キャスター

該当しそうな項目が2件あります。

  1. キャスター(Fate/stay night)
  2. キャスター(Fate/EXTRA)
  3. 未分類大会情報


キャスター(Fate/stay night)




「私を“魔女”と呼んだ者には、相応の罰を与えます」


身長:163cm/体重:51kg
スリーサイズ:B82/W57/H84(cm)
属性:中立・悪
誕生日:不明 血液型:不明
イメージカラー:紫
特技:奸計、模型作り
好きなもの:寡黙で誠実な人、可愛らしい服と少女
苦手なもの:筋肉ダルマ

TYPE-MOONから販売されている18禁ゲーム『Fate/stay night』(PS2版は全年齢対応)と、
そのファンディスク『Fate/hollow ataraxia』に登場するキャラクター。
また上記の作品を題材としたカプコンから販売されている3D格闘ゲーム『Fate/unlimited codes』にも登場しているが、
同人格闘ゲーム『FateSwordDance』には登場していない。
CVは『うたわれるもの』のカルラ、『ストIII3rd』の春麗ポイズン、『MVC3』のトリッシュ(日本語音声版)、
OVA版のミランダ・謝華等を演じている 田中敦子 女史。

生前偉大な功績を上げ、死後においてもなお信仰の対象となった英雄が成る「英霊」と呼ばれる存在であり、
「キャスター(魔術師)」のサーヴァントとして第五次聖杯戦争にて召喚される。
聖杯戦争において三騎士(セイバー、アーチャーランサー)のクラスは「対魔力」スキルを持つため、
魔術師であるキャスターのクラスは「最弱」とされている。このため、キャスターのサーヴァントは「陣地作成」スキルを活用し、
拠点を設ける「待ち」の戦法を取る事が基本であり、このキャスターも例のごとく拠点を作り、知略を駆使して暗躍する。
とはいえ、このキャスターは人間相手ならば第五次のサーヴァント中、最悪にして最高の成果を上げる事が出来る。

彼女にとっての最大の脅威は「対魔力」を持つサーヴァントであり、
わざわざに(生前のスキルとは別に)対魔力を付与する聖杯はバランス調整がおかしい言わざるを得ない
まあ本来の目的からするとバランスなんて考えられてなくて当然なのだが、そこは割愛。

紫を基調としたローブとフード、月の意匠を施した大きな杖が特徴的な女性。
ファンからの愛称は「キャス子」など。

+ 真名、能力など。ネタバレ注意
「真名」は、ギリシア神話に登場し、魔術を以て英雄を助け続けたコルキスの王女「メディア」。
「裏切りの魔女」とも呼ばれた神話上での役割は、ギリシア神話の本やギリシア悲劇に詳しい話が載っているためここでは割愛する。
…イアソンが人間のクズとされている点を除けば、下記の経歴と大差ないのだが。

+ この作品における「メディア」の経歴
この作品におけるメディアは、元々は清純な女性で心優しい性格をしていたが、
女神アフロディテによって心を操られ、英雄イアソンを盲目的に愛させられた結果、神話における数々の非道を行わされていたという経歴がある。
操られていた間に仕出かしてしまった数々の罪で故郷には帰れなくなり、知らない間に夫になっていたイアソンにも罵られ捨てられ、
人々からも「自分達が不幸である原因」として「魔女」と迫害されるようになってしまった事でグレてしまい、
「ふーん、いいわよーだ、こーなったらとことんまで落ちてやるー!」と悪に堕ちて人々を苦しめるようになる
(とはいえ、悪意を持って接すると不幸になる「自業自得」の類の魔術しか使わなかったようだが)。
元々悪女の素質はあったらしい(操られていたとはいえ、とある脱出劇の際に実弟をバラバラ死体にするという手段を取っている)が、
そういった経歴から「魔女」と呼ばれるのが大嫌い。ついでにイケメンも(イアソンを思い出すから)嫌い。

言うまでもないが、女神の気紛れによりその状態にされてしまっただけであり、実際の所は一番の被害者と言っても過言ではない。
女神の術が切れた後も、最早それ以外に生きる道が無かったのだから。
ギリシアの神は基本的に自分本位な存在で、そのせいでライダーのように悪に叩き落されてしまう存在も多い。
逆にバーサーカーのように、自身とは全く関係ない所で恨みを買ったりして酷い目に遭わされる事もある。
基本的にオリンポスの神々は人間の本質を極端に顕在したような存在で、自分の欲望に極めて忠実。
力を持った赤子のように自分の思い付きで行動をするので凄まじく性質が悪いが、
良くも悪くもその辺りの人間っぽさがギリシア神話の人気の一つでもある。

現代より遥かに魔術が優れ、魔法と大差なかった神代の魔術師であるため、現代人では発声不能な上級呪文言語「神言」を用いた魔術が使用可能。
魔法こそ習得していないものの、魔術師としての能力は魔法使いレベル。というか、現代の「魔法」の定義に沿わないため魔法使いと呼ばれないだけで、
実質魔法使いと考えて差し支えない。
「王冠」クラスの実力であるシエルすら魔術では及ばず、蒼崎姉妹ですら本気になったキャスターには(魔術師としては)敵わないと明言されている。

攻撃・妨害・防御・飛行・転移などの多種多様な魔術を超高レベルで使用する。
適正が無いのか固有結界は使えないが、その超絶的な技量により莫大な時間と費用を掛け、大小の魔術を綿密に織り込む事で、
同規模の異界を作り上げる事自体は可能。

直接的な魔術の他に、魔術の道具の作成など魔術絡みの行動ならばほぼ万能にこなし「魔法」域の魔術さえ使用可能であり、
魔術師としての能力ならば現代の魔術師の誰よりも優れていると言える。
ただし、サーヴァントは自分では魔力を殆ど作れず、さらに本来魔力を供給するべき現在のマスターは魔力を生成出来ないという状態だった。
このため、街中の人間から魔力を奪い根城である土地に蓄えており、
蓄えた魔力の量はサーヴァントを複数使役したり大魔術を乱発してなお余りあるほど桁外れ。
また、スキル「高速神言」により、長い詠唱をかっとばして強力な魔術を連続使用する事も出来る。
魔術師であるため、聖杯戦争のルールの隙を突き、サーヴァントであるにも拘らずアサシンを召喚するという反則技もやってのけた
(ルール違反の弊害で、本来冬木の聖杯には呼べない/呼ばれるべきではない奴が呼ばれてしまったが)。

しかし肉体能力は低いため、白兵戦や超接近戦は苦手とする。
(不意を突かれた上に魔術で強化していたとはいえ)人間の遠坂凛にすらノックアウト負けを喫するほど
(そもそも「魔術師が切り札として近接格闘を行う」という発想自体、コテコテの魔術師であるキャスターには無かった)。
ただし、自身の弱点は把握しているので、上の凛のようなトンデモ行為で不意を突かれでもしなければ、
ローブや空間転移を用いた変わり身や相手を足止めする伏兵を配置しておくなど、基本的に対処手段は持っている。
作中では凛より断然格闘能力が高く、対魔力で守られているセイバーやアーチャーの近接攻撃に晒されても、離脱のみならず反撃すら行っている。

「宝具」は、自らの「裏切り」の伝説の象徴が具現化した対魔術宝具「破戒すべき全ての符(ルールブレイカー)」
複雑な形状をした短剣であり、殺傷力は普通のナイフ程度だが、対象に刺す事で(宝具を除いた)魔術で出来たあらゆるモノを初期化するという効果を持つ。
何気にトンデモ宝具であり、使い魔の契約も軽く消去可能。さらに本人が卓越した魔術師であり、
強制的に契約を結びサーヴァントの絶対命令権である「令呪」を適用させる事が出来るので、
事実上「当てたらサーヴァントを奪える」凶悪兵器と化している。

