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バレットガールズ2 - (2018/05/17 (木) 17:08:29) のソース

*バレットガールズ2
【ばれっとがーるずつー】
|ジャンル|アクションシューティング|&amazon(B019GDQHGW)|
|対応機種|プレイステーション・ヴィータ|~|
|発売元|D3パブリッシャー|~|
|開発元|シェード|~|
|発売日|2016年4月21日|~|
|定価|パッケージ:6,800円&br;ダウンロード:6,000円(全て税別)|~|
|レーティング|CERO:D(17歳以上対象)|~|
|判定|なし|~|
|ポイント|操作性改善とボリューム増加&br;''ドM御用達「逆尋問特訓」''&br;正統進化と言える内容だが、まだ課題多し|~|
|>|>|CENTER:''バレットガールズシリーズ'' : [[1>バレットガールズ]] - ''2''|

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#contents(fromhere)
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**概要
サバイバルゲーム版『[[閃乱カグラ>閃乱カグラシリーズ]]』とも称された『[[バレットガールズ]]』の続編。~
ゲームとしての粗が多かった前作から多数の追加要素を引っ提げて発売された。

**ストーリー
 ここは、とある県内にある''私立岬守学園''。
 創立149年目を迎える、由緒正しきお嬢様高校である。
 校訓は、自彊不息(じきょうふそく)。
 自分から進んでつとめ励んでやまないことを理念としている。
 この学校には、''専守防衛の活動を練習する部活''が存在し、
 生徒は必ずどこかの部活に所属することが校則となっていた。
  
 その''専守防衛の活動を練習する部活''の一つに''レンジャー部''という部活がある。
 部員数は八人と少ないが、常に全国トップクラスに君臨し、他校の目標となっている部活である。
 そのレンジャー部は、先日''夏季合宿''を終え、部員の結束を一層強いものにしていた。
 火乃本彩は、新たな任務の道中に2人の少女と出会うことになる……。
  
 火乃本彩と出合った(原文ママ)2人の少女はいったい?
 そして顧問から告げられる私立エルダ学院との模擬線。
 夏季合宿より熱い、対校戦が今幕を開ける……。
(以上、[[公式サイト>http://www.d3p.co.jp/bulletgirls2/#/story.html]]より引用)

**特徴
-戦闘システムはオーソドックスなTPS(サードパーソン・シューティングゲーム)。[[前作>バレットガールズ]]と大まかな部分は同じなため、そちらを参考にしてもらいたい。以下は主に変更された部分を挙げる。

-''メインストーリーが二つになった。''
--本作は前作の主人公の学校「私立岬守学園」と新キャラクターの所属する「私立エルダ学院」との対校戦という設定になっており、学校ごとにシナリオが用意されている。
--操作キャラクターだけではなく敵キャラクターも学校が違うため、ミッションの内容・構成が全く違うものになっている。片方を途中まで進めていてもタイトル画面からもう片方の学校のシナリオを遊ぶことが可能。
--入手武器や下着や衣装は共通で運用されるので、片方を進めて高いランクの武器を入手してからもう片方を楽に進める、ということも可能。
--ストーリー中は話の都合で一部ミッションで扱えないキャラが登場したり、当然エルダ学院編で岬守学園キャラを操作することはできないが、クリアした任務はフリーモードに追加される。ここではプレイヤーキャラ・サポートキャラ・ミッションの組み合わせが完全に自由に選べる。

-武器のジャンル増加と武器の数自体の増加
--前作では「ハンドガン」「アサルトライフル」「ショットガン」「バズーカ」「手榴弾」だったが、本作ではさらに「マシンガン」「スナイパーライフル」が用意され、それに伴って武器が追加。
---アサルトライフルに分類されていた『BALLETT M82-R』は、スナイパーライフルに移行している。
--手榴弾は「グレネード」となり、手投げ式だけでなくグレネードランチャーも追加された。
--特定条件で、本体へダメージを与えず衣装だけ破壊できる「溶解弾」や逆に人間の本体にだけダメージを与える「快楽弾」が使えるようになる。
--武器の攻撃力が対人・対物に分けられた。
--武器スロットは三つに減少しているが、後述の専用武器のため実質的に選ぶのは二つ。
---''同じ武器を二つ装備することはできない''。前作のように連射力が強く弾数多いアサルトライフルだけ、という装備は不可能。

