【名前】
オビアス=アクナビム
【疾患名】
《エンドソーマフィリア/体内進入性愛》
【PL名】
ひとしろ
【疾患者カルテ】
私立聖ステラ学院の世界史兼、第二外国語「ロシア語」講師。
長い黒髪を後ろで緩く結わえているが、必ず耳を隠す。
地味な色合いのスーツにぼやっとした表情。
授業は退屈かつ進行が早く、テストの難易度は青天井である。
ロシア語の授業は受講人数が少なすぎてよく閉講する。
裏では第六疾患者排除組織「ネイバーフット」所属の殺し屋。
見た目も実際も貧弱そのものだが、狙われた人間は身体を引き裂かれて死ぬ。
時に誰かが「名前あての悪魔」と呼びはじめた。
「化け物を食らう化け物」とも自称する。
己が存在と“オビアス=アクナビム”を記憶する人間を犠牲に蘇生する能力を持つ。
蘇生する際、対象者の身体を内側から食い破り、引き裂いて出てくる。
また、元の身体はどろどろに融け消える。
対象者が視界内にいれば選択できる。
対象者の身体組織を糧に蘇生しているため、幼い子供など、体格差の大きい者には用いれない。
不可避の能力と思われていたが、ある事件で敵対した探偵には、自ら意識を失えば阻止できると見破られている。
【履歴】
四十歳。猫背。安物の眼鏡をかけた男。
肌こそ白いものの、人種がわからず、誰が見てもエキゾチックな雰囲気を出す。
長く艶めいた黒髪に深紅の眼、耳が異様に尖っている。
普段着は平凡なジーンズに襟付きの白いシャツ。
黒いフードつきパーカーで顔と耳を隠している。
時と場合に応じて服装や小物は変わる。
ロシア語と日本語に通じている。
最近、英語も勉強し始めた。
先天性の疾患者。
チベットにて、母親の体内から食い破って産まれた。
両親と外見は似ても似つかぬため、胎児を犠牲にしたのではないかと考えられる。
幼少時より意味不明な言葉を繰ることが多く、神童と呼ばれた。
そこにチベット仏教の異端過激派が目をつけ、真のダライ・ラマとして誘拐する。
十歳のころ、過激派は信者を求めてロシアに渡り、キリスト教などのエッセンスを取り入れ、新興宗教団体として成立する。
ダライ・ラマから「存在前意識の化身」「全宇宙霊の化身」へと公称は抽象化され、信者の身体を使い蘇生する「転生」も行った。
五年後、世話役となった東欧の混血の少女に一目惚れし、人間としての自我が芽生える。
親交を深めるも、あくまで少女は己を信仰対象としか見ていないことに気づく。
さらに少女は他の信者「オビアス=アクナビム」に恋をしていた。
それを知った男は嫉妬し、ひそかに自殺。オビアス=アクナビムを犠牲に蘇生する。
その日から男の名は「オビアス=アクナビム」となった。
犠牲を知った少女は羨望と失意の日々を送るも、数年後に別の男と結婚し、幸せな日々を送る。
ときは十年前。故意の殺人ゆえ行動を制限されていたが、オビアスは少女の夫にミスを誘発させ、犯罪行為をメディアに暴かせる。
組織を崩壊させたいがためだった。
しかし女になった少女は、すべての責任を負わされ自殺し、組織は存続する。
絶望した男は蘇生を繰り返して組織から逃亡。
N国にてネイバーフットに狙われるも、組織員を数名殺害し保護される。
関係者の紹介で講師の仕事を得つつ、殺し屋として活動する。
「化け物」を憎み、殺そうとしている。
「化け物」は何も第六疾患者に限った話ではない。
学院の生徒ふくめた、人間の平穏な生活を脅かす者はすべて「化け物」である。
無神論者であり、何かの信徒をおおむね嫌う。
だが勤め先がミッション系なので表沙汰にしない。
鍛えても鍛えてもちっとも筋肉がつかないのを気にしている。
拳銃や毒薬や刃物を持ち歩くが、すべて自殺用である。
最終更新:2016年01月12日 22:41