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まじかる☆アンティーク - (2014/02/08 (土) 14:56:06) の編集履歴(バックアップ)


まじかる☆アンティーク

【まじかるあんてぃーく】

ジャンル 経営シミュレーション&アドベンチャー
対応機種 Windows 98~XP
発売・開発元 Leaf
発売日 2000年4月28日
定価 初回パッケージ版:8,800円
レーティング ソフ倫:18歳未満禁止
分類 良作


WARNING!!!!!!!
本作は18歳以上のみ対象のアダルトゲームです。


ストーリー

 骨董店「五月雨堂」の一人息子、宮田健太郎は両親が勝手に出した休学届けの事で大学へ向かった。と言うのも、両親が買出し旅行と言う名目で1年間どこかへでかけてしまい、店の事を押し付けようと考えていたからだ。だが大学は「一度受理した物は変えられない」の一点張り。途方にくれていた帰り道、天空より舞い降りた巨大な光と衝突して彼は意識を失う。気がついた時は自宅である五月雨堂にいた。そこにはピンクの髪をした少女がこちらの顔を覗き込んでいる。彼女の名はスフィー。異世界グエンディーナからやってきた魔女で、健太郎と衝突してしまい死なせてしまったため、彼の身体を蘇らせるために魔法をかけたという。だが復活は完璧ではなく、健太郎とスフィーは暫くの間近距離での行動、即ち同居を余儀なくされる。

概要

  • 奥深く手堅い経営SLGと、飛びぬけているわけではないが手堅いクオリティのシナリオに魅力的なキャラクターでスマッシュヒットを飛ばした作品。
    • 痕、ToHeartとビジュアルノベルで高い評価を得ていたLeaf作品であったが、こみっくパーティーと本作の評価を経て、同社はSLG路線へ進む事になった。

システム

  • 一日毎にスフィーの行動を指定する。掃除・整頓・接客・休息等。これにより、店舗とスフィーのステータスが変化する。
    • 更に、特定条件が重なると突発アドベンチャーイベントが発生する。
    • 店舗のレベルが上昇するとお客の入りが良くなる。
    • アドベンチャーイベントで魔法を使う選択を行なっても、スフィーのステータスは変化する。スフィーには魔法のレベルが4段階あり、それぞれに異なったイベントが用意されている。
  • 一週間に一回の自由行動。
    • 週末になると自由行動ができるようになる。様々な場所に行くことでアドベンチャーイベントが発生する。だが、商品を仕入れも週末に行なわなければならない。
      • 仕入れは骨董市やフリーマーケットで行なう。一日に行動できる回数は3回だが、良い品を手に入れられる場所は行動回数を多く消費してしまう。
      • 仕入れを重視するとアドベンチャーパートが進行しない。逆に、アドベンチャーパートばかりを重視すると仕入れる商品が手に入らず、経営が上手く行かなくなる。

評価点

  • 骨董店という舞台が非常に斬新で、現代においても稀なもの。
  • 手ごたえのある経営SLG。
    • 在庫は倉庫に入れておくと状態が悪化していくので、買い溜めて小出しにしていく戦法は賢いとは言えない。一方で良い品を仕入れるのにはアドベンチャーパートと両立する事が難しい。
  • シナリオはベタな物であり、割合先の予測がついてしまうのだが、雰囲気が良くキャラクターも魅力的なのであまり気にならない。
  • キャラクターデザインを担当した「はぎやまさかげ」の評価及び人気も高い。
  • 経営SLG場面ではキャラクターはチップアニメで描かれており、挙動が細かく可愛らしい。
  • 特筆すべきはその雰囲気。登場人物は高齢のおっさんが大半を占め、発生するイベントも仄々としており、BGMも穏やかで全体に漂う空気は非常にのんびりとしている。

難点

  • 経営SLGとアドベンチャーパートの関わりが薄い。
    • いくつかのイベントは店のステータスが発生条件に含まれているのだが、どのパラメータが誰のイベントに関わっているのか見当が付きにくい。
    • 5人のヒロインの内、1人だけ経営SLGでの状況が攻略と密接な関わりを持つが、所持金1000万と言う町の骨董屋とは思えない所持金が必要である。
  • 物語の内容は問題ないのだが、一部シーンでの言い回しがおかしい。
  • 各キャラクタールートシナリオが独立しており、関連性が無い。
    • つまり、スフィールートで大事件を起しても、別のキャラクターのシナリオではそんな事初めから存在しなかったかのように振舞われる。

総評

 高いゲーム性とありがちだが手堅いシナリオ、魅力的なキャラクターを持っている。経営SLGとアドベンチャーのどちらを重視するかで攻略が変化する上、見れるイベントも異なるなどやりがいは中々の物。何よりゲーム界において珍しい骨董店という舞台設定から来る雰囲気が素晴らしい。他に類を見ないその雰囲気から、好きな人はどっぷりと漬かり戻れなくなる事が多々あるとか。