-武器性能の調整
--武器性能にリコイル(反動)・集弾性が追加され、弾が真っ直ぐ飛ばないようになった。
---マテリアルによるカスタマイズで調整可能。しかし射程や威力も修正されているため、スロットが不足気味。

-''キャラクターごとに専用武器が用意''されている。
--専用武器は各学校編ストーリーの中盤まで進むとレベルアップ改造される。
--専用武器は他の汎用武器の改造品であり、改造元の汎用武器も装備することが可能ではあるが、専用武器のレベルアップ版は汎用武器の最高レベルより高いステータスに設定されているので、レベルアップ版入手以降は溶解・快楽弾を装備するのでない限りはあまりメリットはない。

-キャラクターごとの個性が明確化。
--専用武器だけでなく、プレイヤーキャラクターにはリロード時間短縮や回復アイテム使用時の回復量増加などの特殊技能が追加された。
--各自に専用アクション「スクランブル・オーバー・ドライブ(略称SOD)」が用意されている。一定時間無敵になったり、強烈な攻撃を放つことができたリと、キャラごとの個性に応じてさまざま。
--サポートキャラにも、プレイヤーキャラ同様の特殊技能が追加されている。プレイヤーキャラの技能+サポートキャラの技能の組み合わせも戦略の一つになった。
--回し蹴りだけだった近接攻撃も、腹パンや模擬刀を振り回すなどキャラごとに違いが出るように。使い回しも多いが、キャラに違和感のない組み合わせになっている。

-任務におけるギミックが増加。
--マップをジャミングして使えなくしてくるレーダーや、通過すると敵に発見されるゲートとそれを動かす発電機、敵が無限に出現する小型テントとコンテナ(破壊不可能)など、早めの対処が要求されるギミックをいくつも追加している。

-TPS(タッチ・ぱんつ・システム)強化
--匍匐前進中に、操作キャラのパンツをタッチできる''だけ''のシステムだったが、本作ではすべてのキャラをいつでもどこでもタッチできるようになった。匍匐前進もいつでも可能。
--この時操作キャラが悲鳴や嬌声を上げ、一定範囲内の敵に探知されてしまう。
--見つかっていない状態なら''敵にも触れる(ボイスあり)''身を隠していないと敵に見つかるので、それだけ接近できるなら普通に倒した方がよい。一応怯ませて硬直させる効果はあるが、それだけ接近できるなら(ry
--''公式サイトにすら「システム的なメリットは一切ない」と明記されている''。潔すぎる。

-ダウン状態の追加
--吹っ飛ばされたり、空中で攻撃を受けたあと受身をしないとダウン状態となり、無防備な状態になってしまう。
--ダウン中に攻撃を受けると完全に抵抗ができなくなるため、一方的な試合が多々発生するようになった。

-衣装と下着種類増加と設定変更
--衣装には部位ごとの耐久力が設定されるようになった。全裸にするためには、各部位を狙って破損させる必要がある。
---これはプレイヤーが装備する衣装も同様で、各部位ごとの耐久力も任務での衣装選択に影響する要素となっている。
--下着の入手は購買部での入手だけでなく、''敵キャラを全裸にしたときにその下着を剥ぎ取って入手する''という仕様になった。&s(){なんという追剥ぎ}
---下着と後述するマテリアルは、すでに入手しているもの(下着は同種で所持品のレベル以下のもの)は任務終了時に売却されわずかながら換金される。
--おブラ・おパンツの性能の平均化。
---前作では下着ごとに固有の強化スキルが用意されており、このために特定の強化をするタイプは上位と下位の区別ができてしまっていた(HP+20%の下着は当然+40%の下着より弱い)が、''本作では下着にマテリアルを装備することでキャラクターに強化を施す仕様となっている''ので、どのような下着でも好きなスキルを搭載して戦うことができるようになった。
---各下着にもレベルが存在しており、マテリアルを装備できるスロット数はそのレベルによって変わってくるが、基本的に下着ごとの明確な差異はないと言っていい。ただし、DLCの下着はスロットが固定(最大レベルはクリア後に無料で買える)
---マテリアルは購買部で売られているが、基本的にはマップ中に配置されている箱から入手するか、ステージによりランダムで敵が落とすものを入手することで集める。
--前作ではスクール水着を着用すると下着の補正効果が受けられなかったが、本作ではきちんと適用されるようになった。
--&s(){これにより前作で好評だった半裸バグは消えてしまった}

