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SDガンダム Gジェネレーション CROSS DRIVE」を以下のとおり復元します。
*SDガンダム Gジェネレーション CROSS DRIVE
【えすでぃーがんだむ じーじぇねれーしょん くろすどらいぶ】
|ジャンル|シミュレーション|#amazon(B000OQ7AGM)|
|対応機種|ニンテンドーDS|~|
|発売元|バンダイナムコゲームス|~|
|開発元|ヴァンガード|~|
|発売日|2007年8月9日|~|
|価格|5,040円(税込)|~|
|分類|BGCOLOR(lightsalmon):''クソゲー''|~|
|ポイント|&color(blue){''2007年クソゲーオブザイヤー携帯機部門次点''}&br()''タッチペンオンリー''&brチュートリアル''一時間''&br()長すぎる原作コピペ&br()[[ダイダル>スーパーヒーロー作戦 ダイダルの野望]]の再来&br()1周目では戦闘アニメカット不可&br()''両方の悪い所に似ちゃったんだな''|~|
|>|>|CENTER:''[[クソゲーオブザイヤー関連作品一覧>KOTYゲーム一覧]]''|
|>|>|CENTER:''[[SDガンダム Gジェネレーションシリーズリンク>http://www26.atwiki.jp/gcmatome/pages/728.html]]''|
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#contents(fromhere)
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**理想(パッケ裏)(概要) 
-刻を越え、重なり合う想い──DSで究極の『G』を体感せよ!
-タッチペンだけのシンプル&快適な操作性!
-多彩なカットインアニメーションによる迫力の戦闘シーン!
-原作キャラクターと新作オリジナルキャラクターの夢のコラボレーション! 本作でしか味わえないifのストーリーを楽しもう!

**現実(問題点)
-タッチペンオンリーの操作をはじめとして数多くの糞要素を詰め込み、前作『[[SDガンダム Gジェネレーション DS]]』からの期待を見事に裏切るクソゲーに。

-「刻を越え、重なり合う想い──DSで究極の『G』を体感せよ!」→''全然クロスオーバーしない''
-Gジェネは再現系(据え置き・トムクリ製)とクロスオーバー系(携帯機・ヴァンガード製 通称ギャザビ)の二つに分かれているのだが、このゲームはギャザビシリーズの醍醐味であるクロスオーバーがほとんどなく、しかもストーリー構成がZの話が終わったらZZ、それが終わったらオリジナルそしてそれが終わったらといった物になっている。ちなみにその際にオリジナルがらみのストーリーは終わる。
--しかも長い。Zガンダムの話だけで''20話近くまで''消費する。敵は延々とZガンダムの敵が出るだけ。
---一応何話かすると別の話も入るが、1話挟むとすぐに戻る。
--据え置き版Gジェネでも同じ敵が続けて出る事はあったが、あちらのコンセプトはガンダムシリーズの歴史をたどることでありそれに後になるごとに自由に面を選べるため苦痛というわけでは無かった。クロスオーバーがメインのシリーズで一本道同じシリーズの話を続けてやるのが問題。
-要するに''据え置き版とギャザビの悪い所が集まった結果こうなった''。

-タッチペンの操作が劣悪
--「タッチペンだけのシンプル&快適な操作性!」→いつもの操作をほぼ全てタッチペンに押し込んだだけ。典型的なDSクソゲーの例である。
--一応十字ボタンでスクロールができる。利き手を変えればABXYボタンでもスクロール可。
--ボタンでユニットへカーソル移動もできるが、結局''タッチペンでないと決定できない''ので意味が無い。

-敵の攻撃に対して普通に''回避、防御ができなくなってる''。
--フォーメーションの位置で回避・防御能力が変わるので、それに合わせてだと思われる。が、1~10%ほどしか変化しない。

-戦闘シーンが今までと比べて長いのに、一度クリアしないとスキップできない。
--DSもクリアしないとスキップ不能だったが、今回は無駄に長い。

-''チュートリアルが恐ろしく長い''。無駄に1時間ぐらいかかる。

-イベント時に入る故障(ショート?)のエフェクトが1回につき数秒かかる上にやたらと多く、イライラする。

-オリキャラの立ち絵のビジュアルがキモすぎる、男主人公フィオ・クロフォードとパートナーの頭身が明らかにおかしい事をはじめ他のキャラも体のバランスがどこかおかしい、顔アイコンも''軒並み老け顔''で版権作と比べて浮きすぎている。
--キャラデザの人は本来絵はうまく、公式サイト等でガンダムの絵を結構書いているのだが基本劇画タッチの人である。バンダイ側から子供向け用の注文が出ていたのかもしれないが人選を間違っていたとしか言えない。
-しかもただの版権ふんどしならまだしも版権を完全に踏み台にしている。
--版権ユニットに乗って登場するため新規ユニットも無し。作るの面倒だったんだろうか。
--今までと違って中盤で壊滅するため最強の敵というわけでもない。

