ローゼマイン式魔力圧縮法

ローゼマイン式魔力圧縮法(ローゼマインしきまりょくあっしゅくほう)とは、ローゼマインが考案した魔力圧縮法である。


概要

マインが領主の養女となる前に、魔術具が無い中、あふれ出る魔力を片付け生死の境目で生きるため*1に無自覚に魔力圧縮を行ったのが始まり。*2
貴族院で教えられる魔力圧縮の方法とは異なる方法であり*3、成人してからでも効果がある。*4
複数の圧縮方法を組み合わせる点が従前の圧縮方法とは異なる。*5
魔力の扱いで重要になるイメージを明確にするため、木箱やマント、革袋をつかって視覚的に圧縮法を説明する。*6

ゲオルギーネアーレンスバッハの第一夫人という立場を使って、何か仕掛けてきた時のための準備の一環としてエーレンフェスト内に広めた。*7

圧縮方法開示の条件

前提条件

圧縮方法の開示には以下の条件を満たしたものである必要がある。*8
  • 魔力圧縮を貴族院で習得済みであること(※これは学ぶ者自身の為。魔力圧縮は一つ間違えれば自身の生命を損ないかねない危うさがあるので、貴族院で初級の基礎を学んでない者には、上級の応用であるローゼマイン式は教えたくないので)
  • フロレンツィア派閥の者であること(※これはローゼマイン達の為。フロレンツィア派であれば、基本的にはローゼマインにとっても味方の筈だし、ジルヴェスター達は「魔力圧縮したい?じゃあフロレンツィア派になりなよ」と味方を増やし易くなるので)
  • ローゼマイン本人と首脳陣(ジルヴェスターフロレンツィアフェルディナンドカルステッドエルヴィーラ)の許可があること(※これはローゼマインの為。このメンバー全員のチェックを受けた者は、将来的にもローゼマインの味方となる筈なので)

契約魔術の締結

前提条件を満たしたうえで、以下の条項を含む契約魔術を締結する必要がある。*9
契約魔術はエーレンフェストのみでなく他領にも影響を及ぼす規模のものが使用される。恐ろしく高価。*10

  • ローゼマインの敵に回らないこと
  • 魔力圧縮の方法は家族を含め他の誰にも教えないこと

料金

さらに、圧縮方法の開示には階級に応じた料金を支払う必要がある。*11

階級 金額
上級貴族 大金貨二枚(2千万リオン)
中級貴族 小金貨八枚(8百万リオン)
下級貴族 小金貨二枚(2百万リオン)

ただし、同じ家族の二人目からは半額になる。
また、料金の半額を契約魔術のため費用の一部に充てるものとして、エーレンフェストに納めることになっている。

圧縮方法

第一段階圧縮

魔力の扱い方を知らないマインが下町時代に自己流で行っていた方法。

  1. 器にぎゅうぎゅう詰めて蓋をするイメージ*12で、体にある魔力を、頑張って中心に集め、強引に押し込める。

実は一般的な貴族が行う魔力圧縮と同じであった。

第二~三段階圧縮

魔力を扱う感覚が分かったことで、第二~三段階へと圧縮を進める。
9年秋に、保護者の要請を受けて、合計三段階の圧縮方法として開示した。

  1. マントを広げたまま入れてぎゅうぎゅうと押し込むイメージ*13で、体にある魔力を、強引に押し込める。(参考基準/第一段階相当)
  2. マントを丁寧に畳むイメージ*14で、魔力を折り畳んでから、多く詰める。(第二段階)
  3. 折り畳んだ魔力を、革袋に入れて上からプレスするように押し潰してペラペラにする。(第三段階*15)

魔力成長の止まった成人でも、第一段階までしか圧縮していない者なら、第二段階以降を学べば魔力濃度を上げられ、実質的に魔力を高められる為、大人たちからも高く評価された。

フェルディナンド*16とゲオルギーネ*17も、二段階式の魔力圧縮は知っていた。
ただしフェルディナンドのやり方は当初は「煮詰めるイメージ」での圧縮、次に「畳むようにして詰め込むイメージ」での圧縮に切り替えている。*18
またゲオルギーネの圧縮方法は「二段階の圧縮」としか作中に書かれておらず不明である。
ヒルデブラントが母マグダレーナから教わった、おそらくダンケルフェルガーの領主一族の秘伝であろう圧縮方法も、これらと同段階のものである可能性がある。ダンケルフェルガーは建国以来存在し続けている領地であり、過去にはツェントを輩出したこともあるので王族が失伝したのと同じ圧縮方法を知っている可能性がある。この場合、最も効果の高い圧縮方法*19等が含まれる可能性もあるため第二相当とは限らない。
色々と情報収集はしているものの、フェルディナンドもゲオルギーネも第二段階の圧縮方法は、それぞれ自分で考えた*20

