スーパーロボット大戦Operation Extend

登録日:2021/07/28 Wed 16:39:08
更新日:2021/08/14 Sat 00:16:43
所要時間:約 37 分で読めます





『スーパーロボット大戦Operation Extend』はスーパーロボット大戦シリーズの作品で、PSPDL専用ソフト。
販売方式も分割式で2013年7月18日から2013年10月10日までかけて全8章が順次配信されると言う形を取った。
2015年12月24日をもって配信を終了しており、購入済みの分のDLのみが可能。

スーパーロボット大戦NEO』と同じ戦闘システムを引き継いでおり、『NEO』で完結済みの作品は原作終了後の参戦となっている事もあって同作の続編に近い(話が繋がっている訳ではないが)。
他のスパロボで言えば『IMPACT』と『MX』の関係のような物。
一方で顔グラフィックは発売時期が近かった『第2次スーパーロボット大戦Z』からの流用が多い。


●目次

参戦作品(★は初参戦)

天元突破グレンラガン
装甲騎兵ボトムズ
装甲騎兵ボトムズ ペールゼン・ファイルズ
☆装甲騎兵ボトムズ レッドショルダードキュメント 野望のルーツ
蒼き流星SPTレイズナー
絶対無敵ライジンオー
元気爆発ガンバルガー
熱血最強ゴウザウラー
☆完全勝利ダイテイオー
覇王大系リューナイト
ケロロ軍曹
コードギアス 反逆のルルーシュ
ゾイド -ZOIDS-
ゾイドジェネシス
機動戦士ガンダム
機動戦士ガンダム 第08MS小隊
機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争
機動戦士Ζガンダム
機動戦士ガンダムΖΖ
機動武闘伝Gガンダム
新機動戦記ガンダムW
機動戦士ガンダムSEED DESTINY
機動戦士ガンダム00
聖戦士ダンバイン
重戦機エルガイム
獣神ライガー
真ゲッターロボ 世界最後の日
真マジンガー 衝撃! Z編
機動警察パトレイバー (TVシリーズ)
機動警察パトレイバー the Movie
マクロスF
戦国魔神ゴーショーグン
超獣機神ダンクーガ
NG騎士ラムネ&40

追加参戦
☆New Story of Aura Battler DUNBINE
ZOIDS新世紀/ZERO
機動戦士ガンダム 逆襲のシャア
コードギアス 反逆のルルーシュR2
☆装甲騎兵ボトムズ ザ・ラストレッドショルダー
スーパーロボット大戦OG


「可能な限り参戦作品を増やすというコンセプト」もあって参戦作品が非常に多い。
とはいえ、いるだけ参戦も凄く多いが…。


【システム】

  • 基礎システム
NEOを引き継いでおり、今回も3Dマップ上を細かく移動する形式。
特殊効果等はNEOから引き継いでいるが、強すぎた対空攻撃は弱体化する等調整されている。
新規追加の効果も多いが、対大型や貫通等でダメージ面はかなり大味。

引き続きレベル制度を採用しているが、「必中」「ひらめき」の効果が最終補正の増減効果に変更となり、最大のレベル3でも90%の増加(減少)になった。

  • レベル差補正
敵から味方に対してのみ存在し、敵よりレベルが低いと被・与ダメージ、命中回避率が悪化する。
1~4レベルまでなら多少敵が強くなる程度で済むが、5レベル差からは雑魚ですら強敵に変わり、10レベルからは雑魚にすら蹂躙される。
具体的には10レベル差あると、「敵からの被ダメージ2倍、敵へのダメージ100%カット(与ダメ1)、敵の命中率+150%、敵の回避率+200%」となる。
お前は何を言っているんだ
上記の精神コマンドの効果変更もあり、10レベル差あると雑魚の一撃で即死するのも日常茶飯事。
一応、このシステムもあってレベリングせずに進めた場合のボスの強敵感等に一役買ってたりはするが、普通にプレイしてたら邪魔に感じる事が多い。