……まあ、肉体労働がとことん苦手なキャス子さんが、他のサーヴァント相手にまともな手段でこれを当てられる筈もなく、
それ故に各ルートで策謀を巡らせる涙ぐましい努力をする事になるのだが。
展開によっては努力の甲斐あって、3体ものサーヴァントをその手に収める事もある。
また、原作の最終ルートであるルートでは、最後の最後でこの宝具がとても重要な役割を果たす事になる。
だがキャス子本人は全く活躍しない。

自身を召還した当初のマスターは召還されてから数日で見切りを付けて殺害しており、
現在のマスターは主人公達が通う穂群原学園の社会科教師で生徒会顧問「葛木宗一郎」。
ちなみに、最初のマスターについてはアニメ第2作『UBW』にて詳細が語られている。

+ 宗一郎の設定

「───そうか。ようやく、気がついた
 ───私は、ずっと昔から、
 ───“誰か”の為に、なりたかった───」

プロフィール
身長:180cm/体重:70kg
イメージカラー:無色
特技:格闘技
好きなもの:特になし
苦手なもの:特になし
CV:中多和宏

主人公である衛宮士郎や遠坂凛、間桐桜の通う穂群原学園の教師。
無愛想で寡黙な人物だが、実直で生徒からの評判は悪くない。柳洞寺に居候している。
聖杯戦争とは無関係で魔力の生成も出来ないが、マスターを殺した事で消滅しかけていたキャスターと偶然出会い助けた後、
彼女に頼まれるままに力を貸す事になった。
キャスターはそんな葛木に対して、単なるマスターとサーヴァント以上の想いを寄せている。

特殊な戦闘技術「」の使い手。
左腕から繰り出されるあらぬ方向に曲がる拳と、ここぞという時に強烈なストレートを放つ右腕のコンビネーションで敵を攻撃する。
非常に変則的で、キャスターに魔術で拳を「強化」してもらう事により、初見であればサーヴァントともまともに遣り合える。
その威力はセイバーをも片手で封殺してしまうほど。
彼は暗殺集団の道具として赤子の時に買われ、生まれた時から道具として育ち、上記の技能を教え込まれて暗殺を行った。
本来ならそのまま自決する所を、何故かそうせず生き残ってしまった。その後紆余曲折あり教師職に就く。
この辺の暗殺集団の背景は、いくらかに通ずる部分がある。

非常に空虚な人物であり、あらゆる行動を正邪を問わず肯定する。
キャスターが魔力供給出来ない彼に黙って行っていた「冬木市の人々から魔力(≒生命力)を致命傷にならない程度に吸い上げる魔術結界」等についても、
士郎達が仲間割れを狙い暴露して見せても「成程……。それは悪い事なのか?衛宮」と眉一つ動かさず返してみせた。
ただ『Fate/hollow ataraxia』ではキャスターの事を守って生きたいと思い、自身の心境の変化も悪くないと感じているようだ。
ちなみに担当教科は「現代社会と倫理」。…元暗殺者が教える現代社会と倫理って。

スピンオフ作品の『花のみやこ!』では、登場人物の葛木亜魅の父親という設定。
息子が生まれて憑き物が落ちた七夜黄理の如く親バカキャラに変貌している。
嫁は誰だ。まあ十中八九グルジア(かつてのコルキスがあった場所)出身の方なのだろうが。

町の霊脈が集まる柳洞寺を根城にして町中の人間から魔力(生命力)を奪い蓄えているため、
正義感の強い士郎・セイバー組とは序盤から良く衝突する。
士郎殺害件数も中々多く、中には死なせてもらえない生きた道具にされる事もある。
そのバッドエンド後のオマケコーナーで「愛されるキャラになりたい」とか言っても説得力無いよ奥さん!
だが彼女、最終的に3ルートどれでも無数の武具でズタズタにされたり無数の剣でザクザクにされたり
剣でズンバラりと斬られたりと、ろくな死に方が出来ないキャラでもある。斬殺される事に定評のあるキャス子。
……でも何故かステータスの幸運値はBと高い。どう見ても生前もその後も不幸です。
そして格闘ゲームでも令呪を使い切ったために裏切りに遭い…。

ちなみに、好きなもの:寡黙で誠実な人、可愛らしい服と少女、苦手なもの:筋肉ダルマ
葛木にゾッコンだったり、捕らえたセイバーや桜(アニメ版)を着替えさせたり、肉弾戦がからっきしだったりと実に分かりやすく行動に反映されている。
可愛い服を着るのは元々は自分の趣味だったようだが、生前の全盛期が二十代終盤だったため、
「キャスター」のサーヴァントとして現界した時点でその年齢の時の姿に固定されており、
自分が着ても似合わないという悲しい理由で他人の着せ替えを楽しんでいる。
ちなみに似合っていれば何でも良いらしく、男に可愛い服を着せる事も可である言動がある。

スピンオフ作品『プリズマ☆イリヤ』では、(世界設定がそもそも異なるとはいえ)本気を出した彼女の凶悪さを拝む事が出来る。
本家ではこれに宝具がプラスされる上に、全体的な性能も上がっているのだから恐ろしい話である。
だが本当に恐ろしいのは、そんな彼女すら「ハズレ」扱いになる聖杯戦争のインフレっぷりかもしれない。

+ ステータス
筋力 E  魔力 A+
耐久 D  幸運 B
敏捷 C  宝具 C

魔術師らしく魔力と幸運が高く身体能力的な能力は低め。
なお、マスターが魔力を持たない一般人のため、ステータスが低下している可能性もある。
しかし、生前と作中を見るとどう考えても幸運Bはありえない……が、マスター運と考えると頷けるかもしれない。

+ 素顔
よく本編でも外部でも年増扱いされるが、それはそれとしてかなりの美人さんである。
素顔を知らない人や始めて見た人の中には「大人になったレン」と勘違いする人もいるとか。
外見の印象が何となく似ている縁からか、OVA『カーニバル・ファンタズム』では旦那、居候共々同じ席で座っていた。まるで親子

性格は、魔術師らしく冷徹で狡猾。ただしプライドも非常に高く、感情的になる場面も多い。
その本質は純粋であり、一般人の柳堂一成にすら「悪人であろうとする善人だ」と見透かされている。
また、生前が悲運と非業に満ちた波乱の人生だった所為か、見た目にそぐわない恋する乙女な側面も見せる。
『hollow ataraxia』や『タイガーころしあむ』では、頼ってきた相手には(何だかんだと文句を言いつつも)真摯に対応していたり、
魔術の後輩である桜に様々な助言をしたりと、根は案外お人好しなのかもしれない。
+ 属性は悪だが…
属性はサーヴァントの方針を表すもので、「悪」は目的のためには手段を選ばないといった意味合い。
ちなみに、「」は自分なりのルールを遵守する
中庸」は善悪に偏らず状況次第でどちらにも転ぶという意味合いになる。
またサーヴァントの属性における「秩序」「混沌」「中立」は社会的な道徳観や規範に対する姿勢を表す。
なので現代の常識ならはワルモノ扱いされやすい我様も「俺がルールだ」と言う事で「混沌・善」に分類されている。
キャスター自身も聖杯戦争での勝利という目的の為に冬木の一般人多数を犠牲にしているが、
その一方で命まで取るような事はせず、特に理由も無く他人を必要以上に傷つけるような事はしない。
無論敵対者には容赦せず、必要とあらば非道・冷酷な采配を迷いなく下せる人物ではあるが、
基本的には物事の道理を尊重して受けた恩もきちんと返す、正しい良識を持っているお嬢様である。

趣味は奸計と模型作り。特にボトルシップがお気に入りのようであるが、模型なら何でも作るらしく、
マスターグレード新作の発売日には模型店の行列に並ぶ彼女の姿が見られるとか。