第三段階は、ローゼマインの独自発想。すでに第二段階を行っていたフェルディナンドにさえ苦行と言わしめるほど、さらに大きく圧縮することが出来るようだ。
ただしその分、精神に対する負担も大きく、教われば誰でも簡単に出来る、というものでもないようだ。*21

第四段階圧縮

11年冬の貴族院での魔力圧縮の講義の際、さらに圧縮しなければならないと考えたローゼマインは、ヒルシュールの助言を参考にして魔力から水分を抜くイメージで四段階の圧縮を考案し、*22以下の四段階になる。
ローゼマインの側近と首脳陣に方法が開示され、それ以外へは切り札として保留された。*23

  1. 魔力を煮詰めて、嵩を減らす。
  2. 嵩の減った魔力を、頑張って中心に集め、強引に押し込める。
  3. 押し込めた魔力を、マント等を畳むように折り畳む。
  4. 折り畳んだ魔力を、革袋に入れて上からプレスするように押し潰してペラペラにする。

実はフェルディナンドも最初は(おそらくヒルシュールに学び)「煮詰め」式の圧縮をしていたが、その後「折り畳み」式を知ってからは、そちらの方が効率が良いと分かって、圧縮方法を切り替えていた。
どちらか一方、ではなく、組み合わせて合体させる柔軟性がローゼマイン流、とフェルディナンドを驚かせる。

第四段階を教えてもらえたのは、ローゼマインの側近、及びフェルディナンドの側近のみ*24

受講者

時期 受講者
第0回 09年春 ダームエル*25
第1回 09年秋 ジルヴェスターフロレンツィアフェルディナンドカルステッドエルヴィーラエックハルトランプレヒトコルネリウス*26
第2回 09年秋 アンゲリカエルネスタ*27、ヴィルフリートを除く領主一族の護衛騎士達、騎士団の一部、ユストクス*28
第3回 11年冬 ヴィルフリートを含めた領主一族の側近*29、ローゼマインの新たな側近、ライゼガング一家、ハルデンツェル一家、ボニファティウストラウゴット*30
第4回 12年冬 シャルロッテフィリーネローデリヒ、その他リストアップされた貴族*31

13年秋にフェルディナンドがアーレンスバッハへ移動し居なくなる。その際に圧縮方法開示の条件が見直されなかった為、エーレンフェストでは14年以降に教わった者は居ない*32
第何回か不明(恐らく第3回)だが、領主一族の側近枠でラザファムも受講している。*33