-ユニットの特徴がほとんど無い
--ユニットのランクで強さが決まるため、ランク50まで上げればどんなユニットも同じ。
--そのランクもザク化→ザク3まで改造→ザク化…を繰り返すだけですぐに50になる。

-「Nジャマーキャンセラー」の入手が遅くなるため種系MSの開発だけやたらと遅れる。

-ガルダ(フリーデン)
--「フリーデン(Xの戦艦)」と言う名前の''ガルダ級戦艦''(Zガンダム・ガンダムZZの戦艦)。
--あまりに斬新すぎたため「新たな可能性が見つかった!」とか言われる事がある。
---ちなみにフリーデンは陸上戦艦、ガルダは超大型輸送機である。
---ただ、ガンダムシリーズにはXを除くとビッグトレーとダブデぐらいしか陸上戦艦がないため、仕方ないという意見もある。
-さらにウィッツ、ロアビィがギャザビ初登場するが、機体は''ネモ''(エゥーゴの汎用量産機)。
--しかも強制出撃の話で勝手に乗り換える。
--初登場時はリックディアスで登場。ネモに乗るのはその後の強制出撃。
--というかそもそもエアマスターもレオパルドもいない。せめてウイングとヘビーアームズに乗せて来いと言いたい。

-参戦作品の半数近くがメモリアルという本筋と関係ないところで終わり、キャラだけ参加するといったもので消化される。

-キャラクターの総数は増えたが、ドモンやシンの時期・制服違いだけで9キャラ食っていたりと詐欺気味。
-ユニットの総数も増えたものの、専用機を別ユニット扱いして総数を無理矢理増やしている。
-事典の説明が普通になる。前作・前々作ではムチャクチャな事が書かれていたため、それを望んでいたファンはガッカリとしていた。

-隠しキャラが最終話のシンだけ。

**評価点
-OPムービー''だけ''はかっこいい。

-ギャザビシリーズで''初めて''ダブルエックスが登場した。
--今までのシリーズだとガロード自体が隠しキャラだったり脇役が一切出なかったりとXの扱いは散々だった。
--しかし今回はXの最終シナリオもあるがよりによってCBもHCもいないので(これまでのギャザビ系にはなぜか出ることもあった)AI制御のDXが代わりに出る。

-オリキャラとオリジナル組織の設定およびオリキャラ同士の人間関係自体はそこまで悪くない(特にニケア編)。版権作品を踏み台にしていなければ評価は変わっていただろう。
--魅力的であることはもちろん、必要以上に出しゃばらず、版権キャラ(特にキラ・ヤマトとギレン・ザビ)の良さをうまく引き出していた前作のトリエとノーマを越えられたかは微妙だが。

-改造する際にメカニックを選ぶ事ができる。メカニックによって能力値が若干変わる。メカニックにスポットライトが当てられるシステムは珍しい。

-前作で特殊扱いだったフリーダムガンダムなども生産可能になった。

-戦闘面での演出がやや強化された。前作は戦闘面の演出が駄目すぎた(ニンテンドーDSの作品なのにWSのモノアイガンダムズとアドバンスのAから何故か退化していた)ので相対的に良く見える。

**総評
-前作から''良い部分を何故か全て取り払ってしまった''。もちろん残っているのは燃えカスだけである。
--その評価は素直に中古の値段にも表れ、''前作の方が中古価格が販売も買い取りも高い''という状況を生み出した。
-散々な評価であった故か本作以降、所謂ギャザビート系列作品は一切リリースされていない。また責任を取らされる形であるかは定かでないが、開発担当のヴァンガードも本作を最後にGジェネの開発から外されている。
--本作から約4年後にリリースされ、久々の任天堂携帯機系Gジェネとなった『[[SDガンダム Gジェネレーション 3D]]』はトムクリエイトによる開発となっている(ちなみにこの3Dも、別の意味で色々とおかしいゲームになっている)。また開発元が異なるため、トムクリ製のGジェネにはギャザビ系オリジナルキャラ&機体の参戦は絶望視されている。
-前作が非常に高く評価されていただけに本作にも期待していたプレイヤーは多く、それらの期待をことごとく裏切ったバンナムの罪は重い。
--なによりも、ギャザービート系列作品の命脈を絶ってしまった罪は重い。もしシリーズが続いていれば前作のような名作になりうる作品も再び生まれたかもしれなかったのだが…

//**余談
//バンダイナムコは後の『[[スーパーロボット大戦K]]』でも前作の『[[スーパーロボット大戦W]]』と正反対の事をやって多くのプレイヤーに煮え湯を飲ませた。それを考えると前作と本作の関係は色々暗示的である。
//スパロボKはバンプレストレーベルの作品であり、バンナム名義なのは発売時期の問題。よってバンナムとの関係はない。
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