ファンディスク『Fate/hollow ataraxia』では、魔術師だけあって「在り得ない平和な日常」の違和感にもすぐに勘付き調査を始めるが、
真相に近付くにつれ「真相を知ればこの日常は終わる」という事にも気付いたため途中で捜査を打ち切り、
遠坂凛から戸籍を買ってマスターと籍を入れて名実共に新婚となったり、非常に献身的に葛木に尽くそうとしたり、
かつて得る事が出来なかったマスターとの穏やかな生活や平和な日常を堪能している。
この辺り柳堂一成の言った様に根が善人な所以なのだろう。

角川コミックス・エースの漫画『衛宮さんちの今日のごはん』では第9話にて士郎から料理の教えを請い、
自分でも調理するも少し失敗したが、その後も衛宮邸に通っているらしく、一年後の第22話ではそれなりに腕前は上がっている模様。
また、葛木は9話ラストでキャスターに「失敗したのであればまた作ればいい。いくらでも付き合おう」と励ましており、
22話ラストでは士郎に対して「キャスターが世話になっている。迷惑でなければまたよろしく頼む」と伝えている。
表情にこそ出ていないもののどこか嬉しそうである。

『フェイト/タイガーころしあむ』シリーズでは葛木の授業を見てみたくなって、桜から制服を奪ってまで学校に侵入しようとしたり、
自称・正義の味方から力ちゃんもとい自分の杖を奪い返そうとしたりしている。

外伝『Fate/Apocrypha』では、アニメ版18話にてアタランテの回想でゲスト出演している。

+ AD.1573 封鎖終局四海 オケアノス

「どうか誰も傷つけぬ、傷つけられぬ世界でありますように……」

ソーシャルゲーム『Fate/Grand Order』において、コルキスの王女であった頃の彼女が「メディア・リリィ」名義で参戦。
元々は『stay night』本編の没プロットである「士郎達の味方となるが魔力枯渇により幼くなったキャスター」というアイデアが原点。
クラスは同じくキャスター、声優は同作品でナーサリー・ライムやメアリー・リードも演じている 野中藍 女史。
既に神殿で才を見出していたとはいえ魔術師としては未熟であり、能力は大人のメディアにやや劣る。
ちなみに幼くなった事で、初見のプレイヤーにはまたしても「サーヴァント化したレン」と間違われた。

人格は未だ神々の精神操作を受けたりイアソンに捨てられたりする前であるので、楚々とした心優しい乙女。
「人を信じたい」と強く思い、優しくされればそれに健気に応じ報いようとする。
…ただし、裏切りにまみれた人生の記憶はしっかり持っているので、紹介文の割には人間不信(絆レベルが比較的上がりにくい)。

シナリオの役柄としては第三章にて悪役サイドとして登場。
生前の夫であるクズを絵に描いたような男の英雄イアソンや、ヘラクレス等の彼が率いたかつてのアルゴー号の冒険のクルーである英雄達+αを引き連れ、
1573年の世界の陸地の大半を水没させるという歴史の大改編を行う。イアソンには甘言で良いように使われている様子だが…?

2部5章「アトランティス」では中枢に先行したメンバーの中にメディアリリィがいたが、
その後の「オリュンポス」ではなぜか先行隊の生き残りの中に登場しなかった。

2部5.5章「地獄界曼荼羅」では渡辺綱のサーヴァントとして登場。
本編開始以前にエレナ・ブラヴァツキーとカリオストロを倒していたらしい。

宝具は大人時とは別であり、その名は「修補すべき全ての疵(ペインブレイカー)」。あらゆる呪い、魔術による損傷を零に戻す。
対象を傷付く前の時間に巻き戻す等ではなく、傷付く前を暫定して修復するが死者を生き返らせる事は出来ず
死以外のあらゆる概念に対して効果を発揮出来る。

なお、お馴染み大人バージョンのメディアさんも先んじて参戦しているのだが、出番があったのは最終章での顔見せとギャグイベントのみ。
1.5章では出番はあったが、別人がメディアの姿を利用していたため当人の出番は少ない。
加えてレアリティもリリィより低いのだが、この作品で設定上の格とゲーム内のスペックが一致しないのはよくある事。
レア度はリリィが☆4、大人メディアが☆3

また、本人の出演ではないが、葛木と柳洞寺を模した概念礼装が登場する。

余談だが、『EXTRA』のキャス狐とは妻云々に始まる献身さやら、
一度契約先のマスターでハズレを引いているやら、何かと被っているような……。


『Fate/unlimited codes』におけるキャスター

原作通り近距離戦はからきしだが、飛び道具設置技のレパートリーに優れた搦め手重視のキャラ。
純粋な飛び道具の性能とシューティング能力ではアーチャー(の弓モード)や英雄王には劣るものの、
豊富な設置技や、龍牙兵を突撃させ剣で攻撃させる「龍牙(コルキス)」などの技で差別化されている。
「龍牙」はキャスター本体とは独自の喰らい判定を持ち、
相手の攻撃一発でダウン・消滅するが、それを利用して盾として使う事も可能。

稼動当初こそ飛び道具を生かした射撃キャラだと思われていたものの、
稼働後研究が進むにつれ各種飛び道具・設置技による起き攻めが強力な事が発見され、
『uc』稼働中期~末期には「格ゲー界屈指の起き攻めキャラ」と認識されるほどの苛烈な起き攻めキャラとして認識されるに至る。
その起き攻めは、本作中どころか格ゲー界の中でも特におぞましい部類に入る強さを誇り、わからん殺しどころか熟練者でさえ翻弄する。
有名というか主軸なのは、相手の位置をサーチして雷を三発落とす飛び道具「轟雷(ユピテル・ロック)」を活用した起き攻めで、やり方は簡単。
相手のダウンに轟雷を重ね、そこからキャスターの取る行動次第でいくらでも相手を翻弄出来る。

「轟雷」起き攻めはテレポートで移動する技「瞬来(オキュペテー)」と組み合わせる起き攻めやジャンプを併用したものがポピュラーで、
どちらも左右のガード方向の揺さぶり、所謂「表裏択」で、
ジャンプならば「相手を飛び越えるか、二段ジャンプで飛び越えると見せかけて釣るか」と言った事が出来るし、
瞬来起き攻めも「相手をすり抜けるか、ワープをキャンセルして*1途中で停止するか」の二択で相手を揺さぶれる。
さらには中段技を組み合わせたものや、軸移動・設置技を絡めた起き攻め、
移行可能な間合いこそ限られるものの、ガード不能な起き攻め・魔力開放による脱出対策用の起き攻めなども有しており、
正に「起き攻めのデパート」とでも形容出来るほどの起き攻めのバリエーションを誇る。
加えてキャスターは空中で喰らい状態の相手を強制的にダウンさせる追撃専用技「病風(アエロー)」を持っているため、
どの間合いでも、何か技が掠ってダウンまで持ち込めれば即起き攻めに移行出来る。
君が!死ぬまで!起き攻めをやめないッ!