-リザルトの仕様変更
--評価基準として明確に「撃破数(および全裸にした人数)」「受けたダメージ量」「クリア時間」の三つが明示される。
--ミッション失敗時は総合Cランクでリザルトが表示される。また前作では途中でミッションを辞めてマップに戻った際は評価されなかったが、本作では任務失敗扱いとなる。
--前作では最高がSランクだったが、本作では三つの項目を全てSにすることで最高評価「SSS」を獲得できる。

-新要素「ダブル尋問特訓」。名前の通り二人のバレットガールズを尋問特訓にかけるモード。
--「尋問特訓」と同じ仕様であるが、ゲージは二人分別個管理なので両方を最大にするのはなかなか難しい。ただし時間停止の補正効果アイテムをそれぞれ別々に適用することも可能である。

-新要素「逆尋問特訓」。''逆にバレットガールズにお願いして攻めてもらうドM御用達モードである''。
--画面上に現れる尋問特訓アイテムを、同種のものを連続で選び続けるとそのアイテムで攻めてくれる。「やさしく」と「きびしく」の二つのうちどちらかの攻め方をお願いして、それぞれのゲージを上げていくのが目的。
--ゲージが上がっていくと、バレットガールズの態度がどんどんSっ気を帯びていく。普段から考えられないような口調で話し始める娘も。&s(){ありがとうございます}

**評価点
-''単純にボリュームが二倍以上に増加している。''
--エルダ学院のキャラクターは全員新キャラクター。その分のミッションが用意されているので、それだけで前作の倍。
---両校のシナリオをクリアすると教官の星川冥香に合同で挑む「弾丸娘離島共闘編」、さらに冥香で両校に挑む「冥香爆裂乱闘編」が追加される。
--ステージも増加しており、軍事施設らしき廃墟や車両基地、駆逐艦の停泊する湾岸基地が用意されている。
---停泊中の''駆逐艦SHIMAKAZE''から''連装砲がぶっ放される''という、「狙いすぎだろう」「もはや模擬戦じゃない」「個人携行火器で対艦戦行うってどういう状況だ」などツッコミどころ満載。
--追加ギミックによりミッションの内容も多彩になっている。

-マテリアルによるキャラのカスタマイズ機能
--今作はマテリアルによりキャラを強化できるため、よりプレイヤーの好みに合わせたプレイが可能になった。
---リロードや集弾性、威力の強化はもちろん、ハンドガンの威力を倍増するものも。専用武器そっちのけでカスタマイズできる

-前作からの売りである、開き直った萌エロ要素の嵐
--下着の種類も増加しているが、アダルティなものはもちろん、つぎだらけのボロボロだったり、装着すると身体に色々な落書きがされるものだったり、''肌色のスパッツ''だったりと色々きわどすぎる。

-相変わらずグラフィックは良好。
--銃器は新規分や専用武器まで細かく作られている。
--逆尋問特訓など、アップの場面も多いながらジャギーなどが目立たない作りは継承。

-豪華な声優陣
--前作から引き続き、主人公ポジションの火乃本彩を演じるM・A・Oを始め内田彩、三澤紗千香、田野アサミと近年アニメ界で主役、主要キャラを演じる声優が多数出演している。
--新キャラクターは同じくエルダ学院側の主人公ポジションである冴島嵐を松井恵理子、ジェリー・ニュアージュを金元寿子が担当。他に明坂聡美、橋本ちなみ、優木かな、楠田亜衣奈といった豪華な面々がそろう。
---DLCのノノノ(『[[ドリームクラブ]]ZERO』のキャラクター)の制服をジェリーに着せると、専用のセリフを言うという小ネタもある(ノノノの声優はジェリーと同じ金元寿子)。