コメント

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  • この圧縮法ってアレキサンドリア後はどうなったのかな? エーレンの秘伝とすると言ってたが、ロゼマとフェルの承認が得られないし、エーレンでもアレキでも広められない。 (2019-10-26 14:16:43)
    • 図書館の地下書庫の存在も広めたし、自力で頑張れの方針を維持していると思うが。(第577話、ハンネ5年第4話) (2019-10-26 18:24:48)
    • 教える事が禁じられてるけど、ローゼマインの死後グルトリスハイトに記録されるから、そこから復活する可能性もあるかな (2019-11-22 03:07:05)
    • 疑問なのがこの他人に教えないっていう契約にロゼマ本人が入るのかどうか。入ってたら2度目以降の契約できないし本来個人の秘伝を領地の為に公開しただけだからアレキで教えない理由がわかんない。 (2019-11-29 15:12:33)
      • 教える理由も無いんでは。 (2019-11-29 18:31:34)
        • 契約魔術の問題はわからないので置いとくとして、一族秘伝的意味合いでは子供に教えるメリットはあるし、エーレンと同じように旧アーレンスバッハ貴族を取り込みつつ、契約魔術で縛るって使い方もできるから教えられるなら教えるメリットはある (2020-05-29 21:15:46)
      • 実際にどうだったかは明記されていない。状況的にはロゼマも入れていたのではないかと思うけど。(ロゼマに自分だけの判断で教えさせないように) (2020-05-30 10:40:36)
        • 教えることによるデメリットもあるからね。 領地をまたぐ契約は高い上、王族に契約を結んでいることが筒抜け<領民から徴収するにしても、その管理運用に手間暇がかかる。 かと言って契約なしで教えるのは将来敵対するかもしれない存在に力をつけさせることになる。 過剰な圧縮は、命の危険があるし、そこまでいかなくても成長阻害になるから、使用に関してある程度の監督と見守りが必要なので、本来やりたいこと(読書とかw)の時間が減る。 エーレンでは自分の立場の安定確保(お役立ちPR)の必然性はあったけど、アレキでは不要なので、デメリット面が強くなる。 (2020-05-30 10:43:22)
          • 元々の契約からロゼマが範疇外になったとしても、ダームエルのように気心が知れて、信頼出来て、すぐ傍で様子を見れる相手で、かつその相手がロゼマ圧縮法をどうしても必要になったという場合にしか、教えない気がする。 領民の多くにするとしたら、いつぞやの神殿見学時のように、想像力が全てで、日常生活にもヒントは転がっているのだから、よく観察しろと助言する程度かもね。 フェルも他人に対しては自分で努力しろというスタンスだし。頑張って領地の順位を上げる必要性もないし。礎の魔力供給も逼迫していないし…… (2020-05-30 10:48:17)
            • 元々教えるのには否定的だったしな。それに優れた圧縮方法が記された書物が図書館にあるという状況は、図書館の利用者を増やしたいロゼマにとって望ましいよな (2020-05-31 17:40:31)
            • 二度目のユレーヴェの時に「魔力の塊は溶けても普段から魔力が圧縮されすぎてて身体に負担が云々」ってあるから、ロゼマ的に自分のやり方は危険って自覚があるのかも (2020-05-31 20:10:52)
    • 契約魔術はかなり融通が利かないのでその気になれば抜け道も見つかると言っているしな ロゼマ式の優れている点はやり方そのものではなく、多段階式に組み合わせるという発想と実際にモノを箱に詰め込む過程を見せることでイメージしやすくするという点だから、ロゼマ式ほどの圧縮率にはならずとも今まで以上に効率的な圧縮方法は伝えていけるだろう (2020-05-31 20:26:17)
  • 契約魔術は互いの合意があれば破棄出来るんだから、フェルディナンドのアーレンスバッハ行きが決まった後に許可の必要な者からフェルディナンドを外すように再契約出来なかったの? (2020-08-17 18:46:23)
    • いままでの契約が消滅するとそれまでに契約したものすべてやりなおしが必要になるし、再契約まで野放しじゃないか。何のための契約だかわかんなくなるぞ (2020-08-17 20:29:09)
      • どんな手続きで誰に教えるかについての契約と、教えてもらった内容を誰にも漏らさない契約って、同じ紙だったっけ? (2020-08-17 20:41:57)
        • 契約魔紙はいちいち燃えてしまうので、小変更だろうと全部大金を払って契約し直しになる。エーレンフェストの財政が傾くぞ。 (2020-08-17 21:32:27)
        • 全領地に効力を及ぼす契約魔紙は恐らくグルトリスハイトを持つツェント(候補)にしか作れない。現王族に作れるわけもなく、わずかな在庫しかない魔紙の値段は天井知らずとなるはず。メス書を持ってるからってフェル様が勝手に作ってしまってはツェントに対する反逆行為。 (2020-08-17 21:42:59)
          • もしも新しく作れなかったら、エーレンフェストで大量消費してる4部は、とても怪しまれますね。 (2020-08-17 22:07:06)
          • 領主の許可がなければできないってあるし、そんなこと明言やにおわす描写もされてないから領主の権限の範疇だろう。ローゼマインがジギとアドルに神々との契約としての結婚を実行したようにグルトリスハイトなしでも最上級の契約はできてたし。 (2021-05-01 15:31:32)
            • 契約魔術の範囲は、街内のみ、領地内全部、国内全部と段階があるので、領地内全部まではアウブ管轄(一式発売元および報告先)だけど、国内全部が範囲の場合は王管轄だと思う。 その一方で、「契約者以外にも影響を及ぼす契約魔術は必ず領主様への報告が必要になる。(第61話)」とのことなので、契約者以外には影響を及ばさないロゼマ式圧縮法は、王への報告不要で、過去に入手した専用インクと専用紙の在庫を消費している状態だった(=王には知られないやりとりで閉じていた)可能性もそれなりにあるかと。 (2021-05-01 16:40:07)
    • フェルディナンドを入れた理由を考えれば外してまで再契約する意味がない (2022-05-23 08:43:38)
    • フェルディナンドが「魔力圧縮法認可における自分の決定権をローゼマインに委譲する」って契約魔術を結べば大丈夫な気がするけど。だけどジルはともかく、ローゼマインはロゼマ式魔力圧縮法を広める気が失せてたんだから、姑息な抜け道を考える必要が無くなっている。 (2022-05-23 16:00:56)
  • 更に圧縮できるイメージはあっても解除できるイメージがないという失敗の魔力圧縮もあったんだったか (2022-01-30 23:29:08)
    • あれ面白かった。圧縮袋に入れても出せば膨らむけど、スクラップにしたら元に戻せないんだっけ (2022-01-31 11:35:20)
