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プロローグ

† introduction


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即ち昨今の異常事件は、精神異常者の犯行が多い。
その原因は現代の加速度的とも言える、高度情報化社会への発展に拠る。
有史以来、斯様な発展を遂げた文明は存在せず、ありとあらゆる遍在がありとあらゆる遍在になり得る。
それは人同士が「近い」事を意味する。

「近い」。

貴い事のようにも感じられるが、実際には違う。
すし詰めにされた座席に心地よさを感じる訳もない――
人ならば不快に、組織ならば捕食に、国ならば戦争となるだけだ。
人と人とは、分かり合えない。
分かり合えたと思う者こそをが、理解していない。

その負担社会に置いて、異常事件は増大した。
ありとあらゆる犯罪に、行き過ぎた暴行、行き過ぎた殺人が付随した容貌となって顕れる。
体内細胞すべてに均一に水が浸透し溺死した"殺人"。
突如として自ら動きだし、詳細不明の不審船に次々と"盗まれる"高級車たち。

それらの怪事件は最初こそ発表されていたものの、現在は只管隠蔽されている。
見つかったのだ、それらの確たる原因が。
何らかの切っ掛けによる脳への異常負担過多。
それによる精神異常を来した者が増大したx00x年に置いて、異常な感覚に「気付く」者が増えていた。

反抗者1名を捕らえ、数々の尋問を公安部が実施。
それらは理解された。
病理的な精神疾患に基づいてかたちどられる異常能力。
即ち「第六疾患者」の認識の始まりである。

それより、公安部は当日に国立中野総合病院を設立した。
情報機関東部第33部隊の始まりである。

そうして、彼等を密かに「保護」し始めた。

(x00x0401a Companion Breed P.)


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最終更新:2015年12月23日 20:01