-前作から細かい改善がいくつもなされており、操作が快適になった他、初心者でも遊びやすくなるよう工夫がされている。
--各学校ごとのストーリー最初にチュートリアルミッションが追加。遊びながら操作を学べる。
--難易度が三段階に変更可能。単純に敵が強くなるだけではなく、ギミックの配置なども変わるので同じミッションでも新しく楽しめる。
--任務時間が大幅に増加しており、一つにつき20分や30分といった制限時間が設けられている。ほとんど時間切れのリスクはないに等しい。
---目的が敵の撃破ではなく一定時間耐え抜くものという任務があるが、そちらは流石に前作同様短く設定されている。
--敵のアルゴリズムが変更されており、攻撃位置まで移動しないと攻撃しないということや、本来の配置から離れてプレイヤーを見失うと全力ダッシュで元の位置に戻ろうとするということが無くなった。
--リロード中、ある一定のタイミングを過ぎた時点でリロードが中断される動作(ダッシュなど)を行うと、残っているリロード時間をキャンセルできる。
--特定の場所をジャンプする動作は、いちいち立ち止まってアクションボタンを押さなければならなかったのが、アクションボタン押しっぱなしで移動でも発動可能に。
--緊急回避が前転だけでなく、ダイビングして腹ばい状態になるものが追加(匍匐前進に移行可能)されたり、横っ跳びしながらの射撃が可能になったりなどしている。
--前作では回避行動→ロックオン射撃が強すぎたためか、本作では3発までしか連射できなくなり、そのあとは立ち上がるように変更された。無敵時間も減少している。
--オートエイム機能が追加。どの武器でもズームを使えば敵に自動で照準を合わせる(ハンドガンでのロックオンのように固定されず、最初の一瞬だけ)。オプションでオフにできるので、使いたくない場合でも安心。
--有料DLCだが、尋問特訓の時間制限を止められるアイテムやキャラクターの胸を減らしたり増やしたりできるアイテムがあるので、尋問特訓の遊びにも広がりが生まれている(ただし、時間制限をなくすと全く評価されなくなる)。

-DLCは依然として高いものの、多少の救済措置はある。
--前作と共通の衣装・下着のDLCは、''前作で購入した分に限っては無料でダウンロード可能''となっている。もちろん新キャラにも対応しているので、前作のプレイヤーならかなりお得。

**賛否両論点
-ビジュアル面の大幅な変更
--システムの表記や画面構成、アナウンス表示が前作から大きく変わっており、前作プレイヤーは若干戸惑うかもしれない。
--キャラクターのアイコンなど、2Dグラフィックの画風が大きく変化。全体的にデフォルメが強くなっている。
---前作のビジュアルは3Dモデルの方と近いので違和感が少なかったが、本作はかなり見た目が違って見える。前作から続投したキャラクターも本作の画風で書き直されながら、3Dモデルはそのままなので違和感が強い。

-ストーリー
--前作に比べると、極端な説明不足や、やたら話が飛ぶ展開などは減っている。前作で示唆された設定を一部拾った部分もある。
--一方、前作で伏線を匂わせていたところがほとんど触れられないまま放置されたものも多い。ある意味、前作をプレイしなくても楽しめるとは言えるのだが…。
--一枚絵と言えるようなイラストCG、ムービーはほぼ無い、BGMも別に印象に残らないという問題が継続。主題歌は用意されているが、各学校編の最終任務とタイトルで流れるだけ。ただし、あるマテリアルを使えば前作の主題歌と本作の主題歌をどのミッションでも流すことが可能。
--前作では本筋のストーリーと関係ない、幕間の掛け合いがボーナス会話として収録されていたのだが、本作ではなくなってしまった。
---キャラクターの掛け合い自体は本筋のストーリーだけでも結構な数があり、任務中にも会話音声が用意されている。