また、近距離戦は苦手で他キャラのような手軽なループコンボこそ持たないものの、ゲージを吐けばかなりの火力を出せるのも長所の一つ。
後述する超必殺技「コリュキオン」と、「『uc』の補正切り」を利用したゲージ使用コンボは強力で、
レシピによっては相手をダウンさせる事なく延々よろけ状態のままボコる事も出来る。
格ゲー界広しと言えども、相手をダウンさせる前に30~40Hit以上のヒット数を稼げるキャラは彼女と某カエルくらいのものだ。
…ダウン前に70HITどころか頑張ればダウンさせずに殺せるバスケットボールプレイヤーや、
ダウンする時は宇宙から叩き落とされるアスリートなんかも居るには居るが。
また、画面端限定ではあるが簡単なレシピの永久コンボも有しており、ワンチャンからの爆発力は侮れないものがある。

超必殺技は「破壊すべき全ての符(ルールブレイカー)」「コリュキオン」「神官魔術式・灰の花嫁」の3種を備えている。
キャスターお馴染みの「破壊すべき全ての符」は当身
成功すると相手のパワーゲージを数秒間0に固定し続けるが、
「ヒット後相手は立ち状態で、しかも近距離にいるため反撃が怖い」「飛び道具を取れない」
「キャス子にダメージが通るとパワーゲージが再び貯まるようになる」「そもそも体力が低く近距離が苦手なキャス子が当て身を使う事自体ハイリスクすぎる」
といった不遇要素が多く、魅せ技の域を出ない。
「コリュキオン」は、ゆっくり進み多段ヒットする巨大な球体型の飛び道具を前面に放つ
通常技からキャンセルで出す事こそ出来ないものの、固めやコンボダメージの底上げには有用で、コンボパーツの一つとしてよく使用される。
「神官魔術式・灰の花嫁」は打撃技で、ヒットすると演出に移行、上空からビームを連射する。
判定が非常に広く、無敵もあるためキャスター唯一の切り返し技として重宝される。

先述したような鬼畜起き攻め・ゲージ使用時の爆発力など大きな強みこそあるが、それ以外の不安要素が多すぎるため、
原作同様キャラランクでは下位に置かれる事が多い。
ざっと挙げると、
  • 低い体力
  • 「リーチこそ長いものの全体的に発生が遅く振り合いに向かない通常技
  • 「ゲージを吐かないと火力が低い」
  • 「安全な切り返しに使える技が『神官魔術式・灰の花嫁』とガーキャンぐらいしかなく、相手の攻めからの脱出が難しい」
  • 「起き攻め・コンボ・切り返し・アドバンシングガードなどにゲージを割くためゲージ依存度が高いが、永久を絡めないとゲージ回収率が低い」
  • 「起き攻めを一回抜けられるとターンの維持が難しい」
などの無視出来ない欠点が多く、起き攻めさえ許されずに上位キャラにボコられる事も日常茶飯事。
ただ、起き攻めの苛烈さから「対戦カードとプレイヤー差に依存しやすい」と言われ、
「キャスターはランク付け不能」というプレイヤーも一定数存在する。
弱キャラである事は揺るがないものの、かの『闘劇』でもキャスターで勝ち残ったプレイヤーがいたあたり、
一概に弱キャラの一言で片付ける事の出来ないポテンシャルを秘めたキャラと言えるだろう。

とにかく起き攻め命のキャラであるため、実戦では、
「『瞬来』やバクステで距離を取って接近戦のリスクを避け、設置技と飛び道具、リーチが長い一部の技で相手を遠ざけ、
   何か技が刺されば即『病風』でダウンを取り置き攻めを狙う」

というおおよそ格闘ゲームのセオリーとはかけ離れた戦術を行う事が多い。
対戦相手曰く「一度主導権を握れば楽だけど、ウザい」。もっともである。

ちなみにストーリーモードでも不幸ではあるが、不幸ながらも彼女の想いが(一部)報われる結末を迎える。
ファンの間では「純愛ルート」と呼ばれている。


MUGENにおけるキャスター(Fate/staynight)

+ ドロウィン氏製作 『風雲イリヤ城』ドット
  • ドロウィン氏製作 『風雲イリヤ城』ドット
氏のほとんどのキャラがフリーティケットシアター終了によるリンク切れで入手不可な中、現在も入手可能。
『hollow ataraxia』のミニゲーム、『風雲イリヤ城』でのデフォルメされたドットを元にしたちびキャラ
もっとも、技は上記の『Fate/Unlimited codes』の技を元にしたものが豊富に搭載されており、
「冥火(エトナ)」や「轟雷(ユピテル・ロック)」などの攻撃魔術、
「瞬来(オキュペテー)」のテレポートを使いこなす中距離~遠距離キャラになっている。
また『風雲イリヤ城』で見せた、アサシン(こっちもちびキャラ)を召喚して攻撃する技も持っている。
大会ではこのアサシン召還を連発する上に「死ね」というボイスも発するため、タイミングによっては鬼のようにストライカー遣いが荒い人に見える事も…。
最大の大技「破戒すべき全ての符」は、投げを含む全ての攻撃に対するカウンター技であり、
当てるとライフを問答無用で半分にしてゲージを空にするというとんでもない技になっている。

ちなみに、エトナはイタリアの火山、ユピテルはローマ神話の主神(英語読みだとジュピター)、
オキュペテーはギリシア神話のハルピュイアの一人の事である。
同一視されているとはいえ、ギリシア神話なのかローマ神話なのかどっちだ。

外部AIは蓬莱氏(ゼクルス氏)よるものが存在し、現在はhamer氏によって代理公開されている。

+ HALU氏製作 アルマデル
  • HALU氏製作 アルマデル
上記ドロウィン氏製キャスターの凶悪改変キャラ。
アーマーは無いが常時ステ抜け、常時超即死改OTHキラー展開、常時アノマロカリスキラー、開幕完全混線、時止め無視を搭載しており、
ランク表記は無いが強さは下位神クラス。
なお、カラーによる性能差は存在しない。

出場大会

更新停止中
削除済み

出演ストーリー



*1
『unlimited codes』にはゲージを消費して相手の攻撃を弾く「リフレクトガード」というシステムがあり、要は『MELTY BLOOD』のシールドに近い。
しかし、このリフレクトガードは硬直キャンセルする機能も持っており、これを「リフレクトキャンセル」と呼ぶ。
『Fate/uc』のキャンセル手段の一つであり、このゲームを語る上で外せない要素の一つ。



キャスター(Fate/EXTRA)


「謂れはなくとも即参上、軒轅陵墓から、良妻狐のデリバリーにやってきました!」

身長:163cm/体重:49kg
スリーサイズ:B86/W57/H84
属性:中立・悪
イメージカラー:桃色
特技:シリアスブレイク
好きな物:幸せ四畳半/嫌いな物:他の自分
天敵:暗黒イケモン「セイメイ」

TYPE-MOONの『Fate』シリーズにおける一作である対戦型ダンジョンRPG『Fate/EXTRA』に登場するキャラクター。
主人公(プレイヤー)が使役できる三人のサーヴァントの内の一体であり、
ノースリーブの青い導師服に尻尾スイーツ(笑)サーヴァント。公式文的には「露出度の高い着物を身に纏う妖艶な半獣の呪術師」。
声優は 斎藤千和 女史。
同シリーズではブーディカやクロエ・フォン・アインツベルン、後記する 別個体達 も兼任。
契約者を多くのサーヴァントに見られる「マスター」「主」等ではなく「ご主人様」と呼ぶ(『FGO』では「マスター」)。

少々毒があるが、(一目惚れした)マスターである主人公に対しては絶対遵守な態度を取り、
良妻狐を自称する…というよりご主人様至上主義を掲げ、他のサーヴァントやマスターには一切の容赦無く毒舌を振るう。
「世界中に自分とマスターさえ居れば後はどうでも良い」という、今流行りの愛が重いお方。
シナリオ担当の奈須きのこ氏からは「キャス狐」と呼ばれており、他のキャスターと区別する意味でも、その呼び方がファンの間でも主流。
が、一部では「駄狐」とも言われている…つーか本編でも主人公に呼ばれる。

生前偉大な功績を挙げ、死後においてもなお信仰の対象となった英雄が成る「英霊」と呼ばれる存在であり、
キャスター(魔術師)」のサーヴァントとして、『EXTRA』の舞台である2032年の月面の聖杯戦争にて召喚される
(ただし本作の世界観はFate本編やTYPE-MOON世界観正規の時間軸ではないパラレルワールドの未来とされる)。
戦闘では和風のキャスター(魔術師)らしく、鏡と符を用いた呪術を使用する。

