ハイデマリー

初出:第391話

家族構成


地位

階級:上級貴族
職種:文官・フェルディナンドの側近

年齢と属性関連

  • ローゼマインとの学年差:+12*1
  • 誕生季:春~秋のどれか*2

作中での活躍

エックハルトの死別した第一夫人。*3
エックハルトと同学年だが、彼女の方が早生まれのため、ちょっとお姉さん風を吹かせることがあった。*4
ライゼガング系出身で、エックハルトとは幼い頃から親戚付き合いがあった。

貴族院に入学した頃から、ヴェローニカ派の第二夫人による家の乗っ取りが始まり、エックハルトによく愚痴っていた。
フェルディナンドに命じられて文官系の手伝いをしていたエックハルトを手伝っている内にユストクスから側近入りを打診され*5、フェルディナンドの側近文官で調合助手を務めていた。*6

貴族院在学中から、フェルディナンドのことが一番で、エックハルトとどちらが役に立つか、よりすごいところを知っているか競っては二人してユストクスに判定を求めていた。*7
エックハルトとの婚約も、ユストクスが書いた木札の事もあって、フェルディナンドが他の領地に婿入りした場合でも同行できるようにするためだった。
フェルディナンドに対する態度がライムントと似ており*8、仮に魔力が釣り合った上でフェルディナンドの方から婚姻を望まれれば受け入れはしたが、ハイデマリーの側から婚姻を望むことはなく、あくまでも「崇めるように尊敬する推し」の存在であった。*9
なお、ハイデマリーはフェルディナンドに名捧げをしていなかった。*10

フェルディナンドの蔵書の一部はハイデマリーの実家が所蔵していた物であり、マインが最初に出会った下町の露天商に置いてあった本も、ハイデマリーの実家から失われていた本の内の一冊。*11
フィリーネと同じような境遇で、ヴェローニカ派の後妻に家を乗っ取られたハイデマリーは、自分の家の図書室からありったけの本を持ち出し、この家に伝わる貴重な知識は渡さないと言って、自分の主であるフェルディナンドに献上した。*12

06年夏に結婚。エックハルトとの子を妊娠するも、夫婦の食事に毒を混入されて死亡した。*13
エックハルトも共に毒を受けたが、フェルディナンド同様毒に耐性があって体力もあるエックハルトは助かったが、ハイデマリーは母子ともに遙か高みに上った。
妻も子も失ったエックハルトは半分死人のような状況に陥った。*14
カルステッドは証拠がなかった事から「事件にヴェローニカが関与している可能性」についてジルヴェスターに何も報告していない。その為、ジルヴェスターは「料理人が暴走した痛ましい事件」だと思っている。*15

経歴

前11年春~秋 誕生
前04年春~秋 洗礼式
前01年冬 貴族院入学*16
02年以前  フェルディナンドの側近になる*17
02~05年頃 家の図書室からありったけの本を持ち出しフェルディナンドの館に収める*18
04年冬 貴族院卒業
06年夏 エックハルトと結婚する*19
06年夏*20~07年春*21頃 胎児共々、毒殺される*22

作者コメント

2017年 04月09日 Twitter
>エックハルトのフェルディナンドに対する忠誠に関して
特典SSの息抜きに感想やメッセージを読んでいたら、「エックハルトがフェルディナンドを好きすぎる」という意味合いの感想がありました。
好きすぎるというより、エックハルトにとってはフェルディナンドが人生の支えそのもの。フェルディナンドがいなかったら、妻子と共にはるか高みでした。
ハイデマリーの分も自分が忠誠心を捧げることで、妻子を失ったどん底時代を切り抜けたのです。
だから、エックハルトは通常の二倍以上忠誠心が強くて、フェルディナンドに仕えることに固執しています。
>妻子ということはハイデマリーのお腹に子どもがいて毒を受けて亡くなったっててこと?
そういうことです。助かったのは主同様に毒に慣れていて体力のあったエックハルトだけでした。
2021年 11月22日 Twitter
>いい夫婦の日 エックハルト&ハイデマリー
ハルトムート&クラリッサに近いですよ。
フェルディナンドに仕えることを至上とする夫婦という感じでした。
あの頃はまだエックハルトの忠誠心も今の狂犬みたいなものではなく、もう少し穏やかでした。

原作小説では最初から死別しているので、こういうところではちょっと出しにくい夫婦です。
2023年 01月09日 Twitter
>結婚相手
エックハルトの場合、ハイデマリーは親戚付き合いがある幼馴染み。
新婚早々に妻を亡くし、周囲からは再婚の圧力がかかる。
2024年 11月24日 活動報告
>いい夫婦の日 エックハルト&ハイデマリー
幼い頃から親戚付き合いがあった貴族的幼馴染みで、フェルディナンドの側近夫婦。
派閥、魔力量、世情などを含めて結婚に何の問題もなく恋愛感情もある夫婦。
誕生日が早いことからお姉さん風を吹かせるハイデマリーと、愚痴を聞きつつ好きにさせるお兄さん目線のエックハルト。
お互い見守ってあげてる感がありました。