  • パーツトレード
強化パーツおよび、その素材は組み合わせる事で新規の強化パーツを作成する事が出来る。
いわゆるハクスラ要素。

  • ミッションのリプレイ
今回、ミッション(シナリオ)は何回でも再挑戦可能。
ソシャゲでクリア済みのシナリオに再挑戦可能なのを想像すれば間違っていない。
また、一度クリアした後はレベルと機体改造段階に制限をかけた上での再挑戦も可能で、その場合、クリア時の資金やEC報酬が倍になる。
ミッション中には経験値が手に入らないが内部でしっかり計算されており、クリア時にはきっちりその分レベルが上がる。

これによりいくらでもレベル上げや機体の改造、強化パーツの作成が可能。
というか、これでレベル上げしないとレベル差補正で死ぬ。
ハクスラ系の育成好きな人だと、いつもは出来ない育成が出来るのでこれ自体は好みが分かれる点。
加入が遅いユニットを使い倒せるのでそういう意味では楽しい。

クリア後に再挑戦するとコンテナ(中身は強化パーツや後述の部隊パーツ)が増えるミッションもあるので、やり直してみるとお得な場合もちらほら。
また、シナリオ上の制限がある場合(敵にシャアがいるとクワトロは出せない)を除きそのシナリオ時点では加入していないユニットも出撃させる事が可能で、わざわざそうしないと聞けない戦闘前会話も存在する。

  • 連続ミッション
一種の部隊分け。
各シナリオのボス戦等の要所要所に存在し、2~3話にまたがってシナリオが連続している。
(まずマクロスで宇宙空間を突っ切り、次にターナで地上戦、最後はホワイトベースと共にボス戦等)
この場合、既存のミッションで出撃済みの機体は連続ミッションの間は他のミッションで出撃できないので、部隊分けをしっかり考える必要がある。
(攻略情報を見るでもなければ、おおよその場合、地形を確認してボス用に主戦力を残し、他で前半のミッションに突撃する事になるだろうが。)
とはいえ、連続クリア報酬を諦めればシナリオ上の強制出撃ユニット以外の出撃状態を解除できるので、戦力的に厳しいのであればそれも一考。
ECの連続クリア報酬も馬鹿に出来ないので出来るだけきちんとボーナス込みでクリアした方が良いが。

  • EC(Extend Coin)
一言で言えば第2の資金。
ユニットの強化や強化パーツの作成に資金と同時に使うのだが、圧倒的に入手量が少ない
最初の内は資金の方が先に尽きる事もあるのだが、大抵の場合途中からひたすらEC不足に陥る。
金だけいくらあってもどうしようもない。

  • 部隊パーツ
そんなEC不足でお困りの方にはこちらが用意されております。
一定ミッションの間だけ素材のドロップ率や経験値、資金やEC等の入手量を何倍にも増やせる大変お役立ちするパーツでございます。
特別価格でお安く販売しておりますので、足止めされてお困りの方は是非手に取ってください。
お試し商品もコンテナに入っております。

  • グループユニット
一部のユニットに設定されている過去作の小隊システムの亜種のようなシステム。
複数のユニットで1つのグループを結成し、行動前なら「交代」が可能。
例えば、ガンダムガンキャノンガンタンクGファイターがグループユニットとして存在し、ガンダムをメインにしている場合、他の3機は同じ位置に存在するが基本戦闘には参加しない。
(グループ内で援護に参加する事が出来る他、「連携攻撃」というグループユニット全員での攻撃方法も存在する。)
この例で言えばガンダムが撃墜された場合、残りの3機から交代先を選ぶ形となる。
これにより遠距離で足を止めて待ち構える時はガンタンク、飛行や補給の際にはGファイター、ボス相手にはガンダム等、目的に合わせてチーム運用が可能になっている。
まぁ、ECシステムのせいでグループユニット全機の育成とかしてられないのだが…。

