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エリザヴェータ


【名前】
 エリザヴェータ
 (コードネームのみ所持、便宜上名前としても使用)

【疾患名】
 <<人形偏愛/ピュグマリオニズム>>

【所属組織】
 コンビナート

【???】
Arcanum/The Lovers(恋人)
体力 敏捷 知力 感受 器用
6 1 5 6 2

【疾患者カルテ】
 すみれ色の瞳の少女。正負善悪問わずあらゆる感情を増幅させる能力を持つ。
 ただしこの異能は患者の意のままにする事は叶わず常に全方位的に発揮され続けてしまう
 要は垂れ流し状態のため、普段は首輪型制御装置によってその発露を抑えつけている。

 もともとがコンビナートに属す研究所内に生まれ、外の世界を知らず育った。
 発症後は組織のために異能提供を強いられる立場となる。
 人形のごとく使われるものと吾身を定義しておきながら
 その実、周囲の人々の運命の糸に容易く触れる指を持つ。
 さながら人形遣いのごとくに。


【履歴】

 毛先に波打ちのある銀色のロングヘア、すみれ色のひとみ、ミルク色の柔肌を持つ
 十代中盤か、もうすこしあどけない位に見える少女。身長150cm強で華奢体型。
 ある種の人形めいた端正と怜悧と無機質を造型に持ち合わせるが、表情の豊かさがそれを覆い隠す。

 みずからを高機能ガイノイド(女性型アンドロイド)と自認自称し
 あらゆることを「学習」として捉え日々の生活を満喫している。天真爛漫で好奇心旺盛。
 実際には組織関連の研究所によって遺伝子操作を施されたデザイナーベビー。
 外見、精神強度、身体能力などに人の手は入っているものの、きちんとした人間ではある。
 具体的には観賞性の高いカラーリング、強度な免疫力と再生能力、成長抑制、脳内麻薬の過剰分泌体質がデザインされている

 当初は単なる少女性愛者向けのハニートラップ要員兼実験動物だった。
 ほんのわずかな遺伝子のエラーと処理しきれなかった認識域外の精神負荷が重なり発症。
 それに伴い立場はいくぶん向上し、仕事外では自由に出歩く権利を得た。
 いまは目に映るすべてのものが新鮮で楽しくてたまらないが
 善悪や倫理、対人スキル、世故というものをまるで理解していないので何かと危うい。
 自身をガイノイドと称することに由来する病的な正直者でもある。

 「仕事」の際は常にだれかと組むことを義務付けられている。
 なにせエリザヴェータ自身に作り出せるものは何もない。0から1は生み出せない。
 但し1を10にも100にも膨れ上がらせる。無邪気に無作為に無分別に。
 その為に意図して異能を行使するためには別の人間が道筋を作り影響を調整する必要が生じる。

 余談だがクラシカルでガーリィな装いを好み、凄惨な仕事にも常にふわんふわんとした出で立ちで現れる。
 また、何がしかの人形やぬいぐるみを抱えているのが常だが
 取り上げるとぴーぴーうるさく泣き喚くので手を出さないのが吉。
 首輪型制御装置については「デザインが!どう見ても!くそダサですの!!」と物凄く不満。
 本人の手では当然取り外せないため、隙あらば周囲の人間に外させようと試みている。



 …―――はじめは自分を誤魔化すための虚偽だった
 そのうちそれが偽りであることをすっかり忘れてしまった

 いかなる時も幸福を手放さぬよう作り出された生命は
 おのれを人形と欺瞞しているときにも結局どうしても幸せな娘で
 世界中の人間を人形とするまでこの異能が尽きることはないのだろう
 それが他者への愛情表現であり祝福であるのだから

 感情の糸を手繰られ踊る人のかたちを見るときに、すみれ色の瞳は何よりも鮮やかな恍惚に燦めく

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最終更新:2016年01月21日 14:25