「どうだい俺様のトルネードアッパーの味は!」
初出作品 : 餓狼伝説
格闘スタイル : ボクシング
出身地 : アメリカ合衆国
生年月日 : 1966年9月17日
年齢 : 26歳
身長 : 176cm
体重 : 93kg
血液型 : A型
趣味 : 読書
特技 : 料理
得意スポーツ : 自転車競技
好きな音楽 :
フュージョン
好きな食べ物 :
フライドチキン
嫌いなもの : マスコミ
大切なもの : ペットの犬
関連キャラクター :
アクセル・ホーク
初代『
餓狼伝説』に登場したキャラクター。
サウスタウンで
ギース・ハワードが主催した格闘大会キング・オブ・ファイターズに参加した元ボクサーで、
ジョー東のハリケーンアッパーとほぼ同じ「トルネードアッパー」を使う黒人格闘家。
大会には一般参加枠で出場しているようで、最初に表示される対戦相手4人の内の一人が彼である。
ボスキャラではないのだが、初代餓狼は
テリー、
アンディ、
ジョーの3人しか使用できないためCPU専用キャラになっている。
キャラの中で唯一
ジャンプができないという致命的とも言える欠点があり、
飛び道具を飛び越えることができない。
そのせいかジョーと違ってギースに「ヤツはトルネードアッパーのマイケルか!」などとは言われない。
『餓狼伝説SPECIAL』で
アクセル・ホークが使用するトルネードアッパー
とボイスは彼が伝授したもので、
同作のアクセルEDでは彼のトレーナーになり、アクセルのボクシング界復帰を支援している。
…そして、それがストーリー上で最後に彼が目撃されたシーンである。
*1
『初代餓狼』に登場したキャラクター
全員がプレイヤーキャラとして復活を果たしている中で、
何故かは知らないが
マイケルだけが登場機会が全く無い。
他のキャラ達は主人公の三人と良好な関係を築いたり、後の作品に登場したりとそれなりの待遇を受けているのに、
彼はステージもモブはおろか他キャラのストーリーや登場デモ、
勝ちポーズ等で登場することが一切無いままアクセル共々
完全消失。
SNKは
ボクサーに対して何か恨みでもあるのだろうか?
キャラ性能としては攻撃はパンチのみで
キックが無いが、リーチが長く攻撃力も高め。
必殺技も「トルネードアッパー」のみだが、これが速射性に優れた作中最強の
飛び道具なため、
ジャンプができないからと言って飛び道具対決を挑むとあっさりと負ける。
また、ジャンプの代わりに『餓狼2』に先駆けて上半身無敵のスウェーとバックステップが可能なので極端に弱いということはない。
使用可能になったSFC版やMD版では必殺技が増え、MD版ではジャンプも可能になった。
MD版ではバイソンより先に会得したダッシュストレート「ガストストレートパンチ」、
SFC版では「ガストダッシュアッパー」と、何故か統一感のある名前で別々の突進技を身に付けている
(「ガスト」は突風の意味で、「トルネードアッパー」とも語感が共通する)。
仮に
後年出場できたら、この両方を併せ持った姿が見られたのかもしれない。
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これも「出演」に入るのか? |
テリーが外部出演を果たした任天堂オールスター+αが一堂に会する クロスオーバー対戦アクション『 大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL』では、
テリーのホームステージである「KOFスタジアム」に なんとマイケルのテーマ曲「海は知っている」がBGMの一つとして搭載。 *2
本人は長らく出番に恵まれない中のまさかの抜擢に驚いた旧来からのファンも多いことであろう。
子供達からの知名度は0だと思われるが。「サムスって誰?」
この音楽をバックに同じボクサーキャラの リトル・マックを操作して、今は亡きマイケル・マックス氏に思いを馳せよう。
それにしても『餓狼SP』でのアクセルのトルネードアッパーのボイスといい本作でのBGMといい、
どうも本人
の一部分
だけが妙な所で顔を出しているようだ…。
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げぇぇっ オレの竜巻(トルネード)をつきやぶった!? |
コミックボンボンで連載された細井雄二氏の漫画(通称「ボンガロ」)では ギースに雇われた殺し屋として登場。
ダック・キングを打ち破った テリーと戦う。
パワーウェーブを一流のディフェンスで無効化したり、トルネードアッパーで一度はテリーをダウンさせるも、
バーンナックルで竜巻をつきやぶられて敗北(この折りたたみのタイトルに書かれている台詞はその時のもの)。
その後、ギースの命令で粛清に来た ビリーの投げた棒に 頭を貫かれ、死亡した。
『2』では、ボンガロ版シュトロハイム家の超技術によって生前の記憶と技を引き継いだ クローンが登場し、
ホア・ジャイのクローンと二人がかりでテリーに挑むがそれでも負けた。
しかもその時はグローブにナイフを仕込み 心の臓を貫こうとしていた。
彼のボクサーとしての誇りはどこへ行ってしまったのだろうか。
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MUGENにおけるマイケル・マックス