先述の通りエキゾチックで毒のある性格。堅苦しい振る舞いは一切スルー。喋っていて楽しい、笑顔で呪うブリっ狐お稲荷さん。
ギャグ・メタネタもどんと来いである。
ミス=即死亡なサイバーバトルロワイアルな本作の一服の清涼剤、とも言えるかもしれない。
その言動はとってもコハッキー、もとい“割烹着っぽい服を着た誰かさん”に似ており、その笑顔の奥にもやっぱり複雑な過去がある様子。
だが主人公の事を一途に想い、主人公のために精一杯尽くし、そして主人公の言動に一喜一憂して照れたり拗ねたりはしゃいだりする様子は、
さながら純粋なお年頃の乙女そのものである。
キャラクターデザインを担当したワダアルコ女史自ら彼女に嫁宣言をしているのも頷ける。
でも劇中で敵サーヴァントにオバサマ呼ばわりされたときはマジギレして…おや、誰か来(ry

ちなみに戦闘力はイラストを見る限りかなりのものであり、
続編である『Fate/EXTRA CCC』における新衣装では前作以上に胸が強調されたけしからんものになっている。
+ 正に露出強(誤字にあらず)
ワダアルコ氏曰く、イメージは「ゴスロリ寄りの奇術師」。
そしてよく見ると黄色い部分は亀甲縛りのように見える…というか氏がはっきりそう言っちゃってました。


狐という時点で真名が数人に絞られてしまっている。またネット上でも真名が度々出てくる事があるため、
ネタバレが嫌いな人はあまり調べない事をおすすめしておく。

+ 真名、能力など。ネタバレ注意
真名は「玉藻の前(たまものまえ)」。
平安時代末期に鳥羽上皇に仕えた伝説上の絶世の美女。20歳前後と(あるいは少女とも)言われる若さでありながら、
類稀なる博識と美貌を持ち、"天下一の美女"とも"国一番の賢女"とも謳われた。
日本三大悪妖怪(…という呼称が広まっているが、実際はソースの無い俗説)と名高い「白面金毛九尾の狐」が化けた姿と言われる。
『地獄先生ぬ~べ~』の影響か、一部のファンには「玉藻って確か男じゃ…また女性化か」と誤解され、同じく狐の妖怪の妲己と間違われていた。

さらに厳密に言えばその本質は「天照大御神(アマテラス)=大日如来=ダキニ天」として崇拝された「稲荷明神」。
つまり「宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)」であると考えられる。
ぶっちゃけると元々は本物の神様の一種とも言える存在。

また、本人曰く、狐というよりは夜干、所謂ジャッカルである。
……稲荷明神は使いが狐なだけで、本人は狐でもジャッカルでもないんだが、まあ、細けぇ事はいいんだよ。

『Fate/EXTRA』の設定としては、
「人間に興味を持ったアマテラスが、とても楽しそうに自分へ仕える人の姿を見て"自分も誰かに仕えてみたい"という願望を持ち、
 記憶を消して人間(玉藻の前)に転生した存在』となっており、九尾の狐ではなく「神様の一部(一側面・表情の1つ)」が正体として扱われている。
人として転生し鳥羽上皇の寵愛を受けるが、陰陽師安倍晴明に正体を暴かれた後に、紆余曲折の末著名な退治絵巻の通り討伐された。

本来、彼女を英霊としてカテゴライズするのは大きな間違いなのだが、
彼女が願っていた"良妻になりたい"というたった1つの想いを実現させるために、彼女の情報を記録する月の聖杯(ムーンセル)がやっちゃったんだぜ☆
ムーンセルさんマジ結婚相談所。それでいいのかって気がするが、とあるバーサーカーも全然英霊じゃないし気にするな!
このため本来のスペックを発揮できず、生来の姿からも遠く離れた駄狐な存在へと成り下がる羽目になってしまった。
なお、彼女がもし悪霊や荒御魂(あらみたま)として再現されたなら、例え百の英雄であっても返り討ちにする大化生へと変貌する。
日本三大化生の名は伊達ではない。

……余談だが、本作のもう一体のキャスターは勿論、『stay night』といい『Zero』といい、
キャスターのサーヴァントはマスターとの相性がやたら安定している。

ぶっちゃけた話としては、キャスターは聖杯戦争の形式上非常に弱いクラスのため、それを補う為、と言う物語の都合があるのだろうが……。
ランサーとかバーサーカーとかに見習わせたい
(尤も『EXTRA』でのマスターとサーヴァントの組み合わせは、
 聖杯(ムーンセル)によりサーヴァントとマスターの相性が良いかを判断されて選ばれる(サーヴァントの希望も考慮される親切仕様)ため、
 バーサーカーの片方を除き基本的に相性が良いのだが)。
まぁ、『stay night』のキャスターは最初のマスターと相性が悪くて謀殺しちゃったりしてるが。
ちなみに真名を主人公に明かした後は自身の事を「タマモ」と呼ぶようになり、主人公も自室ではタマモと呼ぶようになる。

本人曰く、安珍・清姫伝説の清姫とはメル友。
マスターが男性の方が仕えやすい。
が、女性でも「呪術を使って何とかする」ので問題ないらしい。まぁ第5次セイバーも女性でありながら童貞卒業してるし。

クラス:キャスター
マスター:主人公(プレイヤー)
真名:玉藻の前(たまものまえ)
宝具:水天日光天照八野鎮石(すいてんにっこうあまてらすやのしずいし)

  • 陣地作成:C
魔術師として、自らに有利な陣地を作り上げる。が、どうも性格的に向いていないらしく、工房を作る事さえ難しい。

  • 呪術:EX
ダキニ天法。地位や財産を得る法(男性用)、権力者の寵愛を得る法(女性用)といった、権力を得る秘術や死期を悟る法がある。
しかし過去の経緯から懲りたのか、あまり使いたがらない。

  • 変化:A
借体成形とも。玉藻の前と同一視される中国の千年狐狸精の使用した法。殷周革命(『封神演義』)期の妲己に憑依・変身した術だが、
過去のトラウマからか、あまり使いたがらない。
なおタマモ自身は自分は妲己とは別人だと言っており、作中でも敵のサーヴァントに妲己と違われた際は憤慨しているが、
このスキル名など玉藻と妲己の関係を思わせる要素はあちこちにある。
本当に妲己と別人かどうかは明言されておらず、真相は不明だった。*1

タマモが使う呪術は魔術的効果を持つものではなく、彼女自身の肉体を使って(変化させて)行われる物理現象のため、
対魔力などで無効化される事が無いという特徴を持つ。
タマモ曰く「本来なら多数の尾から百万の軍勢を生み出せる」そうだが…。

しかし、その利点もMP・敏捷・魔力・幸運のパラメータが伸びやすい代わりにHP・筋力・耐久が伸び悩むという、
「タイマン勝負では致命的」とも言われる基本性能に加え、本来なら魔術師として必要不可欠な"陣地作成"が苦手、
さらに"呪術"と"変化"は生前のトラウマが影響で使いたがらないという不利要素によって、相殺されて余りある状況となっている。
そんなんだから駄狐扱いされるんだよ。

上述の通りかなりのハンデを背負っている彼女だが、習得スキルは非常に強力なものが揃っている。
特に相手の行動さえわかれば、一切何もさせずに完封する事ができるスキルの数々は、彼女の本来のスペックの高さを窺わせる。
いかにMPを切らさず、相手の攻撃を封じ、こちらのスキルを当てていくかが勝負の分かれ目となるだろう。

  • 呪相・炎天、氷天、密天
タマモの主力スキル。敵に魔力ダメージを与え、さらに相手にスタン効果を付与する。
炎天はBREAK、氷天はATTACK、密天はGUARDを相手が使用していた場合にスタンを付与し、相手の次の行動を1手封じる事ができる
(通常、スキルを使うと相手がスキルで応戦していない限り一方的に攻撃できるため、実質2ターンまで行動を封じる事ができる)。
ちなみに密天のみGUARD用のため魔力貫通ダメージを付与する。
耐久力が低いタマモにとっては、どれを使うか(相手の行動をどこまで読みきり封じられるか)で自身の命運が決まると言っても過言ではない。

