの仲間は15ヘクタール、わかりやすく言えば東京ドーム15個分の広さに及ぶ森林の地下に菌糸を張り巡らせているということから、その大きさがわかるだろう。

自然界においては木や落ち葉を分解して栄養にする「腐朽菌」*2と植物の生きた根っこと強固な共生関係を築いて生活する「共生菌」*3、生物に害をもたらす「病原性寄生菌」*4、動物の死骸や屎尿等が分解される過程でアンモニアを生じ、その場所に生えてくる「アンモニア菌」*5が存在している。

などによる充分な湿気と日蔭があれば森林や高原、公園内の芝生や草原に生えることがある。
マツタケやシイタケ、ブナシメジといったように秋の代名詞としてよく採取され食べられるイメージがあるし、実際に数多くの栽培品や野生品の食用キノコがあるが、あくまでも菌類の一種なので毒性を持っているものが多く、しかも、毒性を持つものの中には食用になるものとそっくりな姿かたちをしたものも非常に多いので、むやみやたらに手を出すと最悪死ぬことになるかもしれないので気をつけよう。

我が国においては、一般に未命名のものを含めて約6000~7000種類のキノコが生息していると考えられている。しかしながら、そのうち一般の図鑑に記載されているものは3割程度とされている。
そもそも「キノコ」は生物の構造の特徴的な一部分なので、外見的に類似した形態を持つ種が数多くある。
更に、我が国においては研究者が多くないために菌類の研究はあまり進んでおらず、見た目は酷似していても違う種が同じ種に混同されていたり*6、ツエタケ類のように同じ種で単なる見た目や生息場所が微妙に異なると思われていた物が複数の種に分けられたりすることもしょっちゅうである。


【キノコの仲間】

毒キノコについては別項を参照。

🍄タマゴタケ
卵のようなツボから真っ赤な傘を広げた姿が特徴的なキノコ。
別名「王様のキノコ」。
スーパーマリオシリーズに登場するキノコもこれがモチーフだという一説も。
「派手な色のキノコは毒、地味な色のキノコは食用」という迷信が大間違いであることを雄弁に物語る実例。
タマゴタケの仲間には黄色いカラーリングが特徴の「キタマゴタケ」や、傘が暗い茶色の「チャタマゴタケ」も存在し、いずれも食用可能である。
類似種として、見た目が似ているが毒キノコである「ベニテングタケ」や、キタマゴタケに色合いが似ているが死亡例すらある猛毒の「タマゴタケモドキ」があるので注意。

🍄シイタケ
食用茸の代表格にしてメジャーな存在。
茶色い傘が特徴で、焼いて食べてもよし、煮て食べてもよしの人気者。
茶碗蒸しの具やステーキで見たことがあるかもしれない。

🍄ナメコ
ぬるぬるした粘液で覆われたオレンジ色のキノコ。
湿気を特に好み、水辺近くの苔むした倒木など、水のある場所に多く生える。
ナメコ汁といった料理の具材でお馴染みなのでこれまたメジャーなやつ。
混同されることがある滑茸(なめたけ)はエノキタケを用いる料理名。

🍄マツタケ
キノコ界のキング・オブ・キング。
前述のタマゴタケが「王様のキノコ」なら、こちらは「殿様のキノコ」と言ったところだろうか。
「匂い松茸味占地」という格言がある通り、秋の味覚といったらこれという香りも味も素晴らしい存在なのだが、「菌根菌」という性質を持っており*7、栽培が非常に難しいので市場に出回ることは少なめ。
一方で海外では「軍人の靴下のにおい」と揶揄されるほど忌み嫌われる悪臭と捉えられてるらしく、そのためかどうかは不明だが、日本産でも中国産でもない欧米からのマツタケがものすごい叩き値で売られていることもごくたまにあるので、運良く見つけたら買い占めてしまうのも手。

🍄ホンシメジ
前述の「味占地」という言葉で表現されるキノコがこれ。かつては人工栽培は困難と言われていたが、現在ではデンプンを分解できる菌株を用いた栽培手法が確立されている。
他の市販のキノコに比べると値段はお高め。

🍄ヒラタケ
食用キノコの一種。見た目がシメジに似ているため、昔はこのキノコが「シメジ」という名で市販されていた。
傘が脆いという欠点があったが、現在では品種改良により改善されている。

🍄ブナシメジ
こちらもメジャーな食用キノコ。ブナの倒木に生えるのでブナシメジ。
品種改良で真っ白になったものも市販されている。
前述のヒラタケがシメジとして販売されていたのに対して、「こっちの方が本物だぞ!」という事で「ホンシメジ」の名前で販売されていた時代もあった。
なお現在は「紛らわしい名前で販売するな!」という通達が出されたことにより、それぞれ本来の名前である「ヒラタケ」「ブナシメジ」という名前で販売されているのでご安心を。

🍄マイタケ
天ぷらで出されることも多い食用キノコ。
名前の由来には諸説あり、「人が集まって舞っているように見えるから」「食べたら味が良すぎて舞いたくなるから」とか色々とあるらしい。「食べて舞うのは似た外見の毒キノコ食って幻覚見てるからでは?」

🍄エリンギ
現在ではスーパーなどでもよく見かける食用キノコだが、実は元々日本には生息していなかった。日本で栽培されるようになったのは平成になってから。
販売当初は生産者によって様々な名前で販売されたもののどれも普及せず、結局は学名からとった「エリンギ」になった。



【キノコをモチーフにしたキャラクター】

特撮


ゲーム


漫画作品


その他

  • ドコモダケ(docomo)
  • きのこ組(ホクト)
  • カペリート(カペリート)

【キノコに縁のあるキャラ】





【余談】

人気者であるキノコだが、あくまでも菌類の一種なのでを持っているものが多い。
また、食べられるものでもあまり多く食べると腹痛を催すものもあるので気をつけるべし。
だからといって自己判断で判別すると痛い目に遭うので、キノコを見かけても無理に採取しないようにしよう!
専門家でも判別が難しいものもあるので、キノコを食べたい人はスーパーで買うことをお勧めする。




追記・修正はキノコ好きな人がよろしくお願いします\ガサゴソ/

「ちょっと?ライオス?」

「これを今日の昼食にしてみよう」⊃マタンゴ

「ヤダーッ!!!!」

画像出典:アニメ「ダンジョン飯」第一話「水炊き/タルト」より,九井諒子,TRIGGER,「ダンジョン飯」製作委員会


この項目が面白かったなら……\ヤダヤダヤダヤダ絶対やだ/



最終更新:2026年09月18日 12:02

*1 ここではいわゆる「酵母菌」ではなく、広義の「酵母」のことを指す

*2 シイタケ、エノキタケ、ナメコ、ブナシメジ、マイタケ、ヒラタケ、ハナビラタケ、マッシュルーム、ツキヨタケ等

*3 マツタケ、ハツタケ、ホンシメジ、テングタケ、ベニテングタケ、ドクツルタケ、ヤマドリタケ、ヌメリイグチ、ドクヤマドリ等

*4 ナラタケ、カエンタケ等

*5 キツネタケ、ナガエノスギタケ等

*6 例:かつてナヨタケ科のヒトヨタケとハラタケ科のササクレヒトヨタケが同じ「ヒトヨタケ科」に分類されていた

*7 余談だが、この性質を持つホンシメジは栽培に成功している

*8 マジックマッシュルームを使った料理で審査員を虜にした。現在ではマジックマッシュルームの所有及びそれを使った料理を作るのは犯罪なので注意されたし。