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リン&バット氏製作 初代餓狼仕様 |
現在ではinfoseek消失により、本体・AI共々入手不可。
NEOGEO版『初代餓狼』再現キャラのため、必殺技が1つしかなく当然のように ジャンプができない。
救済処置としてスウェーが全身無敵になっている。
ikki氏の AIが存在し、トルネードアッパーで固めてくる 砲台AIとなっている。
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Lord Sinistro氏製作 初代餓狼アレンジ仕様 |
- Lord Sinistro氏製作 初代餓狼アレンジ仕様
氏のサイトの消滅により一時的に入手できなくなっていたが、現在は新サイトにて再公開されている。
ドット絵は『初代餓狼』のものだが、 ジャンプが可能になり空中での基本技も搭載。
MD版のダッシュストレートや、トルネードアッパーを3連射する 超必殺技などが追加されている。
ボタンは弱パンチと強パンチの二つだけだが、なにしろ古いキャラだしボクサーにキック攻撃は無いので気にならない。
2012年に更新されており、 MUGEN1.0以降専用となった。
更新前はDEF150という謎の硬さを持っていたが、更新後はATK105、DEF110という全体的な強化になっている。
なお、WinMUGENで使うとエラーが出る要素は「AILevel」というトリガーだけなので、
MichaelMax_AI.cns内の「AILevel」を全部「var(59)」辺りに置き換え、AI起動用のvarsetを作ってやれば簡単にWinMUGENでも動くようにできる。
ごく簡易的なAIも搭載。
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MR.S氏 &Misamu K Young氏 &Shin Dio氏製作 KOF仕様 |
- MR.S氏 &Misamu K Young氏 &Shin Dio氏製作 KOF仕様
代理公開していた「MUGEN CHINA」が閉鎖したため、現在は入手不能。
こちらは『初代餓狼』のドットではなくKOFっぽい細身で長身のドットになっている。丸ごと新調されたのでジャンプも可能。
もはや現役選手と見られていないのか、LIFE900、ATK95、DEF95という基本性能の低さ。ゲージ最大本数だけは5本と、通常より強化されている。
ボタン配置が弱パンチ:x 強パンチ:a 弱キック:y 強キック:b という並び方になっているので、気になる人はremapで揃え直した方が良さそう。
原作ではできなかったジャンプができるようになっている他、 アクセル・ホークを ストライカーとして呼べる。
必殺技は236Pで射程制限がある飛び道具「トルネードアッパー」の他、
214Pで一度バックステップしてからダッシュストレート(バックステップ時に無敵は無い)、
214Kでダッシュして下段を払う突進技(この時ダッシュの途中で少し無敵になる時間がある)、
236Kで相手を3発殴る コマンド投げがある。
超必殺技はトルネードアッパーの強化版で、スクリューアッパーみたいな巨大な竜巻を前方に飛ばす。
この超必殺技が とてつもなく減らない。ただのトルネードアッパーより減らない。
原因はヒット属性が「ground.type = trip」になっているためで、ダウン時の防御力補正を異様に受けてしまうのである。
ここを「ground.type = high」に修正すれば額面通りの威力になってくれる。
そうするとダウンしなくなるので「fall=1」を追記したり、
さらにダウンする相手に当たらないので「hitflag = MA」を「hitflag = MAF」に変えたりと、
真っ当な性能にするのに少し手間がかかるが、これは修正しておいた方が良いと思われる。
あまりの イケメンぶりに視聴者からは 「誰?」「きれいなバイソン」などと言われていた。
AIは搭載されていない。
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出場大会
出演ストーリー
*1
一応出番が皆無という訳ではなく、『RBS』では一部のステージで極稀に
空を飛ぶ姿が目撃されていたり、
ネームエントリー時に名前を「CAP」と入力すると、その雄姿を見せてくれたりする。
また、『RBSDM』の初回限定おまけディスクにも登場している。
*2
『
スマブラ』シリーズのディレクターを務める桜井政博氏は「KOFスタジアム」で流れるBGMの選曲にあたり、
当初はテリーに関連する音楽を中心に考えていたが、スマブラの対戦に合いにくい曲も多いということでSNK全体を対象に、
沢山の候補から
絞りに絞って50曲
相当の音楽をリストアップした。
それらの中からSNKに可能な範囲の曲数を使用する許可を得ようと打診したところ、テリーよろしくまさかの
「OK!」
を頂き、
そのまま全曲使用に至ったという逸話がある。
他にリストアップされた多くの音楽が知名度の高い曲や人気キャラのテーマ曲である中、マイケルは元々マイナーなキャラであるため、
もし桜井氏がマイケルのテーマ曲を採用しなかったら、そしてSNKが快諾しなかったら、
恐らく優先順位的に再び日の目を浴びることはなかったと思われる。
桜井氏やSNKの御厚意に感謝しよう。