真名は、 ギリシャ神話に登場するゴルゴン三姉妹の末女「メドゥーサ」。
所有する宝具は、対象の能力を封じる幻術結界を張る対人宝具「自己封印・暗黒神殿(ブレーカー・ゴルゴーン)」、
内部にいる人間を血へと溶解させ、魔力に変える結界を張る対軍宝具「他者封印・鮮血神殿(ブラッドフォート・アンドロメダ)」、
そして幻獣すら御し、そのリミッターを外して能力を向上させる手綱と鞭のセット武装、
対軍宝具「騎英の手綱(ベルレフォーン)」の3つ。
首を切り裂くことで展開される血の魔法陣から召喚される 天馬?に『騎英の手綱』を用いることで、
サーヴァントの中でも宝具戦ではトップクラスの戦闘力(体系という意味でも)を見せる。
またその他にも彼女自身の能力として、発動中にライダーの存在を認識する、
または眼で睨んだ対象を 石化させる魔眼「キュベレイ」を持つが、
ライダーの意思とは関係なく周囲に影響を与える 邪眼めいた物であるため、
普段は前述した「自己封印・暗黒神殿」によって自ら封じている。
この作品においてのメドゥーサは半人半神の存在であるため「英霊」としての側面を持っており、そのため召喚された。
なお、英霊たちの本体(魂)が存在する、この世界から外れた場所にある“座”での彼女は、
神話の通りある島を巣に人間を石化させその血を吸い続けたことで醜悪な魔物に変貌し、
最終的に英雄ペルセウスに討伐されることになる魔物「ゴルゴン」であり、
本来は人を減らすために顕現する星よりの抑止力の存在。
神話では神々よりも髪が美しいと自慢した(または アテナが髪の美しさに嫉妬したという話も残っている)せいだとか、
ポセイドンが浮気したせいだとか言われているが、型月世界ではこういう解釈のようだ。
他にも彼女の 恋人により大きな絶望を与えて神々と戦わせる為、などの理由でバケモノになっている話もある。
彼女についてもそうだが、ギリシャ神話の女神はろくでもなく、良くも悪くも人間の延長として描かれている事が多い。
故に共感も持て人気もあるわけだが。
尤も全知全能な唯一神教とは違い多種多様な神が居る多神教ならギリシア神話に限らずよくある話である。
(日本神話でも 因幡の白兎に嘘を教えて笑いころげた神とか居たし)
聖杯戦争において「サーヴァント」としての殻を与えられた英霊は、全盛期の姿とその時の人格を取り戻すため、
怪物「ゴルゴン」としてではなく、かつての「メドゥーサ」としての姿で現界した。
現在では退化してしまっているものの、元々神よりの存在であったため「魔眼」や「怪力」など、比較的珍しい上に強いスキルが多い。
宝具の数も三つとかなり多め(基本的に英霊1つにつき1個、多くて2個、3個持っている者は極めて少ないんだとか)。
本来の実力もセイバーに匹敵するほどであるが、前半はマスターのせいで力を発揮できなかった。
またその経歴上望んで戦いを行ってきたわけではないため、能力の割に技量が低く、セイバーに圧される一因になっている。
上記の通り三人姉妹の末っ子で「ステンノ」と「エウリュアレ」という二人の姉がいる。
詳しく説明すると長くなるので カットするが、彼女達と過ごした記憶のせいで イリヤその他「悪戯好きなちびっ娘」にはトラウマがあるらしい。
ちなみに彼女の服は姉のお下がりでサイズが合ってない為、あのような大変エロい姿になっている。
マスターは主人公の妹的存在にして、メインヒロインの1人も努める 間桐桜。
しかし桜が聖杯戦争に参加するのを拒んだため、その兄である ワカメ間桐慎二が仮のマスターをしている。
ちなみにそのことが明らかになるのは桜ルートのみであり、他2つのルートでは桜がマスターであることすら判明しない。
前述のように慎二がマスターとしては落第点な上人格的にもライダーと相性が悪いということもあり、
セイバールート、凛ルートまでは活躍は抑え目…どころか悪女的に立ち回った挙句惨殺されたりでろくな目に会わないが、
桜ルートではセイバーを失った士郎の新たなパートナーとして「第四のメインヒロイン」と言っても過言ではない活躍を見せる。
怪物としての属性も強く、「ゴルゴン」に反転する危険性を常に秘めている。
(基本的に英霊の本質は変化しないが、英雄と怪物の属性を両方持つ者はどっちかに傾ききることがある)
このため、「怪物化する」要素を自分同様に秘める桜に対し、主従関係を超えた愛情のようなものを抱いており、
桜に危害を加える存在に対しては誰であろうとも容赦はしない。
そのせいか彼女が原因のバッドorデッドエンドは、○○、イリヤ、キャスターに並んで6つと最多を誇る。
桜もライダーを信頼し家族のように思っているのだが、人気投票では常にメインヒロインである桜より上なので
二次創作はもちろん公式ですらたまにその辺をネタにされる。
『hollow ataraxia』では私服姿で登場、桜と共に主人公の家に転がり込んでいる。
居候の身に肩身の狭さを感じているのか、 食っちゃ寝ニートを見て何か思う所でもあったのか、
商店街の骨董屋でバイトを始めたりしており、しかもセーター+ジーンズ+エプロンがかなり似合っている。
能力的にも精神的にも多少アレな人が多目の 恐怖の人外魔境衛宮家の居候の中では大分常識人で、
(精神的に)最年長という事もあって女性陣が騒動を起こす際も押さえ役に廻る事が多い。
……「末っ子は年下に対してお姉さんぶりたがる」という行動に妙なリアルさを感じる人は少なくないとか。
ライダーと呼ばれるだけあって、自転車やバイクには興味津々のご様子。
また読書が好きで、 最近読んだ漫画の影響を受けて攻撃に取り入れるお茶目な面も。
|