【名前】
カルディア
(本名はかたくなに教えたがらない)
【疾患名】
《ICU症候群/幻灯病》
【所属組織】
(元)コンビナート
【???】
Arcanum/The Moon(月)
•体力3
•敏捷4
•知力4
•感受5
•器用4
【疾患者カルテ】
犯罪シンジケート『コンビナート』の工作員(現在は元)。
25歳。金髪に水色の瞳という色彩は、母方が仏系の血筋なため。やや癖がかった髪は大抵ハーフアップにしている。
164cm前後のそこそこ出るとこ出た体型は、普段白衣を羽織っていることが多い。
性格は冷静沈着だが気まぐれ。が、自分と似た境遇にはなんだかんだで甘い。
ポーカーフェイスを気取っているがその実、内面は感情豊かで寂しがり屋。
本来礼儀正しく明るい性格で、自身の立場と感情を押し込める癖がついた結果、なかなか素直になれない性分となっている。
また、甘いものと紅茶が好きという可愛らしい一面も。
後述の理由から『コンビナート』を脱退、組織を深く知りすぎた者として現在追われる身となっている。
人工疾患者を作る実験の数少ない成功例であり、その幻覚を対象と「共有」させることで精神的苦痛を与えて制圧し屈服させることが可能。
ただし能力は本人の精神状態に強く左右されるため、感情の振れ幅が大きいとほぼ無意識に周囲に幻覚を零してしまうのが難点。
普段の他者と壁を作る言動は、その辺りの予防線でもあるようだ。
幻覚の内容はあまり自分で操作できず、自身のトラウマをベースとした『死のセカイ』である。
あくまでも幻覚なため物理的なダメージはなく、攪乱や扇動としての使用が主である。
が、ある出来事がきっかけで触れると冷たさを感じるようになった。極度の不安と恐怖の感情で、異能が少し歪んでしまったのが原因の模様。
後にある疾患者との交流を経て異能が進化。
死を連想させる恐怖や緊張感をトリガーに、それを与える者の心の中を覗く力を手に入れた。
意識的な発動はほぼ不可能で、見ることができる範囲も思考の一部から『セカイ』と呼ぶ心象風景の在り様まで、状況や人によって偏る。
しかし一度発動できれば感覚が続く限り深く探っていくことは可能で、うまく同調できれば直接心に言葉を届けることもできる。
コンビナートの戦闘系としてしばしば名を上げられることが多いが、実は彼女自身の戦闘能力はそこまで高くない。
女性ならではの身軽さと、毒や薬の知識から発展させた、即効性の高い痺れ薬や眠り薬をナイフの刃に塗ったものを組み合わせることで、荒事を乗り切っている。
不眠の方は本来なら薬で軽減できるものなのだが、実験のトラウマで薬を摂取することが嫌い。(頑張れば飲めるは飲めるのだが、吐きそうになる)
そのため行きずりの一夜の関係を繰り返すことで、その代わりをしている。
……のだが、最近は浅くはあってもそれなりに睡眠はとれているらしい。(あくまでも比べると、なのだが)
また、それに付随して某パン屋の常連にもなった。一番のお気に入りはクロワッサン。よく店近くのベンチに座って食べている。
余談だが、その時の気分によって買う個数が変わるため、見てる人が見れば色々とわかりやすい。
(普段は2個だが、気分のいい日は3個、落ち込んでたりすると1個。たまーにやけ食いなどで4個買ってる)
【履歴】
元は製薬会社の社長の娘。海外進出もしてるなどそこそこ有名なところ。彼女も父の後を継ぐべく、経営術や薬品の技術などを叩き込まれていた。
が、重役の一人が密かに通じていたコンビナートの繋がりで、違法的な薬物を製造していたことが判明。全ての責任を被らされて父は失踪。
会社がなくなれば大勢の社員が路頭に迷うこともあって敢えて事実を隠匿することを選びその帰りを待ち続けていたが、よりによって彼は精神系の疾患を発症して帰還。
他の家族と使用人を全員狂わせ、それを止めるべくとっさに彼を殺害してしまう。
その後は失意のうちに会社を引継ぎなんとかやっていたものの、実験失敗の爆発事故を引き起こし、瀕死の重傷を負う。
その体をコンビナートに実験体として回され、そのストレスと、多くの社員を巻き込み死なせてしまった罪悪感が幻覚となって襲いかかり、発症。
世間的には事故死として処理されているため普通の生活に戻るわけにもいかず、なし崩し的にコンビナートに所属することとなる。
……と、本人は記憶しているが、実は爆発事故はコンビナートの手によって後付けで記憶させられたもの。
正確には事故自体は起きていたのだが小規模で、実験も疾患者用の麻薬に似た薬のテストを、真偽を偽って行ったものだった。
事故の際に負った傷や周囲の状況を基盤に、「外部からの暗示によって記憶を誇張させて上書きし、人為的に負荷をかける」という実験の結果、自分が事故を引き起こしたと思い込まされていた、というのが真相である。
(不運にも朦朧とした意識の中で捕えた記憶が、父の起こした惨状と似ていたことも、成功に繋がってしまったようだ)
後に記憶を取り戻してからは公安に接触し密かに暗躍していたが、『コンビナート』の大量襲撃から『探偵』を庇ったことをきっかけに決別、結果的に脱退。
現在は公安に保護を受けつつ、未だ『コンビナート』の手の内にある会社を奪還する機会をうかがっている。
公安上層部から『La Belle au bois dormant』=『眠り姫』という呼び名を付けられている。
自身の能力を皮肉ったものなのだが、本人は案外気に入っておりたまに自身を表す形象として使っている。
本名は『竜泉寺 深心(りゅうせんじ みここ)』。
名前から経歴をたどられかねないので、ほぼ隠したままにしている。
最終更新:2016年05月06日 21:25