  • スタック
敵側のグループユニット。
敵側は雑魚がひとまとまりになっており、例えばザク4機が一つのスタックユニットとして出てきたりする。
グループユニットと違うのは、1回の攻撃でまとめて撃破が可能な事。
HP2500が4機のスタックの場合、10000を超えるダメージを与えれば4機まとめて撃墜できる。
これだけ聞くとウザいように思えるが、経験値稼ぎの際にはむしろ大量にスタックしててほしかったりする。

  • 必要経験値
いつもならレベル上げに必要な経験値は500で敵とのレベル差で入手量に補正がかかるが、今回はRPGのように必要経験値がどんどん増える形式。
後半は1つレベル上げるのに何十万とか要求される。
敵の撃破時にレベル差補正がかからないので、レベリングの際にはとにかく雑魚を数多く倒す必要がある。
MAP兵器も突破攻撃(指定箇所へ移動しながらその間の敵に攻撃)もない機体はちまちま倒すしかないので、一度出遅れると育成が面倒くさい。

  • 地形適応
今までのように各地形での機体側の補正等はなく、出撃可能エリアにのみ影響がある。(地形自体には過去作同様補正はある。)
パトレイバーやゾイド等の地上にしか地形適応がない機体は宇宙では出撃不可。
シナリオ進行上、宇宙戦ばっかの時もあるが、そういう場合でも出番がなくならないよう、宇宙空間でも地形扱いの戦艦の上や小惑星の上には陸戦ユニットも出られるマップが用意されていたり、基地内に突入しての戦闘もある。
…が、やっぱり色々制限がかかるので活躍させづらい。
結果、レベルが上がらずレベル差補正にやられる。
そしてレベル上げの際に便利なマクロスクォーターは宇宙空間のミッションばっかり。(戦艦はミッションごとに固定かつ、シナリオの都合)

また、数は少ないが空戦のみのマップも存在する。
こちらは本当に数える程度なのでたまにはそういうマップも、と思える程度なのだが。

配信形式と合わせ、本作はDLCも多い。
追加ミッションは13個。内5個は追加機体付き、他に1つ合体攻撃が解禁される物もある。
タイトルのミッションとシミュレーションミッションが解禁され、資金とECも手に入る他、ミッションではレアな強化パーツがコンテナに入っている。
序盤の章の物は先の章に登場する機体の顔見世的な内容の物も有り、章と章を繋ぐ内容になっている。
なので、購入しないとそこに登場する機体は本編では急に出てきたように感じやすい。
サイバスターだけはシナリオなしで機体のみの追加。

他には上記の部隊パーツがあり、内容は以下の通り。
  • 改造制限解除:上限が10段階から20段階になる。1機につき100円
  • 経験値2倍、強化パーツ獲得率UP、EC2倍、資金2倍:一定ミッション数間のみ有効な使い捨て。レベル1~3で100~300円。

  • 武器特殊能力
NEOにあった「押出」「ファイア」などの武器特殊能力をより膨らませたもの。
ダメージに関わる部分だけでなく武装によっては防御や回避の増加と様々な特色が付与されており
ギガドリルブレイクは防御貫通で大ダメージ」「バスターランチャーはロックオンでクリティカルを強化」「V-MAXは攻撃時に防御・回避も強化」など大技の個性化にも一役買っている。

  • アップデート
順次配信という形式をとった為、配信の際にはバグを修正したり、機体性能に調整が入る等のアップデートも同時に行われた。
元々、読み込みの面でかなり問題を抱えており、特にVITAのプレイでは読み込み画面のままフリーズしてしまう事も多かった。
アップデートである程度改善はされたものの解決しきれたとはいえず、最終版でもイベント戦闘の際にフリーズが発生する事もままある。
アップデートで余計にバグが増えた時もあったのは内緒だぞ。
機体性能に関しては使いづらい機体にかなりのテコ入れがされ、攻撃力の強化や特殊効果の追加、移動後使用可能になる等の調整が行われた。
…が、流石にMAP兵器や突破攻撃を追加したり、地形適応が変わるといった事はない為、紅蓮弐式のようにそちらに難がある機体は攻撃面のテコ入れ中心で使いづらさは変わらなかったり。