  • ディルクは生まれたときは中級貴族並の魔力でマインはそれ以下だけど領主候補生レベルまで上がった 制御できるギリギリの年齢が貴族院入学なだけで、洗礼式より前からなら大幅に成長できる可能性 (2022-05-30 20:54:18)
    • 普通の子供は精神的強度の問題でそんな圧縮は出来ない、普通の貴族は死にかけてまで圧縮しない。散々既出。 (2022-05-30 22:45:46)
    • 貴族院に行かなきゃ大人並みに精神力が強くても、制御できるのはマインの魔力の大きさがギリギリだと思うぞ。 (2022-06-03 02:55:58)
      • ギリギリってかマインの魔力量でもギルド長の壊れかけ魔術具なかったら普通に死んでるしな。子どもに大人並みの精神力があって、子どもが死にかけても魔力圧縮させる鬼畜親で、死にかけたら魔術具で一時的に魔力吸い取って延命させるのであれば、ディルクより強い魔力でも大幅な成長が見込めるかもしれないな。だけどあまりにも非現実的すぎる。 (2022-06-03 03:46:10)
  • 〈個人によって異なるはずの魔力圧縮を、フェルディナンドとゲオルギーネが同様のイメージで行っている点。〉の出典お願いします (2022-08-19 01:32:35)
    • フェルディナンド式圧縮の二段階目(常時2段階の圧縮をしてるのか、2番目に思い付いたより効率の良い圧縮なのかがイマイチ不明だけど)がロゼマ式の2段階目に似たやり方であるというのは作中にソースがありますが(第266話ユレーヴェ作りと魔力圧縮)、ゲオルギーネに関しては2段階の圧縮をしていたとはコメントされてますが具体的にどんな方法を組み合わせていたのか……に関しては解説されてなかったと思います。まあこのページの該当箇所を最初に記述した人が出てきてくれないと何とも言えないんですが。 (2022-08-19 01:54:54)
      • フェルディナンドにしても〈試して、効果が薄かった〉なので方向性は似ているものの別物で有ると思うんですよね (2022-08-19 03:19:18)
    • 該当の段落全体が足されたのが2017年の模様。ゲオに関しては自分もソースに覚えが無いし、当時のその編集人が何かを誤読して書いただけなのでは。段落全体も説を成り立たせるためかマントの色がどうのとかなり独自解釈が加えてある上に古いので、今現在のソースからの考察に丸ごと編集し直したほうが良さそう。 (2022-08-19 03:05:54)
      • 今更だけど、ソースありや推測可能でもなくどこにも根拠がないのはバッサリカットすりゃいいじゃん(あるのは補足で) (2023-09-02 18:49:56)
        • 同様(……?)→同段階だけで納得みがある。自分に馴染むやり方とあるのだから皆が同様なわけない。 (2023-09-02 19:15:20)
  • ローゼマイン式第四段階の存在の公表。ヴェローニカ派にも派閥移動を前提に条件を加えて魔力圧縮を教えられないかアウブに相談を約束。奉納式までにアンゲリカが講義を全て終える→アンゲリカに+領地対抗戦の成績が現在15位の所12位以上でローゼマインの側近に第四段階を教える事を約束 by3-2リヒャルダの激怒 (2023-07-08 19:55:08)
  • フィリーネって第四回は契約魔術だけで、教わったのは第四段階を側近に教えた時じゃ (2023-09-02 17:29:09)
    • 358話、領主会議の報告会ですね。 (2024-12-29 16:08:20)
  • ヒルシュールは首脳陣の許可は簡単っぽいけど結局教えてもらったのだろうか? (2024-01-21 13:17:40)
    • 描写無いので不明です。私見では、圧縮法教授会は領地内でしかやっていない + ローゼマイン在籍中は領地からの援助金を辞退しているので領地に帰っていないと想像されるので、教わりそびれたと思います。 (2024-01-21 14:47:11)
  • ヴィルフリートのヴェローニカ派の側近は、側近特権で教えてもらえた? (2024-03-28 13:57:18)
  • 地下書庫に入っていたフェルは王族の圧縮法読めたと思うんだけど、、なんで知らなかったんだろ。 (2024-11-02 18:23:26)
    • 知らないって、ソースを教えてください。どこでしたっけ? (2024-11-02 18:48:09)
      • ここに、二段階までで煮詰める方法は知っていた。二段階目は自分で考えたと注釈付きで記載されています。 (2024-11-02 19:37:40)
        • なるほど、ありがとうございます。 (2024-11-02 20:41:41)
    • 地下書庫に圧縮法についての資料があるとは思うが、それが「王族の圧縮法」だとは確定していない。王宮成立の事情を勘案すれば、「王族に伝わる圧縮法」の資料は王宮図書館の方にありそうだ。 (2024-11-02 20:42:05)
      • メスティオノーラの書を得たローゼマイン視点で、ローゼマイン式圧縮を教えられないメルフィオールに語ってるのでその点で異議を挟む必要を感じられない。それに加えて、作中、知識が正しく受け継がれず歪んで伝わった結果、状況が悪化している以上、地下書庫の情報より王宮図書館の方が有益な情報があると思うのは不自然。 (2024-11-02 22:36:37)
        • 自分の一族にツェントを継がせようと考えたラオヘルシュトラが、王宮を中央に移し白黒シュミルを作って他領地からツェントが出ないように計らったのに、一族に伝わる重要な魔力圧縮法を、王宮図書館ではなく他領の領主候補生が目にできる貴族院図書館地下書庫に置くかなあ? 王族しか入れない地下書庫の奥にならわかるけれど。王族のものと断定されていない第二段階に近い圧縮法は地下書庫にあったようだけど、詳細は不明じゃないの? (2024-11-03 00:57:16)
    • フェルはいろんな情報を入れて自分に合ったのを編み出したのであって、その情報に地下書庫が無いなんてどこにも書いてないと思うんだけど。まず、王族の圧縮をそのまんま使ってる必要はないし。それがロゼマの二段階を超えてるとも限らない。説明の解釈とかで、人によっては同じ程度にしかできないかもしれない。 (2024-11-02 23:45:26)
      • 王族の圧縮法は口伝じゃないかな?子供のうちに教え、監督者がいる形で実践するものだし。一人で本を読んで学ぶ性質のものじゃない。第三者に見られる可能性のある文書にするとも思えない。 (2024-11-03 00:28:27)
        • 政変前王族の最も効率のいい圧縮は、トラオに伝えられてなくて失伝しており(はみ出たQ&A5)、これは口伝と思われる。が、地下書庫の石板は王族時代に作られたとは限らない。王族時代でもメス書と直接関係ないだろうから、魔力や属性増やすための情報としては何も問題なかったのでひめさまのラオヘルシュトラは破棄せずそのまま持ち出し不可にしただけなのかもしれない。古くて文字数少ない方法が未来にどれだけ効果あるか、当時の人たちはわかるわけないしね。 (2024-11-03 01:14:04)