  • 呪層界・怨天祝祭(呪層界・怨天祝奉)
次の手で出す魔力系スキルの威力を大幅に上昇させる補助スキル。
怨天祝祭は約2.5倍、怨天祝奉は約4倍ほどの威力になる。
行動中は無防備になってしまうのが玉に瑕だが、呪相のスタンと組み合わせる事で安全に大ダメージを叩きだす事ができる。

  • 呪法・吸精
自身のBREAK攻撃にMP吸収効果を付加させる補助スキル。
MPの切れ目が命の切れ目であるタマモにとっては、対サーヴァント戦などの長期戦では必須のスキル。
行動中は無防備になってしまう事と、MP吸収量がBREAKダメージに依存するのが難点
(BREAKは物理攻撃なため、伸び悩む筋力を頑張って上げる必要がある)。
もっとも、EXTRAは後半割と資金が余るので、このスキルは無視してMP回復アイテムに注ぎ込んでしまうという手もある。
まあ雑魚戦(特に序盤)を安定させるためには、このスキルと無関係に結局筋力を上げる必要があるのだが。

  • 魂息吹
戦闘終了時にMPが10%回復する。ちなみに自動発動。
雑魚戦の心強い味方。これや他のスキルがない序盤は「レベルを上げて物理で殴ればいい」がデフォになる。

  • 呪層・黒天洞
その手で受けるダメージを10分の1まで減少させ、さらに敵が使ったスキル分のMPを回復させる防御スキル。
その性能はタイミングさえ間違わなければ宝具すら楽に防げるほどであり、さらに防げれば大量のMPまで獲得できるという、
まさに彼女にとっての"命綱"であり"切り札"とも言えるスキルである。
あまりに使い勝手が良いためか「こっちが宝具なんじゃね?」という声が多数寄せられていたり。

  • 常世咲き裂く大殺界(ヒガンバナセッショウセキ)
「いざや散れ、常世咲き裂く怨天の花…常世咲き裂く大殺界(ヒガンバナ セッショウセキ)!」

相手に魔力大ダメージと、猛毒を付加する。タマモ最大の攻撃スキル。
使うためにはHPが30%以下でなければならず、
最大HPの低いタマモにとっては(場合によっては次の1手で即死する可能性もあるため)使いどころが非常に難しい。
しかし発動させれば相手に甚大な被害を与える事ができるので、狙う価値はある強力なスキルである。

ちなみに、読み仮名の"殺生石"とは、玉藻の前が死後に石へと変じたものの事であり、それはもう「ものすっごい呪毒」を帯びていたため、
近づく人や獣を中毒死させまくっていたとか。鎮魂にきた高僧達ですら毒気に次々と倒れていったが、
最終的に玄翁(げんのう)和尚という人物によって砕かれ、破片は各地に散らばって管狐等の術者の使い魔になったりしたそうな。

  • 水天日光天照八野鎮石
「出雲に神在り。審美確かに、魂に息吹きを。山河水天に天照す。是、自在にして禊の証。
 名を玉藻鎮石。神宝宇迦之鏡也!…なんちゃって☆」

読み方は「すいてん にっこう あまてらす やのしずいし」。タマモの唯一の宝具。
タマモが持っている鏡、「玉藻鎮石(たまものしずいし)」と呼ばれる神宝の中の力の一部を、一時的に解放したもの。
ゲーム上では1ターンの間、全てのスキルの消費MPを0にするという効果を持つ。

この鏡は後の「八咫鏡(ヤタノカガミ)」であり、つまりは天照大御神(アマテラス)のご神体にあたり、
十種神宝(とくさのかんだから、じっしゅしんぽう)の原型と考えられるものである。
本来なら魂と生命力を活性化させる力を持ち、死者すらも蘇らせるという冥界の神宝だが、サーヴァント化している彼女には現状そこまでの権限は無い。
本来は長い戦い(合戦など)で効果を発揮する宝具なのだが、『Fate/EXTRA』の戦闘は一対一なので、
本来の鏡の力の一部を、さらに超非効率的に使っている事になる。
そのためか、正直言ってあまり強くない。MPに関しては回復アイテムか吸精、黒天洞に任せて、攻撃に専念した方がよっぽど安定する。

「軒轅陵墓、冥府より尽きることなく……」

+ そして…(『EXTRA』の壮絶なネタバレ)
実は以前の聖杯戦争にも参加しており、その時は今作の重要キャラクターであるトワイス・H・ピースマンと呼ばれる男のサーヴァントだった
(サーヴァントは先に述べた通り選択式だが、このイベントはキャスターのみに起きる)。
その頃は敗退を繰り返していたらしく、戦闘経験が百を越えた段階でも聖杯を取れていない。
一応経験を積み重ねた事で最終的な基礎性能は高いものとなったが、それでも聖杯まで辿り着けない事から、
彼女は"最弱のサーヴァント"の烙印を押されてしまう事になる。
今回の聖杯戦争にもトワイスが参戦・監視している事をタマモは気付いていたため、自身の情報をジャミングで防ぎ、気付かれないようにしていた。
彼とは後にまた会う事になるのだが、最弱と言いながらも彼なりに思い入れがあったのか、
成長したタマモを見たトワイスは「君の健闘もまた、私には誇らしい」という言葉を彼女に贈っている。

+ そんな元カレとの時代
まさかの『CCC』で時空の歪みで現れる隠しボスとしてトワイスマスター時代の彼女が登場。
その頃の彼女はお淑やかな女性として振舞っており(でもなんか髪型がキャバクラ嬢っぽい)、
駄狐成分はトワイスが側にいる状態ならほとんど無い(かなり無理してる感があるが)。
『CCC』のタマモが『EXTRA』以上に自重しないのは完全にトワイスの目が届かない所へ来たせい
生前の鳥羽上皇の愛人時代やトワイス時代も含め、つくづく主人公と出会えて彼女はやっと幸せを掴めたと多くのプレイヤーが実感したのであった。
ちなみに、ボスとしての強さは隠しボスのオオトリだけあって通常攻撃もスキル火力も半端ない。
そのせいで「こんな強鯖で負けまくったのトワイスのせいなんじゃ…」と言われる事もあるが、
そもそもここで行われた闘いは、後にトワイス自身が作り上げたルールで行っている。
彼らが敗北を繰り返していたのは、月の聖杯戦争を掌握する前であった事を考えると、
「むしろトワイスがマスターで、時空の歪みでの戦いだからこそこれだけ強い」と考えるべきだろう。
実際、トワイスはトワイスで全回復とか言うチートなコードキャストを使ってくる訳で。

え?現キャス狐で挑んだ場合?…なんというか、修羅場。元カレと今カレ差し置いて壮絶な自分と相手のマスターの貶し合いである。
ついでにキャス狐の本性を見たトワイスはドン引きしていた。

「なんか頭きたぞ、もう怒った!ここで結婚詐欺処刑砲を受けやがれ───!」
「私好みのイケメン魂を連れているからといって、許せるものではありません。
 ここで無かったことにしてあげます!」

なおストーリー上で主人公の性別を選ぶ際、キャスターを選ぶ時のオススメは「プレイヤーが男であるなら、男主人公」とされている。
一途に尽くしてくれるキャスターとのベタ甘な展開が楽しめる(もちろん女主人公ならではの会話もあるので、どちらでも楽しめるのが前提)。
+ ただし…
「まずは金的っ!次も金的っ!懺悔しやがれ、コレがトドメの金的だ――!」


ハーレム展開は神が許しても彼女が許さないらしい。
さもなくば、なんでも食べてみないと気がすまない昆虫(ギィーガァー)系ご主人様(男限定)へ、
呪術より怖い筋力ダメージスキル「一夫多妻去勢拳」がお待ちしております。
ちなみに女性の場合人中(鼻と上唇の間の部分)三発。…筋力にステ振りしたくなくなるね。
…などと言っていたらこの「一夫多妻去勢拳」、続編の『Fate/EXTRA CCC』で本当にスキル化されてしまった(流石に表記は「呪法・玉天崩」と別物だが)。
本人の語った通り、蹴りによる金的の2連打から、トドメに仮面ライダーばりのジャンプキックによる金的、という金的の3連打。
キャスター唯一の筋力依存スキルであり、消費MPも多い作中切ってのネタスキル…と思いきや、
ガード不能の上、筋力依存の癖に本当に魔力依存のスキルよりダメージが高い。おまけに対男性にはクリティカル確定。
消費MPさえどうにかすれば十分使用に足る優良スキル。宝具のサポートを受けた金的の15連打はボス戦でのキャスターの切り札…キャスターってなんだっけ?

