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シエル

 

シエル

 

【名前】
シエル=ミニュイ
(『真夜中の空』という意味を持つコードネーム。
 本名はフェリシエル=カルトブランシュ­=リヴィエールだが、誰かに名乗ることはない。)
【疾患名】
《逃亡偏愛/フィジャフィリア》
【所属組織】
コンビナート

【???】
Arcanum/The Star (星)

体力4
敏捷3 
知力4 
感受6 
器用3

【疾患者カルテ】

コンビナートに金で買われた疾患者。自ら意思を発することは殆どなく、道具のような扱いの現状に、むしろ安堵している節すら見られる、不思議な少女。恐らくはアルビノか、それに近いくらいに色素が薄く、透けるような金の髪と、ぼんやりとした紅の瞳、病的なまでに白い肌が特徴的。常々黒いゴシック服で身を包み、無口・無表情・無感情。
その異能は未来予知。特に、『逃げ出したい』『不幸な』未来であるほど精度が高い。また時間的に近い未来ほど精度が高まる。 予知内容と異なる行動を取ることで予言を違えることが出来るため、危険回避用にと便利に扱われている。


【履歴】
ヨーロッパのとある地で生まれた少女。先天的な色素欠乏と、それに伴う日光過敏症により、日の出ているうちは外に出ることが出来ずに育った。それでも家族は愛してくれたが、周囲の目は冷たいものであった。
ある日、家族が出先で事故にあい死亡。一人残された彼女は周囲の迫害もあり、碌な食事も取れず餓死寸前となる。その際のストレスと、『全てから逃げてしまいたい』という思いが負荷となり、発症。 精神のみは望みどおりに逃避を果たし、その結果未来までを俯瞰する視野を手に入れた。

とはいえ、身の回りの状況が改善するわけでもなく、何となく死ぬなら夜空の下がいいと思い、最後の力を振り絞って外へ出たところを、折良く(もしくは折悪く)人買いに捕まり、外見の珍しさから売られる。売られた先で、その無感情・無表情さを不気味がられていたところを、異能持ちであることを見抜いたコンビナートのエージェントが買収、今に至る。

人買いに買われて後は、容姿を保てる程度の栄養は欠かさず与えられているため、現状にさしたる不満はない。そもそも、不満を覚えることもないのだ。彼女に見えるのは、不幸な未来のみ。予言を違えるため動く者がいるならば、それは回避されていく。ならば、現状は不幸なものではないと……身体から乖離したように揺蕩う心は、その小さな幸せを抱えて、今日も予言を紡ぐ。
そうして、予言が覆された時のみ、彼女は薄っすら微笑むのだ。運命という絶対者の手から逃れたという、その逃亡の喜悦故に……。

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最終更新:2016年01月08日 22:47