初出:第175話
声(ドラマCD第4弾/第5弾/第7弾~第10弾): 小林裕介
声(アニメOVA外伝 第一章):小林裕介
家族構成
妻:
ハイデマリー(故人。第一夫人)
子:胎児の段階で母と共に死亡
異母弟:
ニコラウス(カルステッドの第二夫人の息子)
曾祖父:前ライゼガング伯爵(祖母方の曾祖父)
曾祖母:前ライゼガング伯爵の第二夫人(祖母方の曾祖母)
祖母:ボニファティウスの第一夫人(前ライゼガング伯爵の第二夫人の娘)
母方の親戚
曾祖父:
初代ギーベ・グレッシェル(祖母方の曾祖父)
曾祖母:前ライゼガング伯爵の娘(祖母方の曾祖母)
祖父:前ギーベ・ハルデンツェル
祖母:前ライゼガング伯爵の孫娘
伯父:
ギーベ・ハルデンツェル
従兄弟:
従兄弟:
大伯父または大叔父:ヴェローニカの異母兄(祖母方)
大叔父:二代目ギーベ・グレッシェル(祖母方)
容姿
髪の色:濃い緑
000000000
瞳の色:青
000000000
濃い緑の髪に青の瞳。
父とよく似た顔立ちで、体つきも大柄でがっちりしている。
地位
年齢と属性関連
- ローゼマインとの年齢差(夏、秋):+11
- ローゼマインとの学年差:+12(冬生まれ時なので)
- 誕生季:冬
- 属性:フェルディナンドに名を捧げているため、恐らく全属性になっている
エックハルト視点の回
書籍版第三部Ⅲ エピローグ
SS38話 エックハルト視点 ユストクスへの土産話(書籍版短編集Ⅰにも収録)
書籍版第四部Ⅷ 巻末SS 十年間の変化
SS34話 エックハルト視点 ローゼマインが不在の冬 前編
SS35話 エックハルト視点 ローゼマインが不在の冬 後編
作中での活躍
貴族院在学時、フェルディナンド情報を母に流してお小遣いを得ていた。
在学中にフェルディナンドに名捧げをしている。
フェルディナンド・
ユストクス・ダンケルフェルガーの騎士見習い達と同じく、在学中の3日間の記憶を失っている。
その後、フェルディナンドが
神殿入りしたため主を失った。
貴族院卒業後、側近仲間の
ハイデマリーと結婚した。しかし、ハイデマリーはエックハルトとの子を妊娠するも、お腹の中の子どもと共に毒殺される。
ヴェローニカが関与している模様。
主も妻も子も失ったエックハルトは半分死人のような状況に陥った。今でもハイデマリーを愛している。
主を失った後も彼以外に仕える気がなく、ヴィルフリートの護衛騎士への打診を断った変わり者と言われる。
実際は、フェルディナンドを神殿から出すため一番邪魔な存在であるヴェローニカ殺害の機会が増えるだろうと考え、エックハルト当人はヴィルフリートに仕える(フリをする)つもりだったが、間違いなく連座で巻き込まれる我が家を守るためカルステッドが全力で阻止した経緯がある。
マインが騎士団と
トロンべ討伐に出た際に同行していた。
フェルディナンドが庇護すると言った
ローゼマインを、妹として大切にする。
マインの真実を知る数少ない人物の一人で、ローゼマイン関連で呼び出されることも多い。
フェルディナンドの細かい注意事項を熱心に聞き、色々と立ち回りも上手い。
普段は騎士団で雑務や新人の訓練などをしている。
フェルディナンドが還俗してからは、神殿では主に事務仕事をしている(当然騎士としての本来業務ではなく、フェルディナンドが少しでも長く研究時間を取れるようにとエックハルトが自発的に行っている仕事である)。
フェルディナンドに名を捧げて尽くす姿が、ローゼマインが名捧げを受けるのをためらう要因の一つとなった。
ボニファティウスと同じように連絡をし続けたため、フェルディナンドを工房から呼び出すことが不可能になってしまい、たびたびローゼマインを呼び出す。
