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HHB

HHB。ハイパーホームベーカリーの略。
…ではなく、トップがハゲな電気通信事業者でもない。

ホワイト・ヒューマン・バンク株式会社。

極めてホワイトな人材派遣会社である。


特殊な能力を持つ、「第六疾患者」の利用価値。
資本主義、能力主義の社会において、それに企業が目をつけないはずがなかった。
HHBもまた、疾患者を利用しようと画策するあまたの企業、そのうちのひとつ。

ただし、疾患を「ストレスフルな現代社会における特殊な才能の開花」と位置づけ、
疾患者の適材適所な派遣をモットーとしている点では非常に前向きである。


── われわれと一緒に、君が輝ける場所を探してみないか…!


派遣先できちんと仕事ができるように、という企業側の重大な目的があるとはいえ、
疾患者を「スカウト」した後のケアとフォローは非常に手厚く充実しており
必要であれは専用のスタッフがつき、衣食住も保証される。

派遣事業自体もあくまで一般の法律の範囲内であるため、公安部とも非常に「良好」な関係を築いているとされる。
もともとの企業自体の体質もわりかしホワイト寄りなため、派遣会社にしては珍しく一般のウケは良いようだ。


「才能の開花」を目指すセミナーも極秘裏に行われているとされるが、その実態は
「一晩中熱く語り合う」「みんなで瞑想してみる」「ホットヨガ(最近はブレインヨガも人気)」「一週間断食合宿(当然ながら専門の医療スタッフ監修、同行)」
などと、一般に想像されるような非人道的な人体実験、なとからは程遠く、はたからみると非常に馬鹿馬鹿しいものである。
(※これらのセミナーはもともと社内で開催されていたものが多く、社員ならば誰でも参加できる。
 一部の人間に「才能」が認識されるようになってからは才能開花目的で行われるセミナーが増えたが、内容は上記の通りである)


最近では国内のみならず海外からも有能な人材を確保しようとしており
社長自らスカウトのために各国を飛び回っているようだが、彼が滞在中の地域では気温が上がる、というまことしやかな噂があるが
疾患者であるかどうかは定かではない。







『才能を隠しつつ、しかしコッソリ活かしつつ仕事をしたい』

『才能とは関係なく、自分の好きな職場で平穏な社会生活を送りたい…』

そんな融通の利く会社。ゆるゆる設定。

アツくなれよ!!というわりに本人の希望は尊重する。

もしかしたらハーメルンとも仲がいいかもしれない。

「才能」がバレて居づらくなった場合も、スムーズに他の職場に転勤させてくれるだろう。

誰かでOLがやりたい! とか思った時にでも、気軽に使っていただければ幸い…。

「ヤバいセミナー」の噂を聞きつけて潜入調査してみるも、その実態にしろめってもいい。

そんな使い方をドウゾ。

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最終更新:2016年01月07日 12:26