ヘルフリート

初出:第222話

家族構成

妻:イルクナー子爵夫人
 息子:イルクナー子爵の息子

父:先代ギーベ・イルクナー(故人)
母:先代ギーベ・イルクナー夫人
 妹:ブリギッテ
義弟:ヴィクトア(妹婿)
  姪:リラローゼ

容姿

髪の色:赤
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瞳の色:緑
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赤毛に緑の瞳で、顔立ちはブリギッテと似ている。
ブリギッテをもう少し凛々しくした感じ。
田舎にいる素朴な雰囲気も持っているように見える。

地位

階級:中級貴族
職種:子爵、ギーベ・イルクナー

年齢関連

  • ローゼマインとの年齢差(季節不明):+16*1
  • ローゼマインとの学年差:+16or17(誕生季による)

ヘルフリート視点の回

第274話 閑話 二つの結婚話

作中での活躍

フルネームは「ヘルフリート・アンブロス・ギーベ・イルクナー」(イルクナーのギーベ、アンブロス家のヘルフリート)*2
エーレンフェストの南西の地・イルクナー子爵領を治めるギーベ

イルクナーの気性なのか、実直で交渉事に弱く、商売が下手。
父が亡くなり、成人したばかりだったがギーベを引き継ぐ。
ブリギッテの婚約者に命を狙われた。
ブリギッテが婚約破棄しても嫌がらせがあり、共にイルクナーを支えて代官となれる下級貴族がほとんどいなく、自ら土地を飛び回っている状態だった。
ブリギッテローゼマインの護衛騎士になってからは嫌がらせが激減する。
そのままローゼマイン庇護下に入ることを決め、後ろ盾を得て、他のギーベ領に先駆けて製紙業をはじめた。

それに伴い、イルクナーを視察に訪れる上位貴族への対応や自身の覚悟・気概、貴族に対する態度の教育等の領民に対する姿勢などを問われ続けることになり、貴族としての姿勢を改めていくことになった。
契約魔術で予め紙の値段の取り決めることで、値下げされずにすんなりと交渉が終わったことから、売買と商人に関する認識が少し変わる。
イルクナーに来た灰色神官であるフォルク地元娘が結婚するにあたりフォルクの売買契約を望んだが、提示された額はイルクナーにとって払えるものではなかった。*3
恋の成就を願うローゼマインに1年間の優先販売権を与えられ、フォルクとカーヤが必死に働き目標枚数の紙を作製したことで、翌10年の夏の半ば頃には買い取ることができた。*4
その際、星結びの儀式に合わせて貴族街に移動し、フェルディナンドに面会を申し出てフォルクの買い取り契約を済ませた。その中で「実直すぎるその人柄は好ましいが、足を掬われないよう、貴族のやり方をもう少し学んだ方がいいのではないか」と忠告を受け、ヘルフリートは貴重な忠告だと感じ謝意を示している。

その後行われた10年夏の星結びの儀式の夜にブリギッテとダームエルの恋が悲しい別れで終わった直後、エルヴィーラからブリギッテとイルクナーのために良縁を探すとの申し出があり、ローゼマインの後ろ盾が引き続き必要なこと、ローゼマインの母であるエルヴィーラとの良好な関係も必要なことから、エルヴィーラの申し出を有難く受け入れた。*5

11年冬、二年の眠りから目覚め貴族院(一年目)を終わらせて戻って来たローゼマインと城で面会し、製紙のおかげで領地経営が楽になったと礼を述べると共に、リンファイから作られた薄い紙を研究用として献上した。
面会に同席したフェルディナンドから製紙業拡大のために教師役の人員提供を打診され、妹婿のヴィクトアはこれに難色を示したが、ヘルフリート自身は「ローゼマイン様のおかげで今があるのだから、ローゼマイン様が協力をお望みなら出来る限り引き受ける覚悟がある」と彼をたしなめ、詳細を聞いた上で技術者を派遣させることを受け入れた。
この会合ではフォルクを側近として連れており、買い取りの際に考えていたように色々と重用しているようである。*6

ローゼマイン式魔力圧縮法を教えてもらえる許可は出たが、金銭的な事情で子供の受講を優先し、ヘルフリート自身は&圧縮方法を教えてもらうことを辞退している。*7

経歴

(年代はマインの誕生を0年とする)
05年~06年 父親の死去に伴い、イルクナーを継ぐ。*8
08年秋 ブリギッテがローゼマインの護衛騎士となり、イルクナーへの嫌がらせが激減したことを契機に、ローゼマインの庇護下に入ろうと考える。*9
08年冬 冬の社交シーズンに、城でローゼマインと初めての面会をする。イルクナーの領地と領内の木々の説明をし、時期は未定ながらイルクナーを訪問したいというローゼマインの意向を受け入れる。*10
09年秋 プランタン商会の商人、灰色神官たちを受け入れ製紙業を興す。*11
10年夏 製紙業で必要な金が確保出来たため、フォルクを買い取る。
     ブリギッテとダームエルの悲恋を見届け、エルヴィーラの提案を受け入れ妹への良縁探しを依頼する。
11年冬 ローゼマインと面会し、製紙業拡大のためイルクナーの技術者を教師役として派遣することに同意する。