**問題点
-改善されてはいるが、難易度の曲線はかなり歪と言える。
--序盤はまともな武器がそろっていないのに、頑丈な敵兵器やレーダーやテントなどが頻繁に出現するので、これを壊すのに苦労し、敵兵器の攻撃や無限に出てくる敵に押されて苦戦することが多い。逆に中盤以降、ある程度武器がそろってきたり専用武器がレベルアップしたりするので、プレイヤー技能が徐々に上がっていくこともあってクリアだけなら楽になっていく。
--武器のデータを学校が変わっても共有するため、片方の学校を攻略してからもう片方を、とやろうとすると後にプレイする学校の方が確実に楽な難易度となる。
---交互にプレイしようと思うと、ストーリーは完全にパラレルワールドの設定で展開されているので入り込みにくくなってしまう。

-スニーキングミッション(敵に見つからないように行動する、いわゆるステルス)が難しい、というよりも面倒。
--前作のスニーキングミッションは終盤の一回だけであったが、見つかると速攻で任務失敗のため攻略法を知らないと非常に難しいミッションであった(逆に攻略法が分かれば簡単になる)。
--本作のスニーキングミッションは数が増えたものの、見つかっても速攻で任務失敗とはならない。代わりに発見されたポイントの周辺に閉じ込められてしまい、敵を全滅させるまでそこからの脱出が不可能となる。
--このとき敵の数が増えるので、無傷で対抗するのは難しい。終盤のミッションだと見つかったときに戦車が持ち出されたりもするので、非常に厳しい。
--撃破は可能だが、時間がかかる上ダメージを受ければ当然リザルトに響くので、高評価を取りたければ結局は見つからない攻略法を考える必要がある。

-仕様変更により、高評価を取るのが一部面倒な仕様に。
--前作は「服を剥ぎ取る」のが評価ポイントのため、全裸にしなくてもある程度剥ぎ取れれば最高ランクをとることができた。しかし本作は「全裸にする」のが評価ポイントで、その上衣装のダメージが部位ごとになっているため全裸を狙いにくく(腕を剥ぎ取るために腕を、頭の飾りを剥ぎ取るのに頭を狙わなければならない)、ポイント獲得が難しくなっている。
--サバイバル形式の特別任務以外ではダメージを受ければ評価に響くので、当然ノーダメージクリアや最小限のダメージを基本としていくようになる。よって回復スキルやアイテムを使いづらくなってしまっている。
---体力評価は被ダメージの数値で決まっているので、体力の最大値が増えてもあまり意味はない。

