【名前】
ロビン
(本名:「狼谷 花蓮 (ろうや かれん)」)
【疾患名】
《加虐性愛/サディズム》
【所属組織】
公安33課
【疾患者カルテ】
25歳。赤みの強い茶色のセミロングに、やや鈍色の金の瞳。
身長は172cm前後。すらりとしたナイスバディの持ち主なのだが、動くのに邪魔だからと普段から胸にきつくサラシを巻いている。
左頬に一本、深い切り傷が走っているのが特徴的。
中性的でそこそこ整った顔立ちの持ち主なのだが、そのケガと振る舞いからか時折性別を間違えられる。本人的には女性扱いされるのが苦手なのでむしろその方が楽。
数少ない戦闘担当の疾患者でありながら、その内実を見たことがある者がほとんどいないという、変わり種のエージェント。
その能力は『ダメージの倍返し』。自身の受けた傷の威力を、倍返しにして拳などに打ち出して放つことができる。
ただし本人自体はヒトの身を出ないので、先に体が持たなくなるか、ダメージ量によっては返しきれないなど能力自体はシンプルな分、癖が強いものとなっている。
さらにこの異能を異能たらしめている訳は、暴力性の発露という性質に現れるように、一度発動させるとただ相手を戦闘不能に追い込むだけの思考に落ちるという、バーサークモードとなることにある。
やりすぎてしまうことも多いため、公安の方からも多用を制限されている。
とはいえ、当の本人は正義感が強く穏やかな性格。
やや硬い口調で一見すると真面目そうだが、親しい人の前では多少崩れたりからかったりと、ノリのよさも持ち合わせる。
表向きはフラワーコーディネーター。仕事がない日は教室を兼業している。とはいえ、最近は公安の仕事が忙しくそちらが本業状態。
実家が花屋なため、草花を愛でるのが好き。
病弱な母が中央病院に入院しているのもあって、病院に飾る花を届けに来るついでに患者と話したりすることもしばしばで、病院ではちょっとした有名人。
大会で優勝経験があるほどの空手の達人で、大の男なら簡単にあしらえる程度の腕前を持つ。
その強さと普段とのギャップから、誰が名付けたか『レディ・ローゼン』の異名を持つ。(「綺麗な薔薇には棘がある」からの連想らしい)
本人的には「可愛すぎて柄じゃない」と大層不服そうではあるが。
その実力を重宝される一方、衝動の方向性から一部の者から危険視されてもいる。
ロビン自身公安に所属しているのはその衝動の発散場所の確保のため、ひいては疾患者の望む平穏な生活のため。
そのため、保身の面が色濃い上層部には不信感も強い。命令を超えて独自に動くことも多く、そういう面でも目を付けられている。
【履歴】
祖父の代から続く空手道場で幼い頃から腕を磨き、その才能を開花させる。
将来を期待されていたが、ある大会で(自分には非はないものの)対戦相手にケガを負わせ、それがトラウマで対人に対して拳を振るうことができなくなってしまう。
それからは一線を遠のいていたが、19歳の時にバスジャック事件に遭遇。目の前で次々と傷つけられていく様子に、「戦うのが怖い」というトラウマと「助けないと」という焦りがジレンマとなって「戦いたい」という歪んだ欲求に発展、発症。
犯人を撲殺寸前まで追い込み、これがきっかけで公安にスカウトされ現在に至る。
しかしながら本人としてはこの一件は忌まわしいものと感じているため、ショック療法的に再び戦えるようになってからは、能力を使わずに済むよう日々研鑽を積んでいる。
元々の地力の高さに加えて、長く公安で事件に関わってきた経験故の知識、物事を見極める冷静さは、人の身でありながら時に異能者相手にも互角に渡り合えるほどの実力を発揮する。
最終更新:2016年04月16日 16:21