コメント

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  • フォルクを買い取って側近にしてるあたりも記載したほうがよいんじゃないだろうか (2018-11-16 21:20:53)
  • エーレンフェストまで川下り船便あるのだから、製紙業が普及後も物流で優位。製紙業の先進地ギーべの座は揺るがないだろう。 (2020-05-18 14:11:17)
  • 息子が貴族院に通ってそうだけど全く出てこないな (2020-09-28 01:00:18)
  • 8年以降は派閥はフロレンツィア派? (2021-02-22 23:37:00)
    • はっきりフロ派に参加したとも、フロ派として活動してるとも記述はなかったような。ローゼマイン・エルヴィーラに恩義を感じてるロゼマ派だし、印刷関係のライゼ系と一緒にいることは多いけど (2021-02-22 23:58:15)
      • 派閥としての活動記録はないけど妹に婿を斡旋してもらってる時点でエルヴィーラ傘下と見るのが普通 (2021-02-23 00:01:02)
        • 本人が「ローゼマイン様の傘下に入る事にした」って言ってるから、最初に事業に一番乗りした時点で既にローゼマインの所属する派閥=フロ派にそのまま組み込まれた事になるのではなかろうか (2021-02-23 01:11:12)
          • ライゼガングにロゼマ派として取り込まれて一緒にロゼマをアウブにしよう派になってなかったっけ。ヴィルとの婚約発表まで。まあエルヴィーラの制御下だろうけど。 (2021-02-23 09:49:54)
            • あれってライゼガングとグルになったというよりも、ロゼマがアウブのほうが自分たちが得をするし新事業を任せてくれた感謝の念からじゃない? (2021-02-23 12:39:52)
              • イルクナーはフロ派、ということに対する反論としてだよ。 でもフロ派って姿が見えないというか、女性社会内の派閥であって、ヴェロ派とかライゼ派とは別レイヤーとして考えるべきなのかもしれぬ。 (2021-02-23 13:24:59)
    • ふぁんぶっく4はみ出たQ&Aコピーシテペッタンより、ローゼマイン式魔力圧縮は子供を優先するために辞退(金の問題)ということなので、受ける資格はあった=フロレンツィア派でしょうね。年齢的に子供が受けられたか微妙だけど(存在が出てこないのはもっと下の世代でフェルがアーレン行っちゃって受けようがなかったから?)。 (2021-02-23 00:01:37)
    • ローゼマイン派。ローゼマインがフロレンツィア派なので、その傘下派閥的な扱いになるのが普通。ライゼガングはナンバーワンがいない間にナンバーツーに (2021-02-24 01:35:19)
      • 失礼。ナンバーツーに突撃したけど、派閥の旗頭に怒られたので手も足も出なかった。 (2021-02-24 01:35:57)
  • ロゼマ以外で誰かに何か言われるでも無く騎獣を荷物運びの道具にしてた唯一の存在 (2021-02-24 01:30:57)
    • お行儀が悪いから誰もやらないだけだと思うよ。執事に怒られてたし。 (2021-02-24 02:16:55)
      • 効率を考えれば、荒れた道で馬車でダラダラ運ぶよりも騎獣で空中でひとっ飛びしたほうがよっぽどいいというのは間違いないけどね。 (2021-02-24 04:55:13)
      • 乗り込み型は中に荷物が置けるから目立たないけど、騎獣にくくりつけるほどたくさんだったら目立つから外聞は良くなさそう。貴族も素材採取とか冬の主の戦利品なんかは、必要に迫られて荷物運びしてたかもね。 (2021-02-24 07:49:00)
        • ユストクスの騎獣がシカみたいなのは、角にひっかけていろいろ運べるからって説を推す (2021-02-24 10:18:06)
        • とすると乗り込み型が一般的に成れば考え方が変わるかもね。中は見えないから外聞は問題ないだろうし。 (2021-05-25 16:03:48)
          • ちょっとした荷物はともかく、馬車に満載する位の荷物が運べるサイズの騎獣を作って維持するのは、領主一族クラスにならないと厳しい気がする…(汗) (2021-05-25 22:50:55)
  • 活躍の項誤字「実直すぎるその人柄は好ましいが、足を救われないよう」⇒「足を掬われないよう」 (2021-12-18 09:38:11)
    • 指摘箇所訂正済 (2021-12-18 23:03:07)
  • 一応ヒルシュール先生は荷物置き場作ってるし、生徒たちが参考にしたのはヒルシュール先生のだから、ローゼマイン以外の乗り込み型は荷物置き場付きがデフォではないかな?ハンネローレがボルフェミール乗せてたのもそこだろうし。 (2025-03-19 20:58:52)
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  • 中級貴族
最終更新:2023年05月27日 10:25

*1 ローゼマイン7歳時に23歳 公式の人物まとめ第三部

*2 ふぁんぶっく2 Q&A

*3 第262話 灰色神官や灰色巫女は能力により売買価格が変わり、製紙印刷の知識があるフォルクの場合大金貨二枚と小金貨二枚と想定していた小金貨五枚~六枚を大幅に超えていたため

*4 第274話

*5 書籍版第三部V SS二つの結婚話

*6 第323話 冬の社交

*7 ふぁんぶっく4 はみ出たQ&Aコピーシテペッタン

*8 第183話(08年夏の星結びの儀式時点でジルヴェスター曰く「三年前」)、第274話(09年秋~10年夏の回想話でギーベ・イルクナー曰く「ギーベ・イルクナーとなって早くも三年」)

*9 第274話 閑話 二つの結婚話

*10 第222話 お茶会

*11 第248話 イルクナーへ行く