-武器ごとの格差。
--基本的にどの武器を使っても攻略は可能ではあるが、武器ごとの使いやすさと使いづらさがはっきりしているのでその分格差が出てしまっている。
--前作はアサルトライフル(というか89式)ゲーと言うべき武器バランスの悪さだったが、本作はバズーカゲーとも言うほどバズーカ系が有利。
---前述したギミックに対抗するには対物ダメージの大きい武器が有利なので、その点でバズーカが有効。難易度ノーマルのヘリコプターや輸送機は、スキルやバズーカのレベルをきちんと整えれば弱点部位であるプロペラを狙うと''一撃で落とせる''ことがほとんど。
---衣装を剥ぎ取るのも、溶解弾を使うとアサルトライフルなどでは威力が低すぎるのでずっと当て続けなければならないが、バズーカなら通常でも一斉に爆風で引き剥せる。溶解弾でも威力が高いので、1~2発で全裸にできる。
---総弾数やリロード時間の問題点も、キャンセルテクニックやスキルである程度補えてしまう。
---射程が長めなのも有利な点で、「バズーカの射程では敵に届かず、一方的に撃たれてしまう」という局面はかなり少ない。
---今作では全体的に敵の配置が厳しくなっていることもあり、「1発撃ってすぐ隠れる」戦法と相性が良いという点でも、バズーカが有利になっている。
---一応バズーカは弾道がブレて外れ易いという明確な欠点が有るのだが、「集弾性」のマテリアルを多少付けるだけで解決出来る。
--逆に、射程が短く殲滅力に欠けるショットガンや、軌道や起爆までのタイムラグなどに癖のあるグレネードは使いどころがあまりにもない。
--マシンガンBER-Rはリコイル(反動)が大きい割に弾数や威力は控えめで弾も非常にバラけるため、アサルトライフルのXN8-Rに食われている。前作で強かった89式小銃は''そのBER-Rと同じ弾数とリコイルに設定されているのに威力が低い''ので、ますます立場がない。
--ショットガンも冷遇気味。前作では対物火器として役に立ったが((そもそも散弾で装甲を抜けるのが可怪しいのだが))、本作では拡がりを抑えて相手をダウンさせるなど対人に特化するようになったが、それでも結構近づかないと効果的では無く、敵が基本単体でいることはまず無いためリスクが大きくそれならバズーカなどで狙い撃ちしたほうが安全である。
---一方でショットガンナーは敵に回ると恐ろしいことになる。2人以上のチームでいる場合が多く、こちらを認識すると高速で接近し((それもまっすぐ突っ込んでくるといったことはせず、斜めに移動するなどトリッキーな動きをしてくる))こちらを転倒させる→そのまま交互に撃つ→ダウンの永久ループに入り為す術なくミッション失敗となるケースも珍しくない。
--スナイパーライフルのスコープは前作と違いズームするようになったが、レティクルの移動が速く((オプションで設定可能なのだが最遅にしても速い))精密攻撃しづらいといった有様である。そもそも衣装を破壊したほうが何かと得な本作では一箇所への精密攻撃と言った攻撃があまり能率の良い攻撃方法ではなく、前作と違って本作は鉄帽といった頭装備をつけた敵も多くヘッドショットも効果的ではない。
---ちなみに岬守編では初の衣装破壊をミッションの際にスナイパーライフルを推奨という説明があるが、前述のとおりバズーカのほうが効果的であり一種の罠になっている。前作のプレイヤーは信じることは無かったが、未プレイヤーはスナイパーライフルで衣装ダメージを与えていたという報告もある。
--格闘攻撃もキャラごとにアクションが変わるようになったことにより性能差が現れるようになった。特に扱いづらいものは木住野玲美の前転してからアッパーするような攻撃。転がってる間にダメージ判定がないためそのまま素通りして空振りすることが多い。

-キャラクターにも個性が追加されたことで、確実に能力面の格差が出ている。
--固有装備の強弱が出るので、キャラクターの強さもそこに反映される。
---前作では武器スロットも4つあったが本作では3つ、内1つは特異な武器系統で埋まっているため、それが使いづらい武器だと尚更格差が酷くなっている。
--有利なキャラ
---岬守学園のアタッカーとしてはバズーカのリロードを短縮できる固有スキルを有し、固有装備が最強の対戦車用バズーカ改造品「ライジングサン」の早乙女陽希が非常に強い。確実に潰される選択肢が有用なバズーカなので、他の武器を自由に選びやすい。加えて固有スキルが対物ダメージアップなので、兵器の出るミッションでは無類の強さを誇る。
---また同じくバズーカ使いの木住野玲美は、SOD「野生の身体」と近接攻撃軽減マテリアル重複装備で「近接ダメージを受ける度に体力がモリモリ回復していく」という半無敵化が可能。最大体力自体がどんどん増えていくので、その後遠距離武器で被弾してもダメージにならない。特別任務で電車が出るミッションを早めに引ければ、それだけで埒外に有利になる。何この野生児。
---エルダ学院では楼山美雨が顕著。固有武器のマシンガン「レインストーム」が改造元のそれをはるかに超える対物・対人攻撃力と装弾数となっており兵器相手に強く、SODも10秒間無敵になるといった強力なものでゴリ押しが可能。
---近衛霞未のボルックスもバズーカ系の強化版であり、SODも周囲の相手を目眩まして行動を奪うといったもの。一旦逃げて体制をたて直すこともそのまま相手を倒すことも可能と非常に扱いやすいキャラとなっている。
---隠しキャラの○○○○は固有武器こそハンドガン系統でそこまで強力ではないが、SODを使うと攻撃力が大幅に上がる他、HPがそこそこの速さで自動回復し続けるというチート性能である。
--不利なキャラ
---89式小銃の改造品である上に強化率もそれほどではない神代海凪や、BER-Rの改造品であるジェリーは扱いにくい部類。
---主人公の火乃本彩は固有装備が三点射ハンドガンのため、敵を撃破するだけならまだしも対兵器と剥ぎ取り能力に乏しく、固有スキルも回復力の増強なのでダメージを負うと評価に響く通常任務では実質無用の代物。高評価を狙うには使いづらいキャラである。
---固有武器が二丁セットになっている土居内麻衣と香坂千晴は、別に他の武器を二丁装備出来るわけではないのにパッシブスキル枠が「二丁装備」で埋まっており、実質スキル無しになっている。その固有武器も使いにくい性能。作中では二人とも強キャラ設定なのだが・・・。
--サポートキャラも使いやすいものと使いづらいものに分かれている。
---岬守学園だとリロード時間を武器に関わらず短縮できる金園優理奈は、いかなる場面でも有効。
---エルダ学院では爆発物の攻撃範囲を広げるジェリーや、リコイルを減らす香坂千晴あたりが強力。
---前述通り、通常任務では体力増強がほぼ無意味なので、火乃本彩(回復量アップ)と楼山美雨(HP最大値に460追加)はサポートとして使う意味がない。特別任務ならまだ、価値があるかもしれないが…。