ローゼマインの側近から
トラウゴットが解任されてしまったため、結婚関連の話を遠ざけられることから、
アンゲリカの婚約者となった。
13年春の王命により、フェルディナンドと共にアーレンスバッハに向かうことになる。
アンゲリカは戦力として主の役に立つと評価していたため、夏に結婚して同行するかどうか判断を委ねたが、残ることを選んだ彼女とは婚約を解消することとなった。
その際、適齢期や世間体よりも自分の主と信念を選んだアンゲリカの潔さを好ましく思う。
ハイデマリーのことを思い出すので、フェルディナンドの館の図書室や貴族院の図書館にはあまり近付きたがらなかったが、少しは傷が癒えてきたらしく、アーレンスバッハに向かうことになったときには図書館へ入って、懐かしそうに蔵書を見つめていた。
15年春に瀕死のフェルディナンドから名前を返された後、フェルディナンドの命令に従い、貴族院のエーレンフェスト寮に向かった。
エーレンフェストへの事情説明と証拠渡しが完了し次第、自死するつもりだったが、
ローゼマインがダンケルフェルガーを引き連れてフェルディナンドを救出に赴く準備を整えていることを知り、ローゼマインらと合流、アーレンスバッハ戦に同行した。
ローゼマインによるフェルディナンド救出後、フェルディナンドの指示に従い、アーレンスバッハとダンケルフェルガーの混成部隊と共にランツェナーヴェ掃討に乗り出した。
その際、領主執務室で着替える救出直後のフェルディナンドに再び名を捧げている。
令嬢達の救出とランツェナーヴェ掃討が完了した後、フェルディナンドより盗聴防止の魔術具を使った密命を受けた。
ランツェナーヴェの船の制圧が完了した翌日、エーレンフェスト防衛の為、フェルディナンドと共にダンケルフェルガーの騎士達と境界門に向かった。
アーレンスバッハへ戻ってきた者達を捕縛・尋問した後、ビンデバルトでローゼマインらと合流。
フラウレルムに念願の猿轡を噛ませ、エーレンフェスト領ゲルラッハへ騎獣で移動した。
フェルディナンドと共に旧ベルケシュトック騎士団を蹴散らしゲルラッハ騎士団に合流し、他の騎士達と共にゲルラッハ戦を終結に導いた。
貴族院防衛戦では、奇襲に欠かせない斥候役や、見張りの排除などをアンゲリカと共に素早くこなす。
アダルジーザの離宮へ突入し、騒ぐ
ディートリンデを攻撃して気絶させ、フェルディナンドの質問に中々答えない
アルステーデを踏みつけた。
講堂では中央騎士団と戦い、
ラオブルートによる強力な攻撃用魔術具の大爆発から身を挺してフェルディナンドを庇った模様。
その後もフェルディナンドに付き従い、名捧げ側近だけが許された貴族院図書館での護衛任務や、境界門でエアヴェルミーンの枝を守る任務などに従事した。
ローゼマインとフェルディナンドの婚約でアンゲリカとの婚約話が再度浮上。婚約式の後に双方の意思確認後、あっさり再婚約を決定。
ローゼマイン視点では恋愛要素は確認できず。
実妹ローゼマインが新アウブに就任するため、エーレンフェスト出身組の中では旧アーレンスバッハの貴族関係の事情に詳しいエックハルトが騎士団長に就任しないかとの案も出たが、エックハルト本人がフェルディナンドの護衛騎士から異動することを断固拒否したため、最終的にはシュトラールが騎士団長となった。
フェルディナンドに「王を殺せば王命を取り消せるのでは?」と提案してみたり、過去にはヴェローニカの暗殺を提案して却下されていたりと主最優先で周囲への影響を全く考えない問題児な面も。刺し違える覚悟ならば行けると思うと主張したローゼマインと似ているところがある。
経歴
前11年冬 誕生
前04年冬 洗礼式
前01年冬 貴族院入学
01~02年冬頃
フェルディナンドに名捧げする