なお、TYPE-MOONエース付属DVDのブロッサム先生にて、赤セイバーと二重契約していた男主人公くんがこの技を食らったかどうかは定かではない。

+ EXTRAシリーズ以外での彼女とか
そのキャラクター人気はTYPE-MOON内でも高く、初登場にしてTYPE-MOON公式携帯サイトの総合人気投票で女性キャラ部門第3位に食い込んだ程。
この結果に公式側は大いにざわついたとか。

2013年には『コンプエース』にて『CCC』のコミカライズ版という名の大改変ストーリーの『Fate/EXTRA CCC Fox Tail』が連載開始。
赤セイバーやアーチャーやギルを差し置いて岸波白野(男主人公)のパートナーに大抜擢された。
『EXTRA』無印のコミカライズやドラマCD等は今まで赤セイバーメインだった中、この白羽の矢は全ご主人様を歓喜させたという。
同作では『CCC』真ヒロインである間桐桜や前作ヒロインから残念キャラに転落した遠坂凛や、
ラニ=Ⅷからの男主人公への好意に自称正妻として危機感を覚えたり、
漫画版新キャラである狐セイバー(仮)とのキャラ被りや、どちらがマスターとベストカップルかで喧嘩したりとフリーダムに暴れている。

+ A.D.1888 死界魔霧都市ロンドン
「はいはいすみませんね。そこ暫く。ちょっ〜と待って下さいます?
   ここ、ロンドンで合ってますよね? 霧の都ロンドン。ですよね?
   夢の二階建てバスはいずこ? 大英博物館、時計塔、セント・ホール大聖堂はいずこ?
   この不気味な霧は何です? どうして、昼日中なのに誰もいないんです?
   楽しみにしていたフィッシュアンドチップスは? 密かに憧れていたアフタヌーンティーは?
   スコーンは? クロテッドクリームは? フォートナム&メイソーンの本店は?
   これ、もう半分以上は廃墟っぽいふんいきですけれど?
   みこっ? もしかしてロンドン、サクッと滅びかけてません?
   ご主人様とのハネムーンへの予行練習にと、ロンドン旅行に付いて来てみれば何ですこれ?
   もしや金時さん、私を謀りました? 神様舐めてます?」

ソーシャルゲーム『Fate/Grand Order』にも登場。
キャラとしての実装自体は出番のある第四章シナリオ実装前のハロウィンイベント召喚で先行されてはいた。
基本的に八百万のサーヴァントと契約でき、また「絆レベル」が存在する本作はどれだけ人間不信だったり悪逆非道なサーヴァントだろうが、
時間さえかければ(主に戦闘で連れ回してキャラクタークエストをこなす)主人公にデレてくれるのだが、
彼女はその中でも珍しく頑なに完全にデレない。
何故かと言うと、『EXTRA』時空での記憶があるからである。あちらの主人公を唯一無二のご主人様と固く心に決めているのだ。
(一応、こちらの主人公の事も「イケメン魂」と高評価はしてくれている)。

この彼女の態度に関して『Grand Order』からFateシリーズに触れたユーザーからは、
「せっかく召喚で当てて育ててもデレないのかよ」等と軽く賛否両論であるが、
そもそも本来のサーヴァントの設定を考えれば、あくまで「座にいる「玉藻の前」と言う英霊のコピー=サーヴァント・タマモ」であり、
「システム(聖杯)とリソース(魔力)さえ有れば複数のコピーを生み出せる」はずなので、
「見た目や性格は同じだけど、EXTRAのキャスターとは違う存在であるタマモ」を呼び出せる事にしても、設定上は何の問題もない。
だが『EXTRA』ファンからすれば、EXTRA主人公以外にデレる彼女と言うのは複雑な話であり、そこに配慮した物と思われる。
あちらを立てればこちらが立たず。ファンサービスと言うのはかくも難しいのだ。
同じ理由で『Fate/stay night』のサーヴァント達も主人公に対しては好感の持てる人物程度の認識世話の焼ける弟or妹のような扱いだったり、
流儀だから仕事として割り切ってる等ドライな反応だったりで、
『Fate/Zero』以降の作品で登場したサーヴァントも、主従や恋愛対象ではなく友達のような関係でありたいと発言する場合が殆どである。

一方、同期はブライドVerが「今回は おまえ(プレイヤー) が 本命 だ」というきのこのお墨付きのifになっていたりもするけどな
しかし、本編描写によるキャス狐の正体やそれに伴う根源の力を以てすれば「別次元での記憶保持」は軽くできると思われ、
また、「宇宙で一番私の好みっぽいのです!」とEXTRA主人公を差して宣言する程の惚れ込みようなので、彼女がそうするのも無理もないか。
まあ彼女に本気でデレて欲しいならそっち買ってプレイしろって事よ

今作でのシナリオ上の出番は、簡単に言うとただの通行人である。
あちらのご主人様との新婚旅行先に、イギリスはロンドンを下見に知り合いの英霊、坂田金時の召喚に便乗して付いて行ったのだが、
いざ行けばそこはとある者の陰謀により「人類史消滅」、つまりは世界滅亡の間際であった。
一応身勝手な乗り合いで召喚された身ではあるのだが、成り行きで世界滅亡を防ごうと協力してくれる事となる。
そのまま主人公陣営と合流し、ロンドンに立ち込める魔力の籠った霧の発生源まで着いてきてくれる。
しかしそこに顕現したのは一同ほぼ全員が予想外であった強大な存在で…。
最終章にも主人公のピンチに駆け付けてくれる。

『EXTRA』では微妙な性能だった水天日光天照八野鎮石が、
こちらでは味方前衛全員のHP・NP・スキルチャージ全てを回復する非常に強力なサポート効果の宝具となっており、
特にスキルチャージを早める希少な効果からArts耐久パーティを組むには欠かせない存在となっている。
一対一ではなく複数のサーヴァントで敵と戦うゲームの戦闘形式によって、ようやく設定通りの本領を発揮できたと言えるだろう。

また『CCC』のエンディングで登場した、切り離した尾が独立したサーヴァントとなったバーサーカー「タマモキャット」、
スカサハ師匠に霊基を弄られて色々と開放的になった、水着姿で日除け傘を槍にして戦うランサー「タマモちゃんサマー」
(こちらの宝具は名前こそ違うがどう見ても前述の去勢拳。周回クエストで金ぴかの股間が毎週危ない)、
等のバリエーションもいる。
ちなみに「タマモちゃんサマー」はキャスターの時と異なり、
本命の事は別にして主人公との一夏の思い出を大切にしたいと詰め寄ったり誘惑してくるが、これに関しても「浮気だ」と賛否が分かれてしまう。
「タマモキャット」は別固体という扱い故か、子猫のように主人公に甘えたり一緒に寝よう(昼寝の事であり18禁な要素は皆無)と誘ってきたり、
最終的には命懸けでご主人(主人公)を守ろうとする健気な一面を見せる。