コメント

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  • 注13に「エックハルトの貴族院卒業が05年冬」とありますが、エックハルトのページでは04年冬となっています。ロゼマとの学年差が12で、ロゼマ卒業時マインは16歳なので、04年が正しいですよね? (2022-11-07 18:56:36)
    • 04ですね。おそらくエックハルトの誕生季がわかった段階であちらだけ修正されたのでしょう。 (2022-11-07 22:19:34)
  • 死因については毒殺って分かったけど、首謀者や動機ってはっきりしてる? どうせやったのはヴェローニカorその派閥だろうけど、標的としてはフェルの側近だから夫婦揃って、を狙ったのかね  (2024-01-03 00:48:35)
    • どこだったかで書かれてて「不幸な事故ということになっている」だったはず。詳細書く気はないですって意味ではないかと (2024-01-03 13:29:12)
      • 料理人と側仕えが起こした不幸な事故(設定まとめ)なので飲食物。食事に混入は5部Ⅷのプロローグ。 (2024-05-23 00:15:33)
    • 毒が混じったのは表向きは側仕えによる不幸な事故。エックハルトはヴェローニカやトルデリーデの関与を疑い恨みを抱える描写がある。考えられる事情は、フェルディナンドの側近である他に、資産を持ち出したハイデマリーに対する実家の復讐や、私怨など含め、数多い。ちなみにそのせいか騎士団長宅では、食事の際の給仕を側仕えに任さず、料理人を食堂に立ち入らせて食事を運ばせている描写がある。 (2024-01-03 13:38:58)
      • (側仕えによる)事故と事件(料理人による)、ジルの認識も前者止まり?どちらもヴェロには辿り着かないけど。 (2024-01-03 15:13:10)
        • ジル様の認識はカルパパから与えられた「息子の家で事故があって、奥さんが亡くなった」って情報程度。時期的に毒物が混入したのは、フェルディナンドが神殿への通いを住み込みに変えたあと。ヴェローニカがフェルディナンドに直接的に手出ししにくくなった頃にエックハルトの家の側仕えや下働きに働きかけたと思えば、エックハルトの中ではつなげることができたのだと思う。 (2024-01-05 16:37:20)
      • ありがとう。どこだったか、エックハルトの殺意対象がやけに具体的だったから、物証はなくとも確信するだけの材料があったのかしら、と疑問だった。 (2024-01-03 20:41:53)
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最終更新:2025年04月25日 21:51

*1 エックハルトと同学年、ふぁんぶっく9 Q&A

*2 エックハルトより誕生季が早い(どの季節かは書かれていない)、ふぁんぶっく9 Q&A

*3 第391話 ヒルシュール先生の弟子

*4 ふぁんぶっく9 Q&A

*5 ふぁんぶっく6 Q&A

*6 第391話 ヒルシュール先生の弟子

*7 SS第17話 ユストクス視点 古ぼけた木札と新しい手紙

*8 第391話 ヒルシュール先生の弟子

*9 ふぁんぶっく4 Q&A

*10 ふぁんぶっく6 Q&A

*11 家紋の描かれているページが切り取られていたため作中の人物はそのことに気付いていない、ふぁんぶっく Q&A

*12 第565話 魔紙の準備

*13 作者 2017/04/09 Twitter情報(ページ下部作者コメント欄参照)、書籍版第五部Ⅷ プロローグ

*14 第562話 カルステッド宅でのお話 後編

*15 ふぁんぶっく8 Q&A

*16 エックハルトと同学年、ふぁんぶっく9 Q&A

*17 SS第17話 ユストクス視点 古ぼけた木札と新しい手紙 より、フェルディナンドが高学年の時点で、既に側近になっている

*18 第565話 魔紙の準備。 第441話 歓迎の宴より、フェルディナンドの館が正式にフェルディナンドの所有物になったのは、フェルディナンドが成人した後なので、持ち込んだのは02年以降。書籍版第三部Ⅱ SS ユストクスの下町潜入大作戦、及びふぁんぶっくQ&Aより、ハイデマリーの家の本が05年頃に質として下町に売りつけられたことから、該当事件が本持ち出しのきっかけとなった可能性がある。ハイデマリーの行動力を見るに、本が失われる事態が発生した後、年単位で放置するとは考えにくいことから、遅くとも売り出された年の終わりまでには、持ち出しが完了していると思われる

*19 エックハルトの貴族院卒業が04年冬。07年夏の初めに胎児と共に死亡済(書籍版第三部Ⅱ SS ユストクスの下町大作戦)であることを考えると、星結びの時期は06年夏に限定される

*20 最速で、星結びの日+数か月後(第562話より「妊娠が判明したばかりの妻との死別」)

*21 07年夏の洗礼式後まもない頃には既に死亡済(書籍版第三部Ⅱ SS ユストクスの下町大作戦)。死亡後数日程度の時期に、この手の依頼をフェルディナンドがするとは思い難いので、遅くても夏に入る前には死亡済と思われる

*22 第183話 星結びの儀式 貴族編、第562話 カルステッド宅でのお話 後編、設定等まとめ Twitterこぼれ話