【シナリオ】

◆オリジナルキャラクター

  • 草薙征士郎
CV:四宮豪
コネクト・フォース所属の主人公。
乗機は最初から最後までエグザート。
少々真面目が過ぎる場面はあるが、気のいい性格のイケメン。
筋トレ等体を鍛える事に積極的でドモン等と仲がいい。
ひまりもそれに巻き込まれやすい。

  • 八重垣ひまり
CV:阿澄佳奈
明るい性格でポジティブ思考の天然気味ヒロイン。
(><)な表情をしたり、小動物的な行動もあったり見ていて癒される。
かなりカオスな参戦キャラの間を取り持つ本作の緩衝材。
生まれが特殊でミューカスの存在を感じ取る事が出来る。
寒いのだけはちょっと苦手らしい。ならその胸元を開けた制服をどうにかしろ

  • スオル・ダグラス
コネクト・フォースの団長。
戦闘には参加しない。
故人であるセイシロウの父とも付き合いのあった重鎮。

  • クサナギ博士
コネクト・フォースの技術主任でセイシロウの母親。

  • ミューカス
オリジナルの敵。
鉱物生命体やシンプルな虫のような外見で、ある程度の意思はあるが言葉は発しない。
繁殖力が強く、星を食い荒らして数を増やす人類の敵。そしてインベーダーやDG細胞の友達。
他の宇宙へと繋がるゲートを生み出し、多数の星系へと繁殖先を広げている。
最初に発生した場所では銀河全体がミューカスで埋め尽くされている。
ラスボスまで含めて一切言葉を発しないので、アルフィミィがおらずレジセイアすら喋らないアインストのような感じ。

  • ヴァサージ
ミューカスの変異種で人類に味方する存在。
普段はワープの補助を行っているが、そのエネルギーを攻撃に転移する物がエグザートの必殺技として追加される。
その際、サブパイロットとしても登録される。


◆シナリオ全般

「可能な限り参戦作品を増やすというコンセプト」もあって、シナリオも「広く浅く」という形でいるだけ参戦も多い。
また会話シーン自体はそれなりにあるが、ミッション開始時、終了時にあらすじでざっと展開の説明をされる事も多く、全体的にはシナリオは薄目。
ただし近年にしては珍しくガンダムがファースト中心に色々なスパロボ補正がかかったりする等、本作独自の面白さもある。
ミッションのリプレイが可能なこともあってか、原作では死亡退場したキャラがそもそも登場しないという例も多い。


【評価】

戦闘システムはNEOから順当な進化をしており、戦闘アニメも3Dに2D演出を上手く混ぜ込んでおりこれらの評価は高い。
が、繰り返しプレイを前提にした作りになっている為、レベリングやEC集めが面倒でかったるいという評価が強い。
シナリオについては薄さが非難される一方で宇宙世紀関係の混ぜこぜっぷりやアクシズの処理等のカオスっぷりはウィンキー時代を思い出すプレイヤーも多く、そういう点では好きというプレイヤーも結構見られる。
オリジナルも味方側、特に主人公とヒロインの人気は高いが、敵が一切喋らない上に大量に湧きまくるのは本作の「面倒くささ」の一端を担っている。
ソシャゲ的な作りを含めて実験要素も多く、良くも悪くも評価は割れてしまいがち。
NEO系列の戦闘システムに加えいくらでもやり直せるのも好きな人は好きなゲームなので、再販や移植を望む声もある。



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最終更新:2021年08月14日 00:16

*1 しかもCGイラスト付

*2 回収シーンはある。

*3 IMPACTでサーバインとズワウスが出なかったためあまり知られていないが、実はCOMPACT2でもバーンはズワウスに乗ったが、サーバインの入手がダンバインのシナリオ終了後であった。その後バーンがズワウスに乗るBXでもサーバインは隠しユニットであった。