後、結構前から『艦これ』に嵌っていたらしく、2014年4月の赤生ちゃんねる(※型月公式エイプリルフール企画)では艦これを実況プレイしようとするが…?
ちなみに推しの艦娘は長門らしい。

磨伸映一郎氏のスピンオフコミック『氷室の天地 Fate/school life』では玉藻本人は登場しないが、
『EXTRA』の男主人公とほとんど同じ外見をした「角隈」というキャラが、
型月世界でブームになっているオンラインカードアーケードゲーム「英雄史大戦」で必ず「玉藻の前」をデッキに投入している。
初戦では「人を食い殺す事が得意なフレンズ」……もとい人食い猛獣デッキに加わっていたためケモノ繋がりかと思われたが、
全く共通点の無いデッキにもとりあえず投入されている辺り、本人の言う通り単に「趣味」なのだろう。
なお角隈自身はゲームに疎い遠坂凛が諸事情で大会に出場せざるを得なくなったために招集された代打ちであり、カードも借りたもの。
終盤には角隈は「狐と縁のあるやんごとなき神霊」に所縁ある……というか向こうからベタ惚れされている身である事が明かされており、
その「神霊」とは、明言はされていないが間違いなく本稿の彼女の「本体」、あるいはその分霊の一つであると目されている。

『Fate/Samurai Remnant』では『CCC』で切り離した尾が独立した分体の1人であるタマモアリアが登場している。


EXTRAでの性能

説明書に「最弱のサーヴァント」と書かれ、ゲーム内の会話でも彼女が自虐しだす程に辛い(ピーキーな)性能を誇る。
何しろクラスがキャスター(魔術師)なので他2名に比べて攻撃力も防御力もHPも低く、
タイマンで殴り合うしか無いこのゲームで彼女を1周目に選ぶのは、まさに茨の道である。
一瞬の油断や無茶が即、死を招く。が、そこは愛と知識と努力と根性でカバー。
ちなみに彼女曰く「身体強化の魔術は最初から使ってる」そうで、それでも苦戦する辺り、本当に彼女の苦労が窺い知れる。

しかし、後半になるにつれキャスターのクラスらしく攻防共に優秀な効果の揃ったスキル(相手の行動を封印できる攻撃スキル、
自動MP回復、スキル威力が2~4倍になる効果ブースト、相手のスキル・宝具ダメージを激減+MP回復付きの防御スキルなど)を覚え、
強力な魔力によるスキル連打によってサーヴァント(所謂ボスクラス)が相手であっても完封・無双が可能。
はっきり言ってアーチャーなぞよりよっぽど安定する。

大器晩成型、とは本人の弁。前半が辛い分、後半になればなるほど好き勝手に暴れる事ができて戦闘が楽しくなってくるタイプ。
しかしやはり打たれ弱いので事故死はご愛嬌。むしろ相手に殴らせたら負けである。
2周目以降で選ぶ場合には引継ぎ要素(装備引継ぎや敵の行動パネル開示)があって大分楽になるので、
どうしても待てない人以外は1周目は違うサーヴァントを選び、2周目以降からプレイしていくといい。
資金引き継ぎもあってお金がだだ余りになるので、その豊富な資金力をMP回復アイテムにつぎ込んでの無双が可能。


MUGENにおけるキャス狐

みr氏による手描きドットのものと、それを改変したものの2体が存在する。

+ みr氏製作
  • みr氏製作
現在β版が公開されている(最新版は2013年更新のver0.8)。
システムは型月勢らしくメルブラ式が採用されており、常に周囲を漂う鈍器「玉藻鎮石」を使って戦う。
原作スキルは必殺技として網羅、宝具も当然超必で搭載。ストライカーフランシスコ・ザビ男主人公もいるよ!
特殊ゲージ黒天洞(一定時間ゲジマユ)等もありβ時点ながら実に作り込まれている。
…が、残念ながらチーム戦で2番手以降になるとMPゲージなどが機能しなくなる不具合が確認されている。
デフォルトAIは未搭載だが、つづら氏によるAIが公開された。
また、Night氏によって12色のカラーパレットが製作されている。

+ Snowwolf氏改変版 Tamamo-no-mae
  • Snowwolf氏改変版 Tamamo-no-mae
上記みr氏製作のキャスターをSnowwolf氏が改変したもの。
新MUGEN専用だが、WinMUGEN用のパッチも同時公開されている。
ゲージ効率が高く、必殺技の隙も少ない。ゲージ技は威力も削りダメージも高い。
防御面も、耐久力がかなり高く時間経過では消失しないバリアを持っている。
ある意味マグニートーの無敵バリアより厄介かも。
宝具は瀕死状態限定の3ゲージ技となっており、公開当初は氏恒例の全画面即死だったが、2013年4月の更新で性能が変化した。
具体的には始動技ヒットで発動しライフとゲージが常時MAX固定・バリアが解除されなくなるという凄まじい性能。
Snowwolf氏曰く「魔改造」との事だが、ある意味『CCC』の再現と言えるかもしれない。
また12P選択でCCC風カラーとなり、HPとゲージが常に回復するようになる。
デフォルトでAIが搭載されている。

なお、氏のサイトや下記の動画からはOneDriveへ繋がらなくなっているが、youtubeからのリンクは生きているので安心されたし。


「でも今は、最後まで一緒にいます。私の、たった一人のご主人様(マスター)。」

出場大会

+ 一覧
更新停止中
凍結

出演ストーリー



*1 
『Fate/Grand Order』では第二部で妲己が登場。
良妻キャラなキャス狐や人懐っこい■■■(便宜上こう記載する)キャットとは逆に、
男を手玉に取ったり生活難な国民から多額の金を巻き上げるなど、文字通りの「女狐」な性格をしている。
キャット同様、キャス狐から切り離された尻尾が自我を持ち独立した「(元)同一の存在」だった事が判明。
型月的に言えばレン白レンのような関係と言えば分かり易いだろうか。
第二部開始当初はクラスはアルターエゴと思われていたが、PVではアサシンと表記されている。
+ 妲己かつ■■■ナインと言ったな(インタールードイベント「ツングースカ・サンクチュアリ」真相)
妲己かつタマモナインと言ったな、あれは嘘だ

……結論から言うと、どう見てもタマモナインの一尾タマモヴィッチだと思われていた(実際フルネームにタマモヴィッチが入っている)
コヤンスカヤであるが、その起源は「ユーラシア大陸ツングースカ地帯に落下した巨大隕石による大災害に発するそこで死んだ獣達の想念」。
玉藻はおろかタマモナインとは一切無関係
一応、玉藻の神霊としての大元の金色白面による祝福を受けて形を成した存在であり、それが外見が似通った直接的な理由。
その他、「妲己」と一部彼女を知る中国英霊らに素で思われていた事については、紛れもなく容姿性格上は妲己そのものだったからであるらしい。
詰まる所妲己と玉藻同一存在説自体は公式に完全肯定された
なお名前の「コヤンスカヤ」については、こやーんという狐の鳴き声の擬音と、彼女に関わったある英霊による名付けからと思われる。
ただし「タマモヴィッチ」名義については未だに公式からは何も説明が無い

玉藻にとっては完全に自分の与り知らぬ所でそっくりさんが色々やらかしていたわけであり、今回は完全に風評被害である。
それと同時に散々全ご主人様に期待させられたタマモキャットに次ぐタマモナインのFGO実装は完全に詐欺だったという事になり、
盛大な肩透かしに地味に炎上したとかしなかったとか。アルトリア属とかエリザベートは毎年ぽんぽん増やしてるのになんでや…



未分類大会情報


最終更新:2021年12月14日 14:26
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