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最終更新:2025年02月17日 11:06

*1 第260話 ダームエルの成長

*2 第22話 インク作りと木簡の結末、第49話 フリーダと身食いの話

*3 第242話 第242話 アンゲリカの魔剣

*4 第266話 ユレーヴェ作りと魔力圧縮

*5 第320話 神官長とヒルシュールのお土産

*6 第242話 アンゲリカの魔剣

*7 第260話 ダームエルの成長

*8 第261話 イルクナーに出発

*9 第266話 ユレーヴェ作りと魔力圧縮

*10 261話 イルクナーに出発

*11 第266話 ユレーヴェ作りと魔力圧縮

*12 第290話

*13 第266話

*14 第266話

*15 第320話、第337話 布団圧縮袋のイメージ

*16 第266話、第320話

*17 第577話

*18 第320話 神官長とヒルシュールのお土産

*19 設定等まとめ19

*20 ふぁんぶっく6 Q&A

*21 第266話 ユレーヴェ作りと魔力圧縮

*22 第291話 魔力圧縮 四段階

*23 第320話 神官長とヒルシュールのお土産

*24 マティアス達名捧げ組はアレキサンドリア移動後に口外法度の縛り付きで教えてもらった、ふぁんぶっく9 Q&A

*25 第242話 アンゲリカの魔剣

*26 第263話 初めての妹、第266話 ユレーヴェ作りと魔力圧縮

*27 第280話 城への移動

*28 第274話、書籍版第三部Ⅴ シャルロッテの洗礼式

*29 リヒャルダとオティーリエは辞退している、第337話 フィリーネの弟

*30 第336話 情報の買取りとフィリーネ

*31 第423話 帰還後の夕食と子供部屋

*32 第577話収穫祭とグーテンベルクの選択

*33 ふぁんぶっく7 Q&A