-ダブル尋問特訓、逆尋問特訓の問題点
--ダブル尋問特訓はポーズが一種類、逆尋問特訓も二種類しかない。
--本作の売りの要素なので、もっと数が欲しいところ。ダブル尋問特訓はキャラごとの組み合わせや上下を考えられるが、それでも一つしかポーズがないのは寂しい。
--また逆尋問特訓は「アイテムのアイコンを探す→ボタンをひたすら連打する」の繰り返しであり、他の二つに比べてやや単調である。
---アイコンの出現は4つの中からランダムでコンボ数も評価されるため、高得点を狙うのに必要なのは運と連打力であり、戦略を練る必要はあまりない。
---とはいえポイントの高い尋問アイテムがあれば10秒に30連打程度で十分であるため、連打の苦手な人が高ランク特典を得られなくなるほどではない。

-前作同様''マルチプレイができない''。サバゲーでこれは痛い。

-DLCはやはり高めである。
--前作のDLC衣装と下着は前作で購入すれば無料でもらえるが、尋問特訓アイテムは前作と同じものでも購入の必要がある。
--推しキャラクター(ゲームナビゲートキャラ切り替え)をゲーム内通貨で購入するのは前作でも難しかったが、''本作ではなんと値段が十倍の数値になっている''(前作90000、本作900000)。しかも、キャラクターの数は新キャラの分追加されている。前作以上にリアルマネーを出せと言わんばかりの設定である。
--根気は必要だが、特別任務を勝ち抜けば資金を一度にカンストまで稼げる。

**総評
前作同様の「銃器を持った女の子を&s(){性的な意味で}堪能したい」という&s(){ニッチでエッチな欲望をお持ちの}紳士の皆様方には、かなりオススメ出来るタイトル。~
&s(){特に彼女たちに攻められたいというMの皆様方は、手に取ってみてもよいのではなかろうか。}~

ボリュームの増加と操作の快適性の向上、不親切な仕様の改善など、前作からゲームとしての質は確実に向上していると見て間違いない。~
その一方で、武器のバランスの悪さや新要素の勿体ない仕様など、ゲームとしての課題点がいくつも残っていると言える。~
持っているポテンシャルは決して低くないので、次回作以降の展開にも期待がかかるタイトルである。

**余談
-本作は東京~神奈川周りの地域が舞台なのだが、実在のスポットがゲーム中に登場する。
--港湾ステージは横浜市に有る臨港パークを模したものであり、孤島ステージは猿島の遺跡を再現したものである。