03年春以降 フェルディナンドが神殿入りしたため主を失う
04年冬 貴族院卒業
06年夏頃
ハイデマリーと結婚する
06夏~07春頃 ハイデマリーが妊娠中の子供と共に死亡する
ヴィルフリートの護衛騎士就任への打診を断る
08年夏
フェシュピール演奏会における基本的な警備体制の計画や根回しを担当
11年冬
アンゲリカと婚約する
13年春 アンゲリカとの婚約を解消する
13年冬 フェルディナンドの側近としてアーレンスバッハへ移動する
15年春 瀕死のフェルディナンドから名前を返される
アーレンスバッハの礎取りディッターに同行する
フェルディナンドに再び名を捧げる
ランツェナーヴェ掃討戦に主戦力として参加する
ゲルラッハ戦に主戦力として参加する
貴族院防衛戦に参戦
アンゲリカと再度婚約をする
15年冬 フェルディナンドに名捧げしているため意識不明になる
作者コメント
【
2016年 11月02日 活動報告 お知らせ諸々】
「本好きの下剋上第三部Ⅰ」をお手に取ってくださった方にはわかるエックハルト兄様の髪型に関するネタです。椎名様が最初に提案してくださったのは別の髪型だったのですが、「エックハルトとランプレヒトの髪型を交換してください。個人的にフェルディナンドと同じ分け目がイイです」と私がお願いして髪型が決定しました。
【
2016年 12月07日 活動報告返答】
エックハルトはお坊ちゃまです。下町に行くなんてとんでもない。下町の食事処で食事? 正気か? フェルディナンド様がいらっしゃる?
ならば、護衛は私以外にいないであろう。他に任せるなど言語道断って感じのお貴族様です。
珍しく弱った姿が良いという意見もあるのですね。私は少々役立たずだなと思いましたが。(笑)
【
2017年 03月29日 Twitter】
>結婚から逃れるためにエルヴィーラにフェルマイネタを話すか
エックハルトは「アーレンスバッハの女と結婚するよりアンゲリカがマシだと思っている」+「アンゲリカの年齢的にそろそろ嫁き遅れになる」などの判断から、これ以上結婚を引き伸ばす気がないので、逃げるためのネタにすることはありません。
ただ、主の役に立とうとして「いかにしてあの鈍いローゼマインを落とせばいいのか」相談した結果、エルヴィーラにネタを提供してしまうことはあるかもしれませんけれど。(笑)
【
2017年 04月09日 Twitter】
【
2017年 04月17日.06月20日 設定等まとめ Twitterこぼれ話】
>フェルディナンドに対する忠誠とハイデマリーに関して
エックハルトはハイデマリーと毒を受けたが、体力があり毒に耐性があったので生き延びた。ハイデマリーとお腹の中の子供は亡くなり、生き残ったのはエックハルトのみ。
ハイデマリーの分も自分が忠誠心を捧げることで、妻子を失ったどん底時代を切り抜けたので、エックハルトは通常の二倍以上忠誠心が強くて、フェルディナンドに仕えることに固執している。
エックハルトにとってはフェルディナンドが人生の支えそのもの。フェルディナンドがいなかったら妻子と共にはるか高みへ行っていた。
【
2017年 06月07日 Twitter】
【
2017年 04月17日.06月20日 設定等まとめ Twitterこぼれ話】
>第三部Ⅲの発売記念SSのジェスチャーに関して
人払いした場所でなければ、この二人もさすがにこれだけ大袈裟にはしません。貴族らしく取り繕うことを知っているので、ご安心ください。
まぁ、長年仕えてきた二人にとってフェルディナンドの変化がそれだけ驚くことだったのですよ。笑
【
2017年 07月18日 Twitter】
>撫で方
エックハルトは大事に両手で包み込む感じかな?
アンゲリカに対してそうするまでには結構時間がかかりますね。
【
2017年 07月20日 Twitter】
>夫婦関係
エックハルトとアンゲリカもそうですね。周囲には理解できなくても、二人なりの距離感を大事にする夫婦になるでしょう。
【
2017年 10月11日 Twitter】
【
2017年 10月11日 活動報告】
>ウィンク考察
エック兄様:敵に狙いを定めているような険しい顔になるが、一応できる
【
2021年 11月22日 Twitter】
>いい夫婦の日 エックハルト&ハイデマリー
ハルトムート&クラリッサに近いですよ。
フェルディナンドに仕えることを至上とする夫婦という感じでした。
あの頃はまだエックハルトの忠誠心も今の狂犬みたいなものではなく、もう少し穏やかでした。
原作小説では最初から死別しているので、こういうところではちょっと出しにくい夫婦です。
【
2022年 11月04日 Twitter】
>もしもエックハルトがヴィルフリートの護衛騎士になっていたら……
主も妻子も失って無敵の人になっちゃってるから、隙を見つけたらエックハルトは躊躇なくヴェローニカを殺害するだろうなって。
その場合、罪を問われるのはエックハルト、主のヴィルフリート、エックハルトを護衛騎士に指名したヴェローニカ、エックハルトの血族、主を救えなかったヴェローニカの護衛騎士達。
罪にならないけれど、一番責任があるのはフェルディナンドを神殿に入れて側近を解散させたジルヴェスター。
ヴィルフリートは洗礼式前ならば、主の責任としての処罰は免れるだろうけれど、妻子を失って自棄になっているエックハルトは「子」であるヴィルフリートも殺しそうだな、と個人的には思います。
多分ヴェローニカのとばっちりで殺される。
ボニファティウスを祖とするリンクベルクの一族は全員処刑。第二夫人系列のグードルーンやトラウゴットも連座。
ギーベ・ハルデンツェルやライゼガング系貴族の一部にも何かしらの処罰があるだろうけれど、その匙加減はジルヴェスター次第ですね。
ジルヴェスターは母親と息子を殺され、従兄のカルステッドや伯父のボニファティウスを含めたリンクベルクの一族を自分の手で処刑しなければならない立場になる。
でも、元はと言えばフェルディナンドを神殿に入れたのが事の発端。
もうボロボロ。
領主一族が半分消える惨状に、ジルヴェスターがフェルディナンドに泣き言を言えば、
「何故アレをヴィルフリートの護衛騎士にした? 嫌がらせ目的でアレを孫の護衛騎士にするヴェローニカも相当耄碌しているが、其方は何故止めなかった? 馬鹿ではないか?」
と真顔で追い打ちをかけられる。
(なお割烹では神殿で事後に報告を受けるだけの立場になっているフェルディナンドに対し、ジルヴェスターは「其方は自分の護衛騎士が私の母上と息子を殺したことをどう思っているのだ?」と言ってのけ「すでに私の護衛騎士ではない。そうしたのは其方だ」と返されている)
兄弟間にも深い溝ができるが、ヴェローニカとボニファティウスを失えば、魔力不足すぎて領地は立ち行かない。
ジルヴェスターはフェルディナンドを還俗させるしかない。
最終的にフェルディナンドを神殿に入れられたことを恨んでいたエックハルト以外誰も喜ばない結果になる。
そんなエーレンフェストの破滅 ifを防いだカルステッドはマジでグッジョブ。
さすが騎士団長。
領主一族も家族も領地も守った好プレー。
お母様が知ったら惚れ直すレベル。
褒めてあげてほしい。
【
2023年 01月09日 Twitter】
>結婚相手
エックハルトの場合、ハイデマリーは親戚付き合いがある幼馴染み。
新婚早々に妻を亡くし、周囲からは再婚の圧力がかかる。
そして選んだ再婚相手はアンゲリカ。
職場結婚になるのかな?
燃え上がるような恋愛感情とは無縁だけれど、同じ方向に歩いて行けるし、お互いに背中を預けられる相棒。
>ローゼマインがいなかったら
アンゲリカは絶対にありません。ボニファティウスが護衛騎士の訓練に力を入れず、彼女に目をかけないので、戦闘面でも階級でもエックハルトの視界に入りません。
コメント
このコメント欄はwikiの情報充実のために設けた物です。
編集が苦手な方は以下のコメントフォームへ書き込んで頂ければ有志でページに取り込みます。
表示される親コメントには限りがあるので、返信の際は返信したいコメント横のチェックを付けて返信するようご協力お願いします。
最終更新:2023年12月16日 12:27